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2025.08.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類




これはおフランス産のフローライト。
もっと詳しく言うと、La Barre Mine (ラバール鉱山) の青蛍である。
フローライトって、色のヴァリエーションが豊富なことで有名だが、にもかかわらず、青色はそれほど流通していないようだ。
少なくとも緑や紫ほどポピュラーではない。
ピンクや赤ほど希少というわけではないが、ブルーでいいものを探そうと思えば、ちょっと難しい。
本当は、イリノイ州のファンタスティックなやつに憧れているのだが、そんなのを手に入れようと思えば、軍資金をたんまり用意した上で、コレクターが手放すのを虎視眈々と狙っていなければならない。
なにせ名だたる鉱山はことごとく閉山してしまっているのだから。

今、オンラインショップで見かけるブルーフローライトの多くはフランス産か、もしくは内モンゴル産ではないかと思われる。
もちろん、フランスの鉱山だって現役バリバリのところはほとんどなく、ラバールだって、とっくの昔に閉山している。
つまり、今出回っているフランス産青蛍の大半は、どこかの業者がまとめてストックしていたものと考えられる。
それが巡り巡って、岡山の片田舎くんだりまで流れて来てくれたわけである。 笑

上の写真は普通のLED照明下で見える青色を念頭に置いて補正を加えたものである。
ちょっとルリビタキの羽の青色に似ているなあと思う。
同じフランス産で、もっと濃い青のフローライトも売られていたりするけど、それらはべらぼうな額なので、とても手が出ない。
というわけで、今、手元にあるこの青蛍は、わしが買えるものの中で一番いい色をしている、と自分では思っている。
これにペンライトの光を当てると、透明感のあるライトブルーに変化し、黄色のゾーニングもレモン色っぽくなる。

ところで、付け根の部分のこの黄色の発色はどうやって生じているのか?
フローライトの発色に関しては、原因が二つあるという。
一つは結晶内部に含まれる不純物元素によるもの。
そして、もう一つは格子欠陥(カラーセンター)という原子配列の乱れによるもの。
問題の黄色に関しては、どうやら結晶内に含まれる微量のマンガンが作用しているらしい。
ああ、またちょっとお勉強をしてしまった。笑

閑話休題。
鉱物の写真を披露しているコレクターの中には、もちろんフローライト専門という人もいる。
中でも、Mos's Fluorite さんのブログは凄い。
よくもまあ、世界各地からこんな美品の数々をこんだけ集めたなあって感じ。
いつか機会があれば、わしが悩殺されそうになった標本のいくつかを紹介してみたいとも思う。
なんだ、今日じゃないんかい。
ええ、今日はまた別の人の石をお見せしたい気分。




産地は中国のシャンファーリン。
ヤオガンシャンと並ぶ有名な鉱山だ。
それにしても、これ、透明感フェチの人にはたまらない逸品ではなかろうか。
母岩がきれいに透けて見える。
これほどの標本ならさぞかし高価なものかと思いがちだが、なんとまあ、これが1000円だというから驚き‼️
ある石フリマで、業者ではない普通のコレクターから買ったらしい。
さらに、さらに、カラーレスで有名なあのダルネゴルスク産のフローライトをたった5000円ポッキリで手に入れたりしているのだ、この人は。 
やっぱ、ミネラルショーや石フリマに行けば、こんな掘り出し物にぶち当たるんだなあ。
他にも、eBay やヤフオクなども利用されているみたいで、その体験談などもシロートには大変役に立つ。
さて、ここらでちょっとコーヒーブレイク。
シャンファーリンのフローライトを見ていて感じた周波数を別の写真に変換してみた。


上高地の梓川 veltra. com 

残暑見舞い代わりの一枚で、ちょっと体感温度を落としていただいたところで、 最後にもう一丁、フローライトの写真で攻めてみる。



これはUKの Eastgate Cement Quarry という採石場で採れたフローライトである。
イギリスのダラム州にはロジャリー鉱山を筆頭に名高いフローライトの鉱山がたくさんあるが、この石の産地もそのダラム州にある。

この石は横幅が約2cmほどで、わしが持っている石の中では、たぶん一番ちっちゃい。
ちっちゃいけど、とてもチャーミング。
何故これを買いたいと思ったかというと、やっぱり色かな。
クリアカラーにほんのり蜂蜜色が広がっているというのがよかったのだと思う。
わしは蜂蜜色には弱いのだ。 笑
昔、このブログでも引用した一文をふと思い出す。

「少年は、ひまさえあれば、白い石の上に淡飴色(うすあめいろ)の蜂蜜を垂らして、それでひるがおの花を画いていた。」
(中島敦 「悟浄出世」より)



アクリルケースの上からペンライトの光を当てると、こんな感じで、黄金色に輝く。
実際はもっとキレイで、いつまでも陶然と見入ってしまう。
フローライトの最大の魅力は、やはりこういうふうに光によって見え方が一変するところではないかと思う。






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Last updated  2025.09.01 09:13:16
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