inti-solのブログ

inti-solのブログ

2012.06.09
XML
テーマ: ニュース(95887)
カテゴリ: その他
オウム高橋容疑者、首都圏潜伏か 交通機関利用せず?
地下鉄サリン事件で特別手配され逃走を続けるオウム真理教元信徒、高橋克也容疑者(54)が、潜伏していた川崎市の社員寮から姿を消した後、周辺の公共交通機関を利用した形跡がないことが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、神奈川県東部を中心とした首都圏に潜んでいる可能性が高いとの見方を強めている。
警視庁は、高橋容疑者が4日夕方に勤務先の建築会社社員寮から逃走した直後から、JRと京急の川崎駅など周辺の公共交通機関の防犯カメラ画像を入手し、解析を進めてきた。しかし、高橋容疑者とみられる姿は確認できておらず、駅周辺の商店街などの防犯カメラも同様だという。
3日に逮捕された菊地直子容疑者(40)は調べに対し、高橋容疑者が以前から「防犯カメラが多い場所には行かない。警察官の多い東京にも行かない。鉄道も飛行機も使わない方がいい」と話していた、と供述している。

---

地下鉄サリン事件の最後の逃亡者となった高橋克也ですが、数時間の差で逮捕を免れて逃亡に成功したようです。現在の顔写真も公開されており、もう逮捕は時間の問題だろうと思ったのですが、意外に捕まらないですね。このまま再び完全に行方をくらますのか、遠からずお縄になるのかは分かりませんが、あれだけ「現在の顔立ち」が公開されてしまうと、もう逃げ切れないだろうなと思う反面、サリン事件の直後も顔写真が日本中に知れ渡っていたもの逃げ切っているから、なにかそういうノウハウでも持っているのかな、とも思います。

それにしても、この件はいささか騒ぎすぎかなという気がしないでもありません。高橋克也がかつて凶悪な犯罪を犯したことは事実ですけれど、現在再犯を犯す危険があるかと言えば、それはまったくないでしょう。だから放っておいてよい、というわけではないけれど、こういうのはちょっとやり過ぎじゃないのという気がしてなりません。

高橋容疑者発見で山手線を巡回 警視庁、機動隊を新たに投入
警視庁は9日、逃亡中の高橋克也容疑者(54)を発見するため、機動隊約100人を新たに投入し、JR山手線の車内巡回などを始めた。
午前10時ごろ、高橋容疑者が住んでいた川崎市に近いターミナル駅のJR品川駅(東京都港区)を出発。車内巡回のほか、同駅の新幹線改札口なども監視している。当面は100人態勢を維持する。
機動隊は通常、デモや大使館などの警備に当たるが、警視庁幹部は「絶対逃がさないという強い姿勢で臨む」としている。警視庁は8日、交番の警察官ら5千人を動員し東京都内全域で警戒に当たった。

---

挙げ句の果てに、こんなことまで叩かれる始末です。

高橋克容疑者の捜索強化後、川崎の8署長ら飲酒
オウム真理教による地下鉄サリン事件で、警察庁が特別手配中の高橋克也容疑者(54)の捜索を強化するよう全国の警察本部に指示した6日、高橋容疑者が潜伏していた川崎市内の署長が、意見交換会と称して飲酒していたことが7日、出席者などへの取材でわかった。
神奈川県警によると、6日午後2時半から、川崎市内の全8署の署長と、8署の人事や企画の調整にあたる川崎市警察部の部長ら計17人が県警中原署(川崎市中原区)で署長会議を開催。午後5時20分に会議が終了した後、署長8人を含む13人で近くのホテルの宴会場に移動し、ビールの中瓶約20本や焼酎約1リットルなどを飲んだという。懇親会は1時間以上続いた。
出席者の1人は「懇親会後に署に戻って捜査を指揮したが、飲酒したのは事実で、批判されても仕方ない」と話している。神奈川県警の名和(なわ)振平(しんぺい)警務部長は「当時の状況を考慮すると不適切だった。緊張感を持って職務に取り組むよう指導したい」とコメントした。

---

殺人犯が凶器を持ったまま逃走中です、というなら5000人規模の警戒も、車内巡回も当然でしょうが、17年前の犯罪が露見して狼狽して逃げている犯罪者を追いかけるのに5000人動員とか、警察署長が飲酒すると批判されるとか、警察官をそこまで疲弊させてどうするんだと思います。

それはともかく、高橋克也が近いうちに逮捕されるのか、このまま逃げ切るのかは私には分かりませんけど、仮に逃げ切ったとしても、その将来は暗いでしょうね。菊池が逮捕された直後、200万円以上の預金を全部引き出したと報道されているし、それ以外に自室に1000万円以上のお金を持っていたとも言われます。
でも、それだけでこれから先何年生きられるでしょうか。逃亡生活というのはやったことがないけれど、おそらく普通につましく暮らすよりはお金がかかりそうです。年間200万の支出に抑えたって、6年でなくなります。

これまでも建設会社で働いていたようなので、能力はあるのでしょうから、次の仕事も見つけられるかも知れませんね。だけど高橋は今53歳ということです。60歳になり65になったら、なかなか雇ってくれるところも少なくなるでしょう。70歳になっても雇ってくれる会社があるとは思えません。
そのとき、どう考えたって彼に年金受給権があるとは思えません。あったとしても、年金なんかもらったら居場所が発覚してしまいます。つまり、どう考えても高橋に平穏な老後なんてものが訪れることはなさそうです。いつ警察に捕まるかとおびえる日々、そして運良く逮捕されなかったとしても、最後は仕事もなくなれば路上生活に墜ちるしかない。まさか福祉事務所に駆け込むわけにも行かないでしょうしね。
これまで17年逃亡を続けてきたけど、更にあと17年(70歳まで)収入を維持したままで逃亡を続けるのは、まず不可能だろうと思います。結局、犯罪を犯してうまいこと逃亡に成功したとしても、あまり心楽しい人生を送ることはできそうにない、ということです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.06.09 23:32:14
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: