inti-solのブログ

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2012.11.10
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遭難後、登山ツアー強行 旅行社、中止要請聞かず


アミューズ社によると、参加者は60代を中心に首都圏などの男女7人。万里の長城の事故後に参加の意思を確認したところ、キャンセルは出ず、ツアーが中止になることを心配する声の方が多かった。同社は会見などで、「南半球はこれから夏。トレッキングは険しい道ではなく、晴れていれば半袖のTシャツでもできる。同じツアーは50回以上やった」と説明した。日本から添乗員1人が同行し、トレッキングでは現地ガイド2人がつくという。

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こんな危険な旅行会社がまだ登山ツアーをやるのか、と言いたい気持ちは私にもあるけれど、参加者が依然として参加を希望しているツアーを、出発直前に中止というのは、難しいだろうなというのは分かります。新規募集はとんでもないけど。

問題のワイナピチュというのは、この山です。
マチュピチュの写真4
向こう側に見える山です。私自身は登っていませんが、「登山」というほどのものではないような。標高3千メートル近くとありますが、実際の標高は2750mほどのようです(資料によって標高に食い違いがあるので、正確かどうか分かりませんが)。熱帯での3000メートルですから、この高度で雪が降ることはありません。マチュピチュの入り口になるクスコの街(インカ帝国の首都でもあった)は、標高3400mほどで、マチュピチュ(標高2400mほど)には、むしろ山を下っていくかたちになります。クスコは今や人口50万近い大都市で、空港もあります。
山の険しさも、尾根を歩く限りはそんなに困難そうには見えません。(登った経験がないので、あくまでも印象です)

↓の北アルプス・北穂高岳(登山道は奥側の尾根に付いている)と比較して、登山道部分の斜度はそんなに差がありそうには見えません。

2009/9/19 パノラマルート・屏風の耳から北穂高岳を望む

なお、片道2時間とありますが、マチュピチュからの標高差約350メートルとすると、普通の足なら1時間程度、健脚ならそれ以下だろうと思います。
「一般の観光ツアーではなかなか訪れません」というのは事実ではあるけれど、クスコからの日帰りツアーではその時間が取りにくいだけであって、特別に困難だからというわけではありません。

むしろ、もし単独で行くとしたら、「標高2千メートル近い遺跡周辺を約6時間トレッキング(山歩き)する行程」こっちの方が怖いです。ただし、怖いといっても気象条件や山の険しさの問題ではありませんよ。

ただし、怖いのはあくまでも単独の場合で、団体なら人数の力があるので、まず心配の必要はないでしょう。

せっかくなので、マチュピチュのその他の写真も。なお、この当時は一眼レフはもっておらず、確か小学生の頃から使っていた、レンズ固定式でズームもないカメラに普通のネガフィルムを入れて撮影していました。1989年10月下旬です。
以前に何かの記事で紹介したことのある写真のはずです。

マチュピチュの写真0
ふもとの鉄道駅。マチュピチュ遺跡までは、もの凄いつづら折れの車道をバスが登っていきます。

マチュピチュの写真1

マチュピチュの写真3

マチュピチュの写真2





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最終更新日  2012.11.17 08:43:26
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