inti-solのブログ

inti-solのブログ

2015.08.01
XML
1週間前の北岳の写真が、やっとできましたので、紹介します。実際にはプリントは火曜にはできていたのですが、取り込む時間がありませんでした。フィルムから取り込んであります。今日は初日の分の写真を。

新宿発最終の特急「かいじ」で甲府についたのは12時半過ぎ、広河原行きのバスが出るのは朝4時半なので、そのまま駅前のバスターミナルで仮眠をとりました。テント用のマットがあるので、アスファルトの上で寝ても快適です。
平日金曜の朝でしたが、広河原行きバスは、2台が出て、1台目は満員、2台目は甲府駅ではガラガラでしたが、途中芦安で満員になったようです。25人乗りの中型バスでしたが。

KitaDake01.JPG
広河原に着いたのは朝6時半頃。この日、天気予報はあまり良い天気ではなかったのですが、ふたを開けたらこのとおり、快晴とは言いませんが、まずまずの晴天です。大樺沢の雪渓が目の前に見えます。

KitaDake02.JPG
大樺沢の雪渓の目の前まで来ました。以前来たときは、雪渓はもっと長かったような気がします。(11年ぶりなので記憶はあいまいですが)今年は雪が少ないのかもしれません。北アルプスでは、ゴールデンウィークの時点で例年よりかなり雪が少なかったので、南アルプスも事情は同じかもしれません。
この写真は八本歯のコルへのルートと右俣コース(肩の小屋方面に向かう)の分岐付近で撮影したのですが、この後、この場所にカメラを置き忘れるという失態を演じてしまい、10分か15分登ったところで「カメラがない」と気付いて引き返す羽目に陥ってしまいました。

KitaDake04.JPG
雪渓の上端に到着。全般的に、南アルプスは太平洋側に位置するため、北アルプスに比べると降雪量は少なく、夏山の残雪もまた、北アルプスよりは少なめです。大樺沢の雪渓は、そんな南アルプスの中では例外的な存在かもしれません。
朝は晴天でしたが、この時間にはだいぶ雲が出てきて、一時は雨がぱらついたりもしたのですが、幸いそれ以上天気が崩れることはなく、その後はおおむね晴れたり曇ったりと言う天気が続きました。

KitaDake05.JPG
オンタデ。大樺沢の雪渓上端付近で撮影しました。高山植物がほとんどない富士山に、唯一やたらと生えている高山植物です。北岳にもありますが、そんなに多くはありません。あまり派手さはありません。最初は御嶽山で発見されたのでこの名がついたそうです。

KitaDake06.JPG


KitaDake07.JPG
ウスユキソウの仲間。ミネウスユキソウでしょうか。八本歯のコルから北岳への登りの途中で撮影しました。各所にずいぶんたくさん生えています。

KitaDake08.JPG
イワオウギです。確か、北岳山荘へのトラバース道の途中だったと思います。

KitaDake09.JPG
シナノキンバイ。黄色く目立つ花で、大群落を作ることが多く、高山植物のお花畑の主役の一つです。やはり北岳山荘へのトラバース道の途中で撮影しました。

KitaDake10.JPG
シナノキンバイの群落です。明日紹介しますが、この翌日北岳山頂をはさんで反対側の草すべり上部にも、シナノキンバイの大群落がありました。

KitaDake11.JPG
ウスユキソウとイワベンケイです。南アルプスは鹿が高山帯まで侵入したため、高山植物に深刻な影響が出てしますが、このあたりまではさすがにシカも来ないのか、花はたくさんありました。

KitaDake12.JPG
この日幕営予定の北岳山荘が見えます。その先には間ノ岳が。この時点では、まだ間ノ岳まで足を伸ばすかどうかは決めていませんでした。

午後2時前に北岳山荘に到着しました。広河原からの所要時間7時間以上。我ながら遅い。コースタイムよりかなり時間がかかりました。もっとも、テント装備だから、それは仕方がありません。荷物は、登り始めの時点では16-17kgありました。(水と食料を消費するので、北だけ山荘に付いた時点で1kg以上軽くなっていたはずですが)
テント場はまだガラガラでした。設営して、テントの中にひっくり返ってしばし睡眠。
しかし、3時頃起きだして、ふと考えました。まだ3時、一時悪化しそうだった天気も回復してきたし、このまま夕飯時までテント内で寝ていても仕方ないなあ、と。
というわけで、間ノ岳まで足を伸ばすことにしました。
持っている荷物は、カメラ、iPad mini一式、地図と水筒、おやつ、ゴアテックの雨具、万が一の備えてヘッドランプ、そしてケーナ(笑)。

KitaDake13.JPG


KitaDake14.JPG
中白峰に到着、目的地の間ノ岳を撮影しました。北岳山荘から30分で登りました。

KitaDake15.JPG
同じく中白峰から、北岳を振り返って撮影。ここには登山者が3人くらいいて、いずれも間ノ岳に向かうようでした。私も間ノ岳に向かいます。

KitaDake16.JPG
間ノ岳山頂には4時7分前後に到着しました。中白峰からは40分もかかっていません。北岳山荘からで1時間10分。荷物が軽いし、それほど標高差もなくて急勾配でもないので、目いっぱい飛ばしました。正直なところ、翌朝ならもっと速かったと思いますが、さすがに北岳山荘までの疲労があるので、この日はこのくらいのスピードが限界。
北岳の標高は3193m、間ノ岳はそれより4mだけ低い3189mです。北岳は日本第2位の標高ですが、間ノ岳は第4位。3位は北アルプスの奥穂高岳3190mです。更に、その間ノ岳と9mの差で5位に3180mの槍ヶ岳が続きます。たった4m差の間に3つの山、13mの差で4つの山ががひしめいています。

一説によれば、最終氷期には間ノ岳が日本最高峰だったのではないか、とも言われます。間ノ岳山頂には、大規模な崩壊の跡があるそうで(どれがそうなのか、私にはよく分かりませんでしたが)、それ以前は今より数十メートル高かったと推定されています。そうすると、北岳より高かった可能性が高く、しかも富士山が現在の高度に達したのは1万年前頃で、それ以前は標高3000mに達するかどうか、程度だったためです。まあ、推定ですけどね。



KitaDake17.JPG
同じく、間ノ岳山頂から北岳を撮影しました。このとき、山頂には私以外誰もおらず、山頂独り占め状態でした。3人の登山者のうち、1人は途中で引き返したようで、あとの2人は私が山頂から引き返すときにすれ違いました。
で、ケーナを持ってはきたのですが、風が強くて、まともに吹ける状態ではなく、断念。

KitaDake18.JPG
ハクサンイチゲ。間ノ岳から北岳山荘に引き返す途中で撮影しました。間ノ岳周辺は、北岳周辺に比べると高山植物が少ないようです。これ以外には、それほど花を見かけませんでした。
ハクサンイチゲは、シナノキンバイと並んで日本アルプスの高山植物の代表格と言っていいでしょう。やはり、大規模な群落を作ることがあります。

北岳山荘のテント場に戻ってきたのは、5時半。下りの所要時間は1時間5分でした。下りは中白峰の山頂を通らず、巻き道を通ってきました。こんなことを書くのも何ですが、下りの途中からトイレに行きたくなって、登りより切実な事情(笑)で道を急いだのですが、登りより若干早い程度の所要時間でした。いや、そんな事情が生じなければ、中白峰でケーナを吹きまくろうと思っていたんですがねえ。

テントに戻ると、まず夕飯(アルファ米とレトルトカレー、それにインスタント味噌汁、そして山荘でビールを買ってきた)。それから、やっとケーナを吹きました。が、案の定風が強くて、息が流されてしまい、残念ながらあまり音が出ませんでした。

KitaDake19.JPG
日没後の残照に中、富士山を撮影しました。
続きはまた明日。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.08.02 01:10:39
コメント(2) | コメントを書く
[登山・自然・山と野鳥の写真] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:北岳 リバーサルフィルムの写真1(08/01)  
maki5417  さん
蓼科あたりから見える山々ですね。

お花畑はいいですね。 (2015.08.02 09:57:44)

Re[1]:北岳 リバーサルフィルムの写真1(08/01)  
inti-sol  さん
maki5417さん

>雪が少ないのと、登山者が少ない(写っていない?)が意外でした。
>お花畑はいいですね。

登山者は多かったですよ。たまたま写真には写っていないだけです。ただ、富士山のように行列はしていないですけど。それに、初日は金曜だったので、翌日の土曜日のほうが確かに登山者は多かったはずです。

積雪量は、基本的に日本海に近い山ほど多くなります。同じ北アルプスでも、北部(白馬や立山)と南部(槍穂高連峰)では積雪量には差があります。八ヶ岳や中央アルプスは、その北アルプス南部より更に積雪が少なく、南アルプスと富士山は更に少ない、ということになります。それでも、吹き溜まりでは1メートルや2メートルは積もっているはずですが、今年は春が非常に暖かくて、北アルプスも含めて雪解けは早かったようです。 (2015.08.02 15:40:15)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: