inti-solのブログ

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2015.09.03
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テーマ: 戦争反対(1248)
カテゴリ: 政治
国会前デモを礼賛する異様さ 沈黙する多数の安保法案賛成は民意に値しないとは…


まるでこの日は、ほかにはろくにニュースがなかったかのようである。
もちろん、憲法は集会や表現の自由を保障しているし、デモが意見表明や対象に圧力をかける手段であることも分かる。とはいえ、チベットやウイグルで反中国政府のデモをするのとは異なり、弾圧も粛清も絶対にされない環境でデモをすることが、そんなにもてはやすべきことなのか。~
「こんな憲法違反の法案、通すわけにはいかない。これから(国会会期末までの)3週間、さらに力を貸してください」
民主党の岡田克也代表はデモでこう呼びかけた。だが、国民の負託を受けて議席を得た国会議員がなすべきは、デモに加わり、利用することではなくて審議を尽くすことではないのか。
また、31日付朝日の1面コラム「天声人語」は、憲法学者の樋口陽一氏の「一人ひとりが自分の考えで連帯する、まさに現憲法がうたう個人の尊厳のありようです。憲法が身についている」との言葉を引き、こう締めくくっていた。
「民意の力の見せどころが続く」
安保関連法案に自分の考えで賛成している国民は、全く眼中にないようだ。デモに参加しないという圧倒的多数派の沈黙の意思表示は、朝日にとっては民意に値しないのだろう。(以下略)

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例によって産経新聞の政治運動屋阿比留瑠比の愚論です。先の投稿で示したように、産経新聞の試算は、国会正面の大通りしか人数を数えずに3万2千人と言っているに過ぎません。実際にはその両脇の国会前庭公園(樹木があるので、航空写真では人は写りません)、国会を囲む道路の歩道部分、国交省前、外務省前、国会図書館の先など、はるかに広い場所をデモ隊が埋め尽くしていたのに、その一部だけを数えて「3万2千人」と言っているのだから、話になりません。

また、別の切り口から集会参加者数を推計している方がいます。

たがや 亮 オフィシャルブログ
国会議事堂駅・永田町駅・溜池山王駅・霞ヶ関駅の4駅の合計で、その日改札を出た人の数は87159人、前週8月23日の日曜日は32078人、その差5万5千人も多かった、とのことです。前週8月23日にも、国会前では集会が行われており、 主催者発表で1万4000人の参加者 がありました。さらに、赤坂見附駅と桜田門駅がこの計算には入っていません(回答してもらえなかったそうです)。私自身は桜田門駅で降車して国会前に向かったので、実感をこめて言いますが、この駅で下車した集会参加者は非常に多かったのです。
加えて、日比谷・有楽町方面から歩いて国会前に向かった人も非常に多かったようです。私自身が国会前から日比谷公園に向かったときには、それほど人がいなかったのですが、それはたまたま私が通った時間帯がそうだっただけのようです。もちろん路線バスで来た人もいますし、遠方から貸切バスを仕立ててきた参加者もある程度いたようです。「帰りのバスは何時に出るから」みたいな会話を何回か耳にしたので、おそらく何千人単位でいたのだろうと思います。
これらを総合して考えると、集会参加者は最低限前週の集会より5万5千人以上多かったことは事実上証明されたも同然です。つまり産経と警察の数字はウソということです。数字が明確には証明できない部分も考え合わせると、10万人前後の参加者がいたことは、ほぼ確実と思われます。

ちなみに、主催者が12万人と発表した根拠は、当日10万万用意したチラシが全部はけた時間帯からの算定、ということだそうです。ちなみに、私は2時前には現地に着いたにもかかわらず、そのチラシは受け取っていません。たぶん、チラシの配布自体その場所では行っていなかったのだろうと思います。だから、チラシを受け取らなかった人は相当多いだろうと思います。もっとも、逆に1人で2枚以上受け取った人もいるかもしれませんが。

で、この集会に対して阿比留瑠比は、「それに対する一部メディアの過剰な反応がさっぱり分からない」のだそうです。

ところが阿比留は、他紙が自分と同じ価値観、同じ反応を示さないこと自体が許せないようなんですね。つまり、多様な意見というものを認められない人、というわけです。

>まるでこの日は、ほかにはろくにニュースがなかったかのようである。

日曜日ですから、そんなにニュース満載というわけじゃなかったでしょうね。

>弾圧も粛清も絶対にされない環境でデモをすることが、そんなにもてはやすべきことなのか

そもそも、今現在はともかく、将来にわたって弾圧も粛清も絶対にないという保障はないと思うんですけどね。仮にそういう保障があったとしても、もてはやすべきことです。私はそう思うし、朝日・毎日・東京の各紙の記者・編集者もそう思ったのでしょう。

>安保関連法案に自分の考えで賛成している国民は、全く眼中にないようだ。デモに参加しないという圧倒的多数派の沈黙の意思表示

確かに、全国民の中で見れば、集会に参加した12万人は、ごくわずかではあるでしょう。しかし、世論調査によれば、おおむね安保法案に対しては反対多数です。つまり、デモに参加しなかった人の中でも、安保法案に反対、少なくとも賛成ではない人は多数を占めています。で、どのみち、産経新聞だって、例え世論調査で安保法案に反対多数でも、「安保関連法案に自分の考えで反対している国民は、全く眼中にない」でしょう。だいたい、そういうときに産経とか右派陣営が持ち出すせりふは「大衆迎合主義」とかいうやつです。

まあ、相変わらずのろくでもない記事ですけれど、考えてみると、この種の集会に対して右派陣営がここまで執拗に攻撃するのは、それだけ彼らも焦っている、ということなのでしょう。もし、たいした影響力のない集会だったら、産経はその存在自体を無視したでしょう。前日の8月29日には、安保法制賛成派のデモがあったそうですが、その参加者数は主催者発表で500人ですから、規模が2桁か3桁違います。脅威だと思っているんでしょうね、だから必死で矮小化しつつ攻撃するのでしょう。

参考までに、桜田門駅の出口の様子、国交省前の混雑ぶり、国会前庭公園内の様子も撮影しているので、アップします。

2015083019.JPG
桜田門駅の国交省側出口を出たところです。歩道はぎゅうぎゅうの超満員です。

桜田門駅立体図
この2番出口を出たところです。1番出口は警察が封鎖していました。

2015083020.JPG


2015083021.JPG
前庭公園入口。
以下は集会当日すでにアップした写真ですが
2015083010.JPG
これも前庭公園内(もっとも国会寄りの場所)
これほどの人が、前庭公園(北側)にもいました。南側もほぼ同様でした。

2015083007.JPG
国交省前も、大変な人の数でした。








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最終更新日  2015.09.04 07:44:45
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