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保険の異端児・オサメさんコメント新着
「あなたの瞳」
もう、
すぐ、そこまで
来ている
本当のお父さんのような
慈愛の眼差しを
浮かべながら
ほんの、すぐ、そこまで
来ている。
僕の細くなり過ぎた
震えている腕を
導いて
連れて行こうとする。
麦畑が黄金色になったから
どうだ、見に行こうと、
そこで懐かしい
父母が
もう安堵に満ちた
顔で待っているからと、
僕の腕に風の輪をかけた。
日々の暮らしに
無くした色が
また見つけられるように
もうちょっと、そこまで歩いてみないかと、
神様が
呼びに来ている
その時、
あなたの瞳をきっと思い出すだろう
この世でたったひとりの
母のように
優しく
微笑んでくれた
あなたの瞳を
きっと探すだろう
部屋の明かりを
灯した時、
膝小僧を抱きながら
人知れずに
泣いていた
なんにも言わずに
頼りなげに見上げた、
あなたの
涙の瞳を
僕は、忘れはしない。