2010年05月12日
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今日のまとめ

  1. 4月の経済統計はインフレ懸念を払しょく出来なかった

  2. 工業部門に陰りが見え始めている

  3. 成長を犠牲にせずに不動産価格をコントロールするのはムリ

更なる金融引締めの必要性を感じさせる4月の経済統計

中国の4月の経済統計が出揃いました。結論から言えば更なる金融引締めの必要性を感じさせる内容でした。

中でも4月の都市部の不動産価格が統計開始以来最大の+12.8%上昇し、3月の+11.7%を上回ったことは市場参加者をがっかりさせました。

物価

4月の消費者物価指数も市場予想を上回る+2.8%、同じく生産者物価指数も予想より高い+6.8%でした。

中国の物価(%、国家統計局)

銀行融資

4月の銀行融資は7740億人民元で前年同期比+30%近い数字でした。人民銀行は単月ベースでは銀行融資を管理していませんが、まだブレーキをか ける必要のある数字だと言えます。

中国の銀行融資(10億人民元、人民銀行)

小売り売上高

4月の小売り売上高の数字は+18.5%で予想より若干強かったです。

中国の小売売上高(前年同期比%、国家統計局)

鉱工業生産

4月の鉱工業生産は+17.8%と市場予想を下回りました。グラフからもわかるように頭打ちの傾向が明確になってきつつあります。

中国の鉱工業生産(前年同期比、%、3カ月移動平均、中国国家統計局)

まとめると不動産価格は相変わらず急騰しており中国政府は金融引締めを継続する必要があります。その一方で昨日のレポートの中でも説明しましたが輸 入のペースは鈍化しており、また上に述べたように鉱工業生産にも伸び悩みが顕著になっています。

つまり或る程度成長を犠牲にせずに不動産価格をコントロールすることはもはやムリにな りつつあると考えるのが自然なのです。






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最終更新日  2010年05月12日 15時16分32秒


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