今日のまとめ
リニューアブル・エネルギーのセクターは大きく調整した
ドイツやスペインの重要性が低下し、中国国内の需要が重要になった
太陽光発電より風力発電の重要度が増した
中国が追加の景気刺激策を打ち出すかに注目
リニューアブル・エネルギーとは持続的利用可能エネルギーの意味で、具体的には風力発電や太陽光発電などを指します。それらはクリーン・エネルギー という風に呼ばれる場合もあります。
これらの代替エネルギーのセクターはアル・ゴアの『不都合な真実』を契機としてブームになりましたが、その後、金融危機を経て今は熱が冷めていま す。
例えば代表的な太陽光発電の上場銘柄には過去最高値から9割も下落した銘柄も見られます。


どの国のどのテクノロジーがリニューアブル・エネルギーへの設備投資をけん引しているかという点に関しては金融危機を境に重要なリーダーシップの交 代が見られました。
具体的にはこれまでリード役だったスペインやドイツの重要度が下がり中国の重要度が増しました。
スペインやドイツでは太陽光発電の占める割合が大きいですが、中国では風力発電が主流です。

国別のリニューアブル・エネルギーの発電能力を見ると中国の地位の向上が顕著です。

中国の成長率は年率約140%と極めて高いので、今年は中国がアメリカを追い越し、世界最大のリニューアブル・エネルギー国になると見られていま す。
去年1年の単年度での投資額は中国が他を圧倒しています。

以上のことから投資先としては風力発電のセクターの方が有利だったことがわかります。この分野での代表銘柄には中国のチャイナ・ハイスピード・トラ ンスミッション(00658)があります。
一方、太陽光発電はスペインの景気後退の影響を受けました。また最近のユーロ安は欧州向けの輸出が一層やりにくくなることを意味します。
なお風力発電や太陽光発電は政府の補助金や景気テコ入れ策によって大きく左右されます。
一部には中国政府が近く追加の景気刺激策を発表するという観測もあり、その中でリ ニューアブル・エネルギーが大きな予算の割り当てを受けるのではないかという見方がされています。
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