今日のまとめ
インフレ退治の方策がようやく効果を見せ始めた
鉱工業生産の数字は少し不安を感じさせるペースで鈍化している
小売売上高の伸び率はこのところのトレンド・ラインに沿っている
一層の金融の引締めはもはや必要なし
物価
中国の6月の消費者物価指数は前年比+2.9%でした。これはコンセンサス予想の+3.3%より低い数字でした。一方、生産者物価指数は前年比+6.4%でした。コンセンサス予想は+6.8%です。

今回の数字は明らかに物価がピークアウトしたことを示唆しています。これまで中国政府が行ってきた引締め政策がようやく効いてきました。
鉱工業生産
一方、6月の鉱工業生産は+13.7%とかなりハッキリとした減速が感じられます。コンセンサス予想は+15.1%でした。

正直なところ今回の鉱工業生産の減速は予想より急激でした。その意味で少し不安を感じさせる数字です。
鉱工業生産
6月の小売り売上高は前年同期比+18.3%でした。コンセンサス予想は+18.8%です。これは予想より少ない伸び率ですがこのところのトレンド・ラインに沿った伸び率で大きな異変は感じません。

全ての数字は景気拡大のペースの鈍化を示唆
7月12日発表の6月の輸入はコンセンサス1202.0億ドルに対し1173.7億ドルと予想外に少ない数字でした。上記の今日の統計と合わせて考えるとほぼ全ての数字が事前予想以下で入ってきており、中国の景気拡大のペースは明らかに鈍化していると言えます。
中国の目下の最重要政策課題はインフレのコントロールです。その意味では今回の一連の統計はようやく手ごたえを感じさせる、好感すべき数字だったと評価出来ます。これ以上の金融引締めの必要はどうやら無さそうです。
これは株式にとっては良いニュースだと思います。
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