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近くに来てからかうフィンに腹を立てるリオくん 美女で天才で隣りカゴに住むフィンには興味なし。むしろ、嫌っている・・・。 隣りカゴに若いメスがいれば、やかましいくらいに求愛して良さそうなものだが、最近、リオくんのさえずりを聞かない。本当は、もうお爺ちゃんなのではなかろうか? 繁殖の廃用がショップに流れたとすれば、その時すでに3歳。その後1年半店晒しの末、我が家で1年半、となれば、6歳か・・・。老けゆく年頃だが、それでも、まったくさえずらないことはないはず。 やはり、アラシと同居させても、あまり期待せずに、ダメそうなら、楽隠居させるべきかもしれない。となった時、アラシの配偶者はどうしよう・・・。 一方のジョーは、フィンが無視し続けるので、ガールハントの範囲を広げている。今夜は、禿げソウに色目を使っていた。この際、ソウ・テイ姉妹の家庭に入婿してしまったらどうかと思う。
2015年07月31日
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ソウ・テイ姉妹夫婦 ソウ・テイと言えば美女姉妹だが、今は喉元がハゲてしまい、みすぼらしくなっている。 これは、産卵が続いて換羽に移行しないためと思われ、飼い主としては不毛な産卵を止めて、換羽して欲しいと願っている。 この2羽も、見ようによっては、むしろ普通に見れば、独身姉妹なのだが、異性を寄せ付けず、産卵(当然無精卵)・抱卵を繰り返している。独身のオスがいるのに、困ったものだ。
2015年07月30日
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狂気の天才アラシ 水浴びをしたいが、他の文鳥たちがいて待たされると、口が開く↑。父キミョーと同じだ。 最近は、帰宅の際にビュンビュンと飛んで指に乗るのを拒絶し、しばらくそれを繰り返して、怖々指に乗って帰り、指に対して猛烈な威嚇をするばかりか、噛み付いてくる。・・・まさに、病んでいる。 この狂気の暴翔姫と、リオくん?でも、不思議と何となくうまくいきそうな気がする。・・・うまくいって欲しいなぁ。
2015年07月29日
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自分にさえずるキミョー ナルシスト、もしくはナルシシストとは、「自己陶酔型の人。また、うぬぼれ屋」のことだ。うぬぼれは、漢字にすると自惚れで、自分自身に「オレって、カッコイ~」と惚れてしまうことを言う。 まさに、↑のキミョーがそれだが、文鳥であるキミョー君は、テレビのフレームに映りこんだ自分を自分と認識して、うっとりとさえずっているわけではない。これをナルシストと言えようか? 然り。ギリシア神話に登場するナルシストの元祖、ナルシス、もしくはナルキソス君のお話を思い起こしていただこう。彼(神様と妖精の子ども)、とんでもない美少年なのだが、自分が美しいものだから、周囲の女の子(妖精)が醜く見えて仕方がなかったらしく、まったく相手にしなかった。それで女の子たち(妖精)恨みを買うのだが、そんなナルシス君が、ある日、泉に映った自分の姿に恋焦がれてしまう。そして、寝食を忘れて見入っているうちに、疲れ果てて死んでしまった。といったしょうもない話のはずだ。つまり、(素直に考えれば)ナルシス君は、泉に映った自分の姿を、(なぜかは知らないが)自分とは思わずに恋愛対象と見なしたがための悲劇なので、それこそ、我が家の文鳥たちと同じなのである。 ・・・ナルシス君の場合、自分自身に恋焦がれ、それこそどうしようもないことに自分自身が十分に理解できているからこそ、狂死したのではないかと私には思えてしまうのだが、そうした悲劇は、たぶん文鳥には起こらないと思う。
2015年07月28日
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これはガイ ソウ・テイ・ガイの三姉妹は、テレビのフレームに映る自分の姿が大好きで、大好きな相手に贈り物をしたいようで、煮干をせっせと運んでは、フレームになすり付けてくれる。このよく似た姉妹は鏡も好きなナルシストたちなのだ。 ところで、新しい掛け時計に最初に止まったのはエコであった。やはり、厚かましいエゴイストでたくましい。
2015年07月27日
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口笛吹けば飛んでくる サカ坊。ウチの子ではないが、飼い主の口笛に魅了され、暑苦しいまでに付きまとう男。 口笛さえずりを喜ぶオス文鳥は過去にもいたが、襟首にしがみついて聞き惚れ、「ピンマイク」の異称を持つ者は空前だ。 今後も付きまとわれると思うと、嬉しいような悲しいような。
2015年07月26日
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日本昔話『舌切り雀』を見るジャワ雀の子孫 7月25日は引越し記念日だ。文鳥20羽超その他を連れて、真夏に引越しするなど、今考えれば正気の沙汰ではない(そうしたくてしたわけではない)。 特に何もする気はなく、暑くて何もしたくなかったので、『釜寅』に釜飯の宅配を頼んでみた。これが、「お値段以上」であった。 人間は特になしなので、文鳥たちにも、特別のオヤツを提供しなかった。 2012年には存在しなかった者も多いので、構わないだろう。
2015年07月25日
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オミヤゲくわえたソウちゃん 掲示板にアクセスできないのだが、サーバの問題ではないかと思う。最近、転送先を変えたら転送しなくなったり、トラブル続きだ。 ソウは、もともと美女だが、↑のように、現在ハゲてみすぼらしくなっている。↑のように煮干などをくわえてうろつくのは、営巣行動と見なして良いものなので、つまり繁殖行動を継続して、しっかりとした換羽に移行していないためだと思う。安産なのは救いだが、なんとも困ったものである。
2015年07月24日
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こちらは盛況の休憩所 昨日、放鳥部屋の掛け時計を新調した。糞害もあって電池の接触部に問題が起きているようで、電池があっても突然止まったりしたためだ。もちろん、今までのものと同じ八角形の木枠で、秒針は連続して動くタイプにしたのだが、我が家の敏感な文鳥たちは、2日目の今夜も、近づこうとしなかった。 これを『閑古鳥が鳴く』と表現して良いのだろうか?鳥すら近づかない有様なのに。と思ってことわざ辞典を調べたら、『閑古鳥が鳴く』の類義語として『門前雀羅を張る』というのがあった。「訪れる人がいないため、門の外に網を張って雀を捕まえられるほど閑散としたさまから、誰も訪れる者がおらず、さびれてひっそりとしているさまをいう」のだそうだ。 このことわざも、現在の掛け時計の様子を表現するには不適切に思えたが、雀を捕まえる網を雀羅と表現するとは、おかげでひとつ利口になれて得をした。
2015年07月23日
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中央がジョー 我が家に染まった。色合いはキミョーに似ているが、なぜか恋する相手の前ではさえずらないので、未だに無視されている。 そう言えば、キミョーに色柄が似ていたオマケも、メスの前でさえずらないで求愛していたなぁ。付け回し、彼の場合、プレゼントのつもりか豆苗などをくわえて接近していた。一方のジョーは、プレゼントも無しでインパクトに欠ける。さらに精進してもらいたい。
2015年07月22日
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悲しげに順番を待つ兄と蹴っ飛ばそうか思案中の妹 キミョーとフィンは母違いの兄妹だが、あまり似ていない。だが、ともに異性にもてる。おそらく、妹はその容姿端麗の外見が魅力で、一方の兄は、容姿はともかく美声で異性をひきつける。 ・・・で、キミョーのことを、『布施明』とたまに呼んでいるのだが、わかる人だけわかれば良い話だ。
2015年07月21日
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若い衆は元気 川口市の今日の最高気温は33.8℃で、明日の予想は36.0℃・・・。明日は、窓を開けずに、エアコンの世話になっておいたほうが無難のようだ。 3年前に、横浜市からこちらに引越す際は、「埼玉?暑いでしょ~」とずいぶん言われたものだが、より北部で熱気が北方の山岳に遮られてこもってしまう地域のイメージなので、実際とは異なる。それでも、横浜市の今日の最高気温は31.5℃で、明日33.1℃の予想なので、2~3℃高い。もっとも、山のてっぺんまで開発されてしまっている横浜市の中央部は、コンクリートやアスファルトに熱がこもり、一日中蒸し暑いが、畑なども残るこの辺り(川口市北方)は、通常、夜になれば気温が下がり、朝方も比較的には涼しい。暑さにもいろいろあるので、一概には評し難いところだ。 文鳥は、熱帯原産なので、暑さには比較的に耐性がある生き物だが、それでも酷暑は注意が必要だ。どの程度で健康に悪影響が及ぶかは、個体差もあるだろうし、わからないが、私は35℃を目安に考えている。それ以上なら、何らかの対策をとりたいと思う。
2015年07月20日
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サンダルに群がる女子たち 家の中でサンダルを履くのは珍しいかもしれないが、私は、ずっとそうしている。水交換などの際にスリッパだと不都合が多いのだ。 で、今夜はみなさんがそのサンダルに群がっていた。理由はわからない。たぶん、ただの気まぐれだろう。 手乗り文鳥は、人の足を怖がらずにくっついてきてしまうので、接触事故が多くなってしまう。気をつけねばならない。
2015年07月19日
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あまり変わらない?リオくん 知的障害があるのでは?とか、それに対して虐待では?などと、勝手な心配をしてくれる人もいるので、あまり具体的には書かないでおくが、その後も、毎日、『リハビリ』を続けている。 しかし、最近は進歩が滞ってしまったようだ。結局のところ、再三指摘するように、リオくん自身のやる気をいかに引き出すか、なのだが、何とも難しいのだ。目的地を見ようとせず、視線を落としてしまうのだから、困る。 それでも、(水平には)飛べるようになったし、周囲の文鳥を威嚇したり、新しい食べ物(といっても豆苗)にわずかながら関心を示すようにもなったし、恐ろしくゆっくりとだが、変わってきているとも見なせる。・・・ただ、このペースでは、先に寿命が尽きてしまうのではなかろうか? 秋になったら、アラシと同居させ続け、お互いの変化に期待してみようか。これも、リスクの大きな荒療治になると思うので、判断に悩む。
2015年07月18日
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無敵姫 男顔の男前で女丈夫のフィンは、相変わらず、2羽のオス(ラック・ジョー)を従えつつ、美男のマナツと美声のキミョーの2羽に関心を示しつつ、飼い主にまとわりついて日を送っている。今後、おしとやかになることは、まず、あるまい。こんな感じのまま、抱卵も育雛もこなしてしまうように思える。頼りにしたい。
2015年07月17日
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見上げるノッチ 視線の先は、妻のイッツであろうか?仲良しで結構なことだ。 で、おもむろに注目するのは、指。 もっとも、鳥の指は、『趾』と書いて「あしゆび」と読むのが正解。5番目の趾が退化して、4本となっている種が圧倒的多数であり、その中でも、前3本、後ろ1本の『三前趾足(さんぜんしそく)』の形状が多い。オウム目が、前後2本の『対趾足(たいしそく)』なので、小鳥の愛好者には、その印象を強く持つ人も多いようだが、鳥類の中ではむしろ少数派だ。 ところで先日、1万円札に載っている平等院の鳳凰像が、三前趾足か対趾足か気になった。そこで、確認したところ(お札ではわからないので、宇治の静山荘さんのブログ参照)、やはり三前趾足であった。その過程で、鳳凰の足の表現について、一橋大学の中野晶子さんが論文にまとめられているのを知った。残念ながら未見だが、美術史学会で行われた研究発表の概要は、ネット公開されていた(コチラ)。もともとは三前趾足で表現されていたものが、日本では17世紀になって、対趾足として表現されるケースが現れるのだそうだ。 怪鳥、神鳥の類は普通ではなく珍奇であるべきなので、新たに『発見』されたオウム類の対趾足が取り入れられたのかと思う。しかし、日本にも太古からいるキツツキ類も、前2、後2の形状なので、本当は珍奇でもないと言える。ようするに、飼鳥となって身近に接するようにならないと、あしゆびの並び方に注目することはなかったと言えようか。 せっかくなので、三前趾足の場合の、それぞれのあしゆびの名称を、備忘のため記しておく。 第1趾(後趾)・第2趾(内趾)・第3趾(中趾)・第4趾(外趾)
2015年07月16日
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うなぎ文鳥 ウナギイヌとは、不思議な発想だと思ったものだが、我が家のうなぎ文鳥は、姿かたちは文鳥でしかない。 ジョーは、羽毛の質が軟らかなようで、つやつやピカピカで滑らかだ。つかむとスベスベしていて、しかも筋肉質で弾力があり、逃げようともがいて、体をウネウネ動かす。つまり、うなぎ、以外の何者でもない(色も近いし・・・)。 彼、迎えた当初は手乗りくずれだと思っていたが、案外にも非手乗りらしく、人と親しむ気配はない。しかし、怖がることもなく、平気な顔で目の前を言ったり来たりしている。これは、我が家の婿としては、理想的かもしれない。是非、フィンとカップルになってもらいたい。
2015年07月15日
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付きまとうラックを追っ払うフィン ラクさんも頑張っているが、フィンの心がなびくことは無さそうだ。それにしても、こんな顔で凄まれても、恋愛感情を保てるのは、尊敬に値する。 その父、隻脚の長老ポンは、今日も元気であった↓。こちらも、尊敬に値する。
2015年07月14日
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誰子さんか? 誰男くんでは無さそうだが、見事な行水である。 ただ、数年前よりおとなしくなったか、水の消費量は、多くて3リットル程度で済んでいて助かる。あまりお行儀が良くなりすぎてもつまらないので、この程度をキープされることを望む。
2015年07月13日
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あらぬ方向に曲がってしまった脚 右脚がペローシス状態になってしまったイッツだが、カゴの外に出たがるようになり、放鳥時送り迎えをするようになっている。今夜は、久々にテーブルの上でものを食べた。 病院に行っていれば・・・。いっそ右脚が無い方が、ポンのように動けるのでは・・・。と考えるのだが、 それぞれに良くないイメージもあり(神経過敏なので通院途上で頓死。もともと体型がおかしく右脚も正常とは言い難いので、より動けなくなる可能性もある)、堂々巡りに終わる。不自由に慣れてきてくれたようなので、それなりに生活してもらうしかないと思うことにする。 さて、 昨日はキミョーな口の中の画像が撮れたので、文鳥の口の中について、思いついたことを整理しておく。 口の中の天井部分全体は口蓋(こうがい)、真ん中の三角形に割れたような部分は内鼻孔(ないびこう)と言うらしい。口蓋の前方の白っぽい部分は、まるで人間の前歯のようだが、口蓋の一部には相違ない。正確な名称があるものか知らないのだが、硬口蓋と呼べるのではなかろうか。 この部分は、歯のように噛み砕くためではなく、エサをはさんで固定するためのものとされるようだが、むしろ、クチバシで殻をむく前に、飲み込んでしまわないように、ストッパーの役割を果たしているのではないかと思う(再生能力がなければ、使い減りするような機能は担えないと思うのである)。 殻をむいたり噛み砕く場合は、おそらく舌の先を器用に使って(画像のように舌先が丸く異質に見えるのは、硬いエサを移動させるため角質化しているものと思う)、「硬口蓋」の外縁に運び、「硬口蓋」をストッパーとしつつ上下のクチバシのすり合わせを行うものと思う(違う考え方もあるらしく、何の確証もない)。 なお、クチバシの先端にエサをが挟まってしまうことがあり、文鳥は違和感を抱えてものが食べられなくなる。口の中を気にして妙な動作を繰り返すようなら、口腔内の上クチバシの先端部分の確認が必要となる。 内鼻孔周囲のひだがトゲトゲしているのは、鳴き声に関係しているかもしれない。響きをよくする効果があるのではなかろうか。 推測しかできないので、そのうちしっかり学問的に調べたい。
2015年07月12日
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水も滴るイイ男マナツ アト氏とはだいぶ違うなぁ・・・ マナッちゃんも、もうすぐ5歳か、ずいぶん若々しいので年齢を忘れていた。美男子で性格が良く人懐っこい・・・、ウチの子にしては奇跡的なキャラだよなぁ。 ウチの子と言えば、こっち↓の方がそれっぽいか、しかし、キミョーはウチの子としても、ずいぶん変わっている。このシーンにしても、口を開けているのは、他の文鳥を威嚇しているためでも、暑いからでもない。水浴びの順番待ちで待ちきれないと開口するのだ。何しろ、非力なので、他の文鳥を追い払えず、逆に横入りされてしまい、口を開けながら、周囲をウロウロと順待ちすることになる。 ・・・おかげで、文鳥の口の中の鮮明な画像が撮れた。・・・にしても、頭のモショモショがミョーでかわいいではないか。妹フィンに横はいりされたキミョー 文鳥の口の中は結構複雑
2015年07月11日
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アト氏の華麗な水浴びさわやかな?お顔 いつものように水浴びをするアト。一方、マナツは飼い主の手首を離れず、カゴに戻した後もソワソワと落ち着かなかった。 なぜか?たぶん深夜に震度3の地震があったからだ。また揺れるのではないか心配し、飼い主を頼ろうとしているわけだ。・・・マナツは、じつに良い子なのだ。 それに比べ、アト氏は老いてもたくましい。
2015年07月10日
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この立派な体格はクリ子さん クリがキュー様の娘というのは、我が家の七不思議の一つだ。あの頃は、母のニッキに浮気の様子はなかったので、間違いはないはずだが・・・。 体格が良いのは母似のようだが、よく見ると、角ばった体つきのニッキとは違う。・・・オッキちゃんに似ているな。キュー様の父八代目ヤッチの母だから、クリにとっては曾祖母か。隔世遺伝とは面白いな。 さて、先日、石井時彦さんの大正末年の飼育書に触れたというか槍玉にあげたので、コピーを引っ張り出し、もう少し抜き書きして、往時の雰囲気を伝えたいと思う(当然私もしらんけど)。なお、原文の仮名遣いや旧漢字など、テキトーに手直ししていることを、あらかじめお断りしておく。 「桜文鳥は白文鳥から見ますると余程品位が落ちまして、値段も半分以下で、普通の白文鳥が八九円なら、桜文鳥は三四円です。ですから、巣引きにあたりましては、なるべく白ばかり出るのが望ましいのでありますがさううまくも参りません。白文鳥と桜文鳥との割合は六分四分ないし七分三分という所で、総じて白文鳥の方が優勢です」 現在の断然桜文鳥派としては、ムカッとするのだが、白文鳥と桜文鳥に2倍以上の価格差があったことがわかる。また、この著者の場合、白文鳥以外は眼中にない勢いなので(なお、読みは「はくぶんちょう」とふりがなが付いている)、繁殖は白文鳥同士と思われるが、桜文鳥が一定の割合で生じている。これは、著者の語る白文鳥が、弥富系であったことを示しており、そのことは、名古屋の「古老」とか小鳥屋さんの説を取り上げたり、無精卵を必然のように書いている点からも伺える。 本来なら、弥富系の白文鳥同士からは、50パーセントが白、25パーセントが桜、残り25パーセントが無精卵(致死遺伝)が産まれるので、無事生まれたヒナの比率としては、白2対桜1となるので、確かに6対4と7対3の間なのである。 ついでに、この書物で一番好きな箇所を挙げておく。 「文鳥は非常に盛りの強い鳥でありまして、これを人情をもって解釈してみますと両性間の愛情がこまやかであるだけ嫉妬心も強いとでも例えますか、小さな籠に雌雄をやたらに追い込んでおきますと、可愛い彼女の奪い合いに、雄々しくもまた武々(たけだけ)しく、両雄対峙して果ては食い合い、つつき合い、頭は坊主に体は裸に、互いに毛を抜き合うくらいは上々で、うっかりすれば血にまみれ、あの上品な白衣の鳥がふさわしくもなく赤(あけ)に染み惨憺たる光景を演出するのであります。 斜めにした文章のリズム感から、石井さんは講談が好きだったのではないか、と、私は推測するのだが(「ちぎっては投げ、ちぎっては投げ」って感じでしょ?)、こういった文章を印刷して本にしてしまうのだから、戦間期、大正デモクラシーの時代は、自由気ままで、なかなか素敵だと思う。
2015年07月09日
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距離を置いて様子を見るジョー フィンに片想いし、付きまとっていたジョー。ここ数日は、追い掛け回さず、少し距離を取るようになった。 密着マークしても、まるで無視されてしまうので、作戦を変えたのだろうか。追いかけずに、テーブルの上のミカンの上に乗って擬似交尾をしているのを見ると、さして計算された行動とは思えないのだが・・・。 最終的には、飼い主の強権により同居することになるのだが、アラシとリオくんと言う未確定要素があるので、今しばらく様子見の予定だが、早めたほうが良いだろうか?難しいところだ。
2015年07月08日
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結局、おいしいから食うのだろう 今日はトウモロコシの日。普段は、栄養成分を気にしていないのだが、先ほど「トウモロコシ 栄養」で検索してみた。 基本的には、主成分の炭水化物の他に、ビタミンB1、B2、Eや、カルシウム、マグネシウムなどミネラル分を含み、食物繊維が豊富で、必須脂肪酸(リノール酸)を含むそうで、リノール酸は動脈硬化などに効果的らしい。 さらに、コチラのサイトによれば、活性酸素を除去するゼアキサンチンなる成分を含み、さらにコチラのサイトには、「疲労回復効果が高いことで知られるアスパラギン酸、脳の機能を活性化させるグルタミン酸、免疫機能を向上させるアラニンを含んでい」るとある。 トウモロコシを食べると、体も脳も老化知らずで元気で長生き!という感じだろうか。 買い占めに走りたくなるほど、それだけ見るなら良いことずくめ。そればかり食べたらどうなるか知らないが、とりあえず、オヤツとしてなら、文句なしのような気がする。
2015年07月07日
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タネに言い寄りイブに邪魔されるラクさん 相変わらず、子孫(孫の孫)フィンの追っかけをしているラクさんだが、一方で、タネにも言い寄っていて、その旦那イブを困らせている。 文鳥という生き物は、実に面白いことに、人間的なつじつまの合う行動を、人間より少し単純に実行しているように思える。ラクさんの場合、一緒に育った幼馴染で最愛の女房だったシューに先立たれ、その面影を子孫のフィンに感じて(確かに外見は似ている)、その追っかけをし、一方で、幼い頃三羽で一緒に育ったイブの女房タネに言い寄る。節操がないようだが、タネへのさえずりも、私の解釈では、シューを追い求める気持ちの表れに他ならない。ラクさんにして見れば、イブと亡妻のシューは、幼い頃いつも一緒にいた存在なので(イブとシューは成長に伴い仲違いする)、現在イブと一緒に行動するタネは、シューと見なすべき位置にあるのだ。 すべてが、このように亡妻の面影を求めるかと言えばさにあらずで、まったく違ったタイプに恋愛感情を抱くようになる者もいて、なんとも面白い。指先ほどの脳みその中身は、計り知れない謎である。
2015年07月06日
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桜の中の白一点 飛べるようになってきたし、飛び降り方も毎日繰り返していて、↑のように降ろしてやればみんなに混じって食べ漁るのに、どうして自主的に降りないのだろうか?飛び上がるのが難しくても(身体能力としては既に可能)、飛び降りるのは容易のはずで、食べたい一心で試みて良さそうなものだ・・・。 文鳥にカウンセリング出来れば良いのに。先天的なものと諦めず、さらに繰り返そう。 昨日の白文と駄文の話、桜文鳥が差別されていた『暗黒史』については、あまり繰り返したくもないが、私が、その変遷をどのように見ているか、整理しておく。たんなる無駄知識だが、実は文鳥という生き物は、他の小鳥とは違って、日本において長~い飼い鳥としての歴史を有する特別な存在なので、文鳥愛好者なら、自分の文鳥の祖先たちについても、少し気にかけてみても良いかと思う。 江戸時代を通じて、一時的な色変わりの存在を除けば、文鳥には原種の色合いしかいなかったので、消費者も生産者も、文鳥(ブンチョウ)と呼ぶだけで済んでいた。 おそらく、明治初期、1870年代に現在の愛知県弥富市の繁殖農家の文鳥に突然変異が起きて、白い文鳥が誕生し、繁殖農家の尽力で徐々に個体数を増やした結果、文鳥と白い文鳥の2品種となった。新品種の白い文鳥は、『白文鳥』として日本全国に流通して人気を博し、漢字表記を漢文の流儀で音読みされ(例えば人名でも『博文』さんを「ハクブン」さんと読む)、「ハクブンチョウ」と呼ばれるケースが重なり、それが次第に定着した。 しかし、文鳥と白文鳥の2品種時代は、短期間で終わる。なぜなら、白文鳥を繁殖させれば、必ず白い差毛の多い文鳥が生じ(弥富系統の場合)、需要の大きな白文鳥を増やせば、それに伴って白い差毛の多い文鳥も増加せざるを得ない(弥富系の白文鳥の場合、白と白の間からも3羽に1羽は桜文鳥が生まれ【遺伝的に孵化前に致死してしまう】、白と桜では半分が桜文鳥が生まれる)。結果、本来の原種的色合いの文鳥は、白い差毛の多い文鳥に取って代わられることになる。一方で、白い差毛のない野生の文鳥の輸入も続くので、文鳥の品種は、白文鳥、白い差毛の多い文鳥、白い差毛のない輸入文鳥の3つとなる。そこで消費サイドでは、白い差毛の多い文鳥をおそらく見た目の印象から桜(さくら)、輸入文鳥を飼い鳥として慣れないため並に劣る意味で並(なみ)、の呼称を与えて区別するようになった。そして、この2品種と対置する読みとして、白文鳥を白(しろ)と呼ぶケースも増えた。 市場で3品種が扱われるようになっても、繁殖に適さない野生文鳥(=並文鳥)は生産者サイドでは無縁な存在のため、生産者としては、高価で売買される白文鳥(ハクブンチョウ)と、色のある安価にしか売れない文鳥の2品種のみの認識であり続ける。そして、市場では桜文鳥と呼ばれ始めた白い差毛の多い文鳥を、価格的に駄目な存在として、駄文鳥(ダブンチョウ)と呼び、「ハクブン」「ダブン」と対置して使用するようになっていた。 一方で、駄文鳥という用語は、消費サイドにおいて、飼育環境下での繁殖が難しい、繁殖が駄目の意味で、並文鳥の別称ともなってしまい、生産者サイドが価格的に「ダブン」とする桜文鳥と混同されるに至る。結果、白文鳥とは兄弟姉妹の関係の桜文鳥を、飼育下で繁殖が困難な野生文鳥と同レベルに論じる1926年の飼育書のような誤認識が一般化した。 このような経過をたどったであろうと、私は推測しているのだが、これだけでも、1870年代から1926年まで、ざっと50年の歴史となる。そして、昭和初期、第二次世界大戦をはさんださらに50年、1970年代まで、こうした明治大正期の固定概念を抱えつつ推移したが(桜文鳥の方が繁殖はうまいとか、いろいろそれぞれの主観で好き勝手書かれる)、野生文鳥の輸入が減少し、新たな品種が出現し、また、ペットの多様化が進み、さらに人間側のペットに対する考え方が変容し(観賞する物→飼育するペット→一緒に生活するコンパニオンアニマル)、新たな時代になってきたものと見なせる。 変容の50年も、2020年代に終わるはずなのに、いまだ明治大正期の「尻尾」など生やしているようでは困る。次の50年も、文鳥の歴史が続いていくようにしていきたいものだ。
2015年07月05日
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「送ってもらえますかねぇ」の目つき 今日は、久々に軽く強制水浴びをさせられたリオくんだが、テーブルに戻すとこう↑なる。跳び上がりさえすれば、どこにでも飛んでいけるくらいに力強く羽ばたけるのだが、どうすれば自分で出来ることを理解させられるだろうか?やはり、難題である。 で、前々から用意していたが、誤解を招く恐れを感じて控えていた話を、おもむろに引っ張り出してしまう。このブログでも何度か取り上げている白文鳥の読み方についてだ。 私の読み方は、「しろ」文鳥で、これは何十年前から変わらない。世の中には、「ハク」文鳥と読む人も少なくないが、私の周囲(京浜地域の小鳥屋さん)には居なかったので、自然にそうなったに過ぎず、再三の話だが、二つの読み方とも、大昔から並存しており、どちらを使用しても誤りではない。ただ、桜文鳥や並文鳥は、文鳥の前の品種を表す言葉を訓読みしているので、こうした品種と並べて呼ぶ場合、白文鳥も、「しろ」、と訓読みした方が自然とは言える。「ハクとさくら」より「しろとさくら」の方が、収まりが良いのである。 そこまでで終了して、「シロブンチョウ」と「ハクブンチョウ」の読み方があり、「シロブンチョウ」がやや優勢、程度の認識をしてもらえれば、十分だと思っている。しかし、私個人は「ハクブンチョウ」との読み方から、ごく微かにだが、『暗黒時代』の白文鳥至上主義に基づく差別意識の存在を、いつも感じてしまっていると書いたら、驚かれるのではあるまいか? 何が差別意識なのか?先述のように、訓読み+ブンチョウの構成から考えれば、桜文鳥や並文鳥に対する白文鳥の読みは、「しろブンチョウ」でなければならないとして、次に、「ハクブンチョウ」のように、音読み+ブンチョウで、桜や並文鳥を表す言葉を探してみたことがお有りだろうか?私は、かなり昔に考えてしまったのである。そして、それは「ダブンチョウ」以外には無かった。 「ダブンチョウ」とは、駄文鳥の読みで、原産地で捕獲して輸入され野生文鳥が、飼鳥として駄目という意味に他ならず、並で劣る意味の並文鳥と同義の差別語である。従って、並文鳥という言葉は、差別語で死語なので、物知り顔の知ったかぶりで使用すべきではない、といった指摘をこのブログに書いたが(コチラ)、駄文鳥は、より直截的な差別表現かと思う。そして、この差別表現は、人工繁殖された飼鳥以外の何者でもない桜文鳥にも使用された言葉だったのを、ご承知になっている人がどれほどいるだろうか? 1926年刊石井時彦著『文鳥と十姉妹』にはこのように書かれている。 「桜文鳥といいますのは、白文鳥から出た鳥で原種と併せて一口に一名駄文と申します」 今現在の文鳥愛好者に、文鳥の品種の中でも白文鳥の姿を最も愛する白文鳥至上主義の人がいるのは当然で、それは私が断然桜文鳥派を称するのと同様に、個人の好みの問題に過ぎないと思う。私にしても、白もその他の品種も文鳥はみな好きだが、どれか選べとなったら、「断然桜文鳥!」と言うだけで、品種間に差別的な感情の持ち合わせはない。しかし、歴史的に見れば、厳然と差別は存在していた。今でも、白文鳥の方が桜文鳥より少し高価なことが多いが、昔はより大きく価格差があり、より高価に売買された白文鳥が重視され、特に生産者サイドから、安価にしか売れない桜文鳥は「駄文」などと差別されていたのである。 ようするに、多様性の乏しい画一的な社会において、白文鳥が人気となり、それに付随して発生する桜文鳥は(最大の産地だった弥富系統の白文鳥では、白文鳥同士からでも、3分の1は桜文鳥が生まれる)、余計者でしかなかった。しかも、前述の石井某などは、「白文鳥という鳥は、全く我国の特産で、純然たる家禽でありまして、巣引きの上手な事は原種や桜文鳥の比ではありません」「飼鳥界一方の旗頭で、我国の誇りとする所であります」と、白文鳥を徹底的に褒める一方で、「外形ばかりでなく、性質や能力にまでも影響するものですが巣引きの具合は白文鳥にはかないません」と、性質においても桜文鳥が駄目な存在だと、決め付けてしまっていた。もちろん、このような内容は、大正時代の鳥好き親爺の無邪気な主観に過ぎず、非科学的な私見によるデタラメでしかないが、それほどに、明治中期・大正・昭和前期と、白文鳥は尊重され、まさに白文鳥至上主義と言える状況だったと理解する材料にはなるだろう。私は、ずいぶん昔にこれを読んで(感想)、実はかなりショックを受けて腹を立てたものだが、おかげで、『暗黒時代』を垣間見た気分になったし、いろいろと問題意識を持つことができた。 現代人の私、つまり、カラーバリエーションは個人の好みでしかなく、品種間の優劣など一切認めず、価格差が存在する方が不思議でしかない者の感覚では、画一的な流行と経済性だけを優先し、多様な価値を見出すことなどできない大昔など、『暗黒時代』以外の何ものでもない。そして、この『暗黒時代』こそが、低級な駄文鳥の対義語として高級な白文鳥が存在する時代であり、確かにともに音読み+ブンチョウで対になっている。また、前述のそれこそ大正時代の駄文章は、「駄文」と連呼しているし、一方、1978年刊行の宗こうすけ著『ブンチョウ』では、「別名ハクブンチョウ、あるいはこれを略してハクブンなどと呼ばれます」とされているのを勘案すれば、「ハクブン」「ダブン」と略称を対に使用していたように思われ、そのいかにも前近代的差別に基づく呼称を、専門家めいた連中が略称使いしていた時代など、とても肯定は出来ないと、強く思ったものである。 もちろん、それは現代の感覚で見て過去を批判しているだけで、過去の人たちを責めても意味はない。それぞれの時代にはそれぞれの時代の常識が存在しており、今現在の尺度で善悪を測ることはできない。「ハクブンチョウ」という読み方が、白文鳥とその他を差別した『暗黒時代』の名残りと見なしたとしても、今現在、差別感情などない人たちが、その読みをすることを、否定するのもおかしな話だ。白を音読みして「ハク」とすること自体は、白いものを「シロ」と読むのと同様に、ごく自然であり、「ハクブンチョウ」と呼び慣れているなら、それを変える必要などあるまい。 しかし、文鳥についての雑学を誇りたい人なら、『暗黒時代』の在り方を、理解しておいたほうが、今現在についても理解が深まるとは思っている。例えば、もし、今現在、プロ的な繁殖をする人ほど、「ハクブンチョウ」と読み、「ハクブン」などと呼んだりしていたとすれば(そうした事実があるか否か、私は知らない)、それを「通」だからでは無く、ましてその呼称が正しいわけでもない。たんに、普通の飼い主同様に、習慣的なものか、『暗黒時代』が色濃く残っている環境にいるだけ、と見なした方が、よほど的を射ているのではないか?といった感じに、である。 ・・・、ま、表記する時は、「白文鳥」と漢字にすれば済む話だが。
2015年07月04日
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狂気のプリンセスアラシ 現在のアラシときたら、帰宅の際に手に乗るのを拒絶して暴翔を繰り返し、繰り返し、繰り返し、くたびれると、手に乗って帰る。何がしたいのか、まったく意味不明。指と見れば「カルカルル~」喧嘩を売ってくるが、人間不信と言うわけではなく、相手にしないと、甲高い声で誘ってくる。そして、付き合いに行くと、逃げる。 この変わった子にリオくん・・・。最近、気まぐれなフィンはリオくんに興味があるようなので、むしろフィンとリオくん・・・。しかし、アラシとジョーでは接点がない。・・・やはり、アラシとリオくんの同居を試みるべきだ。アラシの換羽が終わってから、様子を見つつ慎重に事を運びたい。
2015年07月03日
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トウモロコシを独占しフィンにも譲らないジョー 我が家に来て三月と経たないのに、体も態度もでかくなったものだ。あの、鶏の唐揚げばかり売っている十条の商店街で、煤けたヒナ換羽中のチビが、変われば変わるものである。 ・・・それにしても、トウモロコシは偉大だ。・・・でも、リオくんは避けて通るんだよなぁ。 キミョー・ガイ・アト・・・不思議な組み合わせが案外平和に食べている
2015年07月02日
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夜の放鳥時、エサ場のリオくんの様子を間近に見に行ったフィンに対し、リオくんが威嚇を繰り返していた。 もともとリオくんは、色の濃い桜文鳥が好みだったので、フィンの外見は「ど真ん中のストライク」で、恋愛感情を持たれたら、ややこしいことになる、と心配していた。しかし、なぜか知らないが、少なくとも今のところは、とても嫌っているようだ。・・・2枚目の画像の目つきの邪険なことと言ったら! 栄養十分で、運動もして、血色が良くなれば、次はガールハントかと思っていたのだが、なかなかそう単純にことは進まないらしい。・・・さて、反応が鋭くなってきたリオくん、どうするつもりか?
2015年07月01日
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