ぜんちゃんの風に吹かれた日々

ぜんちゃんの風に吹かれた日々

2005年05月08日
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カテゴリ: ライフスタイル
ほとんどテレビドラマは観ないけれど今楽しみにしているドラマがある。

ストーリーを簡単に説明すると海と太陽の下で織りなすヒューマンドラマということになろうか。
過疎問題に苦悩する鳩海島は島の唯一の小学校を残すために子供が必要であった。
その為、養護施設で育った孤独な少女が島に渡ってくる。そんな気性の激しい少女が島民に愛されながら成長していく姿を描く作品である。

親に見捨てられた少女、社会から見放された島と人々、登場人物はそれぞれの事情を抱えながら生きている。
そしてそれぞれが関わりながら愛と信頼を築いてゆくのだ。

昨日の話もぐっときてウルウルしてしまった。
少女、瑠璃と小学校の先生との壊れた関係が回復してゆく場面だった。


「何故私に報告しなかったの!先生をそんなに信じてくれないの?」
本気でぶつかり合う関係のなかでの会話そして対話、結局は愛のリレーションなのだと改めて気付かされるそんなくだりの場面だった。

ボクは以前、少しカウンセリングの勉強をしたことがある。
愛の欠如や渇望、親との関係が深いところで原因とされてくる。
親の愛情で子は育つ。本当だと思う。
親の愛情を受けずに育った人は人を愛する事、自分を愛する事がうまく出来ない。
ボクは自分のことを好きだと言えない人と会った事がある。
カウンセリングの学びのなかで「私は私が好きです!」というトレーニングがあった。
そう思っていなくても口に出してみようという講師の問い掛けに、その人は体を震わせ愕然とし泣いてしまった。
親との間に深い傷があったのだった。

数ヶ月の学びのなかでその人は「その事実を認め」「そして受け入れ」癒されていった。


周りの人から「いろんな才能持ってるんだねえ…」なんて言われても素直に喜べない自分が居る。
ちょっと自分に自信を失くしているのだ。
でもそういう自分を受け入れ「オレは自分の力では何にも出来ません!」って宣言してみるのも大切なのだとふと思う。

「瑠璃の島」で少女は先生を困らせるために合宿から逃げ出した子供を連れ戻すために自分の思いと我力で追いかけていった。
捜し当てた先生は少女の頬を打って言った。


明日からまた一週間が始まる。
いやあ、辛いなあ。でも何とかやれそうな気がする…。

昨日夕方、出かけたついでにある団地に住む知り合いの家に回った。
年賀状の返事も出せずにいたからだ。
家の門のところが少し段差になっていてボクは不注意にも左足を踏み外しボキッとやってしまった。
足首を捻挫してうずくまってしまったのだ。
その場から帰るにも帰れずにOさん宅に上がりこんだ。
直ぐにOさんは冷蔵庫から氷を出してくれてそれをタオルに包み「早く冷しなよ」と言ってくれた。
夜になって足首は腫れ上がったが直ぐに冷したせいかそんなにひどい痛みはなかった。
何となく人の愛情に癒された感じがしている。
そうなんだよな…。
仕事帰り足をひきずりながらも無理をしてリサイクルショップに寄ったら鈴木茂の傑作アルバム「バンド・ワゴン」が500円で売っていた。
買うしかないベよ。単純に喜んでみた。

いいことあるべさ。そんな昨日のボクの場合であった。






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最終更新日  2005年05月09日 01時01分09秒
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