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本の運命(井上ひさし)


紹介して頂いた本☆


読了本


未読本


2010.05.30
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カテゴリ: ブックリスト
村上春樹の「1Q84」を読み終えた勢いで、ジョージオーウェルの「1984」の原作、映画、コミックを立て続けに鑑賞した。

いまだに「ビッグブラザー」に監視されているような感覚から覚めていない。


著者オーウェルは、1903年にインドのベンガルで生まれる。一歳の時、母親は、阿片農場を運営していた父親を残して、オーウェルとその姉妹を連れてイギリスに帰国。

その後、オーウェルは神学校を経て、マンダレーでインド警察の訓練所に入所する。その後、五年間の勤務で「帝国主義の犬」として働くことに嫌気が差し、退職。

退職後、文章修行の放浪生活を経て1936年、ルポを書くためスペインへ赴き、オーウェルはアラゴン戦線分遺隊の伍長として戦うが、そこで重症を負い、回復後バルセロナに帰還するもスターリン主義者による弾圧から命からがらフランスに帰還する。

帰還後、1945年に「動物農場」で作家としての成功をつかむも、二年後に結核を患い、療養のためスコットランドの孤島の荒れた農場にひきこもる。彼はこの地で病と闘いながら「1984」を書き進め、1949年に書きあがると、使命を全うしたようにロンドンで息を引き取った。四十六歳の若さだった。

「1984」には、オーウェルの人生のすべてが詰まっていると言っても過言ではない。


さて、ジョージ・オーウェルの書き上げた「1984」は、「起こるかも知れない近未来」を描いたデストピア小説(ユートピアの対義語)だ。1950年の核戦争後に台頭した3大国家のひとつオセアニアは、「ビッグブラザー」が支配する全体主義社会であった。そこに住む人々は思想、言語、家族、食料など、あらゆる日常生活に統制が加えられ、双方向性のテレビ「テレスクリーン」で屋内・屋外ほとんどを常に監視されていた。

党が「2たす2は5である」と言えばそれが「真実」になり、個人が日記を書くことでさえ処刑になるような世界。歴史の改ざんを仕事としている真理省の党員ウィンストン・スミスは、そんな体制に不満を抱いていた。ある日彼は、伝説的な裏切り者が組織したとされる反政府地下活動に惹かれるようになるが・・・




「ビッグブラザーがあなたを見ている」


一九八四年新訳版





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最終更新日  2010.05.30 22:49:02
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