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2025年J1第27節セレッソ大阪vsヴィッセル神戸の試合をヨドコウ桜スタジアムで観戦。1-1のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ田中、吉野との連携したビルドアップから、右シャドーフェルナンデスと左シャドーの本間がサイドを適度に張ったうえ、右サイドはフェルナンデスと右SBクルーズに、左サイドは本間と左SB大畑に、ボランチとトップ下の香川やCF中島が関係して両サイドを攻撃の基点とし、パス交換またはロングフィードを使って、ヴィッセルがプレスをかけた、特に両サイドのスペースを速く攻め、更にはハーフスペース、両ポケットへの侵入を狙って攻めていく。後半途中から、4-2-3-1から4-2-1-3システムへ?守備では、ハイプレス時は4-2-4または4-4-2など前線4人を基調としてプレスを仕掛け、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応をしていく。(相手CK時はゾーンとマンツーマンを併用)〈ヴィッセル神戸〉攻撃では、4バックディフェンスラインとアンカー扇原と(時に)右MF井手口との連携したビルドアップから、右WG武藤、左WGパトリッキが両サイドを高く張ったうえ、右サイドは右SB鍬先とパトリッキと井手口、左サイドは左SB永戸、左MF井出が連携して両サイドを攻撃の基点としつつ、両サイドへの速い縦パス、ロングフィードやバイタルエリアやハーフスペースに進出するCF宮代へのクサビのパスを主体として、速い縦パスを中心として攻めていく。4-1-2-3システム主体で、流れにより井手口がボランチ、井出がトップ下という縦の関係になる4-2-3-1システムへの変更を含む。後半は投入されたCF大迫のポストプレーやエリキの縦の攻撃を有効活用する。守備では、ハイプレス時はマンツーマンプレスの4-3-3基調、ミドルプレス時またはリトリート時は4-4-2基調(相手CK時はゾーン主体で、マンツーマンを加味)【得点】35分 香川(セレッソ大阪)47分 エリキ(ヴィッセル神戸)【退場】なし【警告】22分 井手口(ヴィッセル神戸)25分 扇原(ヴィッセル神戸)42分 畠中(セレッソ大阪)90+1分 エリキ(ヴィッセル神戸)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-2-3-1システム、ヴィッセルは4-1-2-3システムにて、この試合に臨む。まず最初にチャンスを作ったのはヴィッセルで、1分に、セレッソのディフェンスからのビルドアップに対して、CF宮代がセレッソCB井上にプレスをかけて、ボール奪取に成功し、パスを受けた左WGパトリッキのシュートはセレッソGK福井の好セーブに阻まれてしまい、続く2分にも、右サイドでの展開から、右WG武藤からパスを受けた右MF井手口のクロスに、ペナルティエリアに進出した宮代が頭で合わせるも、バーを超えてしまう。ヴィッセルは前線から積極的にハイプレスを仕掛けつつ、ボール奪取から両サイドへの速い展開をベースにして試合を組み立てていく。これに対して、セレッソは、7分に、敵陣左サイドでの展開から、右シャドーのフェルナンデスのクロスに、ペナルティエリアに進出したボランチ吉野が右足で合わせたボレーはバーを超えてしまい、続く9分にも、左サイドでのカウンターから、左シャドー本間とのコンビネーションで進出した左SB大畑から敵陣左サイドで出したクロスに、ペナルティエリアに進出したフェルナンデスが頭で合わせるも、ヴィッセルGK前川にキャッチされてしまう。セレッソは、ヴィッセルのハイプレスを掻い潜ぐろうと、パス交換やロングフィードを使って、特に両サイド裏のスペースに素早くボールを配球して試合を組み立てていく。その後は、ヴィッセルは、13分に、右サイドでのカウンターから宮代が仕掛けつつ放ったシュートはゴール右に外れてしまう一方、セレッソも23分に、右サイドから左サイドへのサイドチェンジを受けた大畑臨むクロスに、ペナルティエリアに進出したフェルナンデスがまたもや頭で合わせるも、ヴィッセル左SB永戸にブロックされてしまう。セレッソ、ヴィッセルとも積極的にプレスを掛け合って1対1の激しい攻防が展開される場面が続く中、セレッソがヴィッセルのハイプレスを掻い潜って、特に左サイドの左シャドー本間と大畑のコンビネーションを使って、ヴィッセル右SB鍬先との関係で数的優位を作り、左サイドの裏のスペースの有効活用していく。セレッソは、まず32分に、左サイドでのカウンターから、大畑のスローイングを基点として、本間が左サイドをドリブルにて仕掛けてペナルティエリア中に向かって切れ込みながら放った右足のシュートはゴール右に外れてしまうが、サイドでの仕掛けから先制点に繋げていく。セレッソは、35分に、敵陣右サイドでの展開から、フェルナンデスからのクロスに対して、左ポケットにて本間が反応して即座に出したグラウンダーのマイナスのクロスに、ゴール前にいたトップ下の香川が右足で合わせてゴール中央に流し込んで、セレッソが1-0と先制する。先制されたヴィッセルは、ビルドアップから両サイドへの素早いフィードにより武藤、パトリッキの両WGを基点として攻撃を仕掛けようとする。ヴィッセルは、40分に、敵陣右サイドでの展開から、武藤のクロスに、ペナルティエリア左で反応したパトリッキのシュートはファールを取られてしまう。前半は激しい攻防の中、セレッソが1-0とリードして終了。(後半)ヴィッセルは左MF井出から大迫に、左WGパトリッキからエリキに替え、大迫をCFに、CFだった宮代を左MFに配置替えして後半に臨む。(セレッソは後半開始時に選手交代等なし)まずチャンスを作ったのはセレッソで47分に、右サイドでの展開から、右ポケットへのパスに反応したフェルナンデスのクロスに、ゴール前に進出したボランチ田中が頭で合わせるも、バーを超えてしまう。しかし、その直後、ヴィッセルがGK前川のロングフィードに対し、バイタルエリアでの混戦から、ポストプレーでクサビとなった大迫からスルーパスを受けてゴール前に飛び出したエリキが抜け出して右足にてゴール左隅に流し込んで、ヴィッセルが1-1と同点に追いつく。ヴィッセルは、前半同様、前線からのハイプレスからリズムをつかもうとしつつ、大迫のポストプレーやエリキの縦突破を有効活用しようとするのに対して、セレッソは、両サイドを基点として、フェルナンデスと本間を基点として、SBと連携して両サイドから攻撃を仕掛けようとする。その後は、両チームとも激しい攻防の中、ヴィッセルが62分に、バイタルエリアでの大迫のポストプレーから、右サイドからの武藤のクロスのこぼれ球にエリキガンバ反応して放ったシュートはバーを超えてしまう一方で、セレッソも敵陣左サイドでの展開から、中央エリアにいた香川から配球を受けた大畑のクロスに、ゴールニア側に飛び込んだCF中島が頭で合わせてゴール枠内を捉えるも、ヴィッセルGK前川の好セーブに阻まれてしまう。その直後セレッソは、66分に、左シャドー本間からアンドラーデに替えて、フェルナンデスとアンドラーデが両サイドを高く張る4-2-1-3システムに変更し、更に75分には、左SB大畑から奥田に、ボランチ吉野から喜田に替えて、両WGのフェルナンデスとアンドラーデを(一時的に)左右配置替え、喜田をトップ下、田中と香川のダブルボランチとし、田中と香川のゲームメイクから、両サイドから攻撃を仕掛けようとする。一方、ヴィッセルも、79分に、右WG武藤から汰木に替えて、汰木を左WGに、左WGエリキを右WGに配置替えをして攻撃を仕掛けようとし、81分には、大迫のポストプレーから、右ハーフスペースに流れていた汰木のクロスに、ペナルティエリアにて反応したエリキのシュートはゴール右に外れてしまう。その後、ヴィッセルは、CBトゥーレルを攻撃に上げて大迫とのダブルターゲットにして前川やCB山川からロングフィードを多用していく。 これに対して、セレッソは、82分に、左サイドでの展開から、アンドラーデを基点として、香川からパスを受けた喜田のシュートはアンカー扇原のブロックに阻まれてしまう。セレッソは、フェルナンデス、アンドラーデの両WGを基点として攻撃を仕掛けようとする。その後も両チームの激しい攻防が展開されるが、両チームともディフェンス陣の粘り強い対応により得点を与えず、1-1のドローにて終了。【システム】(セレッソ大阪)4-2-3-1(右から)GK 福井DF クルーズ、井上、畠中、大畑(75分 奥田)ボランチ 田中、吉野(75分 喜田)シャドー フェルナンデス、香川(89分 柴山)、本間(66分 アンドラーデ)FW 中島(守備時はプレス時は4-2-4または4-4-2、リトリート時は4-4-2)(ヴィッセル神戸)4-1-2-3⇄4-2-3-1(右から)GK 前川DF 鍬先(60分 酒井)、山川、トゥーレル、永戸(84分 本多)アンカー 扇原MF 井手口、井出(45大迫)FW 武藤(79分 汰木)、宮代、パトリッキ(45分 エリキ)(守備時はハイプレス時はマンツーマンプレスの4-3-3基調、ミドルプレス時とリトリート時は4-4-2)【まとめ】 セレッソは、序盤はヴィッセルのハイプレスに圧力をかけられて後手に回ったものの、ハイプレスを掻い潜ったサイド裏のスペースを有効活用して先制できた。後半も両サイド攻撃から決定機を作ったが、前川、山川、トゥーレルのディフェンス網を崩すことはできなかった。セレッソらしいサッカーはできたのではないか。ヴィッセルは、序盤からのハイプレスにより決定機を作ったが、セレッソにハイプレスの裏のスペースを使われてしまい、先制を許してしまった。後半は大迫のポストプレーやエリキなど使った縦の攻撃により、同点に追いついたものの、セレッソ福井、畠中、井上のディフェンス網を崩すことはできなかったが、アウェーで勝点を確実にゲット。両チームの持ち味が存分に出た好ゲーム!#vissel#cerezo#セレッソ大阪#ヴィッセル神戸#セレッソvsヴィッセル#Jリーグ
2025.08.23

2025年J1第25節FC東京vs鹿島アントラーズの試合を味の素スタジアムで観戦。1-0で鹿島アントラーズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈FC東京〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ橋本と高との連携したビルドアップから、両サイド、右サイドは右SB長友、左サイドは左シャドー俵積田が高く張ったうえ、右サイドは長友と右シャドー佐藤が、左サイドは俵積田と左SB室屋がそれぞれ連携して両サイドを基点としつつ、(時に3-2-5的フォーメーションへの可変)、時にバイタルエリアやサイドに流れるFWヒアンや中シャドー長倉、佐藤への速いクサビのパスを利用しながら、サイドへの展開によるハーフスペースやポケットへの進出を狙って攻めていく。守備では、プレス時は4-4-2基調、リトリート時は4-4-2または4-4-1-1にてブロックディフェンス対応をしていく。(相手CK時はゾーン主体でマンツーマンを加味)〈鹿島アントラーズ〉攻撃では、植田とキム・テヒョンの両CBとボランチ三竿と舩橋との練習したビルドアップから、両サイドを基点として、右サイドは右SB小池、左サイドは左MFチャブリッチ(時に左SB小川)が高く張って基点となり、右サイドは小池と右MF荒木(後半はチャブリッチ)と、左サイドはチャブリッチと小川に、ボランチやFW鈴木が連携してパス交換して攻撃の基点となり、時にFWレオセアラのポストプレーを交えつつ、外→中→外に循環させつつ(時に3-2-5的フォーメーションへの可変)、ハーフスペース、更には両ポケットへの進出を狙って攻めていく。守備では、プレス時は4-4-2基調で時に4-2-4、リトリート時は4-4-2基調でディフェンス対応していく。(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)【得点】80分 田川(鹿島アントラーズ)【退場】なし【警告】 76分 キム・テヒョン(鹿島アントラーズ)90+3分 鈴木(鹿島アントラーズ)【試合の流れ】(前半)東京は4-2-3-1システム、アントラーズは4-4-2システムにて、前半開始。最初にチャンスを作ったのは東京で、まず2分に、中央エリアでのカウンターから、スルーパスに反応したFWヒアンがシュートを放つも、ブロックされ、続く3分にも、敵陣左サイドでの展開から、左SB室屋のクロスに、ペナルティエリア内で反応したヒアンの左足のシュートは、アントラーズGK早川の好セーブに阻まれてしまう。東京は、ヒアンや中シャドー長倉への速い縦パスと両サイドからの攻撃の基点として、試合を組み立てようとする。これに対して、アントラーズも、まず10分に、右サイドでの展開から、右SB小池からパスを受けた右MF荒木が右ハーフスペースからシュートを放つも、ゴール左に外れてしまい、続く15分にも、敵陣左サイドでの展開から、FW鈴木からパスを受けた左SB小川のクロスに、フォア側にて反応したFWレオセアラが頭で合わせるも、東京GKキム・スンギュの好セーブに阻まれてしまい、更に18分にも、ビルドアップでの展開から、敵左ハーフスペースに進出した左CBキム・テヒョンのミドルシュートもGKキム・スンギュの好セーブに阻まれてしまう。アントラーズは、両サイドにて攻撃の基点を作ったうえ、バイタルエリアに落ちるレオセアラや鈴木のポストプレーを交えつつ、サイド→バイタル→サイドでのパス循環をベースに試合を組み立てようとする。東京、アントラーズとも一進一退の展開が続く中、東京が25分に、ビルドアップでの展開から、右CBショルツから右サイドにてパスを受けた右SB長友が敵陣右サイド奥まで進出しながら出したクロスに、ゴールニア側にて反応した長倉の右足のシュートは、またもやGK早川の好セーブに阻まれてしまう。その後は、東京は、アントラーズの前線からのプレスに対し、ボランチ高または橋本がディフェンスラインに落ちて、また室屋がハーフスペースに位置するなどにより数的優位を作って剥がして、更に右サイドを長友が、左サイドは左シャドー俵積田が高く張ったうえ、右シャドー佐藤、長倉、室屋がハーフスペースの有効活用を狙っていく。アントラーズも、左MFシャブリッチが右サイドを、左サイドを小川がそれぞれ高く張ったうえ、右MF荒木が中に入ってレオセアラ、鈴木と連携する3-5-2的フォーメーションに可変し、裏のスペースやクサビのパスを利用することで試合の流れをつかもうとする。しかし、両チームとも堅いブロックディフェンスを敷くことで対応し、決定機を与えず、前半は0-0で終了。(後半) アントラーズが右MF荒木から松村に、ボランチ舩橋から知念に替えて、松村が左MF、左MFシャブリッチが右MFに配置替えして後半に臨む。(東京は開始時点での選手交代はなし)まずチャンスを作ったのはアントラーズで、50分に、左サイドでの展開から、松村からパスを受けた小川画ペナルティエリア中に切れ込みながら放った右足のシュートは、橋本ブロックされたうえ、GKキム・スンギュの正面を突いてしまう。その後、アントラーズは4-4-2システムのままレオセアラとシャブリッチの2トップ、鈴木を左MFに、左MF松村を右MFに配置替えして、攻撃を仕掛けようとする。一方で、東京も59分に、敵陣右サイドでの展開から、右ハーフスペースにいた佐藤のスルーパスを反応したヒアンが右ポケットまで進出しながら放った右足のシュートは、GK早川の好セーブに阻まれてしまう。前半同様、両チームとも一進一退の中、アントラーズが61分に、シャブリッチから田川に替えて、レオセアラと田川の2トップにして、両サイドから2トップおよび鈴木へのクサビのパスを突破口にしようとする。しかし、東京も66分に、敵陣左サイドでの展開から、俵積田がペナルティエリア中に切れ込みながら放った右足のシュートはアントラーズのディフェンスにブロックされ、そのこぼれ球にペナルティエリア付近で反応した佐藤のシュートはゴール右に外れてしまう。東京は右サイドは長友が、左サイドは俵積田がそれぞれ高く張ったうえ、54分に左SB室屋に替わって投入されたバングーナガンテや佐藤、長倉がハーフスペースを狙って攻撃を仕掛けようとする。その後も一進一退の展開が続き、両チームとも試合の流れをつかもうと、まずアントラーズが75分に、FWレオセアラから樋口に、79分に、ボランチ三竿から溝口に替えて、田川、鈴木の2トップ、知念、樋口のボランチ、右MF松村、左MF溝口を配置する一方、東京も77分に、FWヒアンから仲川に、左シャドー俵積田から野澤に替えて、長倉、仲川の2トップ、右MFを佐藤、左MFを野澤を配置する4-4-2システムに変更して、共に先制点を狙う一方、堅いブロックディフェンスにて対応する。しかし、チャンスをモノにしたのはアントラーズで、80分に、右サイドでの展開から、ボランチ樋口から敵陣右サイド奥でパスを受けた鈴木のグラウンダーのクロスに、ゴールニア側にて、東京ディフェンスのマーカーを一瞬にして外してフリーで反応した田川が左足で合わせてゴール右隅に流し込んで、アントラーズが待望の先制点をゲットして、1-0とリードする。これに対して、東京は、長友とバングーナガンテの両SBをサイドの高い位置に張らせて、両サイドを基点として、攻撃を試みる。東京は、88分に、敵陣左サイドでの展開から、ボランチ高からパスを受けたバングーナガンテのクロスに、バイタルエリアにて反応した長倉のシュートはバーを超えてしまう。東京の攻撃に対して、アントラーズは、4-4-2のブロックディフェンスにて粘り強い対応を継続していき、東京の両サイドからのクロスに対しても、ことごとく跳ね返すなど、東京に決定機を与えず。アントラーズが1-0と逃げ切って勝利。【システム】(FC東京)4-2-3-1(右から)GK キム・スンギュDF 長友、ショルツ、岡、室屋(54分 バングーナガンテ)ボランチ 高、橋本(89分 東)シャドー 佐藤(89分 ガウディーノ)、長倉、俵積田(77分 野澤)FW ヒアン(77分 仲川)(守備時はプレス時は4-4-2基調、リトリート時は4-4-2または4-4-1-1)(鹿島アントラーズ)4-4-2(右から)GK 早川DF 小池、植田、キム・テヒョン、小川ボランチ 三竿(79分 溝口)、舩橋(45分 知念)MF 荒木(45分 松村)、チャブリッチ(61分 田川)FW レオセアラ(75分 樋口)、鈴木(守備時は前半はプレス時は4-4-2基調、リトリート時は4-4-2)【勝負の分かれ目】拮抗した試合展開の中、アントラーズが粘り強く両サイドからの攻撃を継続しつつ、数少ないチャンスを確実にモノにしたことと、4-4-2基調のブロックディフェンスを粘り強く継続できたこと。【まとめ】 アントラーズは東京の両サイド攻撃に手を焼きながらも、数々の配置変更等を駆使して、東京の堅いブロックディフェンスを、一瞬のチャンスにより崩すことができた。先制後も、粘り強いブロックディフェンスにより東京の両サイド攻撃を封じた。アントラーズらしい戦い方で、この勝利で首位浮上。東京は序盤から速い縦パスを軸に試合の流れを掴んだかにも見えたが、最終の崩しの場面でアントラーズの堅いディフェンス網を崩しきれなかった。また、ディフェンスでも粘り強い対応をしていたものの、アントラーズを一瞬の隙を突かれてしまった。両サイドからの攻撃が機能していただけに、悔しい敗戦。#antlers#fctokyo#FC東京#鹿島アントラーズ#FC東京vs鹿島アントラーズ#Jリーグ
2025.08.10

2025年J1第25節横浜FCvs浦和レッズの試合をニッパツ三ツ沢球技場で観戦。2-1で浦和レッズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈横浜FC〉攻撃では、伊藤、ンドカ、山﨑の3CBとボランチ山田、岩武との連携したビルドアップから、両サイド、右サイドは右WB山根と右シャドールキアン、左サイドは左WB神保と左シャドー室井に、ボランチが連携してサイドの基点となり、時にCFルキアンのポストプレーを有効に利用して、裏のスペースへの抜け出しや両サイドからのクロス利用やポケットへの進出を狙って攻めていく。守備では、ハイプレス時は3-4-3基調、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1のブロック対応。(相手CK時はマンマーク主体でとゾーンディフェンスを加味)〈浦和レッズ〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ安居とグスタフソンとの連携したビルドアップから、両サイドへの展開、右は右シャドー金子と右SB石原、左サイドは左シャドー松尾と左SB長沼に、両ボランチが絡んでサイド攻撃の基点となり、3シャドーとFW小森が頻繁にポジションチェンジして有効なスペースを作る動きを交えつつ、時にサイドチェンジや小森のポストプレーを利用してハーフスペースやバイタルエリアへの進出、更にはポケットへの進出などを利用して攻めていく。守備では、プレス時は4-4-2を基調として前線4人がプレスをかけ、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応していく。(相手CK時はゾーン主体て、マンマークを加味)【得点】 8分 小森(浦和レッズ)53分 小森(浦和レッズ)90+9分 アダイウトン(横浜FC)【退場】63分 伊藤(横浜FC)イエロー2枚【警告】28分 ルキアン(横浜FC)37分 伊藤(横浜FC)70分 ホイブラーテン(浦和レッズ)83分 ンドカ(横浜FC)【試合の流れ】(前半)横浜は3-4-2-1システム、レッズは4-2-3-1システムにて、この試合に臨む。まず最初にチャンスを作ったのはレッズで、連動性の良い攻撃からチャンスをモノにする。レッズは、8分に、中央エリアでのカウンターから、右シャドー金子を起点として、中シャドーのサヴィオとのコンビネーションにて右ポケットに進出した金子のシュートは横浜ディフェンスにブロックされるが、そのこぼれ球に反応したCF小森がゴール上に叩き込んで、レッズが1-0と先制する。レッズは、両サイドを攻撃の基点としつつ、小森と金子、サヴィオ、松尾の前線が逐次ポジションチェンジをすることによりバースペースなどで有効なスペースを突いて、試合の主導権を握ろうとする。これに対して、横浜は、12分に、敵陣左サイドでの展開から、右シャドーのルキアンからパスを受けた左WB神保のクロスはレッズGK西川に難なくキャッチされる。横浜は両サイドを攻撃の基点としつつ、CF櫻川のポストプレーとルキアン、左シャドー室井とのコンビネーションを有効活用しようとする。しかし、その後もレッズが試合を優位に進めていき、19分には、バイタルエリアに進出したボランチのグスタフソンからクサビのパスを受けた小森が左ハーフスペースに走り込んでいた松尾にパスを出して、その松尾がドリブルにて仕掛けながら放った右足のシュートは、ゴール左に外れてしまい、続く21分にも、中央エリアでのカウンターから、ボランチ安居からのスルーパスを受けた金子がそのままドリブルにてペナルティエリア付近まで進出しながら放った右足のシュートは、バーを叩いてしまう。横浜は、試合の流れを変えようと、櫻川、ルキアン、室井の前線から積極的にプレスをかけていこうとするが、レッズは、GK西川、CBダニーロ、ホイブラーテン、時にディフェンスラインに落ちてくるグスタフソンとの連携したビルドアップによりそのプレスを剥がして、両サイドを基点としてボール支配率を高めていく一方で、横浜は5-4-1のリトリート対応を余儀なくされる時間帯が続く。前半も40分が過ぎようとしているところ、横浜は、41分に得た神保の左FKに、櫻川がフォア側にて頭で折り返したボールに、ゴール前に走り込んでいたボランチ山田が左足で合わせるも、バーを超えてしまい。続く43分にも、中央エリアでの櫻川のポストプレーを起点として、右サイドへの展開から、ルキアンからのマイナスのグラウンダーのクロスに、右ハーフスペースで反応した櫻川のシュートはバーを超えてしまう。ロスタイムに入り、レッズは、獲得したサヴィオの左FKはゴール右に外れてしまい、前半はレッズが1-0とリードして終了。(後半) 前半、劣勢を強いられた横浜は、右WB山根から遠藤に、左シャドー室井から駒井に替えて後半に臨む。(レッズは選手交代やシステム変更なし)後半も最初にチャンスを作ったのはレッズで、まず51分に、左サイドでの展開から、松尾を起点として、グスタフソンからパスを受けた小森のボレーシュートは横浜GKスウォヴィクの正面を突いてしまうが、そのいい流れから追加点をゲットする。レッズは、53分に得たサヴィオの右CKに、バイタルエリアにてクリアボールに反応したCBダニーロのミドルシュートは横浜ディフェンスにブロックされるも、そのこぼれ球に素早く反応した小森がゴール左隅に押し込んで、レッズが2-0とリードを広げる。リードを広げられた横浜は、57分に、有効なポストプレーを活用できなかったCF櫻川からアダイウトンに替えて、ルキアンの1トップ、(右から)駒井、アダイウトンのシャドーの配置にて、アダイウトンの左サイドでの攻撃の基点作り、ルキアンのポストプレーなどにより試合の流れを変えようとする。横浜は、59分に、左ハーフスペースに進出したアダイウトンのシュートは、GK西川にキャッチされてしまい、その後も両サイドから攻撃を仕掛けようとする中、63分に、横浜は攻め上がっていた右サイドにてボール奪取されたうえ、左CB伊藤が松尾とのリターンパスを受けて突破しようとしていた小森を倒してしまい、2枚目のイエローカードをもらって退場となってしまい、以後10人で戦うことを余儀なくされる。横浜は、伊藤がいなくなった左CBにボランチの岩武が配置され、右シャドー駒井がボランチに配置され、ルキアン、アダイウトンの2トップ気味の構成で対応していく。その後も、レッズがビルドアップが両サイドを基点として、サイドチェンジを交えつつ、両ボランチ脇のハーフスペースを有効活用しようとする。レッズは、72分に、中シャドーのサヴィオから早川に、75分にはCF小森からチアゴ・サンタナに、左シャドー松尾から原口に替えて、更に追加点を狙っていく。一方で、横浜も79分に、岩武から福森に替えて、左CBに配置して、CBを(右から)山﨑、ンドカ、福森で構成し、左サイドからの福森のクロスを有効活用しようとする。しかし、レッズは、80分に、中央エリアでのカウンターから、早川のスルーパスに、バイタルエリアにて反応した金子のシュートはGKスウォヴィクにセーブされてしまう。その後は、横浜は、遠藤、神保の両WBを基点として、両サイドからのクロスや突破により局面を打開しようと攻撃を仕掛けていくとともに、86分には、ルキアンからジョアン・パウロに替えて、ジョアン・パウロとアダイウトンの流動的な動きから、チャンスを作っていく。横浜は、まず、87分に、敵陣右サイドでの展開から、遠藤のクロスのこぼれ球に、ペナルティエリア内で反応したアダイウトンのシュートはバーを超えてしまう。ロスタイムに入っても、横浜はクロス攻撃を仕掛け、90+2分には、左ハーフスペースにて仕掛けていたアダイウトンのシュートは、ゴール右に外れてしまい、続く90+5分にも、敵陣左サイドでの展開から、神保を起点として、ペナルティエリア内で、ジョアン・パウロからのクサビのパスを受けたアダイウトンのシュートはゴール左に外れてしまうが、土壇場で一矢を報いる。横浜は、90+9分に、バイタルエリアにてクサビのパスを受けたアダイウトンがレッズCB2人を交わして、左ペナルティエリアに進出しながら放ったシュートがゴール右隅に決まり、1点を返したものの、必死の反撃もここまでで、レッズが2-1と逃げ切って勝利。【システム】 (横浜FC)3-4-2-1(右から)GK スウォヴィクDF 伊藤、ンドカ、山崎MF 山根(45分 遠藤)、岩武(79分 福森)、山田、神保シャドー ルキアン(86分 ジョアン・パウロ)、室井(45分 駒井)FW 櫻川(57分 アダイウトン)(守備時はハイプレス時は3-4-3、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1)(浦和レッズ)4-2-3-1(右から)GK 西川DF 石原、ダニーロ、ホイブラーテン、長沼(84分 根本)ボランチ 安居(72分 松本)、グスタフソンシャドー 金子、サヴィオ(72分 早川) 、松尾(75分 原口)FW 小森(75分 チアゴ・サンタナ)(守備時はプレス時/リトリート時とも4-4-2)【勝負の分かれ目】レッズが前半から、前線4人のポジションチェンジにより横浜のディフェンスラインを下げさせたうえ、ハーフスペースやポケットへの有効な進出により、終始試合を優位に進めたこと。【まとめ】レッズは、攻撃時における前線4人、SB、ボランチとの連動性がよく、横浜の5-4-1ブロックディフェンス間のハーフスペースを有効に利用することができ、また小森のポストプレーやスペースへの飛び出しもよく、複数得点により危なげなく勝利できた。この勝利で首位戦線に更に近づいた。横浜は前半、レッズの有効な連動性の高い攻撃により、ブロックディフェンス間のハーフスペース、更にはポケットまで進出されてしまい、苦しい展開となってしまった。後半途中から、両WBやアダイウトンのサイド等の突破により、ようやく活路を見出したが、時既に遅かった。今後は堅いディフェンスをベースとして、後半のような攻撃ができるような継続的な粘り強い戦いができるか?#yokohamafc#横浜FC#urawareds#浦和レッズ#横浜FCvs浦和レッズ#jleague#Jリーグ
2025.08.09
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