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2025年J1第32節セレッソ大阪vs京都サンガの試合をヨドコウ桜スタジアムで観戦。2-1で京都サンガの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ田中、香川との連携したビルドアップから、右シャドーフェルナンデスと左シャドーのアンドラーデがサイドを張ったうえ、右サイドはフェルナンデスと右SBクルーズに、左サイドはアンドラーデと左SB大畑に、ボランチらが両サイドを攻撃の基点とし、パス交換またはロングフィードを使って、サンガのハイプレス裏のスペース、両サイドのスペースを速く攻め、更にはハーフスペース、両ポケットへの侵入を狙って攻めていく。守備では、ハイプレス4-4-2を基調としてプレスを仕掛け、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応をしていく。(相手CK時はゾーンとマンツーマンを併用)〈京都サンガ〉攻撃では、4バックディフェンスラインとアンカー福岡と(時に)右MFペドロとの連携したビルドアップから、右WG松田、左WG原、CFエリアスが頻繁にポジションチェンジしたうえ、右サイドは右SB福田と右MFペドロと松田、左サイドは左SB須貝、左MF平戸、原が連携して両サイドを攻撃の基点としつつ、両サイドへの速い縦パス、ロングフィード、サイドチェンジを有効に利用しつつ、バイタルエリアやハーフスペースに進出する3トップのクサビのパスを主体として、速い縦パスを中心として、アーリークロスやポケットへの進出を交えて攻めていく。守備では、ハイプレス時はマンツーマンプレスの4-3-3基調、リトリート時は4-5-1またはアンカー福岡がディフェンスラインに落ちて5-4-1(相手CK時はマンツーマン主体で、ゾーンディフェンスを加味)【得点】43分 松田(京都サンガ)57分 クルーズ(セレッソ大阪)86分 長沢(京都サンガ)【退場】なし【警告】45+2分 宮本(京都サンガ)54分 ペドロ(京都サンガ)70分 井上(セレッソ大阪)90+4分 中島(セレッソ大阪)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-2-3-1システム、サンガは4-1-2-3システムにて、この試合に臨む。最初にチャンスを作ったのはサンガで、4分に得た左MF平戸の左CKはセレッソCB畠中にクリアされるも、そのクリアボールに、バイタルエリアで反応したCB宮本のミドルシュートはバーを超えてしまい、更に12分にも、左サイドでのカウンターから、左WG原から横パスをバイタルエリア左で受けたCFエリアスのシュートはバーを超えてしまう。サンガは、序盤から、前線3枚からのマンツーマンのハイプレスにより、セレッソのディフェンスラインに強い圧力をかけて、セレッソの有効なビルドアップを阻止することに成功する。これに対して、セレッソは、サンガの強烈なハイプレスに苦労し、有効な攻撃の組み立てができず、4-4-2のリトリート対応を余儀なくされ、自陣でボール奪取してカウンターを狙う展開となる。その後は、両チームの球際の攻防が激しくなる中、25分には、セレッソ右シャドーのフェルナンデス、サンガのエリアスがそれぞれ負傷して交代を余儀なくされ、セレッソは本間が投入されてそのまま右シャドーに入り、サンガが山田が投入されて、(右から)山田、原、松田の3トップに配置換えする。そして、まずセレッソが34分に、敵陣右サイドでの展開から、中シャドー柴山が右ハーフスペースに進出しながら出した左足のクロスに、アンドラーデがゴール前で反応して頭で合わせるも、サンガGK太田の正面を突いてしまう。一方、サンガも36分に、敵陣右サイドでの展開から、右SB福田を基点として、山田から横パスをペナルティエリア付近で受けた右MFペドロのシュートはセレッソディフェンスにブロックされてしまうが、サンガは、前線からのハイプレスを継続するとともに、有効な両サイドへのロングフィードやサイドチェンジを交えて試合を優位に進めて、セットプレーから先制に成功する。サンガは、43分に得た平戸の右CKに、ゴール中央にいた右WG松田が合わせてゴール右隅に流し込んで、サンガが1-0と先制し、前半終了。(後半)サンガは、前半同様、前線からのハイプレスを継続してセレッソのディフェンスラインに圧力かけながら、両サイドを基点として攻撃を仕掛けていく。サンガは、54分に、敵陣左サイドでの展開から、左サイド奥にて平戸を基点として原からパスを受けた松田が左ポケットに進出しながら放ったシュートはセレッソディフェンスにブロックされてしまう。これに対して、セレッソはビルドアップからボランチ香川や田中らのパス交換により、サンガのハイプレスを剥がして両サイドへ素早いパスを供給することで、試合の流れを変えることに成功して、同点に繋げる。セレッソは、57分に得た柴山の左CKに、ニア側にて、右SBクルーズが右足のボレーで合わせて、ゴール左に突き刺して、セレッソが1-1と追いつく。同点に追いつかれたサンガは、59分に、右MFペドロから中野に、左SB須貝から佐藤に替えて試合の流れを変えようとする。サンガは、61分に、敵陣左サイドでの展開から、 原から左ハーフスペースにてパスを受けた平戸がペナルティエリア内に切れ込みながら放った右足のシュートはセレッソGK福井の好セーブに阻まれてしまう。しかし、その後は、セレッソが中盤やディフェンスラインでのパス交換からサンガのプレスを剥がして、両サイド、特に左サイドでのアンドラーデを活用して、左SB大畑とのコンビネーションにより有効な攻撃を展開していく。セレッソは、まず65分に、左サイドでのカウンターからアンドラーデからのクロスに、ペナルティエリアでCFハットン型頭で合わせるも、ゴール右に外れてしまい、67分にも、敵陣右サイドでの展開から、柴山からパスを受けた本間のグラウンダーのクロスに、ゴール前にフリーで進出してきた香川のボレーシュートは、バーを超えてしまう。セレッソの両サイドからの有効な攻撃に対して、サンガは、プレスがかからなくなり、ディフェンスラインが下げさせられて、原のポストプレーも味方の数的不利でボールキープできない苦しい展開となり、74分に、アンカー福岡から長沢に、左MF平戸からレオゴメスに替えて、(右から)山田、長沢、原の3トップ、右WG松田と中野がMF、レオゴメスがアンカーに配置されて、長沢のポストプレーや左サイドでの原を基点としたコンビネーションなどにより試合の流れを変えようとする。サンガは、78分に、中央エリアでのボール争奪戦から、ボールを保持したレオゴメスがそのままゴールに向かって仕掛けてペナルティエリア内に進出して放ったシュートはゴール右に外れてしまう。試合の流れを渡したくないセレッソは、82分に、ボランチ香川から吉野に、中シャドー柴山から中島に替えて、チャンスを作る。セレッソは、まず83分に、ビルドアップから、バイタルエリアにいた吉野から、ペナルティエリア内でスルーパスを受けた中島のシュートはGK太田の好セーブに阻まれ、84分にも、敵陣左サイドでの展開から、大畑から左ハーフスペースでパスを受けたアンドラーデのシュートはゴール右に外れてしまう。セレッソの攻撃で押し込まれる展開が続くサンガは、セットプレーにより不利な局面から逆転に成功する。サンガは、87分に得た山田の左CKに、ゴールニア側に飛び込んだ長沢が頭で合わせて、ゴール左上に突き刺して、サンガが2-1と逆転する。これに対して、セレッソは、CFハットンからブエノに、アンドラーデから髙橋に替えて反撃を試みる。ロスタイムに入り、セレッソは、両サイドを基点として有効な攻撃を仕掛けて、幾度のCKを得てシュートチャンスを掴むも、サンガGK太田やディフェンスラインなどの踏ん張りによりセレッソに得点を与えず、サンガが2-1と逃げ切って勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-2-3-1(右から)GK 福井DF クルーズ、井上、畠中、大畑ボランチ 田中、香川(82分 吉野)シャドー フェルナンデス(25分 本間)、柴山(82分 中島)、アンドラーデ(87分 髙橋)FW ハットン(87分 プエノ)(守備時はプレス時は4-2-4または4-4-2、リトリート時は4-4-2)(京都サンガ)4-1-2-3(右から)GK 太田DF 福田、宮本、鈴木、須貝(58分 佐藤)アンカー 福岡(74分 長沢)MF ペドロ(58分 中野)、平戸(74分 レオゴメス)FW 松田、エリアス(25分 山田)、原(守備時はハイプレス時はマンツーマンプレスの4-3-3基調、ミドルプレス時とリトリート時は4-4-2)【勝負の分かれ目】サンガが後半劣勢を強いられながらも、球際の厳しさを徹底できたうえ、少ないチャンスをモノにしたことと、エリアスの負傷退場後の選手交代策的中。GK、ディフェンスを中心とした粘り強い対応。【まとめ】 サンガは、前半、前線からのハイプレスが有効で試合の流れを掴んで、先制することができるできた。後半は、セレッソの両サイド攻撃により苦しい展開が続いたものの、終始球際で奮闘するとともに、選手交代策型的中して、セットプレーによりチャンスをモノにすることができた。粘り強く戦い、勝利への執念を見せた。サンガらしい戦いで首位戦線に残った。セレッソは、前半、サンガのハイプレスにより試合の主導権を握られてしまい、先生を許してしまった。後半は、サンガのハイプレスを剥がして、多くのチャンスを作ったものの、土壇場のセットプレーで、最も注意すべき選手をフリーでシュートを打たせたのは痛かった。両チームの底力の差が如実に出てしまった。#sanga#cerezo#セレッソ大阪#京都サンガ#セレッソvsサンガ#京阪ダービー
2025.09.28

2025年J1第31節FC東京vsアビスパ福岡の試合を味の素スタジアムで観戦。1-0でFC東京の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈FC東京〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ東、小泉との連携したビルドアップから、両サイド、右サイドは右MF野澤、左サイドは左MF俵積田が高く張ったうえ(時に4-2-4システム)、右サイドは野澤と右SB安斎が、左サイドは俵積田と左SB室屋に、ボランチそれぞれ連携して両サイドを基点としつつ、バイタルエリアやハーフスペースに落ちるFWヒアン、佐藤への速いクサビのパスを利用しながら、外→中→外への循環しながら、クロスやスルーパス、ポケット進出を利用して攻めていく。守備では、プレス時は4-4-2基調、リトリート時は4-4-2基調でブロックディフェンス対応をしていく。〈アビスパ福岡〉攻撃では、3バックディフェンスラインとボランチ松岡、見木との連携したビルドアップから、右WB小田と左WB志知がサイドを高く張り、FWウェリントンのポストプレーを多用しつつ、右サイドは小田と右シャドー名古と右CB田代が連携し、左サイドは志知に左シャドー岩崎と左CB安藤に、ボランチが連携したうえ、パス交換しながら、またブロックディフェンスからウェリントン、名古、岩崎らが連携した鋭いカウンター攻撃を仕掛けて攻めていく。守備では、ハイプレス時はウェリントン、名古、岩崎を起点として5-2-3を基調として圧力をかけ、ミドルプレス時はウェリントンと岩崎が前線に残って5-3-2で圧力をかけ、リトリート時は5-3-2を基調として対応していく。ウェリントン退場後の後半はハイプレスまたはミドルプレス時は4-3-2、リトリート時は5-3-1(相手CK時はマンツーマン主体)【得点】41分 ヒアン(FC東京)【退場】45+3分 ウェリントン(アビスパ福岡)【警告】 9分 志知(アビスパ福岡)45+1分 ウェリントン(アビスパ福岡)警告2回目86分 橋本(FC東京)89分 遠藤(FC東京)【試合の流れ】(前半)東京は4-4-2システム、アビスパは3-4-2-1システムにて、前半開始。まずチャンスを作ったのは東京で、7分に、敵陣左サイドでの展開から、左MF俵積田の右足のクロスに、ニア側に進出したFW佐藤が頭で合わせるも、アビスパGK村上にキャッチされる。 東京は、ビルドアップから両サイドへの展開、アビスパの5-3-2の中盤サイドのスペースを基点として、バイタルエリアに落ちるFWヒアンや佐藤へのクサビのパスを狙いつつ、パスをサイド→中→外を循環して攻撃を組み立てようとしていく。一方、アビスパは、東京の両サイドからの攻撃に対して、5-3-2のブロックディフェンスにて対応し、ヒアンや佐藤へのクサビのパスを狙ってボール奪取からのカウンターを狙う展開となる。そして、アビスパは、26分に、自陣中央でのカウンターから、ボランチ見木がドリブルにて仕掛けながらバイタルエリアにて、右ハーフスペースに走り込む左シャドー岩崎にスルーパスを出し、その岩崎がペナルティエリア右で放った右足クロスシュートは惜しくもゴール左に外れてしまい、33分には、バイタルエリアでのパス交換から、クサビのパスを受けたFWウェリントンのポストプレーからのパスを受けた見木のシュートは東京GKキム・スンギュの正面を突いてしまう。しかし、アビスパが試合の流れを変えるには至らず、東京が両サイドからハーフスペース、更にはポケットへの進出を狙って攻勢に出る。東京は、まず35分に、敵陣右サイドでの展開から、右ハーフスペースにいたボランチ東のスルーパスを、右ポケット付近で受けた佐藤のシュートはアビスパGK村上の好セーブにて阻まれてしまい、続く37分にも、敵陣左サイドでの展開から、バイタルエリアにて横パスを受けた右MF野澤の右足のシュートは左ポストを直撃してしまう、この流れを活かして先制につなげる。東京は、41分に、右サイドでの展開から、コンビネーションで右ハーフスペースに進出した右SB安斎の左足のクロスに、ゴールファー側に進出したヒアンがアビスパ右CB田代のマークを振り切って頭で合わせて、ゴール右隅に流し込んで、東京が1-0と先制する。これに対して、先制されたアビスパは、FWウェリントンへのクサビパスパスを多用するが、東京CB森重、ショルツのハードマークにより潰されてチャンスを作れない。ロスタイムに入り、アビスパはウェリントンがイエローカードを受けてしまい、そして、45+3分に、中央エリアでの安斎との不用意な接触により安斎を倒してしまい、2枚目のイエローカードを受けてしまい、退場処分となってしまい、東京が1-0とリードして前半終了。(後半) 退場により10人となってしまったアビスパは、左シャドー岩崎からベンカリファに、左WB志知から藤本に替え、ベンカリファの1トップとする3-1-4-1システムにして後半に臨む。(東京はこの時点で選手交代などなし)後半も最初にチャンスを作ったのは東京で、52分に、敵右サイドでの展開から、野澤からバイタルエリアにて横パスパスを受けた東のシュートは、GK村上の正面を突いてしまう。東京は前半同様、両サイドを基点として、攻撃を組み立てようしていく。これに対して、アビスパは、55分に、後半開始時に投入されたベンカリファが負傷して、ザハディとの交代を余儀なくされ、ザヘディはそのまま1トップに配置される。アビスパは、57分に、自陣左サイドでのカウンターから、左CB安藤がドリブルにて左サイドを駆け上がって出したグラウンダーのクロスに、ゴール前に進出したザヘディが右足で合わせるも、GKキム・スンギュにキャッチされてしまう。アビスパは、後半投入されて左WB藤本の機動力やザヘディのポストを基点に、5-3-1または4-3-2のディフェンスからのカウンターを主体に攻撃を組み立てようとしていく。しかし、その後も、東京が試合の主導権を握り、61分に、敵陣右サイドでの展開から、ペナルティエリア付近で佐藤からパスパスを受けたヒアンの右足のシュートはバーを超えてしまう。そして、東京は、66分に、ボランチ東から橋本に、右MF野澤から遠藤に、左MF俵積田からギリェルメに替える3枚同時交代策に出て、両サイドからポケットへのパスを狙って攻勢を加えようとする。これに対して、アビスパは、ディフェンスからのカウンターが単発に終わることが多く、75分に、右シャドー名古から紺野に替えて、右サイドからの機動力を活用して、攻撃のアクセントを加えようとする。同時に、東京もヒアンから仲川に替えて対応する。そして、アビスパは、79分に、中CB奈良からクサビのパスをバイタルエリアにて受けたザヘディが振り向きざまに放った右足のミドルシュートはGKキム・スンギュの正面を突いてしまう。アビスパは、右サイドは紺野、左サイドは藤本の機動力を活用してチャンスをうかがうが、東京は4-4-2のブロックディフェンスにより適切に対応して、アビスパに決定機を作らせない。それでも、数的不利のアビスパは両サイドから紺野や藤本がドリブルで仕掛けて東京からファールをもらい、必死に攻めて、90分には、藤本が敵陣左サイドからペナルティエリアに切れ込みながら放った右足のシュートはゴール左ネットに外れてしまい、同点には至らず、東京が1-0と逃げ切って勝利。ら【システム】(FC東京)4-4-2(右から)GK キム・スンギュDF 安斎、森重、ショルツ、室屋ボランチ 東(66分 橋本)、小泉MF 野澤(66分 遠藤)、俵積田(66分 ギリェルメ)FW 佐藤、ヒアン(75分 仲川)(守備時はプレス時は4-4-2基調、リトリート時も4-4-2)(アビスパ福岡)3-4-2-1(右から)GK 村上DF 田代、奈良、安藤MF 小田(83分 湯澤)、松岡、見木、志知(45分 藤本)シャドー 名古(75分 紺野)、岩崎(45分 ベンカリファ(55分 ザヘディ))FW ウェリントン(守備時は前半はハイプレス時は5-2-3基調、ミドルプレスまたはリトリート時は5-3-2)【勝負の分かれ目】東京が両サイドを基点として、ヒアンのポストプレーなどを有効に活用しつつ、終始試合の主導権を握ったこと。【まとめ】 東京は、アビスパの5-3-2の中盤サイドのスペースを基点として、バイタルエリアに落ちるヒアンや佐藤に有効なクサビのパスを通せたうえ、ハーフスペースを有効に進出して先制につなげたことが大きかった。ウェリントンの退場もあり、後半も敵陣に入る時間帯が多く、危なげない勝利。連勝で更なる浮上へ。アビスパは、前半は東京に両サイドを攻撃の基点とされたとともに、ウェリントンのポストプレーも森重、ショルツのハードマークに潰されてしまったうえ、退場により苦しくなってしまった。後半は流れが悪い中、藤本や紺野の機動力を活用してチャンスをうかがったものの、東京の堅いディフェンスの前に、決定機を作れなかった。得点力を高めるための攻撃の組み立てをどうしていくか?#avispa#fctokyo#FC東京#アビスパ福岡#FC東京vsアビスパ福岡#Jリーグ
2025.09.23

2025年J1第30節 浦和レッズvs鹿島アントラーズの試合を埼玉スタジアムで観戦。1-0で鹿島アントラーズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈浦和レッズ〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ安居とグスタフソンとの連携したビルドアップから、両サイドへの展開、右は右シャドー金子と右SB石原、左サイドは左シャドーの渡邊(サヴィオ)と左SB長沼に、両ボランチが絡んで攻撃の基点となり、ハーフスペースやバイタルエリアに降りてくる中シャドーのサヴィオ、サイドやハーフスペースに飛び出すCF松尾を利用しつつ、時にサイドチェンジを交えつつ、ハーフスペース、更にはポケットへの進出を狙って攻めていく。 守備では、プレス時は前線4人がプレス仕掛ける4-4-2、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応していく。(相手CK時はゾーンとマンマークの併用)〈鹿島アントラーズ〉攻撃では、植田とキム・テヒョンの両CBとボランチ三竿と舩橋との連携したビルドアップから、両サイドを基点として、右サイドは右MFチャブリッチ(後半は松村)、左サイドは左MFエウベル(後半はチャブリッチ)が高く張って基点となり(時に4-2-4的システムに可変)、右サイドはチャブリッチと右SB濃野と、左サイドはエウベルと左SB小池に、ボランチやFW鈴木が連携してパス交換して攻撃の基点となり、時にバイタルエリアやハーフスペースに落ちてくるFWレオセアラや鈴木のポストプレーを交えつつ、ハーフスペース、更には両ポケットへの進出を狙って攻めていく。守備では、プレス時は4-4-2基調、リトリート時は4-4-2基調でディフェンス対応していく。(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)【得点】14分 鈴木(鹿島アントラーズ)【退場】なし【警告】55分 キム・テヒョン(鹿島アントラーズ)75分 ホイブラーテン(浦和レッズ)【試合の流れ】(前半)レッズは4-2-3-1システム、アントラーズは4-4-2システムにて、この試合に臨む。まず最初にチャンスを作ったのはレッズで、敵陣右ハーフスペースでのファールにより得た3分に得た右シャドー金子のファー側を狙った左足のFKは、アントラーズGK早川の好セーブに阻まれてしまう。 アントラーズも、8分に、左SB小池のスローイングを受けたボランチ舩橋がバイタルエリア中に向かって放った右足のシュートはゴール右に外れてしまう。アントラーズは、レオセアラと鈴木の2トップを起点として、レッズのディフェンスラインやボランチ安居、グスタフソンに強烈な人的プレスを仕掛けていき、そのプレスにより先制に繋げる。アントラーズは、14分に、レッズGK西川のCBホイブラーテンによるビルドアップにて、鈴木のプレスにより西川のパスが緩くなって、CBダニーロには渡らず、鈴木がそのパスを掻っ攫って、無人のゴールに左足で流し込んで、アントラーズが1-0と先制に成功する。アントラーズは、チャブリッチとエウベルの両MFがサイドに高く張ったうえ、それに濃野と小池の両SB、ボランチ、鈴木が数的優位を作って、両サイドを基点として攻撃を組み立てていくのに対して、レッズはアントラーズのその攻撃によりラインが下がって4-4-2のリトリート対応をせざるを得なくなり、CF松尾によるライン裏やサイドへのスペース飛び出すを活用したカウンターを狙う展開がしばらく続く。そして、アントラーズは、30分に、左ハーフスペースにてボール保持をしていたボランチ三竿からスルーパスを左ポケットで受けたレオセアラのシュートはバーを超えてしまう。これに対して、なんとか局面を打開したいレッズは、シャドーの配置を、中シャドーのサヴィオを左に、左シャドー渡邊を中シャドーに変更したところ、左サイドにてサヴィオがフリーでパスを受けられるようになり、また渡邊もバイタルエリアでパスを受けられるようになるなど、攻撃の流動性が増して、試合の流れを引き寄せていく。レッズは、31分に、バイタルエリアでのパス交換から、敵陣左ハーフスペースにいたボランチのグスタフソンのスルーパスに、ペナルティエリア左で反応した渡邊のシュートはGK早川の好セーブに阻まれてしまい、その流れで得たサヴィオの左CKに、ファー側にて反応した渡邊のシュートは、右ゴールネットを揺らすがゴールには至らない。レッズ、また36分にも、GK西川からのロングフィードを敵陣左サイドにて受けたサヴィオがペナルティエリア左まで進出しながら出したグラウンダーのクロスに、ゴール前にフリーで進出した松尾が合わせるものの、わずかにタイミングが合わず、ゴール右に外してしまう。レッズは、更に42分に、得たサヴィオの左CKから、敵陣左サイド奥にてパスを受けた左SB長沼がそのまま左ポケットまで仕掛けながら出したグラウンダーのクロスに、ファー側にてフリーで反応した右シャドー金子が左足で合わせるも、バーを大きく超えてしまい、再三の決定機を作るものの、ゴールが遠い展開となる。これに対して、アントラーズは、レッズの攻撃に対して4-4-2のリトリート対応をせざるを得ない展開が続いていたが、ロスタイムの45+2分に、ようやく初めてのCKを得て、舩橋の右CKのこぼれ球にペナルティエリア付近で反応したCB植田のシュートは、CBダニーロにブロックされてしまい、前半はアントラーズが1-0とリードして終了。(後半)前半の終わりに、レッズのサイド攻撃によりラインを下げさせられていたアントラーズは、ボランチ舩橋から知念に、左MFエウベルから松村に替えて、松村を右MFに、チャブリッチを左MFに配置換えして後半に臨む。(この時点でレッズは選手交代やシステム変更なし。)後半も最初にチャンスを作ったのはレッズで、46分に、敵陣左サイドでの展開からバイタルエリアでパスを受けたサヴィオのシュートはバーを超えてしまう。一方、アントラーズは、両サイドを攻撃の基点としながら、バイタルエリアやハーフスペースに進出するレオセアラや鈴木へのクサビのパスを狙って試合の流れを変えようとする。アントラーズは、53分に、バイタルエリアでレッズCBダニーロにプレスをかけたレオセアラがボールの競り合いでボール奪取したのを起点として、レオセアラからペナルティエリアに進出してスルーパスを受けたチャブリッチのシュートはGK西川の好セーブに阻まれてしまう。しかし、アントラーズの攻勢は続かず、レッズは、57分に、右シャドー金子から小森に替えて、小森の1トップ、シャドーを(右から)渡邊、松尾、サヴィオを配置する形をとって、小森のバイタルエリアやハーフスペースでのポストプレーを活用しつつ、また右サイドを右SB石原や渡邊、左サイドはサヴィオが高く張って、両サイドからの攻撃を活性化させようとする。しかし、アントラーズは前線からのプレスと4-4-2のブロックディフェンスを有効に使い分けて、レッズの攻撃を凌いでいき、レッズに得点を与えない。そして、攻勢を仕掛けながら得点できないレッズは、72分に、サヴィオから関根に、グスタフソンから中島に、松尾からイサークに替える3枚同時交代策に出て、イサークと小森の2トップ、関根を右MF、中島を左MFとする4-4-2システムに変更して、イサーク、小森へのクサビのパスを活用したうえ、両サイド攻撃を活性化させようとする。一方、アントラーズも77分に、レオセアラからブレーネルに替えて、ブレーネルとチャブリッチの2トップ、右MFを松村、左MFを鈴木に配置替えして、試合の流れを変えようとする。しかし、その後も主導権を握ったのはレッズで、82分に、アントラーズの前線からのプレスをレッズのディフェンスラインがうまく剥がして、パス交換から中島がアントラーズのディフェンスライン裏を抜け出してそのままペナルティエリアまで進出しながら放った右足のシュートはGK早川がパンチングで弾き、そのクリアボールをペナルティエリア右で反応した石原のシュートも早川がパンチングで弾き出して、レッズの決定機をことごとく阻止する。レッズが攻勢を仕掛ける中、ロスタイムに入り、レッズは90+6分に、両サイドでの展開から、バイタルエリアに進出したダニーロのミドルシュートはアントラーズにブロックされるも、そのこぼれ球を、ファー側でフリーで反応したイサークのシュートはまたもや早川の好セーブに阻まれてしまい、アントラーズが1-0と逃げ切って勝利。【システム】(浦和レッズ)4-2-3-1(右から)GK 西川DF 石原、ダニーロ、ホイブラーテン、長沼(81分 荻原)ボランチ 安居、グスタフソン(72分 中島)シャドー 金子(57分 小森)、サヴィオ(72分 関根)、渡邊FW 松尾(72分 イサーク)(守備時はプレス時は4-4-2基調、リトリート時は4-4-2)(鹿島アントラーズ)4-4-2(右から)GK 早川DF 濃野、植田、キム・テヒョン、小池ボランチ 三竿、舩橋(45分 知念)MF チャブリッチ(84分 津久井)、エウベル(45分 松村)FW レオセアラ(77分 ブレーネル)、鈴木(89分 小川)(守備時はプレス時は4-4-2基調、リトリート時は4-4-2)【勝負の分かれ目】アントラーズが前線からのプレスを怠ることなく遂行したとともに、レッズの両サイド攻撃に対しても粘り強いブロックディフェンスを遂行できたことと、GK早川の再三の好セーブ連発。【まとめ】 アントラーズは、前半、前線からの強烈なプレスによりレッズのビルドアップにミスを生じさせて先制に成功して、プレスまたはリトリート時の強固なディフェンスにより逃げ切ることができた。特に後半は、レッズの両サイド攻撃に苦しんだものの、早川やディフェンスラインが粘り強い対応でレッズに得点を与えなかった。この勝利は大きく、これで首位浮上。レッズは、序盤、アントラーズのプレスに苦しみ、自らのミスにより先制を許したことが最後まで尾を引いてしまった。前半途中、サヴィオと渡邊をポジションチェンジするなどで試合の流れを掴み、後半試合を優位に進みながらも、アントラーズ早川の好セーブなどにより決定機を活かせなかった。上位戦線から遠のく痛い敗戦。#urawareds#antlers#鹿島アントラーズ#浦和レッズ#レッズvsアントラーズ#Jリーグ
2025.09.21
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