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2025年J1第21節浦和レッズvs湘南ベルマーレの試合を埼玉スタジアムで観戦。4-1で浦和レッズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈浦和レッズ〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ安居とグスタフソンとの連携したビルドアップから、両サイドへの展開、右は右シャドー金子と右SB石原、左サイドは左シャドーのサヴィオと左SB荻原に、両ボランチが絡んで攻撃の基点となり、ハーフスペースやバイタルエリアに降りてくる中シャドー渡邊、CF小森へのクサビのパスを利用しながら、時にサイドチェンジを交えつつ、サイド→中→サイドを繰り返しつつ攻めていく。 守備では、プレス時は前線4人にプレス仕掛ける4-2-4、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応していく。(相手CK時はゾーンとマンマークを併用)〈湘南ベルマーレ〉攻撃では、3バックディフェンスラインとボランチ奥野、奧埜との連携したビルドアップから、両サイドへの展開、右WB藤井と左WB太田がサイドを高く張ったうえ、右サイドは藤井と右シャドー小野瀬に、左サイドは太田と左シャドー平岡に、ボランチが連携して攻撃の基点となり、時にFW鈴木章のポストプレー交えつつ、クサビのパスを含むハーフスペースの利用、更にはポケットへの進出を狙って攻めていく。守備では、ハイプレス時は3-4-3、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1プレスによりサイドへ誘導(相手CK時はゾーン主体でマンマークを加味)【得点】 33分 ホイブラーテン(浦和レッズ)45+4分 小森(浦和レッズ)71分 関根(浦和レッズ)77分 太田(湘南ベルマーレ)90+5分 チアゴ・サンタナ(浦和レッズ)【退場】なし【警告】なし【試合の流れ】(前半)レッズは4-2-3-1システム、ベルマーレは3-4-2-1システムにて、この試合に臨む。まずチャンスを作ったのはベルマーレで、2分に、右サイドでのカウンターから、右ハーフスペースでの右シャドー小野瀬のスルーパスに、右バイタルエリアにて反応したボランチ奥野のシュートは、レッズGK西川にキャッチされてしまう。ベルマーレは、サイドを高く張り出した藤井、太田の両WBを基点として、両サイドから攻撃の機会をうかがう。これに対して、レッズも、両サイドを基点として攻撃の機会をうかがい、12分に得た左SB荻原の右FKに、ニア側にてボランチのグスタフソンがベルマーレのマーキングに競り勝った頭で合わせて、ゴール右隅に流し込んで、1-0と先制したかに見えたが、VARの結果、オフサイドと判定されて、先制には至らず。失点が取り消されて事なきを得たベルマーレは、試合の流れをつかもうと、前線からの厳しいプレスによりボール奪取してFW鈴木章へのクサビのパスなど素早い攻撃を仕掛けようとする一方、レッズも4-4-2を基調とした厳しいブロックディフェンスにて対抗する。その後は、ベルマーレが28分に得た小野瀬の右FKのクリアボールを、バイタルエリアにて反応した左シャドー平岡のシュートはバーを超えてしまう。しかし、レッズは、両サイドからの攻撃により、徐々にベルマーレのディフェンスラインを下げさせることに成功し、その流れで得たセットプレーにより先制に繋げる。レッズ、33分に得た中シャドー渡邊の左CKに、ペナルティエリア中央にて反応した左CBホイブラーテンがベルマーレのマーキングに競り勝って、頭で合わせてゴール右隅に流し込んで、レッズが1-0と先制する。先制したレッズは、両サイドを基点と攻撃が更に活性化し、まず42分には、中央から左サイドへの展開から、左ハーフスペースにてパスを受けた左シャドーのサヴィオのシュートはベルマーレGKポープの正面を突いてしまうが、ロスタイムに入って、レッズがまたもやセットプレーにて追加点をモノにする。レッズは、48+4分に得た荻原の左CKに、ニア側にて反応したFW小森がベルマーレのマーキングに競り勝って、頭で合わせて、ゴール右隅に流し込んで、レッズが2-0とリードを広げて、前半終了。(後半)ベルマーレは、開始早々、中CB大野から松本に替えて、後半に臨む。(レッズは選手交代策などはなし)後半、まずシュートチャンスを作ったのはレッズで、51分に、右サイドでのカウンターから、敵陣右サイド奥に進出した右シャドー金子から、右ハーフスペースにてマイナス気味の横パスを受けたボランチ安居のシュートはバーを超えてしまう。一方、試合の流れを変えたいベルマーレも、サイドチェンジを交えた両サイド攻撃を展開してチャンスをうかがい、56分には、敵陣右サイドでの展開から、右CB鈴木雄のクロスに、ゴール前に進出した小野瀬が頭で合わせるも、惜しくもバーを叩いてしまい、続く59分にも、敵陣右サイドでの展開から、藤井のスルーパスに右ハーフスペースにて反応した小野瀬のシュートは右ポストを叩いてしまい、得点には至らない。そこで、ベルマーレは、59分に、左シャドー平岡からフィリッピに替えて、フィリッピの1トップ、(右から)鈴木章、小野瀬のシャドーに配置替えをして、フィリッピのポストプレーを活用するなど反撃の機会をうかがう。レッズも66分に、FW小森から松本に、右シャドー金子から大久保に、左シャドーのサヴィオから関根に替える3枚替えを行い、松尾(36分に渡邊に替わって投入)を1トップ、シャドーを(右から)大久保、松本、関根の順に配置して更なる追加点を狙う一方で、ベルマーレもまた67分に、左シャドー小野瀬から小田に、ボランチ奥野から茨田に替える2枚替えを行い、両チームとも動きが激しくなる。そうした中、レッズが選手交代策が的中してサイド攻撃から更なる追加点をモノにする。レッズは、敵陣右サイドでの展開から、松本が右ポケットまで進出しながら出したアーリークロスに、ゴール前に飛び込んだ関根が頭で合わせて、ゴール中に押し込んで、レッズが3-0と更に引き離す。更なる追加点を許したベルマーレは、77分に、敵陣右サイドでの展開から、藤井?から、バイタルエリアにてクサビのパスを受けたフィリッピが左ポケットにはたいて、そのパスに反応してフリーで走り込んだ太田が右足でゴール左下に流し込んで、ベルマーレが1点を返す。また、ベルマーレは、81分にも、右ハーフスペース/バイタルエリア間でのパス交換から、小田がシュートを放つも、レッズGK西川の正面を突いてしまう。レッズは、84分に、ボランチのグスタフソンからチアゴ・サンタナに替えて、チアゴ・サンタナの1トップ、シャドーを(右から)関根、大久保、松尾の順に配置して、チアゴ・サンタナのポストプレーを活用して更なる追加点を狙い、またもや選手交代策が的中して、ロスタイムに追加点をモノにする。レッズは、90+4分に、中央エリアでのボール争奪戦に競り勝ったチアゴ・サンタナがそのままドリブルにてバイタルエリアに向かって仕掛けて、GKポープと1対1になりながら、冷静に左足にて難なくゴール左隅に流し込んで、レッズが4-1と更に突き放して勝利。【システム】(浦和レッズ)4-2-3-1(右から)GK 西川DF 石原、ダニーロ、ホイブラーテン、荻原ボランチ 安居、グスタフソン(84分 チアゴ・サンタナ)シャドー 金子(66分 大久保)、渡邊(36分 松尾)、サヴィオ(66分 関根)FW 小森(66分 松本)(守備時はプレス時は4-2-4または4-4-2、リトリート時は4-4-2)(湘南ベルマーレ)3-4-2-1(右から)GK ポープDF 鈴木雄、大野(45分 松本)、松村MF 藤井、奥野(67分 茨田)、奧埜、太田シャドー 小野瀬(67分 小田)、平岡(59分 フィリッピ)FW 鈴木章(75分 石橋)(守備時はハイプレス時は3-4-3、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1)【勝負の分かれ目】レッズが両サイドからの攻撃により、ベルマーレのディフェンスラインを下げさせることにより得たCKにより試合の主導権を掴んだうえ、後半も効果的に追加点をあげたこと。【まとめ】 レッズは、序盤こそ、ベルマーレの激しいプレスに苦しんだものの、両サイドを基点とした攻撃により得た2つのCKを確実にモノにし、後半も有効な選手交代策により追加点により、ベルマーレを突き放すことができた。今日は完勝で、東京戦の敗戦を払拭できたか?ベルマーレは、序盤は前線からの厳しいプレスと両WBを高く張り出した両サイドからの攻撃により、チャンスを作りかけたが、レッズの有効な両サイド攻撃によりリトリート対応を余儀なくされ、CKのマーキングで2度(VARの失点取消を含めると3度)も競り負けてしまったのが大きく響いて、大量失点に繋がってしまった。同じパターンでの失点はチームの規律として問題があり、規律などの再確認が必要。#urawareds#bellmare#湘南ベルマーレ#浦和レッズ#レッズvsベルマーレ#Jリーグ
2025.07.23

2025年J1第24節東京ヴェルディvsFC町田ゼルビアの試合を味の素スタジアムで観戦。1-0でFC町田ゼルビアの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈東京ヴェルディ〉攻撃では、宮原、綱島、谷口の3CBとボランチ平川、森田、右シャドー齋藤との連携したビルドアップから、右サイドは右WB松橋、左サイドは左WB翁長が高く張ったうえ、右サイドは松橋と齋藤、左サイドは翁長と左シャドー新井に、ボランチが連携して両サイドを攻撃の基点とし、FW染野がゼルビアのディフェンスラインと駆け引きしてスペースを作る動きをしつつ、時にバイタルエリアや両ハーフスペースに侵入する齋藤、新井へのクサビのパスを使いつつ、両サイドからのクロスや前線のコンビネーションを活用し、更には両ポケットへの侵入を狙って攻めていく。細やかなパス交換を主体。守備では、プレス時は5-2-3基調、リトリート時は5-4-1のブロックディフェンス(相手CK時はマンツーマン主体、ゾーン加味〈FC町田ゼルビア〉攻撃では、岡村、菊池、昌子の3CBとボランチ前、下田との連携したビルドアップから、右サイドは右WB望月、左サイドは左WB林が高く張ったうえ、右サイドは望月と右シャドー西村、左サイドは林と左シャドー相馬に、ボランチが連携して両サイドを攻撃の基点とし、時にバイタルエリアや両ハーフスペースに侵入するCF藤尾や西村へのクサビのパスを使いつつ、両サイドからのクロスや前線のコンビネーションを活用し、更には両ポケットへの侵入を狙って攻めていく。守備では、ハイプレス時は3-4-3または4-3-3のマンツーマンプレス、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1にてディフェンス対応していく。(相手CK時はゾーンとマンツーマンを併用)【得点】63分 菊池(FC町田ゼルビア)【退場】なし【警告】なし【試合の流れ】(前半)ヴェルディ、ゼルビアとも、3-4-2-1システムにて、この試合に臨む。まず最初にシュートチャンスを作ったのはヴェルディで、まず5分に、右シャドー齋藤がバイタルエリアからのミドルシュートはゴール右に外れてしまい、続く10分にも、ペナルティエリア左にて流れたクロスを受けた翁長のクロスに、ゴール前に進出したFW染野が反応して放った左足のシュートはゼルビアGK谷の好セーブに阻まれてしまい、更に13分にも、右サイドでのカウンターから、右WB松橋からのアーリークロスに、ゴール前にフリーで飛び込んだ染野が合わせるも、ゴール左に外してしまい、決定機を活かせられず。ヴェルディは、両サイドから、またはGKを基点としたビルドアップでのパス交換により、ゼルビアのプレスを剥がして、齋藤、新井の両シャドーが落ちてくるハーフスペースへのパスを通すなど、試合の流れを優位に進めていく。これに対して、ゼルビアは、23分に得た左シャドー相馬のFKは、ヴェルディGKマテウスの正面を突いてしまう。ゼルビアは、両サイドを基点として攻撃を組み立てようとするも、ヴェルディの数的優位を活かした5-4-1のブロックディフェンスにより、FW藤尾や相馬、西村の両シャドーへの有効なパスが通らず、苦しい展開が続く。その後も、ヴェルディが32分に、バイタルエリアで齋藤がボール奪取に成功して、前で走り込んでいた染野にスルーパスを出したものの、染野のシュートはバーを超えてしまう。ゼルビアは、試合の流れを変えよう、藤尾、西村ら前線からハイプレスを仕掛けていくが、ヴェルディは、そのプレスを数的優位を活かしたパス交換により剥がしてチャンスをうかがう。ヴェルディは、37分に、左ハーフスペースにてクロスのこぼれ話を受けた松橋のクロスに、ゴール前で染野が頭で合わせるも、バーを超えてしまい、続く40分にも、右ハーフスペースにてボランチ平川?からパスを受けた齋藤のシュートはGK谷の好セーブに阻まれてしまう。前半は、ヴェルディが試合を優位に進めながら、0-0で終了。(後半)ヴェルディ、ゼルビアとも選手交代なく、後半開始される。後半も、ヴェルディが中盤からのビルドアップによるパス交換によりハーフスペースへの有効なパス出しを狙い、これに対して、ゼルビアは5-2-3のミドルプレスにより、ヴェルディの中盤での優位性を崩そうとする展開がしばらく続く。最初に動いたのはゼルビアで、60分にヴェルディ中CB綱島との競り合いで頭部負傷した西村からナ・サンホに替えて試合の流れを変えようする中、ゼルビアがセットプレーを活かして先制にて繋げる。ゼルビアは、63分に得た左WB林のロングスローで、ゴール前での混戦によるこぼれ球に、一瞬フリーとなった中CB菊池が素早く反応して右足での合わせてゴール右隅に流し込んで、ゼルビアが1-0と先制する。思わぬ形で先制されたヴェルディは、69分に、FW染野から白井に、右WB松橋から福田に替える2枚替えを行い、白井の1トップ、シャドーを齋藤、福田、左シャドー新井を右WBに配置替えして機動性を高めてチャンスをうかがう。ヴェルディは、72分に得た福田の左CKのこぼれ球に、バイタルエリア付近で反応した新井のシュートはバーを超えてしまい、続く73分にも、中央エリアでのカウンターから、ボール奪取したボランチ森田がそのままバイタルエリアへ仕掛けながら放った左足のシュートは、ゴール左に外れてしまう。劣勢が続くゼルビアは、76分に、右WB望月から中山に、FW藤尾からオ・セフンに替える2枚替えを行い、オ・セフンのポストプレーによるボール保持など、試合の流れを変えようとする。しかし、その後も、ヴェルディがボール保持する時間帯が続き、ゼルビアは5-4-1のリトリート対応によるブロックディフェンスにて、特にバイタルエリアを開けない対応をしていく。ヴェルディは、83分に、ビルトアップから、左ハーフスペースにボールを運んだ左CB谷口のシュートはGK谷の正面を突いてしまう。ロスタイムに入り、ボール保持しながら、ゼルビアの堅いブロックディフェンスにより、有効なパスが繋がらず、CBの綱島をトップに配置して、綱島や白井を目掛けてサイドやディフェンスラインからのクロスを多用するも、ゼルビアの岡村、菊池、昌子を中心としたディフェンス陣がことごとく跳ね返して、ヴェルディにゴールを許さず、ゼルビアが1-0と逃げ切って勝利。【システム】(東京ヴェルディ)3-4-2-1(右から)GK マテウスDF 宮原、綱島、谷口MF 松橋(69分 福田)、平川(79分 食野)、森田、翁長(90+6分 林)シャドー 齋藤(90分 川崎)、新井(90分 熊取谷)FW 染野(69分 白井)(守備時はプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1)(FC町田ゼルビア)3-4-2-1(右から)GK 谷DF 岡村、菊池、昌子MF 望月(76分 中山)、 前、下田(90+3分 仙頭)、林シャドー 西村(60分 ナ・サンホ)、相馬(90+3分 沼田)FW 藤尾(76分 オ・セフン)(守備時はハイプレス時は3-4-3または4-3-3、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1)【勝負の分かれ目】ゼルビアが終始ボールを支配され、リトリート対応が続く時間帯の中、得意のロングスローを活かして、ほぼワンチャンスで先制して、堅守で守り切ったこと。【まとめ】 ゼルビアは、序盤からヴェルディに決定機を作られ、またヴェルディのビルドアップからのパス回しによりプレスが剥がされるなど、試合の流れを掴めないでいたが、、セットプレーからのワンチャンスにより勝利をモノにした。この勝利は大きく、首位戦線に大きく顔を出す。ヴェルディは、序盤連続しての決定機をモノにできなかったことが最後まで響いた。中盤でのパス回しで、ゼルビアのプレスを剥がして、何度もチャンスをうかがったが、最後はゼルビアの5-4-1ブロックディフェンスを崩すことができなかった。悔しい敗戦。#zelvia#verdy#東京ヴェルディ#町田ゼルビア#ヴェルディvsゼルビア#東京ダービー#Jリーグ
2025.07.20

2025年J1第24節FC東京vs浦和レッズの試合を味の素スタジアムで観戦。3-2でFC東京の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈FC東京〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ橋本と高との連携したビルドアップから、時に橋本または高がアンカー的役割、高または橋本とトップ下の佐藤がIH的役割、遠藤と俵積田がWGとなる4-1-2-3システムに可変しつつ、右サイドは遠藤と高とSB長友が、左サイドは俵積田と佐藤と左SB室屋がそれぞれ連携して両サイドを基点としつつ、遠藤と俵積田が両サイドを高く張ったうえ、速い縦パスやクロス、時にFWヒアンのポストプレーを利用しながら攻めていく。守備では、4-1-3-2を基調としてマンツーマンのハイプレスをかけ、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応をしていく。(相手CK時はゾーンとマンツーマンを併用)〈浦和レッズ〉攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ安居とグスタフソンとの連携したビルドアップから、両サイドへの展開、右は右シャドー金子と右SB石原、左サイドは左シャドーのサヴィオの左SB長沼に、両ボランチが絡んでサイド攻撃の基点となり、時にFW小森や中シャドー渡邊がサイドに開き、またはディフェンスライン裏抜けといった動きを交えつつ、サイドからのハーフスペースやバイタルエリアへのパスを起点として、サイドへの展開からのクロスやポケットへの進出などを利用して攻めていく。守備では、プレス時は4-4-2を基調として前線4人がプレスをかけ、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応していく。(相手CK時はゾーン主体て、マンマークを加味)【得点】 6分 遠藤(FC東京)14分 安居(浦和レッズ)20分 小森(浦和レッズ)66分 ヒアン(FC東京)88分 仲川(FC東京)【退場】なし【警告】80分 ダニーロ(浦和レッズ)90+2分 室屋(FC東京) 90+4分 ショルツ(FC東京)【試合の流れ】(前半)東京、レッズとも4-2-3-1システムにて、この試合に臨む。まずシュートチャンスを作ったのは東京で、1分に、右ハーフスペースに進出したボランチ橋本のシュートはゴール左に外れてしまうが、この流れを活かして先制につなげる。東京は、6分に、敵陣右サイドでの展開から、右SB長友のクロスに、ゴール前に進出した右シャドー遠藤が頭で晒して、ゴール左隅に流し込んで、東京が1-0と先制する。東京は、左シャドー俵積田や遠藤への速いパスを交えて、縦に速い攻撃を展開しようとする。これに対して、レッズは、11分に、敵陣左サイドでの展開から、左シャドーのサヴィオのパスを左ハーフスペースで受けたトップ下の渡邊が中に切れ込みながら放った右足のシュートは、東京GKキム・スンギュの正面を突いてしまうが、この流れを活かして、同点につなげる。レッズは、14分に、敵陣左サイドでの展開から、左シャドー金子のクロスのクリアボールを、ペナルティエリア付近で反応したボランチ安居が右足で冷静に右隅下に流し込んで、レッズが1-1と同点に追いつく。レッズは、更に、20分にも、今度は、左サイドでの展開から、左サイドに流れていた渡邊が東京ディフェンスライン裏を抜け出して、そのままゴールに向かってドリブルで仕掛けて、GKキム・スンギュと1対1になって、ゴール右隅に難なく流し込んで、レッズが2-1と逆転に成功する。レッズは、ビルドアップから、両サイドを基点として、FW小森や渡邊がディフェンスライン裏やサイドを狙ってスペースを作って攻撃を組み立てようとする。しかし、東京も、24分に得た遠藤の右FKのクリアボールを左ハーフスペースにて反応した俵積田のゴール右上隅を狙った右足のシュートは、レッズGK西川の好セーブに阻まれてしまい、また31分にも、バイタルエリアでの遠藤のスルーパスに反応したFWヒアンがGK西川と1対1になってシュートを放つも、ゴール左に外れてしまう。東京は、右は遠藤、左は俵積田が両サイドを高く張って、SBとの連携により、ハーフスペースの有効活用によりチャンスをうかがう。逆転に成功したものの、試合の流れを失いかけているレッズは、左シャドーのサヴィオがバイタルエリアでのゲームメイク、渡邊が左サイドに流れたりと、頻繁にポジションチェンジをしてリズムを変えようとする。レッズは、35分に得た渡邊の左CKに、サヴィオがフォア側にて頭で合わせるも、GKキム・スンギュの正面を突いてしまう。ロスタイムに入り、3分に、東京は、敵陣右サイドにて橋本がレッズからボール奪取して出したクロスに、ゴール前に進出したヒアンが頭で合わせて、ゴール左隅に流し込んで、東京が2-2と同点に追いついたかに見えたが、VARの結果、橋本のボール奪取がファールと判定され、東京の得点は取り消されてしまい、前半はレッズが2-1とリードして終了。(後半) 東京、レッズとも、選手交代等なく、後半開始される。最初に試合の流れを掴んだのは東京で、54分に、左サイドでのカウンターから、俵積田がドリブルで仕掛けて左ポケットまで進出して出したグラウンダーのクロスに、バイタルエリアに進出した遠藤の左足のシュートはゴール左に外れてしまい、更に55分にも、敵陣右サイドでの展開から、長友から横パスを受けた遠藤が中に切れ込みながら放った左足のシュートは、またもやゴール左に外れてしまう。試合の流れを掴みながら同点には至らない東京は、57分に、右シャドー遠藤から安斎に替えて、両サイドからの攻勢を試みる。一方で、東京の両サイドからの攻撃により、後半長く、ディフェンスラインが下がって4-4-2のリトリート対応を余儀なくされていたレッズは、試合の流れを変えるために、61分に、左シャドーのサヴィオからチアゴ・サンタナに、FW小森から松尾に替える2枚替えを行い、チアゴ・サンタナの1トップ、シャドーを(右から)金子、渡邊、松尾で構成して、サンタナのポストプレーによるボール保持、松尾らのスペースへの飛び出しにより、良くない局面を打開しようとする。レッズは、64分に、ディフェンスラインから敵陣右サイドにてロングフィードを受けた金子が、対峙する東京左SB室屋をドリブルで張り切って右ポケットまで進出しながら放ったシュートは、GKキム・スンギュにキャッチされてしまう。しかし、レッズの攻撃の勢いはつかず、東京が両サイドからの活性化した攻撃により、同点に追いつく。東京は、66分に、敵陣右サイドでの展開から、安斎とのパス交換にて右ハーフスペースに進出した長友のグラウンダーのクサビのパスに、ペナルティエリア内で反応したヒアンが振り向きざまに放ったシュートは、レッズのブロックに当たりながらゴールに吸い込まれて、東京が2-2と今度こそ同点に追いつく。同点を許したレッズは、東京の攻撃に対してプレスがかからず、また攻撃時における押し上げも不足し、東京の攻撃に対して、リトリート対応する時間帯が続き、73分には、左SB長沼から荻原に、右シャドー金子から関根に替える2枚替えを行い、シャドーを(右から)渡邊、松尾、関根で構成して試合の流れを変えようとする。しかし、東京も、75分に、トップ下の佐藤から仲川に、左シャドー俵積田から野澤に替える2枚替えを行い、更に86分にはボランチ高から小泉に、FWヒアンから山下に替えて、更に攻勢を加えようとし、そして88分に逆転に成功する。東京は、88分に得た安斎の左CKのクリアボールに、右バイタルエリアにて反応した野澤のシュートはレッズにブロックされるも、そのゴール前に浮いたこぼれ球に反応した仲川が反応して頭で合わせて、ゴールに流し込んで、東京が3-2と逆転に成功する。ロスタイムに入って、逆転を許したレッズは反撃に出て、90+8分に、敵陣左サイドでの展開から、チアゴ・サンタナとのパス交換から左ハーフスペースを抜け出した左SB荻原が左ポケットまで進出しながら放ったシュートは無常にもゴール左上バーを叩いてしまい、同点には至らず、東京が3-2で勝利。【システム】(FC東京)4-2-3-1⇄4-1-2-3(右から)GK キム・スンギュDF 長友、ショルツ、森重、室屋ボランチ 橋本、高(86分 小泉)シャドー 遠藤(57分 安斎)、佐藤(75分 仲川)、俵積田(75分 野澤)FW ヒアン(86分 山下)(守備時はハイプレス時は4-1-3-2のマンツーマンプレス、リトリート時は4-4-2)(浦和レッズ)4-2-3-1(右から)GK 西川DF 石原、ダニーロ、ホイブラーテン、長沼(73分 荻原)ボランチ 安居(84分 松本)、グスタフソンシャドー 金子(73分 関根)、渡邊、サヴィオ(61分・チアゴ・サンタナ)FW 小森(61分 松尾)(守備時はプレス時/リトリート時とも4-4-2)【勝負の分かれ目】東京が後半、俵積田、遠藤を中心とした両サイドからの攻撃が活性化したことにより、レッズのディフェンスを疲弊させて、押し込むことに成功したこと。【まとめ】 東京は、前半はレッズにプレスを剥がされ、スペースを上手く利用されていたものの、後半は俵積田、遠藤を基点として両SBとの連携により、レッズのディフェンスを崩すことができた。この勝利をキッカケに上昇できるか?レッズは、前半は、両サイドを基点に、渡邊や小森がスペースを有効活用できたこともあり、逆転に成功したものの、後半は東京の両サイド攻撃によりディフェンスラインが下がって、後手に回ってしまい、疲弊してしまった。ロスタイムでの荻原のシュートは不運にもバーに嫌われてしまった。#urawareds#fctokyo#FC東京#浦和レッズ#FC東京vsレッズ#Jリーグ
2025.07.19
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