フットボール(サッカー)戦術研究

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2021.07.21
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​​2021年J1第21節セレッソ大阪​vsFC東京の試合をヨドコウスタジアムで観戦。3-3のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈セレッソ大阪〉
攻撃では、ディフェンスラインとボランチ奧埜、原川とのビルドアップから、両SB松田、丸橋が高い位置を張って両サイドに展開しつつ、時に左MF清武が中に入ってチャンスメイクを試み、両サイドを基点としたパス交換とクロスを交えて攻めていく。
守備では、前線からプレスを行い、数をかけてボールを奪取しに行く。リトリート時は4-4-2ブロックを基調してディフェンスしていく。

〈FC東京〉
攻撃では、ディフェンスラインとボランチ青木、安部とのビルドアップから、主として、FWオリヴェイラ、レアンドロ、MF東、アダイウトンが速いタイミングにてバイタルスペースやサイドのスペースに飛び込んで連携して攻めていく。
守備では、4-4-2を基調として、必ず1人がボール保持者に厳しいプレスをかけて、周辺の選手がボール奪取していく。

【得点】
12分 レアンドロ(FC東京)
38分 オリヴェイラ(FC東京)
46分 加藤(セレッソ大阪)
57分 坂元(セレッソ大阪)
73分 チアゴ(セレッソ大阪)
82分 レアンドロ(FC東京)

【警告】
松田陸(セレッソ大阪)
森重(FC東京)
松田力(セレッソ大阪)
チアゴ(セレッソ大阪)

【試合の流れ】
(前半)
セレッソ、FC東京とも4-4-2システムにてこの試合に臨む。

セレッソがペースを掴みかけるに見えたが、FC東京がセレッソが攻め上がったサイドのスペースを有効に突いて、チャンスを掴む。
11分に、セレッソGKキム・ジンヒョンのパスミスに乗じて、左MFアダイウトンがボール奪取してあげた左クロスにFWレアンドロがフリーにて頭で合わせるも、惜しくも左に外れてしまったが、続く12分に、カウンターから左サイドにてアダイウトンを基点に、FWオリヴェイラのポストプレーに反応したFWレアンドロがGKキム・ジンヒョンの手をかすめながらゴール左隅に突き刺して、FC東京が1-0と先制する。
その後はFC東京が4-4-2ブロックを基調として、セレッソボール保持者に1対1にて執拗にプレスをかけたのが功を奏す。セレッソが両サイドを基点としてパス交換を試みるも、アダイウトン、オリヴェイラ、レアンドロ、東らが連携して、ボール奪取してから素早いカウンターを積極的に仕掛けることにより、セレッソディフェンスを混乱に誘おうとする。
FC東京が攻撃陣がサイドやバイタルエリアのスペースを有効に狙っていく中、待望の追加点を得る。
中央エリアでのカウンターから、右MF東のスルーパスに反応したオリヴェイラがセレッソディフェンス裏に抜け出してGKキム・ジンヒョンの1対1になって難なくかわしてゴール右隅に流し込んで、FC東京が2-0とリードを広げる。
さらに、40分にも、アダイウトンが左サイドでのカウンターから仕掛けて、レアンドロとのワンツーパスをペナルティエリア付近で受けた放ったシュートはオフサイドの判定により、更なる追加点には至らず。
(このオフサイド判定が後半に響くことになる。)
これに対して、セレッソは東京の堅いディフェンスにチャンスを作れずにいたが、ロスタイムに右MF坂元がFC東京左SBバングーナガンデと右サイド奥で1対1となって抜き去って上げたクロスにバイタルエリアで反応したボランチ原川がボレーで合わせるも、バーを大きく超えてしまい、前半はFC東京が2-0とセレッソを圧倒して終了。

(後半)
何とか反撃に講じたいセレッソは、後半から、FW大久保から高木に替えて左MFに配置し、左MF清武をトップ下に、FWの加藤を1トップにする4-2-3-1システムに変更し、早速効果が出る。
46分に、中央での展開から左サイドにてボールを受けた左SB丸橋のグラウンダー気味のクロスに、ニアにいた加藤がFC東京DFに競り勝って合わせたボールはFC東京GK波多野の手をかすめてゴール左隅に吸い込まれて、セレッソが1点を返す。

セレッソは、3シャドーへの変更により、右は坂元と松田陸との連携、左は高木と丸橋との連携がスムーズになり、サイドやハーフスペースの有効に活用できるようになり、試合の流れ掴んでいくのに対して、FC東京はカウンター対応で活路を見出そうとするが、ディフェンスラインが押し下げられていく。
セレッソが攻撃陣の連携が良くなる中、さらにチャンスを掴んでいく。
57分に、左サイドへの展開から、左シャドー高木が左ハーフスペースにて上げたグラウンダーのクロスにニアにいた加藤がフォア側に晒せたボールに坂元が合わせてゴール右隅に流し込んで、セレッソが2-2と追いつく。
同点に追いつかれたFC東京は、流れを変えるために、63分に、ボランチ青木から品田に、右MF東から田川に、左MFアダイウトンから永井に、3枚同時替えを行い、流れを変えようとするが、これでもセレッソ攻勢の流れは変わらず、セレッソがまたもやチャンスをモノにする。73分に、ボランチ原川の右CKにボランチ奧埜経由にてフォア側にいたCBチアゴが合わせて左に決めて、セレッソが3-2と逆転に成功する。
これに対して、逆転されたFC東京は、76分にオリヴェイラから三田に替えて右MFに配置して、右MF田川をFWに配置換えして、レアンドロとの2トップにし、カウンターを仕掛けて、その策が功を奏す。

そのFKを蹴ったのはレアンドロで、右隅を狙ったボールはGKキム・ジンヒョンの手を弾いて右隅に吸い込まれて、FC東京が3-3に追いつく。
その後は、セレッソ、FC東京とも攻め合ったが、共に逆転には至らず、3-3のドローに終わる。

【システム】
(セレッソ大阪)4-4-2(右から)
GK キム・ジンヒョン
DF  松田陸、チアゴ、西尾、丸橋
ボランチ 原川、奧埜
MF 坂元、清武(83分 藤田)
FW 大久保(45分 高木)、加藤(83分 松田力)
(守備時は4-4-2を基調)

(FC東京)4-4-2(右から)
GK  波多野
DF  小川、渡辺、森重、バングーナガンデ(83分 鈴木)
ボランチ  青木(63分 品田)、安部
MF  東(63分 田川)、アダイウトン(63分  永井)
FW  オリヴェイラ(76分 三田)、レアンドロ
(守備時は4-4-2または4-4-1-1)

【まとめ】
セレッソは、前半は東京の厳しいディフェンスに苦労したが、後半はシステム変更や選手交代策が当たり、逆転に成功したが、悔しいドロー。
東京のカウンターを許してしまい、結果的に前半の2失点が重くのしかかった。
勝ちから見放されて、ツキがない。

東京は前半で勝負を決めたかったことらだが、後半、プレスが甘くなり、セレッソにサイドのスペースを有効に活用されてしまった。
本来なら負け試合のところ、個人の高い技術で価値あるドローに持ち込んだ。








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最終更新日  2021.07.21 23:18:29


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