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2021.09.15
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2021年ACLプレイオフベスト16 セレッソ大阪​vs浦項スティーラーズの試合をヨドコウスタジアムで観戦。1-0で浦項スティーラーズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈セレッソ大阪〉
攻撃では、ディフェンスラインとボランチ藤田、原川とのビルドアップから、両サイドのスペースを基点として、右は右MF山田とSB松田陸、左は左MF乾と左SB丸橋が連携し、FWタガートと奧埜がサイドに流れてながら数的優位を作って、ポジションチェンジを交えながらコンビネーションにて攻めていく。
守備では、4-4-2を基調としてブロックディフェンス。プレス時は2トップのタガートと奧埜がCBにプレスをかけて行われる。うち一人は浦項ボランチを監視する。
(相手CK時はゾーン対応)

〈浦項スティーラーズ〉
攻撃では、ディフェンスラインとボランチのシン・ジノとシン・グアンフンが連携してビルドアップをし、右は右SBパク・スンウクとシャドーのマヌエルが、左は左SBキム・リュンソンとシャドーのカン・サンウがそれぞれボランチと連携して両サイドのスペースを基点として、1トップのイ・スンモがセレッソディフェンスラインの裏のスペースを飛び出してスペースを作るなどの動きを交えながら攻めていく。
守備では、4-2-3-1、また前線からのプレス時は4-4-2を基調としてディフェンスしていく。

1対1での厳しい対応。
(相手CK時はゾーンにマンツーマンを入れた対応)

【得点】
24分 イ・スンホ(浦項スティーラーズ)

【退場】
なし

【警告】
72分 コ・ヨンジュン(浦項スティーラーズ)
89分 シン・グアンフン(浦項スティーラーズ)

【試合の流れ】
(前半)

両チームともディフェンスラインとボランチとの連携にてビルドアップしていく中、まずチャンスを作ったのはセレッソで、8分に、左ペナルティエリアに進出したFW奧埜からパスを受けたFWタガートの左クロスが浦項ディフェンスにブロックされてシュートには至らない。
これに対して、浦項は、ビットコインから両サイドに展開してボール保持率を高めていき、徐々にゲームの流れを掴んでいく。
まず、17分に、ディフェンスラインからのフィードを受けた右シャドーのマヌエルが右サイドにてドリブルで抜け出してペナルティエリアにてシュートを放つも、セレッソGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれるが、24分に、右サイドにてマヌエルが仕掛けて得たボランチのシン・ジノの右CKに、ニア側にてCBチョン・ミングァンのすらしたボールがセレッソ選手に当たってフォアに流れたのを、詰めていたイ・スンモが難なく押し込んで、浦項が1-0と先制する。
セレッソは浦項の攻撃に対して4-4-2ブロックにて対応しつつ、両サイドを基点にして攻撃していき、27分に、中央にいた左MF乾から右にてスルーパスを受けた右SB松田のシュートは浦項GKカン・ヒョンムの好セーブに阻まれる。
その後、セレッソは、タガート、奧埜が頻繁にサイドに流れて、右MF山田とのポジションチェンジを行って浦項のブロックに揺さぶりをかけていくが、浦項もディフェンスラインを中心として柔軟に対応してカウンターのチャンスをうかがっていく。


(後半)
点を取りたいセレッソは、攻撃時に松田、丸橋の両SBを前半より高いサイドの位置を置いたうえ、その高いサイドを基点としてボール保持率を高めていき、チャンスを作っていく。
まず、51分に、左サイドでの展開から、ペナルティエリアにいた松田からパスを受けたボランチ原川のシュートはバーを超えてしまい、54分にも、左サイドにて丸橋からパスを受けた奧埜が左クロスを出すも、ゴール前にいたタガートには合わず、GKカン・ヒョンムにキャッチされてしまう。
その後も、セレッソは両サイドを基点として攻勢を強めていき、ボランチは4-4-2ブロックを基調として、マヌエルの右サイド、カン・サンウの左サイドを基点とした鋭いカウンターにて活路を見出そうとする。
浦項は、63分に、ディフェンスラインからスルーパスをイ・スンモが反応してセレッソディフェンスライン裏を取り、セレッソGKキム・ジンヒョンがペナルティエリアから飛び出して一旦はクリアするも、そのクリアボールを取ったイ・スンモがGKのいないところを狙ったシュートは後半早々にチアゴに替わって投入されたセレッソCB西尾のクリアに阻まれてしまい、追加点には至らず。
その後セレッソは、65分に、タガート、奧埜の2トップを西川、加藤の2トップに替えてさらに攻勢を加え、浦項はセレッソの両サイド攻撃に対して、マヌエルまたはカン・サンウのいずれかのシャドーをディフェンスラインサイドに下ろして臨機応変かつ1対1に厳しく対応していき、しばらくはこの展開が続く。
点が取りたいセレッソは、74分に、ボランチ藤田から大久保に替えて、原川をアンカー、西川をその前にして乾、山田のシャドー、大久保、加藤の2トップとする4-1-3-2的フォーメーションに変更して前がかりにして攻撃を加えていく。
77分に、大久保の右クロスに加藤が頭で合わせるも、右に外れてしまい、続く82分にも、左ハーフスペースでの展開から乾からパスを受けた西川のシュートはバーを超え、さらに89分に得た乾の左CKに混戦の中から反応したCB鳥海のシュートは惜しくも左に外れてしまい、同点には至らず。
浦項がセレッソにボールを回されながらも、ディフェンスラインを中心とする粘り強いディフェンスを行い、セレッソに点を与えず、浦項が1-0と逃げ切って勝利。

【システム】
(セレッソ大阪)4-4-2(右から)
GK キム・ジンヒョン
DF  松田陸、チアゴ(45分 西尾)、鳥海、丸橋
ボランチ 藤田、原川(74分 大久保)
MF 山田(86分 中島)、乾
FW タガート(65分 西川)、奧埜(65分 加藤)
(守備時は4-4-2または4-4-1-1)

(浦項スティーラーズ)4-2-3-1(右から)
GK  カン・ヒョンム
DF  パク・スンウク、チョン・ミングァン、クォン・ワンギュ、キム・リュンソン
ボランチ シン・ジノ、シン・グアンフン
3シャドー マヌエル(92分 クォン・ギビョ)、マリオ(59分 コ・ヨンジュン)、カン・サンウ
FW  イ・スンモ
(守備時は4-2-3-1または4-4-2。リトリート時は4-4-2)

【勝負の分かれ目】
浦項が4-4-2ブロックを基調として、時に左右シャドーをディフェンスラインサイドに下ろして臨機応変かつ粘り強くディフェンス対応できたことと。
また、セットプレーによりアウェーでの貴重な先制点を取れたこと。

【まとめ】
浦項は後半はカウンター対応を余儀なくされ、セレッソのサイド攻撃に対してリトリートせざるを得なかったものの、終始粘り強く戦えたことが最大の勝因。
右サイドのマヌエルを基点とした攻撃は脅威で、ベスト8ではどのような戦いができるか?

セレッソは後半両サイドを高く張らせて、またフォーメーション変更により再三浦項ゴールに迫ったが、浦項ディフェンスラインの粘り強さもあり、ゴール枠に飛ばなかった。
悔しい敗戦。







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最終更新日  2021.09.15 21:05:49


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