フットボール(サッカー)戦術研究

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2022.06.14
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キリンカップサッカー2022 3位決定戦チリvsガーナの試合をパナソニックスタジアム吹田で観戦。0-0(PK戦3-1)でガーナの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
攻撃では、3バックとアラルコン、メッサトゥのダブルボランチとのビルドアップから、右WBオパソ、左WBイバカチェがサイドにて高く張った上、サイドチェンジを交えながら両サイドを基点として、またFWディアス(後半はガルダメス)のポストプレーを交えつつハーフスペースを活用ながら、数的優位を作って攻めていく。
守備では、1トップ2シャドーの前線がガーナCBアッドとアマーティ、アンカーのワカソにプレスをかけて、ダブルボランチらが後ろから連動していく。5-2-3を基調として、リトリート時は5-3-2に変形。
(相手CK時はマンツーマン主体)

〈ガーナ〉
攻撃では、4バックとアンカーのワカソとのビルドアップから、両サイドに展開したうえで、右は右WGアイザーク、左は左WGアフェナジャンを基点としてSBとMFとが連動し、またFWテッテのポストプレーを利用しつつ、個人技を活用しながら攻めていく。
守備では、前線からのマンマークのプレスを仕掛けていき、リトリート時は4-1-4-1のブロックを敷いて対応する。
(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)


67分 セイドゥ(ガーナ)
78分 ワカソ(ガーナ)

【警告】
21分 ワカソ(ガーナ)
31分 オパソ(チリ)
40分 テッテ(ガーナ)
46分 シエラルタ(チリ)
59分 ガルダメス(チリ)
78分 ワカソ(ガーナ)2枚目
79分 アユー(ガーナ)

【試合の流れ】
(前半)
チリは3-4-2-1システム、ガーナは4-1-2-3システムにてこの試合に臨む。

これを機にガーナがビルドアップで、チリの前線からのプレスを剥がして両サイドに展開して試合の流れを掴んでいく。
18分にも、右サイドでの展開から、右SBセイドゥの右クロスに、ペナルティエリア内にて左WGアフェナジャンが頭で合わせるも、バーを超えてしまう。
これに対して、チリは、3CBからビルドアップを試みるも、ダブルボランチのアラルコン、メッサトゥがガーナのテッテら前線からの執拗なマークに合い、サイドに展開していくが、ガーナのフィジカルを活かしたディフェンスにより有効な攻撃に繋がらない。
21分に得た右FKに、ペナルティエリア内にて左シャドーのバレンシアが頭で合わせるも、ゴール右に外れたしまう。
その後も、ガーナが試合の主導権を握り、バイタルエリアにてパスを受けたアフェナジャンのシュートはチリGKペレスの正面を突いてしまい、32分にも、FKの跳ね返りに反応した右WGアイザークのシュートはバーを超えてしまう。

前半は0-0で終了。

(後半)
前半劣勢だったチリは試合の流れを変えるために、FWベン・プレレトン・ディアスを左シャドーに、左シャドーのバレンシアを1トップに配置転換して後半に臨む。
しかし、最初にチャンスを作ったのはガーナで、左サイドでの展開から、左ハーフスペースに進出したアフェナジャンからペナルティエリア内にてパスを受けたテッテのシュートが右ポストを直撃する。
しかし、チリも54分に、ボランチのメッサトゥからスルーパスを受けた ベン・プレレトン・ディアスがフリーでシュートを放つも、ゴール左に外れてしまう。
その後は、チリがボール奪取から、サイドに展開してからの速い攻撃を仕掛けていくが、ガーナも3トップを中心に個人技を活かして攻撃を仕掛けていく。
ガーナは61分に得たアイザークの右CKに、テッテがニア側で頭で合わせたシュートがゴール右ポスト直撃により、またもや先制には至らず。
その直後、ガーナは62分に、CBアッドからキエレイアドムに、左WGアフェナジャンからアイユに替えて右WGに配置し、右WGアイザークを左WGに配置転換する。
しかし、67分にガーナは右SBセイドゥがファールで一発退場となり、10人での戦いを余儀なくされた、4-4-1システムに変更してブロックを敷いて対応していく。
チリはガーナの前線からのプレスがなくなったことで、ディフェンスラインからのビルドアップから両サイドへの展開がスムーズになり、試合の流れを変えていく。
68分に、バイタルエリアでのパス交換から、 ベン・プレレトン・ディアスのシュートが右に外れてしまうが、以後優勢な流れを作っていく。
そして、78分に、ガーナはアンカーのワカソが2枚目のイエローカードにより9人で戦うことを余儀なくされる。
チリは81分に、右SBシエラルタからフェルナンデスに、右シャドーのガルダメスからオソリオに、左WGイバカチェからメナに替えて、4-4-2システムに変更して攻撃をさらに仕掛けていくが、ガーナは左WGに配置されたアイザークがディフェンスラインに降りて5バックで対応していくなどの対応により、何とか失点を防いで、0-0で終了し、PK戦に持ち込む。

【システム】
(チリ)3-4-2-1(右から)
GK ペレス
DF シエラルタ(81分 フェルナンデス)、パウロ・ディアス、クスセビッチ
MF オパソ(73分 メデル)、アラルコン、メッサトゥ、イバカチェ(81分 メナ)
2シャドー  ガルダメス(81分 オソリオ)、バレンシア
FW ベン・プレレトン・ディアス
(守備時は5-2-3、リトリート時は5-3-2)

(ガーナ)4-1-2-3(右から)
GK ヌルディーン
DF  セイドゥ、アッド(62分  キエレイアドム 93分 ヌクルマコルサ)、アマーティ、ババ
アンカー  ワカソ
MF アユー、モハンメド
FW  アイザーク、テッテ(79分 アントウィアジェイ)、アフェナジャン(62分 アイユ)
(守備時は4-1-4-1。67分のセイドゥ退場後は4-4-1にて対応。78分のワカソ退場後は5-2-1気味にて対応)

【PK戦】3-1でガーナ勝利
チリ          ◯✖️✖️✖️
ガーナ       ◯ ◯ ◯

ガーナは3人全員が難なく決めたのに対して、チリは2人目のアラルコン、3人目のベン・プレレトン・ディアスがガーナGKヌルディーンに止められ、4人目のメデルが右上に外してしまう。

【まとめ】
ガーナはPK戦をモノにしたものの、2人の退場者を出して、ゲームコントロールに課題を残す。
ワールドカップでは致命的となるため、強固なフィジカルとメンタルとのバランスをどのように調和を図っていくか?

チリは後半、組織力でガーナに対抗したが、数的優位の中、得点できずに終わった。
今回、ビダルやAサンチェス不在が影響?





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最終更新日  2022.06.14 19:06:16


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