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2022.06.22
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2022年天皇杯3回戦 川崎フロンターレvs東京ヴェルディの試合を等々力陸上競技場で観戦。1-0で東京ヴェルディの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈川崎フロンターレ〉
攻撃では、ディフェンスラインとアンカーのシミッチら中盤との連携したビルドアップから、右は右WG宮城(後半は遠野または家長)がサイドを張りつつ、右SB松井、右MF瀬古(後半は脇坂または遠野)と連携して、左は左WGマルシーニョが左サイドを張りつつ、左SB佐々木、左MF小塚(後半は橘田または脇坂)と連携して、頻繁にポジションチェンジして両サイドを活用し、またFWダミアンがバイタルエリアに降りてポストプレーでクサビのパスを受けて中盤と連携してサイドチェンジを交えつつ、パス交換を主体として両サイドと中央エリアとを有効に活用して攻めていく。
守備では、前線からマンマークのタイトなディフェンスをキッカケにして、後ろの中盤も連動して、ヴェルディの選手をマンマークして嵌めていき、ボール奪取を狙う。
(相手CK時はマンツーマンが基調)

〈東京ヴェルディ〉
攻撃では、ディフェンスラインとアンカーの西谷とのビルドアップから、右WGバイロン、左WG新井がサイドに張りつつ、速い縦パスを受けてサイド攻撃を仕掛けるとともに、FW佐藤(後半途中から河村)がバイタルエリアに降りてポストプレーでクサビのパスを受けて宮本(後半途中から梶川)、森田の両中盤と連携して、速い攻撃を仕掛けていく。
守備では、4-4-2ブロックを基調として、数的優位を保ってディフェンスしていく。左MF森田がフロンターレアンカーのシミッチ(後半途中から橘田)をマークする。


【得点】
39分 佐藤(東京ヴェルディ)

【退場】
なし

【警告】
70分 バイロン(東京ヴェルディ)
88分 宮本(東京ヴェルディ)

【試合の流れ】
(前半)
フロンターレ、ヴェルディとも4-1-2-3システムにてこの試合に臨む。
まずはチャンスを作ったのはヴェルディで、3分に、左サイドに流れたFW佐藤がグラウンダーのクロスを出すが、フロンターレGKチョン・ソンリョンにセーブされてしまう。
フロンターレもその直後の7分に、右サイドの展開から、右ハーフスペースに抜け出した右WG宮城のシュートはヴェルディGKマテウスにキャッチされてしまう。
その後は、ヴェルディがディフェンスラインからのビルドアップに対してフロンターレがFWダミアンら前線からの厳しいマンマークディフェンスを仕掛けていき、一方、フロンターレがディフェンスラインとアンカーのシミッチらのビルドアップに対しヴェルディは4-4-2ブロックを敷いてディフェンス対応していく。
また、フロンターレはディフェンスラインからヴェルディのバイタルエリアを狙ってダミアンらへのクサビのパスからの仕掛けを積極的に狙っていくのに対して、ヴェルディはカウンターからバイロン、新井の両WGがディフェンスラインからの素早いパスを受けてサイドから積極的に仕掛けていく。
そして、徐々にフロンターレがボール保持率を高めていき、チャンスを作る。
31分には、CB山村からのクサビのパスをバイタルエリアにて受けたダミアンからのパスに、ペナルティエリア付近で反応した宮城がドリブルにて仕掛けながら放ったシュートはGKマテウスの好セーブに阻まれ、続く32分にも、右サイドからの宮城の右クロスに反応した左MF小塚のシュートはGKマテウスの正面を突き、さらに35分にも、ダミアンがヴェルディCBボニフェイスにプレスをかけてボール奪取してスルーパスを出し、そのスルーパスにペナルティエリアに走り込んで反応したマルシーニョがGKマテウスと1対1になって放ったシュートはマテウスの好セーブに阻まれてしまう。
そして、再三のピンチを脱したヴェルディは39分に思わぬチャンスを得て先制することに成功する。バイタルエリアにてルーズボールを拾ったFW佐藤がフロンターレCB山村、車屋に向かってドリブルにて仕掛けながら左隅を狙った右足のシュートが見事に突き刺さって、ヴェルディが1-0として前半を終了する。

(後半)
先制されたフロンターレは、開始から、右MF瀬古から橘田に、左MF小塚から脇坂に、右WG宮城から遠野に替えて、3枚同時に投入する一方、ヴェルディも左SB佐古から梶川に替えて、右SB深澤を左SBに、右MF宮本を右SBに、梶川を右MFに配置して、後半に臨む。
(システムはフロンターレ、ヴェルディとも4-1-2-3)
最初にチャンスを作ったのはヴェルディで、48分に、カウンターからバイタルエリアにて宮本がシュートを放つが、それ以降はフロンターレが試合の流れを掴んでいく。
フロンターレは右サイドはWG遠野、左サイドはマルシーニョを基点として、SBやMFとのポジションチェンジを頻繁に行ってサイドに基点を作り、ヴェルディのディフェンスラインを下げさせることに成功する。
53分には、バイタルエリアに進出した脇坂のスルーパスに受けた橘田のシュートはマテウスの好セーブに阻まれ、また58分にも、カウンターから、橘田からのスルーパスをペナルティエリアにて受けたダミアンのシュートもまたもやマテウスにセーブされてしまう。
この流れを活かしたいフロンターレは60分に左MF小塚から家長に替えて右WGに配置し(右WG遠野は右MFに。右MFの脇坂が左MFに)、70分には左WGマルシーニョから小林に替えて、家長が中央エリアに入ってボール保持してタメを作り、小林が中に入ってダミアンらと連携して攻撃を仕掛けていくが、ヴェルディは低い位置ながらも4-4-2ブロックを基調として、選手交代を挟みながら、フロンターレのボール保持者や周辺の選手に執拗なプレスをかけて、また両WGの一方を適宜ディフェンスラインに落として5バック気味にするなど確実なディフェンス対応をしていく。
79分には、フロンターレがバイタルエリアにてこぼれ球に反応した遠野のシュートはまたもやマテウスの好セーブに阻まれてしまい、その後もヴェルディの堅守をフロンターレが崩すことができず、ヴェルディが1-0で勝利。

【システム】
(川崎フロンターレ)4-1-2-3(右から)
GK チョン・ソンリョン
DF  松井、山村、車屋、佐々木
アンカー  シミッチ(60分 家長)
MF 瀬古(45分 橘田)、小塚(45分 脇坂)
FW 宮城(45分 遠野)、ダミアン、マルシーニョ(70分 小林)
(守備時はマンマーク主体の4-3-3。リトリート時は4-1-4-1)

(東京ヴェルディ)4-1-2-3(右から)
GK  マテウス
DF  深澤、ボニフェイス、平(62分 谷口)、佐古(45分 梶川)
アンカー 西谷(62分 加藤)
MF 宮本、森田
FW  バイロン、佐藤(65分 河村)、新井(71分 杉本)
(守備時は4-4-2または4-4-1-1)

【勝負の分かれ目】
ヴェルディが4-4-2ブロックを基調として、フロンターレボール保持者と周辺の選手にタイトなマークして適切な受け渡しを徹底できたことと、ディフェンスラインが終始粘り強くディフェンス対応できたこと。

【まとめ】
ヴェルディは前半、フロンターレにバイタルエリアを利用されて苦しい展開が続いたが、バイロン、新井の両WGの縦に速い仕掛けが有効で、カウンターからの佐藤の一攫千金のゴールに繋がった。
後半もフロンターレの頻繁に行うポジションチェンジに適切に対応し、ディフェンスラインもダミアンに有効なスペースを与えなかった。GKマテウスの対応も完璧だった。
城福体制になり、幸先の良いスタート。

フロンターレは前半バイタルエリアを利用して優位に立ち、後半もボール保持したものの、ヴェルディのタイトなチェックと数的優位を保ったディフェンスによりパスミスを多発したのが敗因。
今日はヴェルディのディフェンスを称賛すべき。








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最終更新日  2022.06.23 00:21:30


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