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2005.03.28
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 この週末に、1冊の本を読みなおした。佐藤学氏の「教師たちの挑戦」である。

 最近、「熟達者」と「初心者」との間で成立する協同的な学び(徒弟的な)に関心が向いていた私であったが、神戸での研修後、「子どもたち同士」の学びあう授業づくりを中心に取り組んでいくことを決心?したからである。

 つまり、佐藤氏が主張する「背伸びとジャンプ」について、再検討する必要性が出てきたのである。

 その「教師たちの挑戦」では、次のように述べられている。

 探求し合う教室を創造する教師は、「もどす」ことの意義を熟知している。しかも、「もどす」ことに熟練した教師は、高いレベルの学びに挑戦することに積極的である。課題が子どもに困難なときには、その前段に「もどす」ことで再出発できるし、グループ活動に「もどす」ことによって、一人ひとりの参加を促し、多様な個と個の擦り合わせを組織して高いレベルの学びを実現することが可能になる。

 ・・・・・

 菅野さんの授業は、まず問いを子どもたち全員で共有するところから出発する。・・・・      ・・・・菅野さんは、ときおり「あっ」「あっ」と全員に響く声を発している。実験の観察による驚きと発見を表す声である。この「あっ」「あっ」という声は、今まさに発見と驚きを体験している子どもの内面を代弁している。と同時に、それは実験を観察する身の構えを動機づける声である。この「あっ」「あっ」という声に方向づけられて、子どもたちは小さな現象を大きな感動をもって観察するのである。

 ・・・・・

 学び合い探求し合う教室では、ひとりの発見が他の子どもの発見をよびおこし、新しい気づきの連鎖が生まれる。

 この1年の研究から、「背伸びとジャンプ」を実現するために、レベルの高い「挑戦性のある」課題設定が必要であることは明らかになってきた。また、子どもたちのかかわり合いの中で、図を使って「根拠を示しながら」説明したり、質問しあうことが効果的であるということも分かってきた。

 より研究を深めるためには、これらのことを咀嚼し、自分の授業スタイルに合わせていくこと(もちろん変えていくことを前提にして)が課題であろう。

 佐藤氏は、次のようにも述べている。

 学び合い探求し合う教室には、一人ひとりの子どもの声なき声を「聴く」こと傾倒し、「つなぐ」ことと「もどす」ことに専念する教師が存在している。

 子どもたちの間に相互作用が生まれるか生まれないかは、子どもの(能力の)問題ではなく、教師に問題があることは、明らかである。





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最終更新日  2005.03.28 15:29:12
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