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2006.04.07
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また、美馬みのり氏・山内祐平氏は、「『未来の学び』をデザインする」のなかで、「学習のとらえ方と活動の意味」について、次のように述べている。

 ・・・・・

 これまで「ものづくりを通じた学習」や「ワークショップ」は主に、芸術を背景としたデザインの領域で行われてきました。 ・・・(略)・・・ しかしながら、その学習活動の過程や内容について明らかにされておらず、このような学習活動は、美術教育以外における通常の教科の学習活動でも意味があると予想されるものの、それがどのような効果をもたらすものであるか不明でした。
 以上のような学習活動が説明できなかった理由は、背景となる学習論の枠組みと関係があります。これまで認知心理学では、人間の知的な営みについて、特に学習について、「知識獲得の行為」としてとらえてきました。「知識獲得」ということばでは、人間の心を容器と見立て、そこに材料である「知識」を注ぎ込むことが学習とされます。そしてこの「知識獲得」の概念は、あくまでも注がれる容器は「個人」のものであり、その行為自体も個人的なもの、したがって学習という営みは個人的なものとなります。これに対し、近年の研究成果から、人間の学習を「知識の獲得」という個人的な営みではなく、対話やコミュニケーションから生まれるものであり、そのときの状況や文脈とは切り離せないものであることが明らかになっています。

 ・・・ (中略) ・・・

スファード(1998)は従来の学習論の枠組みと状況的な学習論の枠組みを、獲得メタファと参加メタファとして対比させています。

 ・・・ (中略) ・・・

 獲得メタファにおける知識や概念とは、所持するものであり、参加メタファに置いては、個人的・社会的にある共同体における実践や語りや活動を意味します。知っているということは、獲得メタファでにおいては、所有しているということになりますが、参加メタファにおいては、ある共同体に所属することであり、参加することとなります。ものをつくるということを中心にした活動は、このような共同体の中に埋め込まれているものなのです。

 ・・・・・







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最終更新日  2006.04.11 13:46:44
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