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2006.06.18
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子どものストーリー形成としての「授業デザイン」。今後、子どもたちが「学びのストーリー」をもつことの「よさ」について分析していかなければならないであろう。(意欲面ではある程度理解できるものの、「分かる」こととの関係がうまく説明できない。)

一人一人の子どもが「学びのストーリー」をもつこと。今、この「よさ」を私の「ことば」で語るとするならば「フィードフォワードしやすくする」ということであろう。この「フィードフォワード」について、清水博氏は「生命を捉えなおす」の中で次のように述べている。

 ・・・・・

 全体の状況がほぼ一定で、将来の状態が見通せる場合には、フィードフォワード制御もフィードバック制御も実質的には大きな差はありませんが、混沌とした状態にあるときは、将来の状態を知るためには、一種の予知の能力が必要になります。それも将来の状態の一齣を断片的に掴むだけでは不十分で、現在から将来の状態に至る変化の法則を掴まなければ現在と将来の関係を知ることはできません。また将来を考えて、そこから現在のあるべき姿を知ることもできません。そのためには混沌とした情報の中で大きな流れ(法則性)を掴み、それによって自分の状態を変えていくことが必要とされます。さらにその将来が、自己の積極的な活動によって変わるときには、自己の活動のあり方を時間的に位置づけていく必要があります。
 このように自己の世界に環境から入ってくる混沌とした情報の中にさまざまな法則性を見出して、未来に創造的に対応していくことは、自己の世界の中で新しいセマンティック(意味論的な)情報を生成していくということを意味しています。

 ・・・ (中略) ・・・

 たとえば国際社会の現状と未来について、さまざまな国の代表がその認識を述べるとすれば、その意味はすべて異なると想像されます。まして正しいとか正しくないとかいう類の問題になると意見の一致は容易ではありません。このようなことがおきるのは、対象の認識が、それを見ている人のセマンティックな背景のよるからです。しかし人々が見ているのは虚偽の世界かと言えば、そうとも言えません。各人のセマンティックスに立てば、それなりにリアリティが含まれており、その視点からは正しいとも言えるのです。このことは対象と自己の間の情報的な境界が曖昧であるという問題を意味します。ここからそもそも存在とは一体どういうものなのだろうかという疑問が湧いてくるのです。

 ・・・・・

「混沌とした情報の中にさまざまな法則性を見出して、未来に創造的に対応していく。」「自己の世界の中で新しいセマンティック(意味論的な)情報を生成していく。」まだ単なるメモであるが、「授業デザイン」について考えるとき、「フィードフォワード」が新しいキーワードになりそうである。





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最終更新日  2006.06.20 13:26:08
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