授業研究のあしあと

授業研究のあしあと

PR

×

お気に入りブログ

横山幸生 授業研究… 横T555さん
米野真理子のお買い… ショッピングソムリエ・米野真理子さん
宮脇真一 学習環境… shin-kbさん

カレンダー

バックナンバー

2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02

コメント新着

溜池善裕@ Re[2]:ちょっと立ち止まって(その3)(09/14) ここのところ、授業記録と重松先生による…
ハラグチ @ Re[1]:ちょっと立ち止まって(その3)(09/14) 溜池先生。いつもありがとうございます。 …
溜池善裕@ Re:ちょっと立ち止まって(その3)(09/14) 熊本大学教育学部附属小での小規模な最初…
ハラグチ @ Re:興味深く読んでいます(06/21) みちたさん。遅くなってすみません。 …
ハラグチ @ Re:興味深く読んでいます(06/21) みちたさん、ありがとうございます。 何…
2013.01.09
XML
ちょうど一年前、東京の学術総合センターで開催された「第8回研究開発学校フォーラム」で、3年間の「論理科」カリキュラム開発の取り組みについて報告した。

なお、そのときの報告書(要約)と発表資料は、 本校(熊本大学教育学部附属小学校)のHP でダウンロードできる。

午前中は、「論理的思考力・言語教育」の分科会で研究発表する。

IMG_2221.JPG

その中で、評価者の3名の先生方から、次のような講評をいただいた。

・・・・・

・ 最初「論理科」と聞いたとき、「小学校で論理科なんて本当に上手くいくのか」と思ったが、中身がきちんとしていて、成功していることに驚いた。成果がかなり出てるなと思った。ただ、一般の学校で行うことを想定すると、論理科を特設すること意義はどうかと思う。論理科とは、いわば方法の科である。方法だけで子どもたちに教えられるのか疑問である。方法を主体に科目を組むということは、かなり高度で、レベルの高い子どもたちと先生たちがいないとできないと思う。一般的な科目として論理科をつくって、学習指導要領をつくって全国の学校でやってくださいといったときに、やれないだろうなと。実績としては大変おもしろくて成功していると思うのだが。むしろ、各教科等で言語力を大切にする授業を開発して、総合学習で集約するのと考えた方が安全のような気がする。論理科で突き進むことができるというのは、その学校の力量がそこまできたということだろう。

・ 論理力というときに、熊大附小の「対話の中で論理を育てる、語りの中で論理を築いていく、論理は個人の内部でつくるものではなく対話の中で築いていく」という視点がとても大事だと思う。現在、風評被害などが問題になっており、常識を疑うとか、「本当にそうなのか」という疑いの目をもって 問い直すことが、これまでの義務教育の中で非常に弱かったのではないか。そういうものに切り込んだものだと思い、意欲的なものを感じる。ただ、実際に一般の学校に広めていくというとき、いろいろな方法で効果を測定する必要があるということだろう。

・ 私もトゥルミンモデルに関心がある。先生が話されたように「子どもは本来論理的」であり、確かに小さな子どもでも「だって」「でも」と自分の正当性を伝えようとする。そして、その磨きをかけるために全教科で個別にやるより、全教科から論理を抜き出して、方法を中心にしたというのはよく分かる。非常に効果的にはたらけば上手くいくと思う。「芸術」「くらし」「科学」の3領域に分けられているが、トゥルミンの図式的に考え、その根拠は何か。おそらく、「芸術」はハーバーマスの主観的世界と、「くらし」は社会的世界と、「科学」は心理的客観世界で、それぞれの世界においてコミュニケーションを行ったときの妥当性を何にもっていくかということだろう。そのとき、小学校段階で理由の裏付けはどこまで可能かということは疑問が残る。妥当性の中の真理性か正当性かという部分を、やはり中学校高等学校で磨きをかけていく基礎として、これをどう考えるのかということを検討していただきたい。



考えや考え方の妥当性を、それぞれの教科等や領域でどのように問うていくのか。どこまで理由の裏づけを検討することが可能なのか。まさに今と取り組んでいる課題である。(おそらくハーバーマスも読む必要があるのだろう。しかし、私に理解できるのかどうか・・・。)

また、午後はポスターセッションであった。

IMG_2224.JPG

100部ほど準備していた資料が、あっという間になくなり、予想以上の質問に昼食を取る時間もなかった。それだけ注目されていた(注目されている)ということであろう。

本年度も、研究開発学校の延長指定を受けている。2月15日(金)には、この1年の研究の成果を、理科の授業で報告できればと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.01.09 13:21:39
コメントを書く
[ライフヒストリー(6年間のあしあと)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: