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2013.02.21
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カテゴリ: 理科授業実践から
前回のblogの続き。

グループでの話し合いの後、学級全体で話し合う。

集まって.JPG

ここでは、このblogを読んでいただいている方に「臨場感」を味わってもらうために、教師(T)も含めて、発言をそのまま紹介する。(子どもたちが、友達の発言を受けて、思考しながらたどたどしく「語っている」様子が伝わると思う。)

・・・・・

T   「じゃあ、誰からでもいいですよ。」

TRくん「えっと、上流の方は、斜面が急で、その川の流れが速いから、浸食作用が、まあ、浸食のはたらきが強くなって、えっと、前と考えが変わったんですけど、あの、水には運ぶはたらきが、あの、運搬作用があって、大っきめの石、あれより、上流のでっかい、大きい石より小さいけど、まあ、大きめの石が運ばれながら、えっと、削られるんじゃないかなって考えて、それで、中流下流の方に運ばれて、その、削られたから石が小さいんじゃないかなって思いました。」

T   「TRくん、大きい石が運ばれたまでは分かったけど、何が何で削られたの?」

TRくん「その、運ばれながら、削られて、その中流下流の方では、えっと・・・、運ばれた石が積もって、その、運ばれながら削られた石が積もって、それで石が小さいんじゃないかなって思いました。」

T   「esさん。」



T   「anさん。」

anさん「えっと、私も、あの、大きい石が削られながら、削られていって、それで下流の方は小さい石が多いって思ってたんですけど、それで、疑問が出てきて、C地点に近くなると、あの、水の流れが、なんか、遅くなる?なんかA地点より遅いから、あまり削られないっていうのを、ちょっと・・・、削られないって思って、そしたら、B地点の、中流のところの、その中くらいの石は、そのまま流れてくるんじゃないかなって思って、なんで、C地点の砂や泥は、削られているのかっていうのが疑問に思いました。」

T   「C地点で流れが遅くなるのは、いいね。これ。で、いまTRくんといったことと同じような考え方だったんでしょ?大きい石がどんどん小さくなっていくんだって思ったんだけど、C地点で流れが遅くなるから、なんで、ここで削られるのかなって。ksさん。」

ksさん「えっと、anさんにたぶん答えられるって思うんですけど、えっと、上流から、上流は流れが速いっていうのは、えっと、流水実験でも分かってて、で、それで浸食、浸食があって削られるっていうのは私も分かるんですけど、えっと、中流から下流に行くときは、中流では少し上流より流れが遅くなるっていうことが分かっているから、えっと、もう少し小さく、石の大きさは、上流から中流に流れるよりも小さくならないとあんまり流れないと思うから、えっと、その小さい石だけが下流の方に流れて、で、下流の方は、もっと流れが遅くなるから、本当に小さい石だけが河口に流れるって、考えです。」

・・・・・

TRくんの考えは、おそらく私が授業前に予想していた「侵食モデル」に近いものであろう。それに対し、esさんは、私がA地点から持ってきた石を見て考えたのだろうか、石が流されるにしても限界があると考え、「普通の石」だったら流されるので、ぶつかり合いながら小さくなっていくと考えていることが分かる。これは、上流から中流にかけては「運搬モデル」であり、中流から下流にかけては「粉砕モデル」である。

スクリーンショット 2013-02-21 12.11.09.png

また、anさんはTRくんと同じ「侵食モデル」だと考えられるが、上流と同じように下流でも石が削られるのはおかしいと疑問をもっている。この疑問は、私が事前に期待していたものであり、黒板に図を書いて示している。

DSC00124 のコピー.JPG

しかし、分科会の中で鹿毛雅治先生(慶應義塾大学)に指摘していただいたのだが、私は、その後のksさんの発言を十分に取り上げることができていない。黒板にも「小さな石は流れない」としか書いていない。実は、授業中に私はksさんが複数のモデルを使って説明したことは分かったものの、十分に理解することができなかったのである。おそらく、他の子どもたちも同じだったのだろう。

(つづく)

※ 今回の記録は、平成25年2月15日のものである。





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最終更新日  2013.02.21 17:12:25
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