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2013.05.29
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カテゴリ: 理科授業実践から
前回のblogのつづき。

何とか板書によって二人の子どもの考えを「モデル化」できた(もしかしたら、図にすることができた)のだろうか、その後、子どもたちの話し合いは次のように進んでいく。

モデル化.jpg

・・・・・

smさん「私はMRくんに少し似てるんですけど、前のAの立野の写真を見たときに、なんか崖崩れとかそういうので、小さい石、少し写真の右下のところに少し小さいやつとかがあって・・・。」

T   「どの写真?(ディスプレイに写真を映し出す)これかな?」

smさん「はい、それです。それがたぶんBに流れたんじゃないかなって思って、で、そのAの立野のところにあった大っきい石は、たぶん、A地点では水の流れは速いけど、水の量が少ないから、たぶん、でっかい石よりも、水の方が、なんか軽いっていうか、だからその水の勢いだけじゃあ、そのでっかい石はあまり流れないと思うから、でっかい石は、なんか小さい石が少し当たって削れてる部分もあると思って、で、B地点では、A地点にあった小さい石が、水の流れ?で、B地点菊陽町まで流れてきて、そっからぶつかって、石と石とをぶつけたときに白い粉とか出てきて、それがC地点とかの砂になってるんじゃないのかなって。」

T   「もう一回、B地点の話をしてくれるかな?写真を出すから。なんか、B地点説明しなかったっけ。この写真のことでしょ?」

smさん「そのB地点とかにある石とかは、A地点にあった、その一番大きい石よりも少し小さい中くらいの石とかが削れて、流れてくるときになんか丸くなってB地点にきたんだと思います。」

T   「どうですか?ksさん。」



T   「砂は軽いから流れる。どうですか?こっちのIYくんたちが説明したのとMRくんたちが説明したの違うと思うんだけど、ちょっと近くに人と話し合ってみて。」

・・・・・

smさんは、A地点の写真に、私が理科室に持ち込んだぐらいの大きい石だけでなく、B地点にある位の大きさの石もあることを指摘している。実際の見学でも、7月の豪雨の後で崖崩れが起こり、大きさの異なる岩や石、砂や泥が川に流れ込んでいるのを観察することができた。このことを根拠に、MRくんの考えがよいと主張しているのであろう。(smさんは、2月15日にも、B地点の写真を根拠にしていた。)

c4750fb5170701e4be95650768ca8807386b0b29.83.2.9.2.jpeg

しかし、smさんはC地点の泥と同じような泥がA地点にあることは意識していない。写真には写っているものの、見学のときにその現場近くまでいけなかったことが残念である。ただ、このことに気づいたのだろうか、ksさんは、その泥もA地点から流れてきたものだと主張している。

しばらくの間、近くの友達と話し合った後、次のように発言が続いた。

・・・・・

T   「HNくん」

HNくん「石が、B地点の石も流れると思って、そのぼくが住んでるところの近くの川では、その下流らしきところには、先生が持ってきたB地点の石よりもけっこうちっちゃい親指サイズぐらいの小石がたくさんあって、その脇に砂があったから、B地点では、流れがゆるやかになるけどその分水の量が多くなるから、A地点から流れてきた石がぶつかれば、ちょっとでも動けば、B地点では浮いてその分進むし、石とぶつかることで削られたり割れたりしてその小さくなると軽くなるから、そしたら、またどんどん流されていくから、そのB地点の石も流れていくと思いました。」

T   「家はどこ?」

HNくん「江津湖の近くです。」

T   「(地図を示しながら)ここ。ここに石があるということ?TRくん。」



T   「だいたいMRくんと同じ考え方。」

TRくん「はい。」

T   「esさん。」

esさん「私は、IYくんとかの意見も分かるんですけど、ksさんの意見に似ていて、A地点の石は、別に流れてきたとかいうわけではなくてぶつかったりあったりしてないから、まだとても大きい石だけど、でも、AからBにかけては、水の速さが速いから、水の運搬する力もきくなって、Aにあった中くらいの石がぶつかり合ったりして角が取れBでは丸っぽい石になってるけど、BからCにかけては、水の流れがかなり遅くなっているから、あんまり石とかは流れずに、軽い砂とか泥とかだけ流れて、Cには軽い砂とか泥が積もって、石はあんまりなかったんじゃないのかなって思いました。」

T   「はい、それでは、ちょっと時間がきますので、少し似ているところもあるし違うとこもあるけど、今日発言した人を参考にして自分の考えを見直してください。」



また、前回まで「粉砕モデル」で主張していたHNくんであるが、よく発言を見てみると、「粉砕モデル」には変わりはないものの「Bにあった石よりも小さな石」や「石が軽くなったら流れる」と、「運搬するはたらき」を意識していることが分かる。

「下流にも石があった」という発言だけが気になり、私はこのような「ことば」をしっかりと取り上げられなかったのだろう。またまた反省である・・・。

IMG_4342.JPG

※ 今回の記録は、平成25年3月4日のものである。





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最終更新日  2013.05.29 17:05:15
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