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2013.10.17
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カテゴリ: その他
先日のblogで書いた「どうして『論理科』で考える子どもが育ったのか」に、フェイスブックで無藤隆先生(白梅学園大学)からコメントをいただいた。その後のやりとりもあわせて紹介する。

・・・・・

無藤先生)確かに論理科が目指したものがある程度成果を挙げたように思えます。しかし、その狙いは当たり前のことです。どんな教科でもやるべきことでしょう。そこをぜひ実現していってほしいですね。

私)ありがとうございます。カリキュラム開発に取り組んでいる途中にも「論理科」でなくてもできるのではないか、という指摘もありましたし、私たちも何か特別なことをやっているという意識はありませんでした。だからこそ、研究開発が終わっても、全ての教科等でやらなければいけないことが明確になっているはずだったのですが。研究開発が終わって1年半。残念ながら、どうして「論理科」ではある程度上手くいったのか、整理する必要がある状況です。

無藤先生)既に学習指導要領の改訂の方向性が議論されています。論理科はそのデータの一つですが、私はやや狭いと思います。筋道だった考えと表し方をすべての教科に共通にする(総合で強調する)ことと、教科固有の内容としてのモデルとの並行と関連づけが必要でしょう。

私)研究開発の3年目には、各教科等の関連を明確にするために「論理科」に3つの領域を設定しました。(それまでの2年間の実践を、思考の仕方で分類したのですが)読解を中心とする「芸術」、複数の根拠から科学的推論をすることを中心とした「科学」、いくつかの主張を比較し判断、意思決定する「くらし」です。この3つをベースに、各教科等との関連を明確にし横断的なカリキュラムの試案づくりまでは何とかしたいと思っていたのですが、そこまでたどり着くことができず、報告書や図書ではこのことを強調することができませんでした。研究開発後の研究はこのことを中心にするつもりだったのですが、個々の授業の充実に追われてしまっています。やはり、研究開発などがなければ、カリキュラム開発は難しいようです。

無藤先生)カリキュラム開発と授業の充実とが分かれるところが私には分からないのですよ。論理科でいっていることが関係ない教科などありませんよね。だったら、個々の授業で論理科で目指すところを実現していこうというのでやれないものなのですか。またそこから分かってきたことを教科横断的に整理できないのですか。

私)そうですね。「論理科」で目指したこととおおまかな授業づくりのポイントを確認し、授業実践を積み重ねることが必要ですね。あと必要なことは、それらの実践を整理する観点でしょうか。今のところ、トゥールミンモデルと発達段階によるコミュニケーション様式だと考えているのですが。

無藤先生)ぜひそこに「モデル的思考」を入れて下さい。参考文献は文科省の会合の資料にあります。



確かに、「論理科」も、まずはとりあえず(?)実践を重ね、2年目からはそれらの実践を整理することによってカリキュラムをつくった。実践を並べることによって見えてくるものがある。

「論理科」のカリキュラム開発が終わって1年半。今、立ち止まって「論理科」を振り返るとともに、「論理科」後の授業実践を整理する時期なのだろう。





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最終更新日  2013.10.17 09:14:24
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