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2013.10.23
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カテゴリ: その他
今日、学部の4年生に話をする機会があった。「教職実践演習」の講義で、テーマは「幼児・児童・生徒理解について、学級経営について」というもの。せっかくなので「何か工夫を」と思い、大村はまの「灯し続けることば」(小学館)をもとにプレゼンをつくる。今回、その一部を紹介したい。

・・・・・

2年次、3年次、4年次の教育実習を終え、そして、採用試験などの就職活動もだいたい終わり、卒業を半年後に控えた今、いよいよ社会人・教師になろうとしている今、みなさんは、次のような意気込みをもていることでしょう。

スライド02.jpg

しかし、国語教育の実践で有名な故・大村はま先生は、著者「灯し続けることば」の中で、次のように書いています。

スライド03.jpg

これは、「教育に愛情や情熱が必要ない」といっているのではありません。「熱心なのは当たり前だ」といっておられるのでしょう。「せっかく4月からがんばろうと思っているのに」とがっかりする人もいることでしょう。そこで、今日は「教師として、社会人として」どのように仕事に向き合っていけば、一緒に考えていければと思います。

まずは、私自身が「熱心と愛情だけで」がんばっていた頃の失敗談から。今は小学校に勤めていますが、採用されたのは中学校でした。熊本市内の中規模校で、それなりに学習指導も生徒指導も大変な学校でした。そんな中、3年目には3年生の担任と野球部の顧問を任され、「がむしゃらにがんばってきた」という自信もあったのでしょう。他校とのトラブルなどでは、いつも先生方の先頭にいました。

スライド04.jpg

そんなときに、担当していた野球部のエースが、朝、学校の近くまで自転車に乗って登校するのを見つけます。その学校は、全員が徒歩通学だったので、いわゆる「やみチャリ」だったのです。学校の近くに隠そうとした自転車とともに、その子どもを学校までつれていったのだが、そのとき思わず自転車を乱暴に扱ってしまい、スポークが少し曲がってしまいました。

そのときは「保護者からクレームがきても、しかっりと自分の熱い気持ちを伝える」と意気込み、しばらくの間、自転車を学校で預かることにしました。しかし、なんとその自転車は「盗難車」で、後日、警察にスポークが曲がった理由を説明することに・・・。

そんな私も、少しずつ成長することができたのでしょうか。7年目にはじめて小学校に赴任し3年生担任したのですが、そこに登校を渋り全学年から休みがちな子どもが二人いました。1時間目や2時間目に授業を教頭先生にお願いし、家庭訪問をすることもありました。そこで、追っかけっこすることもあったのですが、なかなか「変化」は見られませんでした。

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「毎朝家庭訪問をする」と覚悟を決め焦りがなくなったからでしょうか、子どもとも保護者とも(追いかけっこしていたときと比べると)自然な雰囲気で話すことができるようになりました。その後、なぜか二人とも自分から登校できるようになったのです。

このことから、当時の私は、次のようなことを学びました。

スライド06.jpg

つまり、子どもを動かそうとするとき、「教師である私の力で何とかする」のではなく「子どもと保護者を理解しようとする」「子どもや保護者といっしょに悩む」ことが大切だということだと考えます。

(つづく)





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最終更新日  2013.10.23 18:32:09
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