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2013.10.30
授業づくりは引き算で
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以前、このblogで「授業のデザインをシンプルにできない理由」について書いた。最近、いくつかの授業を参観して、「授業のデザインをシンプルにする」以前に授業者が45分の授業に「あれも、これも」と盛り込みすぎだと感じることが多くあった。
確かに、本時の課題を提示する前に前時の復習もしたくなるし、子どもたちの発言で「それも大事」ととびつきたくなるものもある。さらには、中心の活動以外にも「これもおさえておいた方がいい」と課題や発問を増やしたくなるときもあるだろう。
しかし、このことによって「じっくりと考える」時間が少なくなっているとしたら「あれも、これも」と盛り込むことの弊害の方が大きい。さらには、話題が焦点化しにくくなり、話し合いも深まりにくくなる。
このようなことを避けるために、次の二つのことが大切だろう。
まず一つ目は、本時のねらいと照らしあわせてその活動が「本当に必要か」と吟味することである。もちろん、復習など一つ一つの活動をすることによってプラスになることもあるのだが、ここでは、それを無視する。つまり、ねらいに迫るために直接関係ないものを省いていくのである。前述した「あれも、これも大切」と盛り込んでいく授業づくりを「足し算」だとするならば、こちらの授業づくりは「引き算」である。
二つ目は、その「引き算」で省いた部分を、子どもたちの「つまずき」と「発展」に位置付けることである。本時で中心になる「じっくりと考える活動」の中で、子どもたちはどんなところでつまずくのか。もしつまずくとしたら(子どもたちが気づいていない場合も含めて)「そのとき」導入の復習しようとしたところに「もどす」ことはできないのか。(こちらの方が、形式的に復習するよりずっと定着に向かうと思うのだが。)また、授業の終盤で、「わかったこと」と「わからないこと」を整理したとき、その「わからないこと」と「これもおさえておいた方がいい」と考えていたことと関係はないのか。もし、関係があるとしたら、子どもたちの思考(追究)の延長として、そのことを「新たな問い」とできないのか。
こうすることで、授業は「子どもの思考」や「学びのストーリー」をイメージすることになり、授業のデザインをシンプルすることにつながるのだろう。
ただ、この「あれも、これも」と「足し算で考える」ことは、授業づくりに限った教師の悪い癖ではない。学校行事などでも同じである。例えば修学旅行で「あそこも見学させたい」「こんな体験もさせたい」と計画してしまったり、運動会の競技でしこうを凝らしすぎて時間を大幅にオーバーしたり。
やはり、引き算で考えるという習慣と本当に大切なものを見極める力を教師が身につける必要があるのだろう。
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最終更新日 2013.10.30 10:37:29
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