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2013.11.16
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カテゴリ: その他
よく公開授業後の研究会で「指導案に書かれている本時の目標は達成できたのか」という質問や指摘が参観者から出ることが多々ある。たしかに、目標を設定し実際に授業したのだから「達成したかどうか」「目標設定が適切だったかどうか」を振り返ることは大切である。

しかしながら、授業後の研究会でこのことに終始するのはどうか。「目標と目的」を分けて考えてみてはどうか。

たとえば、野球などスポーツの試合である。もちろん、大会の前には「絶対に優勝する」などの目標を立てるだろう。しかし部活動などでは、多くの場合この目標と別に目的がある。体力や技能の向上はもちろん、人格形成など。であるから、優勝できなかったとき「目標が達成されなくとも、目的は達成された」といえることがあるだろう。

授業では、「単元の目標」をこの目的ととらえたらどうか。45分の授業で、そのときの目標は達成されなくても、十分に単元の目標に向かっていることも多い。かえって、近道だったということもないか。

このように考えると、「本時の目標」の在り方を次のように見直すこともできるだろう。

まず、「高め」に設定すること。たとえば、5年「ものの溶け方」の単元終末の授業で「溶けた食塩が水の中でどうなったか粒モデルを使って説明することができる」と目標を設定したとする。このことは、教科書でも発展で取り扱っていることでもあり、すべての子どもが達成するのは難しいだろう。しかしながら、「ものの溶け方の規則性を理解する」といった単元の目標を達成することに十分成果が期待できる。

次に、「幅」をもたせること。これは、あいまいということではなく、授業中、授業後に修正可能という意味である。たとえば、先ほどの野球の試合だが、準決勝で負けてしまったらどうするか。目標は「全体、優勝」だったのだが、三位決定戦はどうするのか。多くの場合「絶対3位になろう」と目標を修正するだろう。でなければ、目的は達成できない。

だからといって、目標設定をおろそかにするということではない。子どもの「今」にあった目標でなければ意味はないし、その目標を達成するための具体的な手立てがなければ、修正しようとしてもできないだろう。

大切なことは、単元を通した(もしくは、もっと長いレベルの)子どもの学びにとって、その45分の授業がどういう意味があったのかということを、授業後の研究会では丹念に振り返ることである。





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最終更新日  2013.11.16 17:41:52
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