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「モデルの探究」の段階〜その1
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昨年から本校理科の提案の中心は「モデルの探究」を単元を通した追究の中に位置付けることである。
しかし、このことは全ての学年、単元で可能だろうか。もちろん、演繹的な思考ができるようになる高学年がやりやすいだろうし、単元によってやりやすいものとそうでないものもあるであろう。ただ、可能かどうか問われるならば、全ての学年、単元で可能であり、できる限り(何らかの形で、時間が許すならば)「モデルの探究」を位置付けた方がよいと考える。
ならば、3年生はどうするのか。
おそらく、大切なのは「モデル化」である。たとえば、1学期に学習する「昆虫の体のつくり」では、複数の昆虫を比較し「頭・胸・腹の3つの部分に分かれていること」と「6本のあしが胸についていること」を帰納的に見出すのだが、このあとに、粘土などを使った「昆虫だと一目で分かる昆虫モデルづくり」に取り組んでみてはどうか。おそらく、頭・胸・腹を3色で分けたアリのようなモデルができあがるだろう。また、モデルづくりの途中には、4枚の羽をつけようとする子どももいるだろうし、カブトムシのようなものをつくろうとして上手くいかない(頭・胸・腹の区別が難しいことから)子どももいるだろう。
「電気の通り道」ではどうか。単元のはじめに、豆電球に明かりがつくとき電気の通り道は「一つの輪になる」と学習する。豆電球1個と乾電池1個の回路を指で辿らせれば簡単に分かることがが、問題は「モデル化」できているかどうか。単元の後半は、テスターを使って電気を通すものと通さないものを調べるのだが、そのテスターを子どもに作らせると、それまでに学習した「一つの輪になる」ことを活用すれば、簡単にできそうだが、実際にはなかなか作ることができない。この「テスターの作り方」を取り上げて話し合わせたなら、「まず一つの輪を作って、導線の途中を切ればできる」ということに気づくだろう。さらには、単元終末に計画されている「ものづくり」後、そのできあがった作品の写真を撮り、その写真の上に電気の通り道を書き込ませたらどうか。
また、「ものの重さ」では、粘土や紙など「形を変えても重さは変わらない」ことを調べたあとに、レゴなどのブロックで説明させる。「ばらばらにすると、形を変える前と後では、全く同じ」「同じ種類のブロック同士を数えてみたら同じだった」など、いわゆる「粒子モデル」に近い発言も生まれるだろう。
このように、漠然と見出した「きまり」を、他の事象でも活用できるような具体的なイメージに、そして、より確かなものにすることが「モデル化」である。また、そのときには一人一人がもっている自然事象に対する見方や考え方の変容が伴うことが必要である。
(つづく)
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最終更新日 2013.11.18 15:22:25
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