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設定する課題のレベル
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このblogでも何度か書いたが、設定する課題のレベルについて改めて考えてみる。結論からいうと、クラスの中のできる子どもが伸びてたどり着くレベルに設定することが必要である。わからない子どもに合わせないのである。
「じゃあ『全員がわかる』に達しないのではないか」と反論されるだろう。しかし、このことは一歩学校を離れてみれば分かるだろう。たとば、サッカーチームで考えるとどうか。Jリーグのチーム(特に、ロアッソなどは顕著だが)でも、選手の力には差がある。それがチームとして目標を立てるとき、力量が低い方に合わせるだろうか。多くの場合、力量の高い選手のレベルでも少し難しいレベルに設定するのではないか。(ロアッソだとJ1昇格・・・)その中で、高いレベルの選手も低い選手も力量をつけることができるだろう。もし、力量の低い選手に合わせて目標のレベルが低かったらどうか。
このことは、大学などの共同研究でも同じだろう。今回、高垣マユミ先生(津田塾大学)といっしょに学会発表や論文の執筆に取り組んで実感することができた。
このことについて、石井順治先生(東海国語教育を学ぶ会顧問)は、「学びのたより」(東海国語教育を学ぶ会のHPでダウンロードできる)に「『ジャンプの課題』とは」として次のように書かれている。
・・・・・
そもそも「ジャンプの課題」とは、独力では解決できないが協同的に取り組むことでその頂に登れるというレベルで設定されるべきものです。ロシアの心理学者ヴィゴツキーが提示した「発達の最近接領域」理論が基礎になった考え方です。「発達の最近接領域」は、自力で問題解決できる現実の発達レベルと、大人の指導や仲間との協同のもとで問題解決できる可能性の発達レベルとの間の距離のことです。一人で達成できるレベルを「現下の発達水準」と名づけられ、他者との協同、援助によった達成できるレベルを「明日の発達水準」と名づけられていて、学びは、子どもの学びを一人で達成できる水準に留めるのではなく、明日の発達水準に引き上げるものだと考えるわけです。ですから、明日の発達水準に合致する課題が必要なのです。それが「ジャンプの課題」です。
・・・・・
さらに、「『ジャンプの課題』設定の留意点」として
・・・・・
2)クラスの子どもの状況を見極めること
3)共有の課題とのかかわりを明確にすること
・・・・・
また、先日の別府市立青山小学校の公開研究会で佐藤学先生(学習院大学)が講演の中で次のように話されたことを思い出した。
・・・・・
子ども同士がつながっていればジャンプできる。
・・・・・
これまで「私」が大切にしてきたはずの「聴く」−「語る」関係をつくること。今、立ち止まって振り返る必要があるのだろう。(ロアッソの選手はつながっているのだろうか・・・。)
さらには、今私たちは校内研究としての課題や目標を高く設定しているだろうか。「このくらいでいい」としていなければいいのだが。
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最終更新日 2013.11.24 11:34:05
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