kawaiiWorld 50

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2011年10月24日
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カテゴリ: 展示会TV
今晩は渋谷陽一です

今日の1曲目はCHARAでやさしい気持ちでした

先週、息子達のミニバスケチームは
市の大会(県大会予選出場をかけて)で、絶対の優勝候補
今まで大差で負けていたチームに何と僅差で競り勝った

選手も親も狂喜乱舞で、まるで優勝したようであったが
結局、他の2チーム負けてしまい、市で4位で出場にはならなかった

昨日は、本来県大会に行く予定での練習試合が組まれたいた。
三鷹選抜、鬼高(県大会で3位、実質は県2位レベル)、成田地区1位のJr.Five、それと



夏に一度、鬼高の試合を県大会の準決勝で見たが
その試合会場の雰囲気だけで鳥肌が立つ

試合をしている気合いの迫力で鳥肌が立つ

そのチームと対戦できることが、私個人として嬉しかった
(子どもがどう思っているかは関係なく)

鬼高のディフェンスは美しい!
雰囲気としては、コートのシンクロである。

相手オフェンスに対して
みんなの動きが一つになって反応する
5角形が全くくずれない
ハンズアップして

誰一人その動きを乱すものがいない

鬼高がやった1試合目のJr5は、その5角形の中にとうとう入ることができず
3ポイントレーンからの長距離シュートで得点するしかなかった
リング下に斬り込む者は最後までいなかった

Jr5がその陣形を崩そうと、パスを速く回し、小刻みにフェイントをするのだが


その素晴らしさに息子達のチームが惨めに感じ
いやー、顔洗って出直しますっ!って感じであった。

問題は次の試合で起きた

息子達は三鷹選抜と戦い、手も足も出ない状態で負けた
三鷹選抜は170cm台の選手がベストメンバーに4人もいて
しかも、一人はその身長でガードをこなす
速い、高い、上手い!で
息子達のチームのエースもチンチンにさせられた

その三鷹選抜VS鬼高の試合だ

鬼高の6番
4番6番は身長はさほどだが、ドリブル、ディフェンスとも低い姿勢で
抜け目ない、しつこい動きをする、玄人好みの選手である。

選手個人の資質からすると三鷹選抜なんだが、チームワークの完成度
高速シンクロディフェンスを信条とする鬼高の脅威のねばりに攻撃ができない
一方、鬼高も、三鷹選抜の規格外の背の高さにシュートブロックを連発されて
得点ができない

ロースコアだが、野球で言うと、マー君とダルビッシュが投げ合って
野手もファインプレイの連続、しかも試合運びが、カンフー映画のテンポ感で
進むものだから、もうコートに釘付け状態
お金を払ってみてもいいぐらいのナイスゲーム

両監督もヒートアップ
と言うか、それぞれが本番のシミュレーションなもんだから
仮想○○を想定した高みで注意や指示を試合中にする
(我々、下層チームからすると、どこを修正しろと!と言いたくなるが
芸術品がごとく、練習試合は練習試合の質しかないと両監督は感じている
それがもう凄いのだが)

試合は鬼高2点のリードで前半が終了ハーフタイム!

我々なら大喜びだが

鬼高クラスになると違う

監督は6番の顔の上に自分の顔を持っていき
「てめぇーは何で仕事しないんだよ」と
私は気付かなかったが、ディフェンスで一度抜かれて
オフェンスの時、一度、三鷹の選手がシュートブロックをするため
6番の前でジャンプ、それをかわして(フェイクして)シュートを放つ場面で
彼は、味方にパスをした。
試合で言えば、彼の責任で2点とられ、2点の損をしたことになる

これをこの監督は許さなかった
三鷹選抜を十分に抑えているのに!

「うちらみたいな弱いチームで、一人でも仕事しない奴がいると
負けるんだよ!4人じゃ勝てないんだよ」

「試合に出てない奴もみんなそれぞれの仕事してんだよ!
なんでテメェだけ仕事しないんだ、それなら椅子を並べる仕事をしろ
ユニフォームを脱げ、お前が脱がないんなら、俺はもう帰るから
1分以内に結論を出せ、お前がユニフォームを脱ぐか、俺を帰らすのか」

そう睨まれて、上から言われて、6番は泣いた

他の選手は、ハーフタイムの練習をしている
6番は体育館の外に出て涙を必死でこらえる
1分以内に結論を出さないといけない

自分が選手を辞めるか
監督を辞めさせるか

しかし、この監督は6番が懇願することを望まない、懇願するチャンスさえ与えない

「なんで脱がない!」とハーフタイムに怒声が

少し間をおいて、6番が体育館の外から中に入ってきた
ベンチの下に置いてあった自分のバッグからTシャツを取り出した
震えながら、彼はユニフォームを脱いだ

試合は僅差で鬼高が勝利!

試合後、監督と6番にどんな会話があったか、私は知らない

昼食後

我々はその鬼高と試合をした

第2Qに一人チームのユニフォームを着ていない
ビブスをつけた選手がいた

なんだ、うちが弱いと思って2軍を出してきたか?と誰しもが思った。

いや違う

6番を剥奪された少年がユニフォームが無いのでTシャツにビブスで登場したのだ

我々は完封されるのではないか、というぐらい攻撃をさせてもらえない

想像していたが、実際やってみるとわかる
身体能力なら、多分我々のチームの方が凄いだろう
うちの息子もそうだが、小学校の陸上の選抜に選ばれ
大会記録に近い記録を打ち立てるやつがいる
この5チームでリレーをしたらダントツ1位だろう

しかし、そんな身体能力をもってもシンクロディフェンスには勝てない
チームとして勝てない
人として勝てない

完全に打ちのめされた
しかし、この身体能力を鬼高は目覚めさせたので
いつかは勝てると私は試合後思った。

が、その甘い考えは

次の鬼高VS青菅の試合で木端微塵に砕かれた

鬼高の4番に私は打ちのめされた

青菅は全チームに負けはしたが
ベストメンバーは県大会レベルにある

その試合中、4番は監督に怒鳴られていた。

4番は元6番を元気づけるため
自分を犠牲にして(相手をぎりぎりまで引き付けて)
6番に丁寧なパスを何本も出した
まるで6番のシュート練習をしているように
試合中、元6番を使った

「なんで自分でいかないんだよ」と監督に言われるが

青菅にも2人の大型選手がいた

元6番にその一人が着いた

元6番は巨人チームであった三鷹選抜の試合を途中から退場して
大型相手の攻撃の練習がこの大会で実践できなかなった

なので、4番は敢えてビブスを付けた元6番に優しいパスをし続けた

監督はそんな指示をしていない

しかし、4番はパスをしながら
「お前がいないとチームじゃない、自信を取り戻せよ」という感じで
元6番にパスをする
元6番は外しもするが、外からのシュートを打ち続ける

監督もそれまで一度も元6番に声をかけていなかったが

「そんなに突っ込むから入らないんだよぉ、ばーか」と元6番に声をかける

こんな子どもなのに
人のこと考えてバスケットしやがって
その日のうちにチームを元通りにする!
いやはや

参った

身体能力とか技量とかの次元が低いところでこのチームは戦っていない

こんな優しいリーダーを、こんな凄いリーダーを大人社会でも見たことがない
そう思うと身体の震えがとまらなかった

今朝、朝食を食べている次男に

試合中、チームメイトの事を考えてパスしたり、ディフェンスしてるか
人の失敗に声かけてるか?
と聞いてみた

すると妻が
「コーチが言ってたけど、ベンチで一番失敗した選手に声出しているのはJやって」と

「じゃ、Jが失敗した時に声かけてくれるのは?」

意外にも、後輩だったりする。

「じゃ、キャプテンは」と尋ねると?
「一番失敗すると怒る!」と

試合に監督の怒声、罵声はつきものだ
選手はそれに委縮する
そしてそのままチームを去る子は多い

強いチームは、そんな怒声罵声を浴びても
試合後「あんな大人びた試合をした子はどんな親父顔(厚顔)なのかなぁ」と近くで
みると明るい優しい笑顔の少年に戻っている
屈託なく試合後佇んでいる。

翻って我がチームは試合後「どよーん」としている

最後まで、優しいパス(チームメイトがシュートしやすい)が出せるチームが強いチームであることが分かった

いい一日であった




















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最終更新日  2011年12月08日 18時02分48秒
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