全13件 (13件中 1-13件目)
1

おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は土場の草刈り。連休中にも刈りましたが、3週間も経てば大げさに言えば草原か!田舎では夏に向かっていたるところで、草刈り機のエンジン音が聞こえることになります。草刈りの前にしていたのが、羽島の家と本荘町の家で使う部材の作製。長期にわたって気密性の確保を担保するものですが、一般には市販されていないので自作することになります。高性能な住宅で使う部材は昔は市販されていなくて、自分で工夫して自作なんてこともありました。今では様々なものが市販されるようになりましたが、それでもまだのものもあってそれらは自分で作る以外ありません。下の写真も今では作ることもありませんが、懐かしいもの…気密シートは平面ですから立体的に処理しなければならない箇所は、折り紙のように折るか何らかの加工をする必要があって、上の写真は柱と床の取り合いやサッシ枠の角など気密シートのピンホールができる場所で使っていたもの。今では気密柱バリアやシールドコーナーがありますから、便利な時代になりました。そうはいってもまだまだ一般には市販されていなくて自作せざるを得ないものもあるわけで、どうしているのか知り合いの工務店に聞いても気になってるけど、そこはええんとちゃうという答えが多いのも事実。自己満足の世界と言われればそこまでだが信じるところを進むのみ。とはいっても30度を超す中での草刈りと工場での作業で今朝は体の節々が痛い・・・
2022年05月30日
コメント(0)

ようやく付加断熱終了 羽島の家この現場からウエザーメイト プラスに変更おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝の中日新聞にトヨタ自動車が、社会人採用を5割にすると出ていました。従来の新卒中心の採用からの転換と言うことになります。外資系の企業は一般に経験者、即戦力中心の採用。新卒で入社して定年までと言う終身雇用は、終焉の時を迎えているようです。これは自分の仕事の分野での研鑽が、常に求め続けられることを意味しています。変化する時代の中にあって単なる経験だけでなく、常に変化の先を見て準備や勉強をする必要があるわけです。ある意味、生涯勉強の時代の幕開けですから好きな分野や興味のある仕事でなければ、長続きはむりでしょう。工務店の経営者も同様ですが、同じことは職人である大工さんや電気屋さん、水道屋さんにも言えますし、現場を管理する監督にも言えます。国や県は住宅を建てる時に様々な補助金を出しますが、施工する側にも条件を付けています。要件の一つに挙げられているのが住宅省エネルギー技術者講習と言うもので、施工と設計の二つがあります。受講者の多くは現場を管理する担当者や設計者で大工さんや電気屋さん、設備屋さんが受講することは稀です。現場で施工するのは職人さんですから気密シートの張り方とか、防湿層や断熱材を貫通する配管や電線の処理などを積極的に理解して取り組んでいるか従来通りの施行をするかで、気密性能や断熱性は変わってきますし漏気部分での結露の可能性も出てきます。一般に電気屋さんや設備屋さんと言った職人さんは一つの工務店だけでなく、いくつもの工務店や建築会社と取引があります。A工務店のやり方、B設計事務所のやり方C工務店、D建設会社・・・それぞれ施工の仕方やその指示内容は同じではありませんから、全部は覚えられません。新しいことを吸収するのに熱心な職人さんばかりではありません。いろんな職人さんに仕事をしてもらわなければならない訳で、いつもお願いしている職人さんだから大丈夫と考えるか都度確認するか、現場を管理する監督の姿勢次第ということになります。その意味では家は営業担当者が建てるわけではありません。家が高性能になればなるほど、現場管理者の能力が問われます。経験だけでは通用しない時代なのは、住宅も同じ。常に勉強しなければなりません。もちろん工務店の親父もですが。
2022年05月27日
コメント(0)

おはようございます、紙太材木店の田原です。ここ数日の暑さに体が慣れてなくて疲労が溜まっているようで、昼間眠い…数日すれば何とかなるでしょう (^^♪東京都の省エネや断熱改修に対する今年度の予算が発表されています。予算規模は265億円いくつかあるのですが高断熱窓の補助額は上限100万円/戸補助率は3分の一想定する件数は6万戸その他にも蓄電池 上限60万/戸、補助率2分の一高断熱ドア 上限16万/戸 補助率3分の一太陽光パネル、太陽光パネル+EV etc・・・小池都知事がパネル設置の義務化を22年度中に制度化するということで動いています。いろんな意見もあるようで、ネット上だけでなくいろんな人が持論を展開しています。それはそれで、なるほどねと思わせるものもありますが、パネル設置義務化ということに一般の方が意識をむけるきっかけになっているわけです。知事の人気取りでは?なんて考えるのではなく、純粋に日本のエネルギー消費や温暖化ということに目を向けるべきでしょう。国力は相対的に低下していますし、日本の借金は天井知らずですが税収の倍以上の予算を組まなければなりません。一人あたりにすれば1000万近く…大卒初任給は22万6千円30数年前の私の初任給は19万6千円わずか3万円しか増えていません。これからも石油や天然ガスと言ったエネルギーは、輸入せざるを得ません。外貨を稼いでもエネルギー消費が多ければそのお金は、また、外国に行ってしまいます。暖房や冷房の家庭で使うエネルギーが半分、あるいは4分の一になれば、節約できたその分は家計に、日本に蓄積されることになります。もっとも手っ取り早いのは住まいの断熱性を上げることサッシをより高性能なものにすることこれからの日本の住まいを考えれば新築にはより高い性能が求められますし、既存住宅の改修も同時に進めていかなければなりません。人が住んでいる家は5300万戸令和2年で長期優良住宅のストックはわずか120万戸エネルギー価格の上昇以上に、断熱改修のスピードを上げなければ、30年後、布団にくるまって寒さを凌ぐなんてことにもなりかねません。
2022年05月25日
コメント(0)

おはようございます、紙太材木店の田原です。週末、ダイシンビルドの清水さんから電話があり田原さん、8月の新住協関西の勉強会の講師をお願いします。2時間時間取りましたので、何を話していただいても大丈夫です。遂に来たかと観念…と言うことで乞う、ご期待!でありますが、さて海千山千の関西新住協メンバーに何を話すか?先日、香腸(シャンチャン)が思い出されて、何故だか久しぶりに食べたくなりました。いわゆる、台湾風の腸詰めですが昔、台湾料理の店で食べて独特の風味と味に魅了されました。ただ、田舎に帰ってくるとそんなものを出してくれる店はなく、偶に思い出される程度でしたがぽちっとすればなんでも買える時代と言うことで、ネットで購入。台湾でよく知られているという黒豚牌家人にも、美味しいんだよなどと前振りして早速、食べたのですがカットして嫌な予感…断面がソーセージ!つまり、すりつぶしてあるやん。昔、食べたのはサラミのような断面やったはず…肉や脂肪がはっきり分かったけれどこれは大量生産もの…と言うわけで自作するしかない!ネットで作り方を検索するもこれはと言うものがあまりなく、さて、どうしたものかと思案していくうちそういえば以前買ったハム・ソーセージの本にあるかもと引っ張り出だしてくると、そこにありました。ネットで購入したのは高粱酒、塩漬けの豚腸、豚の背脂、硝酸カリウムと肉を押し込むスタッファー材料は本に出ている通りで肩ロース 800g背脂 200gザラメ 大匙5あら塩 小さじ3焼酎(25度) 小さじ2.5高粱酒 小さじ5シナモンパウダー 小さじ1硝酸カリウム 大匙1豚腸 1.5mポイントはよく切れる包丁で肉の組織を壊さずカットすること(5~8ミリ角)粘りが出るまで練ること(15分以上)練る時に氷水で冷やしながらすること腸内に残った空気は爪楊枝で抜くこと練り終わったら常温で3~4時間放置し味をしみ込ませる。その後スタッファーで詰めて風通しの良い所に吊り下げ3日間乾燥させる。これで完成!簡単そうに書きましたが実は作ったのは上記の2倍の量(期待が大きすぎたので・・・)朝、10時に肉を買い出しに行き乾燥させるために吊り下げたときは夕方の5時でした。すぐに食べてもいいし、残りは冷凍で保存。さて、木曜日の夜には食べれそうですので楽しみです。
2022年05月23日
コメント(0)

おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は一日休みを取ってリフレッシュしてきました。建前の疲れもどうやら解消できたようです。とは言いながら、体のあちこちの筋肉痛はまだ残っています。先月政府が改正建築物省エネ法を閣議決定しましたが、これを受けて各地の自治体も動き出したようです。岐阜県では一昨年まで、ぎふ省エネ住宅建設支援事業費補助金と言うのものがありました。平成28年の省エネルギー基準に適合する性能で、BELS取得が条件でした。紙太材木店は特別なことをしなくても条件は満たしていたので、よく利用していたのですが昨年、廃止となってしまいました。平成28年の省エネ基準ですから断熱性能等級で言えば4岐阜の6地域ではUa値で言うと0.87ですからこれで省エネ住宅の建設支援か?というレベルですが30万ほどの補助が出ますし、加えて長期優良住宅であれば10万円が加算され、合計40万円の補助金が出ました。この補助金は国からのお金は入っていない岐阜県独自のものでしたから、国の補助金とも併用が可能な住まい手にとっては、とてもありがたい補助金でした。それが昨年廃止となって、県は何を考えているのかなどと思っていたら昨日、県の住宅課からチラシが送られてきました。環境負荷低減型ぎふの住まい普及事業費補助金一昨年までのぎふ省エネ住宅建設支援事業費補助金との違いは、断熱性能等級によって補助額が変わりました。等級4では20万新設された等級5で40万国の補助金との併用はできません。一作年より補助の要件が上がっています。等級4で30万だったのが20万に減額代わりに等級5で40万東京のように財政が豊かであれば、国とは別個で等級5(水準2)で50万もありですが…これから家を建てる方は、国も地方もなぜ住まいに補助金を出してまで高性能な家を推奨するのか、考える必要があります。世代が変わるたびに家を建て替えてきた日本。そんな国は世界中探してもありません。国全体が成長していく過程では許されたかもしれませんが、日本は失われた30年と言われるほど経済の成長が停滞しています。30年前の大卒の初任給と現在の初任給の違いは数万円しかありません。昨日の日経新聞に韓国のサムスン電子の国内の全従業員11万人の2021年の平均年収が前年比13%増の1440万と出ていました。日本が変わらなくても、世界は大きく動き成長しています。当然、エネルギー価格もそれに連動してうごきます。あなたの給料が上がっていくスピードより、ガソリンや電気代、ガス代の上がっていくスピードの方が早いと思った方が間違いはありません。これから家を建てる方は住まいのどこにお金をかけるのか優先順位を間違えてはいけません。
2022年05月20日
コメント(0)

おはようございます、紙太材木店の田原です。本荘町の家、二日目の作業が終わり上棟しました。外壁の耐力面材も全て張り終えることができましたから、ブルーシートですっぽり覆って作業完了。明日からは付加断熱の下地作りが始まります。床の断熱材の取り付け作業は雨が降った時用の仕事に取っておきますが、その前にホウ酸で防蟻工事をしなければなりません。そういえば床の断熱と言えば最近大手のHMでは、従来使用していたスタイロフォームなどの断熱材からロックウールに変わっています。これは2x4でも在来の木造でも1階の床合板は建前の前に取り付けるので、雨が降るとブルーシートや粘着性のシートを貼り付けても完璧に養生することが困難で、床の断熱材と床合板の間に水が入るとなかなか乾かなくて、カビや湿気によるクレームが出るためです。ロックウールなら繊維系なので、床下がオープンだからたとえ濡れても乾きが早いというもの。2x4では構造上1階の床合板の上に1階の壁を設置しますから、先に床の断熱材を取り付け床合板を設置する必要があります。しかし、在来の木造であれば上棟してからでも取り付けられます。作業性や工期を優先すれば上棟の前に床合板を取り付ける方が安全上も楽なんですが、仮の床を伏せればそれは同じこと。どのような工事の仕方をするかは、その会社の方針次第。紙太材木店では面倒でも仮床をおいて、後から取り付けます。とここまでは前段階の話で、ここから本題。先日、社会派ブロガーのチキリンさんがツイッターで今年の5月の東京はめっちゃ寒い気がするけど平年に比べてどうなんだろ?と言ってました。実は私も同じように感じていて、実際5月になってもエアコンで暖房する日がちょくちょくありました。と言うことで気象庁のデータから近隣の美濃加茂市を拾ってみると昨年5月1日から15日までのデータは最低気温の平均11.8度最高気温の平均23.2度平均気温の平均17.2度同じく今年が最低気温の平均11.3度最高気温の平均22.7度平均気温の平均17.1度う~ん最低気温の平均で今年は去年より0.5度低い最高気温でも同じく0.5度低い0.5度を敏感に感じることができると考えるか年を取ったと考えるかどちらにしても、寒い家は堪忍どす。
2022年05月18日
コメント(0)

おはようございます、紙太材木店の田原です。今日は本荘町の家の建前。先週から天気がどうなるかと気を揉んでいましたが、何とか大丈夫のようで連休前の羽島の家の建前に続き、天気を味方にすることができました。冷房負荷、あるいは暖房負荷という言葉を聞いたことがあるでしょうか。冷房負荷とは冷房のため、つまり室内を冷やすために取り去るべき熱量を言います。暖房負荷はその反対と言うことになります。これから夏のシーズンですからエアコンが活躍することになりますが、エアコンの冷房能力が冷房負荷を上回っていないと、涼しくないということになります。Ua値はその家の冷房負荷を知るために必要ですが、Ua値だけ冷房負荷を計算することはできません。冷房負荷を計算するには日射の熱そこにいる人から発せられる熱(人数分)家電や器具から発せられる熱家の内外の温度差による侵入してくる熱(Ua値)換気によって入ってくる熱主にこれらの熱がどれくらいあるかを計算して、冷房負荷を求めることになります。但し、上記の熱の多くは顕熱ですが忘れたならないのは潜熱。つまり、換気や漏気によって家の外から入ってくる空気が持っている潜熱や洗濯物の室内干しから出る潜熱、大勢の人が集まれば人からも潜熱が出ますからこれらも考えなければなりません。この潜熱は実はかなりの熱を持っています。温度計で計って目で見ることのできる温度は感覚的にわかりやすいですが、潜熱はなかなか理解しにくいものがあります。しかし、冷房負荷を計算しエアコンの冷房能力を考える時には必須。例えば岐阜市で過去10年で一番暑かった気温は39.6度その時の湿度は46%本荘町の家で、室内を26度、湿度60%にしようとすると計算すると冷房負荷は4.6Kwになります。内訳は顕熱負荷が3.5Kw潜熱負荷が1.1Kw25%が潜熱と言うことになります。Ua値ではこの1.1Kwが計算されません。加えて、上記の計算はあくまで家全体での計算。2階の南側の子供室やエアコンから遠く離れた部屋、熱帯魚飼ってて大きな水槽がある部屋!それぞれ当然条件が違ってきます。エアコンで冷やされた空気をどう送るか?伊礼さんの言うところの空気と熱のデザインが必要になってきます。どうやって家の中の仕切られた各部屋を冷房するのかあるいは暖房するのか?Heat20のG2.5だから大丈夫と言うわけではありません。
2022年05月16日
コメント(0)

おはようございます、紙太材木店の田原です。週明けに本荘町の家の建前。(レッカー車を使って家の骨組みを組上げること)その前に基礎の上に土台を設置したり、当日使う資材を搬入したりと何かとせわしいのですが、気になるのは天気。ただただ、雨よ降ってくれるなと言うのがホンネである。しかし、明日にかけて土砂降りの美濃地方。雨養生は最大限してきたが心配の種は尽きない。前回、地方の自治体やアメリカの住宅の温暖化対策を紹介しましたが、東京都もやっています。その名は、「東京ゼロエミッション住宅」エミッションって何かを調べると、熱などの放射、放出されるものと出ていました。つまり、住宅から熱や温暖化ガスの放出をゼロにするということのようです。その補助金が水準1 Ua値0.7 30万水準2 同0.6 50万水準3 同0.46 210万!!加えて太陽光パネル1KWにつき12万(最大36万まで)同時に子供みらい支援事業との併用OK、(ZEHで100万)水準3で、最大346万円の補助である。東京都内ならどこでもOKなので23区以外の多摩地域の地価の安い所でも大丈夫。財政に余裕のある東京都ですから大盤振る舞いできますが、Ua値0.46程度で210万…先日上棟した羽島の家も、本荘町の家もUa値は0.3。共にパネルは設置するので、東京都下なら346万の補助が得られることになります。地方自治体の補助金に国のお金が入っていると、国と地方の補助金の併用はできません。こどもみらい支援事業は国の予算ですが、東京ゼロエミの補助金は全くの東京都の税金からなので、併用が可能となります。併用が可能ならもう少し都の補助金の出し方に工夫が欲しいところです。水準を引き上げたり、多くしたり、あるいは建設地の地価を考慮したりすれば、より多くの人が利用できるように思います。Ua値や住まいの性能の変化のスピードをあまり知らない担当者が、0.46なら6地域のHeat20のG2や最高水準やからたんと出したれで、210万そんな気がします。知らんけど…本日は地方在住者の愚痴でしたm(__)m
2022年05月13日
コメント(0)

省エネ適合義務化を前に各種制度で進む基準の追加や引上げ(住宅あんしんニュースNo.260より)おはようございます、紙太材木店の田原です。連休が明けても肌寒いと感じる日があり時折、暖房している美濃地方。今朝も寒いのでエアコンで暖房しています。(5月なのに)住宅事業者が必ず入る瑕疵保険の会社の一つに住宅あんしん保証という会社があります。その他にもJIOとかハウスジーメンなど5社あって紙太材木店では住宅あんしん保証を利用しています。先日の住宅あんしん保証のHPに出ていたのが冒頭の内容です。2025年の義務化を前に住まいの性能に関して、様々な基準の引き上げや追加が出ています。詳しくは上記を検索いただければいいのですが、これらの流れが起こっている理由は2050年のカーボンニュートラル。つまり、日本で2050年に脱炭素社会を実現するためです。既にロードマップも発表されてますが、地方での取り組みを重視する内容になっています。つまり、地域社会での脱炭素を目指すもので、地方での脱炭素の取り組みに対しては財政措置も用意されています。地方でこれらの動きを先取りしているのが鳥取県のとっとり健康省エネ住宅に代表される地方の〇○健康省エネ住宅です。信州や山形、札幌などの地方自治体が積極的に取り組んでいますが、今後この動きは更に広がっていくでしょう。アメリカでも同様でカリフォルニアでは新築住宅には、太陽光パネルの設置が2020年に義務化されてますが、その他の都市でも様々な取り組みがなされています。出典:資源エネルギー庁 P55これらを見ると、州だけでなく地方都市でも様々な取り組みがなされているのがわかります。中にはシアトル市のように暖房用石油の販売業者に7円/Lの追加課税をしたり、低所得世帯のHP(ヒートポンプ)設置に全額補助しているところもあります。他にもバークレー市やサンノゼ市では、新築住宅や低層集合住宅ではガスインフラへの接続を禁止しています。(電化を推進するため)今後、日本の地方自治体でも国の財政的な支援の下、札幌や鳥取など既に先進的に取り組んでいる自治体と同様な動きが出てくると思われます。これから家を建てる方はどちらかと言うと補助金の方に目が行きがちですが、上記の動きの目的は2050年のカーボンニュートラル社会の実現です。30年後の次の日本の世代のためにお子さんやお孫さんのために何を残すのか、何をしなければならないか資産となる家か負債となる家かどちらになるかを考えなければならない時代になりました。
2022年05月11日
コメント(0)

おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は竹藪の草刈りと、まだ生えてくるタケノコの処理。30本ほどしか竹は生えていませんが、家人に聞いたところ今年のタケノコの収穫は160本余り!1割ほどは自家消費ですが残りはご近所や知り合い、スタッフ、お世話になった方へ配りました。(もちろん朝堀り、即竃で茹で、食べるばかりにしてあるものです)茹でたものは足が速いので、配るのも時間勝負です…何もせずに放置していたらと考えると…毎日のように筍掘りに行かなければならない訳が、お判りいただけると思います。恐らく、まだ遅くに生えてくる筍もあるはずで、その時は蹴倒すしかない。放置していたらワンシーズンで30本が200本である。最近、室内の二酸化炭素濃度を計測される方がSNS上で散見されます。これって、とてもいいことだと思います。ほんの数年前まで二酸化炭素の濃度測定器は数万円してましたが、今では数千円、中には数百円なんてのもありますが信頼性は保証の限りではありません。なぜ、いいかと言うと家を建てる前の今現在のご自分の寝室や子供室のCO2濃度がどれくらいか家を建てた後の同じ部屋がどれくらいか、比較して計測できるからです。既に家を建ててしまった方でも家族4人で寝室で寝ればどれくらいになるかご自分で確認できますし、高い濃度になるようならその対策を考えることができます。6畳程度の部屋に親子4人寝てれば、いくら24時間換気があっても濃度は1000ppmを越えて高くなります。設計者がどんな対策を考えているか?一人当たりの必要換気量は30m3/h1時間に30m3ですから4人なら120m36畳間は約10m2ですから2.4mの天井高で24m31時間に24m3入れ替えても4人いれば全く足りません。(法的には0.5回なので12m3でOK)対策は設計者次第ですが、設計者任せにするかどうかはあなた次第。納得のいく対策を設計者とご相談ください。連休明けの今朝、起きた時に頭が重い、体の疲れが残っている、一緒に寝ている子供がなかなか起きないようなら、一度、寝室の二酸化炭素濃度を測ってみてください。驚愕の数値?かもしれません。お会いしたい方、家づくりのご相談したい方の予約フォームはこちらからhttps://www.kamita-zaimokuten.jp/reservation.html
2022年05月09日
コメント(0)

おはようございます、紙太材木店の田原です。今日から仕事の紙太材木店です。世間では29日から8日まで10連休のところもあるとか…そんな会社もあるようですが、住宅会社では聞いたことはありません。職人さんたちは日曜日が休み、祭日は仕事をされる方も多くいますから現場が動いていることになります。何かあれば連絡が入りますから、多くの工務店では会社が休みでも、緊急連絡先を決めて連絡がつくようにしているところが大半でしょう。上の写真は会長農園のサクランボ。肥料やったり剪定もしていません…害虫除けの消毒もしていませんが、それなりに甘くて美味しく実りました。すぐに鳥たちがきて食べてくれるでしょう。(既に随分食べられてますが…)2021年のエネルギー白書によれば日本全体で使われるエネルギーのうち、家庭で使用されるエネルギーは全体の14.1%大きく4つの部門に分けられています。白書 P1運輸部門、家庭部門、業務他部門、産業部門の4つ家庭部門は14.1%しか使っていないと考えるか14.1%も使ってると考えるかは人によりますが、2030年には温室効果ガスの排出を2013年比で46%削減更にそれをできれば50%削減に、2050年にはカーボンニュートラル…白書 p95現状では全体で使うエネルギーのうち暖房で使われるエネルギーが24.7%ありますが高性能な住宅にすればこれをそれを3分の一以下にすることができますし、住まいが暖かければ入浴の仕方も変化します。つまり、グラフの給湯に使うエネルギーも削減できます。夏はシャワーで済ます方も多いと思いますが住まいが高性能になり、冬でも家の中が暖かければシャワーだけでと言う方も実際おられます。もちろん太陽光パネルや今後は蓄電設備の設置も視野に入ってくるでしょうし、日射の多い太平洋側の地域では蓄熱も視野に入ってくるでしょう。エネルギーや温暖化ガスの削減については設計者の責任は重大ですが、住まい手の方もご自身の問題として考える必要があります。40年50年、あなた自身が住む家です。設計者任せ、HM任せで20年後、30年後に後悔しても彼らは何もしてくれません。自分たちの家は自分たちで守る姿勢が大切です。1棟ごとに立地条件が異なる住宅は、その住宅に最適な省エネ計画が求められます。工務店や設計者にはその技術力、施工力が求められる時代になりました。
2022年05月06日
コメント(0)

おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は午後から、今月建前を行う本荘町の家の住まい手の方が、外壁に使う杉板の塗装に来られました。ご夫婦とお二人のご両親の5名での作業。400枚ほどの枚数がありますから、それなりに時間がかかりました。今日もお二人来られて作業をされる予定です。あと少しですからそれほど時間はかからないでしょう。紙太材木店ではほとんどの住まい手の方が自分達で杉板の塗装をされます。もちろん床の荏油塗りも同様です。最近では蜜蝋ワックスなんておしゃれな名前のものもありますが、これは荏油に8%ほどの蝋を入れて溶かしたもの。蝋を入れることで液体が固形化します。私が子供のころは八百屋さんで荏油が売ってましたから、よく買いに行かされたのを覚えています。母はこの荏油をしみ込ませた布で廊下板や建具、式台などを拭いていました。飛騨地方の出の母は母の母からこうして磨くんだと教えられたと言っていました。今も飛騨地方に住むいとこたちの家では、同様に荏油で木部が磨かれています。一方、私は竹藪の竹の間引き。5年を過ぎた竹はタケノコを出さないときいたので古い竹を切って処分するわけですが、10m以上ある竹をチェーンソーで切って運び出して、更に枝を落として竹と葉のついた枝に分けます。毎年、切った竹を積んでおく場所がありますからそこに野積みして自然に還してます。土に還るのに5.6年ほどかかりますから、それだけ分は山になっています。いっそ、火をつけて、という誘惑にかられますが放っておいても邪魔にはならないですし、燃やせば、半日以上かかるでしょうからその間つきっきりと言うわけにもいかず、今に至ります。で、竹の枝を落とすのに使うのは鉈(ナタ)出刃包丁が大きく、重くなったものと思えば中らずと雖も遠からず欲張ってこの竹もあの竹もと、何本も竹を切ったので、この枝打ちも比例して多くなり結果何度も鉈を振り上げることになり、昨夜は右腕が炎症でも起こしたのかと思うほどの筋肉痛でした。風呂桶も上げられない始末…何事も欲張ってはいけないと、この年になって再認識した連休休みである。
2022年05月04日
コメント(0)

おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は7.5度の美濃地方。キーボードを打つ手が悴んで、指がいつものように動きません。5月なのにエアコンで暖房してる事務所です。今朝の日経新聞に低学歴国,ニッポン博士減 研究衰退30年とありました。欧米や韓国に比べ、100万人当たりの博士号取得者が半分以下。英国に比べると30%ほどしかありません。また、2008年と比較すると、2018年時点で博士号取得者が減少しているのは日本だけです。数年前、新住協の理事(現顧問)の金子建築工業の金子さんからドイツでは工務店の親父はほとんど博士号を持ってるとお聞きしました。(金子さんも東大の博士号をお持ちです)ドイツや欧米では人が一番長く居住する住宅こそが、最も科学されなければならないという考えがあります。住宅は形や大きさ、間取り、配置、方角住む人数、住まい手の要望、法の規制など千差万別ですから、そこでの断熱や気密、換気、エネルギー消費の在り方も杓子定規な基準や規定だけではクリアできません。必然的に現代の新築の住宅に求められる設計も、高度に解析されエビデンスのあるものであるべきである。という、社会的な圧力が出てきます。それに対応する形で工務店側が変化しているとみるべきでしょう。日本ではまだそこまでの社会的圧力はありませんが、これからの住宅に対する時代の流れや変化を見れば、遠からず工務店も変化せざるを得なくなるでしょう。その意味では型式認定で日本全国同じ建物と言うのは、難しくなるんじゃないでしょうか。そんな中で、今現在住まいの新築を検討されている方はどうすればいいか?設計者の主張や考えに対し、正確性、客観性を担保するエビデンス(根拠、裏付け)を求めること以外ありません。特に、換気や住まいの温熱環境はとても大切ですからなぜ、その設備でならなければならないかメンテナンスはどうなのかなどそのエビデンスを確認する必要があります。30歳で家を建てれば恐らく40年、50年と住むことになります。特に換気装置は今現在の日本では一種の全熱交換のタイプのものを取り付ければよしとする設計者や工務店、HMがありますが、欧米並みに長期にわたるメンテナンスを考慮したきちんと施工できているところは数えるほどしかありません。難しいのはきちんとやってるところは少ないのでそうじゃないところに聞いても、きちんとやってるという答えしか得られないところでしょうか。熱交換しているところだけを強調しているようなら、眉に唾をつけて話を聞く必要があります。その意味では現在の日本の住まいの換気は科学されていませんし、発展途上中ということになります。設備機器はいつの日か故障しますし、壊れて交換することになります。そのことをくれぐれもお忘れなく。性能的に100点満点の住まいは、まだありません。お会いしたい方、家づくりのご相談したい方の予約フォームはこちらからhttps://www.kamita-zaimokuten.jp/reservation.html
2022年05月02日
コメント(0)
全13件 (13件中 1-13件目)
1

![]()
![]()