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西行戻しの松公園白衣観音展望台からの松島湾の写真は10枚ほど撮るともう私には手の出しようがない。ちょっとした遠出には見合わないほどあっさりしたものである。この後齋藤氏庭園を訪ねる予定がなかったら気落ちしそうなほどである。 齋藤氏庭園は石巻市にあるのだが、海岸からだいぶ内陸に入った前谷地というところにある。松島から石巻に東進する幹線道路から北の方に入って何度も曲りながらどんどん狭い道に入っていく。ここを曲ればもう齋藤氏庭園というナビに従って左折すると一台しか通れないような道の先でバンが私の車を待っている。その車の停まっているところですれ違えたのだが、その車が庭園へ入る道を防いでいたので、すこしバックしてからさらに狭い道に入ってようやく車が3台ほど停められる駐車場である(実際には庭園の中には広い駐車場があった)。 観光客は私たちばかりで、数人の人が庭の手入れをしている。そのうちの一人と挨拶して庭園の説明をしてもらい、パンンフレットも頂いた。現在、建物は耐震性に問題があることがわかって内部に入ることは遠慮してもらっているが、もし希望されるなら案内するということだった。忙しそうに手入れに励んでいる姿を見ていたし、庭園を見ることがもともとの希望だったので、建物には入らず庭だけを拝見することにして丁寧な申し出を断った。 齋藤氏というのは、秋田の池田氏、坂田の本間氏と並ぶ近代における東北の三大地主で、第9代当主が明治後期にこの庭を造って、現在は石巻市に移管されているということだ。民間の個人の邸宅ということで、城や寺や神社、あるいは貴族、藩主の庭園となどとはいくぶん趣が違い、豪勢で贅を尽くしていながらどこかなじみ深いものがあるのだった。不思議なことに、一般の民間人のささやかな庭の延長にあるような懐かしさがあるのだ。 園内には藁ぶきの住居(庶民は母屋と呼ぶ)のほかに別棟の広間、蔵が三つ、倉庫が二つに木小屋、中門、さらに三つの池がある。敷地は丘陵の斜面を背にしていて、国指定の名勝に指定されている。 一通り写真を撮り終えてから、広い庭園をできるだけ広く一望できるように広角ズームレンズに替えて、もう一回り歩いてみた。 見終えて、庭仕事をしていた人に言葉をかけて車に戻った。休日の静かなリフレッシュという感じの時間だった(もう毎日が休日なのだが)。帰るばかりだが、三陸海岸への旅行の行き帰りに寄って妻のお気に入りになった道の駅で遅い昼食と買い物をして、すぐそばを走る高速に乗った。読書や絵画鑑賞のブログかわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)日々のささやかなことのブログヌードルランチ、ときどき花と犬、そして猫
2026.06.11
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松島、塩釜へ行ってから三日後、また松島へ行った。先の松島で撮った写真には全く満足できず再度の挑戦気分なのではあるが、10枚も撮れば終わってしまう場所だということは前回の経験で分かっていて、とんぼ返りのつもりだった。ところが妻も同行すると言い出したので、石巻市の「齋藤氏庭園」まで足を伸ばすことにした。この庭園は昨秋に行こうと計画していたものの実現できなかった場所である。 まっすぐ松島の「西行戻しの松公園」に向かい、「白衣観音展望台」に一番近い駐車場に入った。先日は上らずに車で待っていた妻も今日は上ってみるという。坂の長さはたいしたことはないし段差もないので、何とかなると判断して一緒に上った。 桜の木の間から松島湾(の一部)が見え、あっという間に撮影は終了した。さすがに今日はカメラ設定を間違わなかったし、時々やるような実験的な試み(たいていは失敗する)もやらず、ひたすらおとなしい写真狙いである。腕もないのに冒険的になって失敗することは身に沁みて知っているのだが、まあ、きっと何度でも失敗するのだろうとは思っている(それも趣味の一部)。 西行戻しの松公園には桜の木がたくさんあって、白衣観音展望台からの松島遠望も桜の木々の間からという感じで、桜の季節にもう一度来たいと強く思わせるものがある。桜の花の季節にはこんなアングルで撮りたいという写真も試しに撮ってみた。最後に、白衣観音をカメラに収めて再挑戦は終了した。 松島から齋藤氏庭園に向かうのだが、ブログ掲載は次回ということにする。読書や絵画鑑賞のブログかわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)日々のささやかなことのブログヌードルランチ、ときどき花と犬、そして猫
2026.06.07
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松島の写真を撮りたいと思った。松島には何度も行っている。仕事をしていたころは外国からのゲストを案内して塩釜港から松島湾内を巡る観光船に何度も乗ったし、最近では町内会の日帰り旅行なるもので観光船に乗った。それなのに、水面と海岸べりからの観光で、松島湾を展望する場所には行ったことがない。松島湾を一望できるという理想的な場所とまでは言えないがいくつか候補があって、その一つが「西行戻しの松公園」にある「白衣観音展望台」で、そこに行くことに決めた。そこからの帰り足で鹽竈神社にも行ってみようということになった。鹽竈神社は行くのは初めてなのだが、展望台までの坂道を妻が歩けない可能性を考えていわば楽しみの保険代わりである。 しかし、カメラ設定の間違いで松島湾展望の写真は全く不満足なものとなった。もちろん展望はあるのだが、それほど広い範囲をカバーしていない。広く一望できるように広角レンズを装着していたのだが、むしろ望遠レンズで撮るほうがいいアングルになることに気づいて望遠ズームにレンズを交換したのだが、カメラの設定が広角レンズの時のままだったのである。モニターにはそこそこ写っているように見えたのだが、帰宅してPCで拡大してみると微妙にピントがずれている。当たり前のことだが、被写界深度が適切に設定されていなかったのだから何ともしょうがない。ピント合わせはしているのでそこにピントはあっているもののピントの奥行きが浅いので風景写真になっていないのである。唯一の成果は、駐車場の近くに咲いていたレンゲツツジの写真だけだった。 前置きが長すぎたが、そんなわけでカメラ旅行としての前半はないこととして、鹽竈神社がメインの日帰り旅行となったのである。松島から塩釜に移動して、まずは昼食である。塩釜は寿司がおいしい街だということで人気のすし店を友人に教えてもらったという妻が指定する店で立派な皿に盛った寿司を食べた。十分に満足できる昼食で、とくにいつもは鮪は赤身と決めていた私たちだが、刺身に細かく包丁が入っていた大トロや中トロのおいしさが際立っていた。つぎはぜひ単品を頼みながらの食事がいいね、と妻と確認したものの、また機会があるとは考えにくい………。 鹽竈神社では3つの駐車場のうち一番足に負担のかからない駐車場を選んだ。いつもは塩釜神社などと表記しているが、「志波彦神社・鹽竈神社」というのが正式な名称らしい。志波彦神社と鹽竈神社が併設されているのである。大鳥居をくぐって最初に入った茅の輪のある神社を鹽竈神社と思ったのだが、そこは志波彦神社だった。鹽竈神社はそこからぐるっと回って石段を上がって随身門と門をくぐった先にあった。右宮と左宮が一体となった拝殿があり、さらに東隣の別宮がある。 大鳥居の近くに庭園があってそこから塩釜湾(塩釜港のある松島湾の一部)が見える。塩釜港には松島湾をめぐって松島海岸まで行く観光船が見える。ここからの景色を撮って、松島での失敗の一部を取り返したのである(これは帰宅して写真整理をしているときの実感)。 カメラの失敗は痛かったが、初心者はこうやってカメラを覚えるのだとおのれに深く深く言い聞かせるしかないのだった。読書や絵画鑑賞のブログかわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)日々のささやかなことのブログヌードルランチ、ときどき花と犬、そして猫
2026.06.04
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知人の葬式に出る妻を教会まで車で送って家に帰ると夕食の準備をするまでまったくの自由である。5月5日だというのに息子は仕事で、帰省中の娘は街に出かけて夕方まで帰らないという。自分一人のために昼食を作るために家にいるというのもつまらないのでカメラを持ってでかけることにした。 最近は筋トレ散歩を普通に歩く時の大股速足で代替しているので少しは足の筋肉のためということ、誰かがつくった昼食を食べられるということ、カメラで遊べるということ、この三点盛りの散歩ということでとにかく家を出た。行く先は手ごろな距離で被写体に困らない場所ということで大崎八幡宮ということにした。その近所にどんな店があるのかもおおよそは知っている。 大崎八幡宮にはたいてい朝の散歩で来ることが多く、人のいない境内というイメージがあったが、さすがにゴールデンウィークらしく神社前の市内循環観光バスの停留所にはたくさんの人が待っている。同じくらいの人間が次のバスから降りて来るのだろうと思いながら鳥居をくぐり参道の石段の下でカメラを構えたら次々と人が下りて来るのでシャッターチャンスまでけっこう時間がかかった。とはいえ、石段を上り、二の鳥居付近まで来ると参道が長いせいか人をあまり多く感じないのだった。 長床(重要文化財)の門をくぐって社殿(国宝)の前に行くと、カメラの枠内に必ず人は入る程度には人がいる。とくに社殿横を歩き回っている三羽の鶏(神鶏と呼ぶべきなのかもしれない)の廻りを人が囲んで珍しがっているようだ。よく人馴れをしていて、人間にはお構いなしに地面をつついたり声を上げて鳴いたりしている。早朝の散歩で見たときにはこの三羽は大きな石燈籠の上に乗っていた。たぶん夜間の危険に備えていたのだろう。 参道脇では甘酒を売っていたが、甘酒の旗の下には売り切れの紙が貼られていて店には客がいなかった。休日の午前中に売り切れというほど参拝客が多いとも思えなかったが、観光客が予想より多かったということかもしれない。最近は、仙台市内のちょっとしたところでも外国からの観光客が増えているので、そういうこともあるのかもしれない。 二の鳥居近くの参道脇にツツジの木が二本あって、どちらも素敵な色のきれいな花を咲かせている。カメラには広角レンズが装着されていたが、かまわず撮ってみた。焦点距離が短いのでかなり花に近づくことができて、花の写真に常用しているマクロレンズとはちょっと違った感じの写真になって、これからも少しは広角レンズで花を撮ってみたいなどと思いながら撮影を終えた。 帰り足で遅い昼食にラーメンを食べた。このラーメン店は大通りから少し入ったところにあってまったく知らなかった店だったが、夕暮のカメラ散歩でこの辺を歩いていた時見つけていた。毎週の食料品の買い出しで妻と一緒にこの近所の生協に来るのだが、そのとき何回かこの店で食べたことがあって気に入っていたのである。他人に作って食べさせてもらう食事は何よりもおいしいのである。読書や絵画鑑賞のブログかわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)日々のささやかなことのブログヌードルランチ、ときどき花と犬、そして猫
2026.06.03
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