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2006.02.26
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カテゴリ: プロ野球
傑作(0)





【野村楽天、ため息発進・プロ野球オープン戦スタート】

東北イーグルスは初回の大量失点が大きく、ロッテに5―9で敗れた。
先発朝井は、早坂にいきなり右前打され、2盗、3盗後、暴投で失点。なお四球などで一死満塁とされ、橋本に本塁打を浴びた。5回9失点の乱調。継投したルーキーの松崎は2回、青山も1回を無失点に抑えた。攻撃は1―5の4回、1死満塁から森谷、高須が相次いで飛球に倒れるなど、淡泊だった。 

【ノムさん、嘆きやまず】

今季初の対外試合で、早くもチームの弱さを痛感したのだろうか。5季ぶりのプロ野球の采配(さいはい)について「感慨は何もない」と野村監督。5―9の敗戦に、試合後は攻守とも厳しい指摘が続いた。守りではまずバッテリー。「岩隈に続く期待の星」と先発に送った朝井が初回、ロッテの足にかき回されたあげく、甘い直球を満塁本塁打された。ゲームを壊す乱調に、指揮官は「投球の原点は外角低め。そこに投げられないのでは話にならない」。先発捕手のカツノリにも「癖があるから簡単に走られる。盗塁阻止はバッテリーの共同作業」と容赦しなかった。攻めは淡泊さを嘆いた。4点を追う4回、1死満塁の好機に森谷、高須がいずれも初球を打ち上げてしまった。「点差がある。押せ押せで行ける場面で相手を助けた」最後は「まあ、いいんじゃないの」と気を取り直した指揮官。常々「オープン戦は反省の連続。修正を重ねて強くなっていく」と話している。開幕まで残り16試合。チーム力の底上げに期待したい。

【明暗分けた若手投手陣】

先発ローテーション入りを狙う若手投手陣が明暗を分けた。朝井が5回9失点の乱調で、首脳陣の期待に応えられない一方、松崎(東北福祉大)青山(八戸大)の両ルーキーはそれぞれ無失点で切り抜け、まずまずのデビューを飾った。朝井は「低めへの制球」を意識してマウンドに上がったが、甘い直球をことごとく狙い打たれた。初回にいきなり満塁弾を浴びると、2点差に詰め寄った5回も3失点。「自分の投球が全くできなかった」とうつむき加減だった。松崎は走者を背負ったものの2回を抑え、「自分らしく投げられた。次は高めに浮く球をなくしたい」とテーマを掲げた。青山も走者を出したが、併殺で切り抜けるなど落ち着いたマウンドさばきで1回を投げ終え、「思い通りに打ち取れた」と笑顔を見せた。



ルーキーの西村(東京情報大)が攻守にはつらつとしたプレーを見せた。初打席で適時打を放つと、守備でも内野安打になりそうな打球をうまく処理し、追加点を阻んだ。0―5の2回、2死一、三塁から右翼線二塁打。「来た球を打っただけ、いいところに落ちた」と振り返った。4回の守りでは、2死二塁で俊足早坂の打球が三遊間へ。走者が前をよぎる難しい打球だったが、「コースを読んでいた」と間一髪でアウトにした。「これからまだまだアピールです」とオープン戦での活躍を誓った。

【「一皮むけた野球見せて」】

ファンも野村新監督の船出を見守った。ロッテのキャンプ地で、8200人の観客の多くはロッテファンだったが、左翼席に50人ほどの東北楽天ファンが陣取り、トランペットと太鼓で応援した。初回にいきなり5失点、4―6と点差を詰めた直後の5回に3失点するチームに、「あまり変わらないなあ」とのため息も漏れたが、私設応援団関東支部の岡野寛大副団長は「野村監督になって粘りが違ってくると思う。一皮むけた野球をこれから見せてほしい」とエールを送っていた。

【イヌワシろっかーるーむ】

カツノリ捕手(初回に3盗塁を許す)「ロッテの足はバッテリーで警戒してたけど、ばたばたしてしまった。(先発の)朝井をうまくリードしてやれなかった。残念」

ショート外野手(2安打2打点の活躍)「この時期はタイミングを合わせ、強い打球を打つことを心掛けている。きょうはよかった。2年ぶりに(古巣の)ロッテナインに会えてなつかしかったよ」

【バワーズ再来日きょう2軍合流】

東北イーグルスは25日、バワーズ投手が再来日し、26日から沖縄県久米島町で行われている2軍キャンプに合流すると発表した。バワーズは母親の病気を理由に3日に米国に帰っていた。

【「金の卵」見つけた!新人・西村が“野村チルドレン”1号だ】

(オープン戦、ロッテ9-5楽天、25日、鹿児島)“野村チルドレン”1号を発掘!球春を告げるオープン戦が25日開幕、各地で3試合が行われた。5年ぶりにプロ球界に復帰した野村克也監督(70)率いる楽天は昨季王者・ロッテに5-9と完敗。しかし「9番・遊撃」で起用したルーキー西村弥内野手(22)=東京情報大=が今季チーム初打点となる右前適時打を放つなど活躍。ヤクルト、阪神でも1年目のオープン戦初戦に、その後の野村野球の申し子と呼ばれた選手が活躍しているだけに、楽天ではこの男に注目だ!!敗戦の悔しさから逃れるように、野村監督は真っ先にベンチ裏に姿を見せた。5年ぶりのオープン戦初戦はロッテに5-9の完敗。WBC組を欠く一軍半メンバーで臨んだ昨年王者に圧倒されたが、新戦力の放つ輝きは見逃さなかった。「西村? アレと鉄平はいいな。松崎もいい球投げていたな」
右翼で1安打した鉄平とともに監督が評価したのがルーキー・西村だった。全国では無名の東京情報大出身。ドラフトでも5巡目の下位指名だったが、にもかかわらず「9番・遊撃」で先発出場を果たすと、二回二死一、三塁で右前適時打で野村楽天の1点目をたたき出した。得意の守備でも三回に中堅からの中継プレーで三進を狙ったロッテ・サブローを刺し、四回も三遊間を抜けそうなあたりを好捕した。「タイムリー? 必死でした。(打球が)いいところに飛んでくれました。まだまだこれからです」と口元を引き締めたが、センターラインの確立を目指す監督の期待に応えるには十分すぎるアピールだった。沖縄・久米島キャンプを終えた段階で野村監督は、フェルナンデスやショートの外国人勢、礒部、吉岡、山崎武らのベテランに「レギュラー当確」を示唆する一方で、最終日(23日)のミーティングで「まだ、みんなの力は把握し切れていない。実戦で自分の存在を大いにアピールしてくれ」とゲキ。味方同士での紅白戦では選手の能力を正確に判断することは困難で、敵相手のオープン戦からが篩(ふる)い分けの場となる、が監督の持論だけに競争を促した。過去、ヤクルトではオープン戦初戦にその後にエースとなった川崎や俊足の柳田を起用した。阪神でもテスト生として再入団し、その後松井キラーとして名を馳せた遠山を初戦に起用している。スタメン抜てきに応えた西村に、投手では松崎、青山の好投。彼らが中心を担う選手に成長していけば、再建計画も一気に楽になる。「試合前までの印象と比べて? まあ、良かったんじゃないの」意外なほど、冷静に語った野村監督にとって、この日の完敗は想定内。“野村チルドレン”の発掘と育成に手応え。常勝軍団への挑戦が幕を開けた。野村チルドレンは投手陣でも出現。大学生・社会人ドラフト1巡目の松崎と3巡目の青山が、それぞれ2回と1回を投げ無失点と上々の内容を見せた。中でも野村監督が「きょうの収穫」と話した松崎は、ともに先頭打者に安打を許しながら、キレのあるスライダーを効果的に使い、落ち着いて後続を処理。「紅白戦は一杯一杯だったけど、マウンドで落ち着けるようになり、打たれても次の打者に意識を持っていくことができました。自分らしく投げられてよかった」と満足顔だった。






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Last updated  2006.02.26 20:31:09
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