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読了　ジョアン･フルーク『ブラックベリー･パイは潜んでいる』

ブラックベリー・パイは潜んでいる／ジョアン・フルーク／上條ひろみ【2500円以上送料無料】価格：993円（税込、送料別) (2017/1/18時点)毎年、秋の風物詩になったジョアン･フルークの新作。やっと手にすることが出来ました。今回でもう１７作目です。早いですね。一応、「コージーミステリー」のジャンルにありますが、『このミス』や『週刊文春ミステリー』にランクインすることはないでしょうね。まず、最初の数ページで犯人やストーリー展開が読めます。それでもこのシリーズを読むのはミネソタの気候が分かるアメリカ人の食文化が垣間見られるさっと読める基本、いい人しか出ない悪い人は被害者か加害者として排除されるという点。気分転換にもってこいです。リフレッシュには現実から遠く離れたファンタジーという方がいらっしゃるかもしれません。ですが、ファンタジーは名作になればなるほどドロドロしています。映画で読者が増えた『指輪物語』なんて主人公フロドの相続問題とか出てきますから。　イギリスのファンタジーは『リリス』や『指輪物語』でも読みやすいとは言えませんもんね。なのでアメリカ発の軽いミステリーはお手軽で読みやすいです。　今回はなんと主人公のハンナが交通事故の加害者になります。政治に巻き込まれて獄につながれることに！！母と医師の結婚式準備も進まず、ドタバタの展開です。今回の見所はハンナ一家の団結と飼い猫モシェの新しい趣味ですかね。　マイクの影が薄く、ノーマンのいい人っぷりが全開という感じでした。料理のレシピが多いですが、これ、再現可能なんでしょうか？「万能小麦粉」って何？「バターミルク」って日本で手に入るの？アルカリ加工のココアパウダーってちょっと怖いな。　レシピを読んでいて「アメリカだな」と思うのは１カップの量り方。「ぎっちりつめる」そうです。日本はふんわり入れるので反対ですね。