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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
November 29, 2014
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土曜日、中井貴恵さんの
『大人も子供も絵本の世界へようこそ』へ行ってきました。

「徹子の部屋」のゲスト出演の際などに
耳にしていた中井さんの読み聞かせ。
以前から気になっていたのです。

活動開始から15周年を記念して
一般の人たちも参加できる形にしてくれたので
この機会を無にしてなるものぞ、と思ったのです。

ただ会場の 新宿村LIVE
ちょっぴり不安だったけど、なんと同行してくれた
友人が、度々ここを利用しているとか、心強いこと♪

会場までの階段には今までの作品のポスターの展示がありました。

15周年記念 今までの作品

中井さんの読み聞かせは


生の音楽をつけた独特の読み聞かせを、
幼稚園、小学校や小児病棟などで上演し、
既に1000回以上の公演回数を誇る、
『大人と子供のための読みきかせの会』


一緒に活動する仲間の役割を
出会いのエピソードを交えながら
紹介をする貴恵さんのクレバーな話しぶりがステキで
あ~、来て良かった!(^○^)

14作品目、アンコール企画の
「おじいちゃんがおばけになったわけ」(あすなろ書房刊)

少年の声と祖父の声の使い分けなど、さすが女優さんと感心。
ところが、それはホンの序の口で、休憩をはさんだ後の


おかあちゃんがつくったる [ 長谷川義史 ] 」(講談社刊)

それ以上に素晴らしかった!!

ミシンで何でも作ってくれるおかあちゃんと少年の物語。

絵本の絵を機械でコピーするのでなく、
見たまま大きく描けくのを得意とする
平野知代子さんと宗佳代子さんの姉妹



それぞれが、この絵本にほれ込んで、
その世界を伝えるために全力投球しているのが
手に取るようにわかります。

ステレオタイプの関西のおばちゃん、
そんなおかあちゃんを東京で生まれ育った貴恵さんが語る。
その大阪弁が流暢なことに驚かされました。

音訳の勉強をかじったために
イントネーションの違和感に敏感になり
アナウンサーや俳優さんの間違いが気になって
興ざめすること多々ある私ですが
貴恵さんの朗読は方言まで完璧でした。

子どもや大人の声を高低、差をつけて読むのは
読み聞かせでは珍しいことではないですが、
貴恵さんは、関西のお知り合いの方に
1冊まるごと読んでもらって
それをお手本に全ページ、全フレーズ、
イントネーションをマスターしたのでは?と
思うくらいの、なりきりぶりなのです。

そのうえで表現力があるものだから、
おかあちゃん、生き生きとしていて魅力的。

カタカタと動くミシンの登場には、子どもだけでなく、
大人も驚いて思わず声をたてそうになったり、
物語の邪魔にならないように控えめだけどキラリと
存在を発揮するピアノに聴きほれたり

物語と大きな絵と音楽。
この3本柱、それぞれが際立ち、かつ調和。その心地良さ。


マイクの前で絵本を読んでいるのは確かにスリムな貴恵さん。

最初のうちはキレイね、
ステキねと見とれていましたが、
だんだんと、そちらを見るのを忘れ
目の前の大きな絵本
(大きな大きな紙芝居のイメージ)に釘付け。

登場人物のキャラの演じわけが巧みなので
ドキドキ、ワクワク、夢中になっていました。

絵の中のおかあちゃんと
威勢の良いおかあちゃんの声がひとつになって
引き込まれた会場の大人達、子ども達
みーんながホワホワ幸福感に満たされてました。

絵本の世界へ ようこそ

もう一人の出演者、メドレーで 今までの曲を演奏してくれた
チェロの清水彩智さん。

一時、チェロから離れていたことがあり、
その時の彼女の想い、見守ってくれたお母様とのエピソードを
語ってくれました。
そして「千の風 千のチェロ」を演奏してくれました。
千のチェロのことは聞いたことがありましたが、こうして
目の前で演奏を聴くことで、被災地との距離が少し縮まった気がします。

私たちが座っていたのは最前列。

上演に先駆けて、舞台上で荒井さんがピアノ演奏するのを
ちょうど真後ろで聴いていましたが、中井さんの話を聞くまでは
片手だけとは全く気づきませんでした。

曲としての完成度も高く、かつ滑らかに演奏するために
両手で弾く場合よりも何倍も時間も努力も必要だったでしょう。

この日演奏された曲の中には荒井さんが両手で弾いていた時代に
作った曲もありました。

その時代の曲は、妹さんが寄り添って左手で弾いてくれました。
ピタッと体も心も寄り添わせた演奏にも胸を打たれました。

一緒に活動したいとはげました貴恵さん達に応え、
片手だけで演奏できる曲を作り、演奏を続けてくれた荒井さん。

妹さんの他にも、荒井さんにピアノを続けてほしくて
「彼女の左手になりたい」と申し出る方がいたそうです。

そうそう。荒井さん、譜面を見るのでなく、
絵本を見ながら弾いてました。絵本の進行に合わせて
弾くには、そのほうがいいのね♪♪

キレイな女優さんが読んでくれるだけで特別な気がするので
それは、それで十分値打ちがあると思いますが、

女優さんが読む、その華やかさよりも
彼女のステキなところは内面にこそあるんだと
そう思えたのは実際に聞くことが出来たからです。
勉強になるところがたくさんありました。


こんなふうに物語に出会える子どもたちは幸せだなって!

真摯な気持ちで取り組んでいる
「大人と子供のための読みきかせの会」の皆様
ほんとうにありがとうございました。

帰りに、「おあかちゃんがつくったる」の絵本を買いました。
雨だったし、荷物になるから躊躇したけれど、
感動のお礼を表したいし、売上金の一部が募金になるなら
ウレシイ限り。





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最終更新日  December 4, 2014 05:01:03 AM
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