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こんにちは、坂本です。いよいよ入試本番!という人も多いと思います。そこで今日は入試本番を迎える受験生に向けて最後のアドバイスをしたいと思います。今からでもまだ間に合う、「過去問演習のコツ」についてです。 ■合格率を上げる過去問演習のポイント────────────────────────────入試直前は、過去問演習を数年分実施し、本番に備えている人も多いと思います。そんな皆さんに、ひと手間かけるだけで、すぐに合格率を上げることができるコツを紹介したいと思います。ぜひ今度の過去問演習時に実践してみてください。それでは結論から先にお伝えします。過去問演習のときに、ぜひ取り入れてほしいコツ。それは、「"大問ごとに”時刻を記録すること」です。 当然、みなさんは試験時間に合わせて時間を計って過去問に取り組んでいると思います。それも絶対に必要なことで、大切です。しかし、ここにもう1つだけ、「大問ごとに時刻を記録すること」を追加してみてください。盲点となる部分ですが、このひと手間でより正確な時間感覚が身につき、合格率を上げることができます。 では、どうして大問ごとに時刻を記録するのか?当たり前ではありますが、大問ごとにどれだけ時間を使ったのかを把握するためです。ポイントは、試験全体にかけた時間ではないところ。入試では、1.カンタンそうな問題、自分が得意な分野の 問題から取り組む2.むずかしい問題はどんどん後回しにするこれが鉄則ですよね。ただ、それがわかっていても、「難しい問題に時間をかけすぎて 時間が足りなくなってしまう」ケースがままあると思います。 そうした失敗を極力減らすためには、「試験問題全体の時間把握」だけでは情報として足りないのです。全体ではなく、大問ごとに時間を計測することで、・どの問題で時間をかけすぎてしまったのか・あまり時間がかけられずに点を取れなかった問題をあとで振り返ることができます。単に、合格最低点を超えた、合格者平均点を超えたという情報だけで満足していてはいけません。時間配分を改善するだけで、・さらにあと何点プラスできた、・取りこぼしていた問題が〇問もあったという事実に気付いてほしいのです。今からでも点数は伸ばせます。時間感覚を身につけるだけで伸ばせます。お子さんのポテンシャルを最大限発揮できるように、大問ごとの時間計測をぜひやってみてください。過去問で何度も練習をして、時間配分を振り返る。失敗を活かして、テスト本番に臨む。練習は自信につながります。本番で失敗することはありません。今日からでもまだできることはあります。最後の最後まで、納豆のようにねばってねばって、ねばりまくって!試験を受けてきてください。健闘を祈っています。 坂本 七郎 追記:入試直前対策の過去記事を紹介します。気になる記事を読んでみてください。「入試1週間前 親の心構え「緊張をほぐす3つの錯覚」https://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/202001230000/「入試直前期の心の持ち方(受験生の保護者向け)」https://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201701180000/「入試で力を出し切る5つのポイント」https://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201901210000/
2021/01/26
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坂本です。中学入試・高校入試はこれからが本番です。 入試直前と言うことで、お子さんも日々、緊張の中で机に向かっていることでしょう。 今日は、そんなご家庭に向けて合格を後押しするアドバイスを送りたいと思います。 ■緊張をほぐすにはどうすればよいのか?─────────────────────────────────── 「うちの子、本番に弱いんです」「テストで緊張して、なかなか実力を発揮できない」「テスト後にさせると、正答できるのに。。。」 そんなお悩みをいただくことがあります。じつは私自身も大変緊張しやすい子どもでした。学校でも、クラスみんなの前で発表したり、順番に自己紹介をする時間がありますが、これが何よりキライでした。 緊張をして声が震えたり、いやーな汗をかいたり、赤面したりと、本当に大変だったことを覚えています。 しかしその後、人前で授業をするというとんでもなく苦手なことを仕事にしてからは、経験を積むことでだんだんと緊張することも減り、自信を持って授業に臨むことができるようになりました。 私はそうした経験から、「緊張をするのは、うまくできる自信がないから」ということに気づきました。 つまり、不安を自信に変えることができれば、緊張せずに取り組めるようになるのです。 ■不安を自信に変える方法─────────────────────────── では、自信を手に入れるにはどうすればよいのでしょうか? 答えはシンプルです。「できた!」という経験を少しずつ積み上げていけばいいのです。 たとえば、人前で話をする場合でも、何度か練習して、うまく話ができたという経験を積み上げることができれば、本番でもあまり緊張せずに話ができます。(準備不足のときほど、緊張するものです) では、入試において、子どもの自信を高めるためにはどうすればよいのでしょうか? 入試において、子どもが緊張してしまうのは、「合格できるかどうか不安だから」です。 いろんな不安が頭のなかを巡り、合格できる自信がない状態。 この精神状態が、緊張を高めてしまうのです。 では、どうすればよいか? 不安なとき、自信がないときは、はったりでも、うそでもいいので、「自分なら合格ができる!」と本人に"錯覚"させればいいのです。 では、その具体策を3つ紹介しましょう。 1.過去問演習で"錯覚"させる合格できるという自信を積み上げるために過去問演習は大変有効です。できれば、以前解いたことがある過去問がベスト。時間を計って解いて、マル付けをして合格点を取る。本当は、過去問と同じ問題は出ませんが、それでも、合格点が取れたという事実は、事実です。保護者の言葉で、「合格点が取れたよ。着実にできる問題が増えているね」と言い、子どもにできたと錯覚させて、自信につなげるのです。 2.これまでやった問題集で"錯覚"させる入試直前は、新しい問題集には一切手を付けずに、これまで学習してきた問題集に取り組んでください。しかも8割は正解できるような問題を、選んで取り組ませるのです。(これはできないな、と思う問題はさせない。飛ばす。) こうすると、問題演習をしながら自然に自信を高めていくこともできます。親からも「よくできているね」あるいは「以前はできなかったこの問題ができるようになっているよ」などと伝えられればカンペキです。 3.親の声がけで"錯覚"させる自信をどんどん積み上げるために、この時期は少し多めにお子さんを褒めるようにしてください。そして、褒めるときは単に「スゴイね」というのではなく、根拠もセットで伝えていきます。「これ、受験生でも結構むずかしい問題だけどよくできているね」「正答率45%の問題ができたよ、スゴイね」「この問題、前はあんなに苦労していたのにできるようになったね」「入試直前のこの時期に、落ち着いて勉強できるなんて、 なかなか凄いことだよ。かなり心も強くなってきているね」 勉強時間以外でも、「明日は本番なのにこれだけ食欲があるんだから明日も大丈夫」 「ここまでがんばってきた君を誇りに思うよ」「しっかりかぜ予防してたから、体調万全でテストに臨めるね」 最後は勉強とはあまり関係の無いことのようですが、根拠のないところにも、自信を積み上げる意味があります。「万が一、よい結果がでなくても、私は私で大丈夫」そう本人が思えることが、長い目で見ても大事なのです。 こじつけでも何でもいいので、 ○○だから、本番でも大丈夫だよ。 こんなキミだから当日も実力を発揮できるよ。 そんなキミが私は大好きだよ(恥ずかしいですが)。とメッセージを伝えてください。1日に1、2回でもよいです。 これにより、子どもの精神状態はかなり落ち着いてきます。 "錯覚”でもいい。錯覚により自信が高まれば、本番で想像以上のパフォーマンスを発揮することができるのです。 入試直前の時期には、こうした方法も大変有効です。 ぜひ参考にしてください。 家庭学習コンサルタント坂本 七郎 追伸:今日お話ししたことにはひとつだけ例外があります。それは入試直前にも関わらず、すでに自信たっぷりの子。 そうした子には、今日の話は効果がありません。いやむしろ、害悪になります。 自信たっぷりの子は、入試でよい結果がでないことの方が多いのです。 そうした子には逆の対応が必要です。「油断するな、このままでは合格できない」「先生からもこのままだと厳しいと言われている」と伝えたり、まだ解いたことのない過去問をさせて合格点に届かないことを気付かせたりと、最後の最後まで走りきらせることが大切になります。 このタイプの子にだけ気をつけていただければ、あとは、今日の話は有効です。 追伸2:受験生のご家庭は、以前書いたこちらの過去記事も読んでおくとよいでしょう。■入試で力を出し切る5つの入試で力を出し切る5つのポイントポイント
2020/01/23
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こんにちは、坂本です。受験生はもうすぐ入試本番を迎えます。今日は、そんな受験生の保護者に向けて、「いま」どんなことを意識すべきか、を5つの項目にまとめました。受験生の保護者はもちろん、そうでない人も来年以降のためにぜひ参考にしてください。 ■入試で力を出し切る5つのポイント─────────────────────────────── 1.直前学習は「ものにしやすさ」で考える入試直前のこの時期、優先して取り組むべき所は、【入試に出そうな問題の中で、 少しがんばればものにできそうな分野】です。まず、過去3~5年分の入試問題を見ながら、よく出る分野や問題を書き出し、リスト化します。(30分程度でおこなう。あまり時間をかけない)その中で、ニガテ意識のある分野の中から、“少しがんばればものにできる単元“を、出やすいものからつぶしていきます。こうすることで、この時期からでも効率よく合格に近づくことができます。 そして時間に余裕のない人は、思い切って捨てる分野を決めることも重要です。ただ実際は、完全に捨てるのではなく、もし本番で出たら「飛ばすことが多くなる」問題、と考えておくとよいでしょう。 入試に出そうな分野だけれども、ものにするのにかなりの時間を要するもの。あるいは今から取り組むと、かえって自信を失うかも知れないもの。そうした問題については、「飛ばす候補」としてしまいましょう。これは自信のある問題に時間をとって、時間内に効率よく点数を取るための考え方です。「できる問題を確実に取る」これで十分に合格はできます。 2.新しい問題集に手を出さない この時期に大切なのは、何よりもお子さんの気持ちの状態です。不安や焦りを生むような学習は禁物。お子さんの自信を高め、適度な緊張感で入試に臨ませることがとても大切になります。そのため、新しい問題集には手を出さずに、過去に取り組んできた親しみのある問題集を使って学習・復習するようにしてください。これにより、じぶんの過去のがんばりを確認でき、「これもあれもできる、大丈夫!」と自信を持つことができます。「あれもこれもできないどうしよう」と考えるのではなく、視点を切替え、できるところに注目させていくことが重要です。ただ、どうしても新しい問題集に取り組む必要がある、という場合は、目的をしっかりもって、入試までに2周できるものを選ぶとよいでしょう。全部をやろうとせずに、部分的に取り組むのであれば新しい問題集であっても大丈夫です。 3.テスト当日のシミュレーションをする また、入試当日は、できるだけ「はじめてのものをなくす」ことが大切です。この「はじめてのもの」が少なければ少ないほど、当日の緊張が抑えられます。具体例を挙げますと・会場までの交通手段と道順 実際に行動する時間帯に電車に乗るなど 事前に体験できるとよい・学校内の設備や様子 まだ校舎(受験会場)を見たことがなければ、 実際に行って外見だけでも見ておく。 その他にも、事前準備としては・雪が降るなどして交通機関が乱れた場合はどう行動するか・テスト前の休み時間はどのようにして過ごすか・テスト中の時間配分はどうするか(過去問を使って、どこまでをだいたい何分で解くかを考えておく)も決めておきましょう。事前にある程度考えておけば、本番で慌てることはありません。 4.親は笑顔がとても大切 くり返しますが、この時期いちばん大切なのは、お子さんの「気持ちの状態」です。安心した気持ちでテストを受けさせたいところです。しかし、多くの保護者は不安が顔に出てしまい、子どもも影響を受け、不安な気持ちになってしまいます。ではどうするか?ここで大事になってくるのは、親の演技です。うそでもいいので、安心した表情、ニッコリ笑顔で生活するようにしてください。あとはおいしいごはんがあればカンペキです。免疫を上げる発酵食品を取り入れた、栄養バランスの取れた料理があれば、健康にも脳にも精神的にも良い影響があります。 5.本番は、じぶんの力を出してくればいい本番でアガる人、アガりやすい人がいます。アガるという現象は、「よい点をとろう、絶対に合格しなきゃ」という自分の持つ力以上を出そうとするときに起こるものです。 入試当日、送り出すときは、「入試本番では、実力以上を出す必要はない。 じぶんの力を出せれば、それでいい」と声をかけてあげてください。これでお子さんは本番でもじぶんの実力をしっかり発揮できるようになります。 逆にNGなのは、「絶対に合格しようね」などといった声がけ。これはプレッシャーを高めてしまうので、この時期はできるだけ使わないようにしましょう。 ------- 以上、5つが入試直前に意識すべきポイントになります。プリントアウトをして何度も読み返すなどして常に意識できるようにしておきましょう。「これだけ準備をしたんだから あとの結果はどちらでも悔いはない」そう思えたら最高です。最後は、自分のそれまでの努力が自分の気持ちを支えてくれるもの。あとは入試当日の、最後の最後まで努力を続け、安心して入試に臨んできてください。家庭学習コンサルタント坂本 七郎 追伸:この時期の勉強では、あえて「できる問題」も意識的に多めにまぜて取り組ませることも重要です。学習する問題の8割程度ができる、という状態が精神的にもよいです。できない問題や解き直しばかりをさせることは賛成しません。できる、という意識を徐々に高めていく学習内容(問題選び)を心がけてください。 ■発行:株式会社ドリームエデュケーション・オンライン家庭教師「まなぶてらす」 https://www.manatera.com
2019/01/21
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坂本です。今年も入試シーズンがはじまりました。多くの受験生はこれからが本番ですね。受験を控えたお子さんは、日々、努力を重ねていることと思います。しかし、入試直前のこの時期になりますと、お母さんたちの中で、不安な気持ちがふくらんできます。・思うような結果にならなかったらどうしよう。。。・当日、実力が発揮できなかったら。。。・インフルエンザにかかったら。。。ニョキニョキといろんな心配や不安が湧き出てくる時期でもあります。ですが、あれこれ心配して、イライラしたり、不安な顔で過ごしているとお子さんに良い影響はありません。不安感が家庭の中に充満してお子さんの勉強にも支障が出てしまうかもしれません。■不安との付き合い方では、こうした不安とはどのように付き合っていけばよいのでしょうか?──ちょっとだけ発想を変える。これが不安とうまく付き合うコツです。次のように考えてみて下さい。あんな心配、こんな心配ができるのも、あと数日、数週間だと。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~心配で不安な気持ちの中でも、一生懸命努力を続けているお子さん。親は、子供が一生懸命努力をしている姿を見ると何とも嬉しく、あたたかい気持ちになるものです。今、こんなにがんばっているわが子を、すぐそばで見られるのも、勉強がサポートできるのももうあと少し、わずかしかないのです。入試直前の「いま」とは、とっても濃密で、幸せな親子の時間。この親子の時間は、もうこの先の未来にはありません。あなたはいま、そんな貴重な時間を過ごしているのです。このことに気づいてください。そしてもう一つ。お子さんは、半年前、数年前とくらべてどうですか?きっと、成長しているはずです。以前はわからなかった問題が理解できるようになり、できなかった問題が、できるようになりましたよね?お子さんは日々成長しています。得点や偏差値としてハッキリ見えなくても、毎日前進しているのです。だからこれっぽっちもマイナスに考える必要はありません。今まで親子バトルや口げんかもたくさんしてきたと思います。成果がなかなか出ずに思い悩んだこともあったと思います。それでも少しずつ、前に進み、成長し、今のお子さんがいるのです。いま感じているその不安も、心配も、焦りも、胃のキリキリも、今しか感じることがでいない、貴重な体験なのです。みんなまとめて楽しむくらいの気持ちでいい。これら全部が、いつか良い思い出に変わります。だから、いまは安心して、お子さんが最後の最後まで努力できるようにサポートし、見守ってあげてください。貴重な時間を大切にして、日々の成長を、笑顔と明るさで支えていきましょう。きっとうまくいきます。坂本 七郎追伸:私の中学入試用の漢字問題集『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』を受験勉強に使っているご家庭は、入試当日までに、以前間違えた問題を、再度おさらいしておくことをお忘れなく。出やすい問題は、確実に身につけておきましょう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行 ドリームエデュケーション 坂本七郎 ホームページ http://www.dreameducation.co.jp ■オンライン家庭教師「まなぶてらす」http://www.manatera.com 中学受験対策から理科実験・プログラミングまで。体験レッスン受付中!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2017/01/18
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こんにちは、坂本です。この頃、よくいただく相談があります。それは、「模試やテストで、実力が発揮できない」というもの。模試(あるいはテスト)では解けなかった問題も、家に帰ってからさせてみると、あっさり解けてしまう。。。緊張によるものなのか、それとも、テスト慣れしていないからなのか・・・思うように結果が出ないわが子にどうすればよいか?という相談です。では、ここでちょっと考えてみてください。あなたは、このお子さんが模試で実力を発揮できない理由は何だと思いますか?■本番で実力が発揮できない3つの理由───────────────────────────────もちろん、普段と違う環境でテストをするのですから緊張はするはずです。テスト慣れしていないというのも事実。しかし、単純に数をこなせば改善されていくのでしょうか?私はそううまくいかないと思います。なぜなら、ここにはある視点が抜けているから。じつは、お子さんが実力を発揮できないのは緊張やテスト慣れという面以外にも3つの原因・理由があると私は考えています。その3つを、今日は紹介したいと思います。■理由1;気負いすぎ───────────────────────────────1つめは、親や本人が気負いすぎ、という問題です。たとえば、親の期待が大きく、「今回は勉強をがんばってきたんだから、 明日のテストでは絶対成績が上がるはずよ、期待しているからね!」などと余計なプレッシャーを与えてしまいます。また、本人も「必ず今回のテストで偏差値を上げるぞ」「実力以上の点数を取ってやる」と思えば思うほど、緊張でガチガチになり実力を発揮できません。ではどういうスタンスで子さんに接すればよいのでしょうか?気持ちのスタンスとしては、「いつも通りに問題を解いて、終わったら帰ってくればいい」という非常にナチュラルな気持ちで臨むのがベストです。緊張をするのは仕方ないこと。あたりまえのこと。であれば、気持ちを少しでも静める心がけ、あるいは声がけをすればよいのです。■理由2;習熟不足───────────────────────────────つぎに、本番で実力を発揮できない理由として「習熟不足」があります。これは「わかったつもり」「できたつもり」になっているという状態です。勉強は「理解→習熟」という流れで身についていきます。この「習熟」レベルまで達していないのに、<できたつもり>になっている状態。この場合、思うような点がとれません。特に緊張感が高い状態で、こうした問題を解くと、うまく正答できないことが多いもの。暗記科目であれば、思い出せないという状態です。では、これを防ぐにはどうすればよいのか?これはとってもシンプル。1つ1つ、つぶしていくしかありません。模試やテストを受けて、見つけたほころびを1つ1つ縫い付けていくしかないのです。こうした<できたつもり>の問題を見つけたら手持ちの問題集で類題を見つけて解いていく。これにより、習熟度が上がり、テストや模試、本番でも確実に点が取れるようになっていきます。■理由3;解き方を知らない───────────────────────────────本番で実力を発揮できない理由、3つめは、「テストの解き方を知らない」というものです。多くの生徒は、1問目から順に解いていきますが、模試や入試となるとこれではダメ。実力を十分発揮できずに、終了時刻になってしまいます。限られた時間内に、自己ベストの点数を取るためには、つぎの3つの工夫が必要です。(1)やさしい問題・得意分野から解いていく いきなり1問目から解き始めるのではなく、 やさしい問題、得意な分野から解き始めるようにします。(2)問題の難易を見極める 「この問題は深入りすると時間のロスが大きい」と感じたら、 サッと他の問題に移る、その感覚を身につけていきます。 普段からここを意識させて模試を受けさせるとよいでしょう。(3)見直す問題に○印をつけておく テスト中は、見直し問題(あるいは後回しにする問題)を チェックしておくことが重要です。 見直す問題(後回しにする問題)の問題番号に○印をつけておきます。 終了5分前は必ず見直し時間としてとっておき、その時間を使って、 ○印をつけた問題の見直し、解き直しをしていきます。テスト中は、(1)~(3)を意識させながら、問題を解くようにアドバイスしてください。------いかがでしたでしょうか。模試やテスト本番で実力を発揮するためには、・気負わない ナチュラルな心構えでテストに臨む・習熟度の定期チェック <できたつもり>の問題の発見と類題演習・テストの解き方を学ぶ テスト中に実力を発揮するための工夫を実践するの3つが重要になります。実力が発揮できないのは単に、・本番に弱いから、緊張しやすいから、テスト慣れしていないからではない。普段の勉強、心構え、テスト中の行動の中にも原因の芽があるのです。入試では、たった1点の差が合否を分けます。ぜひ今日のアドバイスを参考に、普段の勉強、模試対策などを考えてみてください。お子さんの成績アップ、そして志望校合格を、応援しています。坂本 七郎追伸;最近、再び注目されている拙著『ユダヤ式学習法』がネット書店で手に入りにくいという問合せをよくいただいています。申し訳ございません。現在は、出版社の独自サイトで、送料無料で新品が購入できます。手に入らず困っていたという方は、こちらからお求めください。http://www.daiwashuppan.com/isbn9784804761619.html追伸2;こちらは先日、発売になった私の新刊問題集、購入された方、お手元に届きましたでしょうか?『出る順「中学受験」漢字1560が 7時間で覚えられる問題集』(大和出版)すでにお気づきの方もいると思いますが、この問題集は、実際に解いて、マル付けをすると、印象・景色がだいぶ変わってきます。その大きな原因が「ひと言アドバイス」にあります。「マル付け後に」ここを読むといろんな学びや発見があるのです。対象は小6受験生ではありますが、中高生や大人でも、語彙力を高め・ことばの知識を広げる教養書として、あるいは脳トレとしても楽しめる一冊だと思います。有名私立中学の先生たちが、小6の子どもたちにどんな漢字の知識を求めているのか。そしてそれをあなたは解けるのか。書き込み式の問題集ですので、ちょっとしたスキマ時間に学習できます。ぜひ挑戦してみてください。→ https://goo.gl/UzYQ3Z━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行 ドリームエデュケーション 坂本七郎 ホームページ http://www.dreameducation.co.jp ●学ぶ意欲が高められる。あらゆる分野で答えられる。 オンラインスクール「まなぶてらす」 http://www.manatera.com━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2016/10/27
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こんにちは、坂本です。あっという間に夏休みが終わりましたね。受験生はこれからが勝負どころ。今日は、特に受験生にとって重要になるケアレスミス対処法について話をお届けします。■ケアレスミスの減らす方法─────────────────────────────先日、ある受験生の親御さんから算数のケアレスミスが多くて困っているという相談を受けました。何度か模擬試験を受けているようですが、ケアレスミスがなくならないとのこと。私はケアレスミスについては以前、このような記事を書いています。▽「子どものケアレスミスをなくす2つの方法」http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201111160000/この記事では、・子どものミスパターンを把握する「うっかりノート」・独自ルールをつくることでミスを減らす方法について紹介しています。これは重要で有効なテクニックですので必ず実践してほしいのですが、もう1つ、「特に受験生にとって」重要なテクニックが1つあります。今日はそれを紹介したいと思います。■ケアレスミスを根本からなくす「ミス予想マーク法」──────────────────────────────その方法とは「ケアレスミスをしたかもしれなない!」という感性を磨く方法です。問題を解き終えた段階で、ミスがあるかないかをある程度、正確に予想できる力を身につけていく方法になります。やり方は、とてもカンタン。普段の算数や数学の問題演習のとき、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~1問1問、問題を解いた直後に「ミス予想マーク」をつけるだけ。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~これを普段の勉強のなかでくせ付けさせてください。これだけで、ケアレスミスは減っていきます。くわしい手順は以下の通り。1.問題を解く 坂本(サクラサク)方式であれば、 ノートに式や答えを書いていきます。2.答えのすぐそばに「ミス予想マーク」をつける 問題が解けたら、途中計算や単位の付け忘れ、 書きまちがえなどのミスがないかどうかを 本人に予想させて、印をつけます。 ・ミスがあるかも...と思う場合 →答えのすぐそばに △ を書きます。 ・ミスはない!と思う場合 →何も印をつけない3.印付けをしたら早速マル付け △印をつけるかつけないかの判断が終わったら すぐにマル付けをしてみましょう。 (何問かをまとめてマル付けしてもよいです) ここで実際にミスがあったか、なかったかが わかります。このように、やることは、とってもシンプル。答を出した後に、「ミス予想マーク」をつけるだけ。このカンタンな印つけをおこなうだけで、マル付けがとっても楽しくなります。また、実際にミスがあったかどうかがその場で判明するので、少しずつケアレスミスに対する判断力や感性が磨かれていきます。つまり、これを続けることで、自然とミスが減っていくというわけです。■「ミス予想マーク法」の副次的効果──────────────────────────────そして、この「ミス予想マーク法」は、そのまま模試や本番の入試におけるケアレスミス対策にもつながっていきます。模試や入試の時は、今まで答えのそばに書いてきた△印を、問題用紙の問題番号につけていくのです。入試は、時間との戦いでもあります。1問1問ゆっくり見直しをする余裕はありません。そこで、問題を解いていく中で、もしかしたらここはミスをしているかもしれない、自信がないという問題については、問題番号にすばやく△印をつけておくのです。こうすることで、問題をひととおり解き終えたとき、見直しをすべき問題が、瞬時に判断できるというわけです。そうです、この△印のついた問題だけ見直しをすればいいことになりますね。ここだけをチェックすれば、他の問題はほぼ無視で構いません。貴重な見直し時間を有効かつ最大限活用できるようになります。■まとめ(ケアレスミスのなくし方)──────────────────────今日紹介した「ミス予想マーク法」、そして、以前紹介した・ミスパターンを把握する「うっかりノート」・独自ルールをつくることでミスを減らす方法これらすべてを合わせると、ケアレスミス対策としては、次の打ち手があることがわかります。●普段の問題演習時に「ミス予想マーク」をつけながら問題を解き、 マル付けをしてうっかりミスの感性を磨いていく。●そこで見つけたミスは「うっかりノート」に記録していく。●「うっかりノート」で見えてきた自分のミスパターンをもとに、 独自の対策、ルールをつくり実践していく。●「ミス予想マーク法」を応用して、模試や入試での見直し時間の 短縮化、効率化を図る。ケアレスミス対策としては、以上の4点で十分です。他には何もする必要はありません。ケアレスミスが多くて困っている人は、これらの打ち手をぜひ試してみてください。それでは、また。坂本 七郎追伸:現在、中学受験生(小6)向けの中学入試 出る順 漢字問題集の制作に追われています。「漢字の勉強にはあまり時間をかけたくない!」「いや、かけられないんだ!」そんな受験生にとってベストな選択になる問題集です。できるだけ早く出そうと思います。楽しみにしていて下さい。
2016/09/05
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こんにちは、坂本です。中学入試が本格的にスタートし、合格報告をいただく機会が増えてきました。入試はこれから、というご家庭は、日々不安を感じていると思います。でも大丈夫。今日の記事を読めば、「ああ、これだけでいいんだ」と気持ちが軽くなるはずです。短く、シンプルにまとめていますので、入試を控える親御さんは一読してみてください。■入試前の準備────────────────────────入試前の準備でやっておくべきことはこの3つです。・体調管理(基本です)・当日の学校までのアクセス方法を調べ 実際に学校まで行ってみる・雪が降った場合、電車が止まった場合の 対処方法を考えておく2つめの実際に学校に行くことは、当日の緊張を減らすためにも大変有効です。すべて事前にやっておくとよいでしょう。■直前~当日の心構え──────────────────────────さらに、入試当日しっかり実力を発揮するために大切な心構えとしては、2つ覚えておけば大丈夫です。1つは、入試直前の、最後の最後まで気を抜かずに勉強をし続けること。もうすぐゴールだと思うと、人は気を緩めてしまいます。気の緩みはミスや集中力の低下につながります。だから、最後の最後まで、試験直前まで気を抜かずにこれまでどおり勉強を続けることが大切です。そしてもう1つは、当日の送り出し方。入試当日は、いつも以上の実力を出そうなどと考えさせる必要はありません。合格を目的にさせ、意識させるのもだめです。かえって緊張してしまいます。正しい声がけは、「いつもどおりの力を出してくれば、それで十分だよ」と笑顔で送り出すこと。今現在のベストを尽くせれば、それでいいのです。結果(合格)を目指さず、いつもどおりの力をだしてくればいい。人事を尽くして天命を待つという意識で当日、お子さんを送り出してあげてください。子どもの実力を100%発揮させたい。それならば、今日紹介した準備と意識を参考に本番を迎えてください。これでお子さんは大丈夫です。健闘をお祈りしています。坂本 七郎<<坂本七郎の本>>☆ ユダヤ式学習法―わが子の学力がグングン伸びる(大和出版)☆ 小学生の学力は「計画力」で決まる!(大和出版)☆ 中間・期末テストに強くなる勉強法(大和出版)☆ 小学漢字1006が5時間で覚えられる問題集(大和出版)<<坂本七郎の受験対策&家庭学習プログラム>>☆ サクラサク中学受験Jr.(小1~小3向け)☆ サクラサク中学受験勉強法(小4~小6向け)☆ サクラサク高校受験勉強法(中学生向け)■発行:株式会社ドリームエデュケーション
2016/01/22
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こんにちは、坂本です。2015年も今月で終わり。まったく早いものですね。今日は,入試まであと数ヶ月にもかかわらずやる気が出なくなってしまった──。そんな受験生を抱える親御さんへのアドバイスをお送りしたいと思います。ちょっぴり限定的な悩みではありますが、お子さんの勉強に対する自信を高めたいと考えている方にも参考になるはず。興味があれば、読んでみてください。■やる気が止まってしまった受験生への対処法。─────────────────────────────入試まであと数ヶ月。なのに、やる気が出なくなってしまった──。こんなとき、第一にあなたに理解してもらいたいのは、受験生としてのお子さんの気持ちです。こんなとき、ともすると親は「受験生なのに、直前期なのになぜやる気が出ないのか」と強く叱ってしまいがちです。しかし、少し考えてみると分かるのですが、「受験生だからこそ」やる気が出せないというケースもあるのです。その理由は単純明快。・・・志望校に合格する自信がない。今のまま勉強を続けても、合格できる気がしない。どうせ無理、きっと不合格になるに違いない。そんな気持ちから、勉強へのモチベーションが上がらないのです。では、こんなときどうすればよいのか?ただ「大丈夫だよ」「がんばれば合格できるよ」と励ませば良いのか?いいえ。これでは受験生の不安を取り除くことはできません。ではどうすればよいか?解決策は、「自分でも合格できるかもしれない」と思わせること。これです。たとえ錯覚でもいいので本人が真にそう思えるかどうか、ここがカギになります。「これなら合格できるかもしれない!」そう思わせることができればお子さんは自分から一生懸命勉強をするようになります。では、どうやって「合格できるかも」と思わせるのか?お教えしましょう。過去問を使えばよいのです──。■受験生の自信を伸ばす過去問演習法─────────────────────────────────志望校に合格できるかどうかを判断する一番の材料。それは、過去の入試問題です。過去問を使って、「自分にも合格できるかも」と思わせていきます。1.苦手科目の過去問を部分的に取り組ませるまずは、本人が苦手意識のある科目の過去問を用意してください。5年以内のものであれば、年度はなんでもよいです。苦手科目の過去問を使う理由は、その方が自信につながるから。得意科目で点が取れても、あまり自信につながりませんよね。苦手意識のある科目で点が取れたときに、大きな自信につながるのです。2.解けそうな問題だけをピックアップ苦手科目の過去問を用意したら親御さんの方ですべての問題を見渡してみてください。そして、この問題なら解けそうだと思う「大問」を1題ピックアップしてください。問題は子供に選ばせずに、親が選んでください。(解けそうな問題が1つもないなら、次に苦手な科目で探します)そして、見つけた問題をコピーして、本人に解かせるのです。3.問題を解かせたら甘めに採点する本人に問題を解かせてみましょう。時間は無制限です。じっくり解いても構いません。問題が解けたら、親御さんがマル付けをします。一問でも多く正解が欲しいので、採点は甘めにしてOKです。4.自信を伸ばすための声がけをする採点が終わったら、結果を本人に見せてください。たとえば、志望校が60点(6割)取れれば合格できる学校であれば、それを伝えた上で、マルがついた数を見せてあげるのです。大問に4つの小問があれば、3つ正解できれば合格です。(1)合格点が取れたら 合格点が取れれば、チャンスです。 「あなたには合格できる力がある」と話してやり、 他の問題もこれだけ取れれば合格できると話してやります。 そして、次に合格点が取れそうな問題をもう1問選んで、 再度解かせてみてください。 そして、合格点が取れなかったときは、次の(2)でアドバイスする 方法で勉強すれば合格点に到達できると話してやるのです。(2)合格点が取れなかったら ここで4点中2点しか取れなかった場合、 合格点が取れなかった場合は次のように話してやりましょう。 「あと1つマルが取れれば、合格点が取れるね。 この調子で他の分野についてもマルを増やしていけばいいんだよ」 そう言って、あと1つマルを取るためには、 この問題の類題を手持ちの問題集で見つけて解いていけば 取れるようになるよ、と伝えます。以上のように、お子さんの受験する学校の合格点に合わせて、あとどれだけ点数を積み上げれば合格できるかを目に見える形で示してやるのです。8割、9割、満点を取る必要なんてありません。大問それぞれについて合格点を積み重ねていくことで合格はあなたにも達成可能なんだよ、と話してやるのです。過去問を使い、自信を高め、合格までの距離を見せてやることで子供は、手ごたえを感じ、自分から努力をする勇気が沸き上がってきます。霧が濃く、先が見えないと、人はなかなか前に進むことはできません。進むスピードが落ち、疑心暗鬼になり、立ち止まってしまうこともあります。しかし、視界が鮮明になり、先にゴールが見えればどうか。人は、力強く、先を目指し、がんばる力が生まれるのです。家庭学習コンサルタント坂本 七郎追伸:この頃、取材や依頼を受ける機会が出てきました。某ニュースサイトや某大手通信教材。そして、とある教育委員会からも。すべて実現するかどうかは分かりませんが、新サービス立ち上げも含めて、来年はそれなりに忙しくなりそうです。まだまだ勉強不足ではありますが、ひとつひとつ、心を込めて、みなさんのために尽力していきたいと思います。■発行:株式会社ドリームエデュケーション
2015/12/01
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こんにちは、坂本です。ようやく、3冊目の本が書き上がりました。今回は8月から執筆をはじめましたので、ちょうど4ヶ月かけて書き上げたことになります。3冊書いてわかったこと。それを今日は書いておきたいと思います。今回はっきりしたことがあります。それは自分が遅筆であること。書き始めてもなかなか進まない。書いては消し、書いては消しのくり返し。なかなか先に進まない、そんな苦しい日々を送っていました。小学校のころから作文は大の苦手。国語の成績も悪く、本もろくに読まない野球少年でした。そうしたことも影響するのか、書くのがめっぽう遅いのです。今回、書くスピードを上げるために、いろいろとノウハウを学んだり試行錯誤をしましたが、劇的なスピードアップには至りませんでした。結局、何が書く力を支えている背骨になるのか?3冊書き上げた今の感覚としては、背骨となるのは「苦しみの総量」だと、感じています。もちろん、子どもに作文指導をするときは、「楽しさ」や「手軽さ」からはじめる必要があります。そこを入り口として、だんだんと自信をつけながら書くことに慣れてもらうことが大切だからです。しかし、次の段階に上がると、苦しみのゾーンが待っています。・どの順で話を組み立てれば、相手に正しく伝わるか・どう言えば、わかりやすくなるか・どう言えば、気づきをうながせるか・どう言えば、行動につなげてもらえるのかそんなあれこれを考えながら、一文一文と真摯に向き合い書いていかなければなりません。そこには苦しみが生まれます。筆がなかなか進まずに落ち込んでいるときに、プルタルコスの本のなかで、次の一節に出会いました。「ある人たちが絵を描くのが遅いとゼウクシスを非難したときに、 彼は『私もそう思う。長い時間をかけて描くので、それは長く 残るのだ』と答えた」この言葉から私は勇気をもらいました。時間をかけて苦しみ、書いたものだからこそ、長く残るものとなる。この言葉を信じて、これからも前向きに苦しんでいきたいなと思いました。■いま、がんばっている受験生へのアドバイス受験生も追い込みの時期となりました。親も子も、今は苦しいと感じている人も多いはずです。けれども、その苦しみや努力は決して無駄にはなりません。数字として表れていなくても、苦しんだ分だけ前進しています。この時期、受験生の勉強として忘れてならないこと。それを3つ紹介したいと思います。1.志望校の入試問題に合わせた勉強をすること いまの勉強の目的は、「志望校の入試問題で合格点を とること」です。 難易度がかけ離れていたり、傾向と合わない勉強ばかり になっていないかをチェックしましょう2.理解できない問題には力を入れない 「まちがえた問題で、解説を読んでも理解できない問題」 こうした問題は飛ばしてもかまいません。 できる化するまでにかなりの時間がかかります。 実力が伸びてくれば、以前は理解できなかった問題も だんだんとわかるものが増えていくものです。 いまはそこに力を入れるのではなく、 「まちがえた問題で、解説を読んで理解できる問題」 「ちょっとした勘違いでミスをしてしまった問題」 こうした問題に力を入れていきましょう。 できる問題を確実にとるための勉強をしていくのです。3.心身のバランスを保つこと 勉強ばかりだと精神のバランスを崩すことがあります。 適度に休憩や気分転換を差しはさみ、心身のバランスを とることを心がけてください。 睡眠時間を減らして勉強をするのではなく、睡眠を十分 確保しながら、時間を有効に使うことを考えてください。この3つだけは、常に意識しておいてください。そうすれば、正しい方向に努力ができ、結果もついてくるはずです。風邪なども流行っていますので、予防をしながらこの冬を乗り切っていきましょう。応援しています。坂本追記:最近、ギター熱が復活しまして、むかしよく弾いていたアコースティックギターをひっぱりだして弾いています。弾くのはもっぱらクラプトンのアンプラグドのナンバー。(といっても下手ですよ)さらに、来年はフラメンコギターにも挑戦したいと思っています。ここ4ヶ月、執筆ばかりの日々でしたので「あそび」をいれつつ私自身も心身のバランスをとっていこうと思います。
2014/11/28
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こんにちは、坂本です。昨年、メルマガのスピンオフ企画として夏休み音声講座を配布しました。その音声のうちの1つを今日はプレゼントしたいと思います。内容としては、・受験生のための「過去問演習」の取り組み方・受験生でない人のための「実力テスト対策」について語っています。短期間で効率よく合格力を身につけたい人、範囲の広い学力テスト対策はどうすればいいかといつも迷う人。そんな人に聞いてもらいたい内容です。ぜひ、親子で聞いてみてください。■「上昇スパイラル学習法」(収録時間20分) http://www.dreameducation.co.jp/present/spiral.mp3※上記リンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択し、 デスクトップ等に保存してから聴いてください。※注意 ダウンロードが集中すると、ダウンロードが完了するまでに 時間がかかる場合があります。その場合は、また時間を空けて トライしてみてください。この音声についてのQ&Aを追伸としてつけておきます。音声と合わせて参考にしてください。坂本 七郎追伸:<質問1>上昇スパイラル学習法では、過去問5年分をするとありましたが、うちの子の志望校は一年に三回試験があります。それを5年分解くということでしょうか?<坂本の回答1>1つの学校で3回入試がある場合は、過去3年分だけ取り組めば良いです。3回の入試×3年分=9回分です。音声でお伝えした通り、最初は2週間に1回のペースで過去問を解いていきますが、回が進むごとにだんだんと弱点分野(補強すべき分野)が減ってきます。後半になれば、1週間に1回のペースで過去問に取り組めるようになるでしょう。3年分すべてをやり終えた場合は、4年前、5年前のものを取り組めばよいです。優先すべきは過去3年分の入試問題です。 <質問2>過去問を解いていて回答をみても理解できない場合、特に算数に関しては、どのように対処していけばいいですか?<坂本の回答2>大切なのは、合格点を取ることであって、満点を取ることではありません。たとえば合格最低点が70点だとすれば、80点取れていれば合格です。残りの20点ぶんの難問はスルーして良いのです。できる問題に時間をかけ、確実に取っていく。できない問題はいさぎよく飛ばす。この取捨選択力が、合格のカギとなるのです。どうすれば合格点が取れるか?ここだけを意識して取り組んでいきましょう。■発行:株式会社ドリームエデュケーション
2014/08/26
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坂本です。寒い日が続き、ウィルスなど流行っているようですが体調など崩されていませんでしょうか。私のもとには入試を終えた千葉や埼玉、関西方面から「合格しました」という喜びのメールも届き始めました。しかし、首都圏の中学入試、全国の高校入試はこれからが本番です。受験生の皆さんは、1日1日を大切に、そしてやることを絞り込みながら、できる努力を続けていきましょう。じぶんができる最善の努力を最後まで続けることが、大きな視点で見たときに、とても重要なのです。そして、入試直前の時期になりますと、だんだんと親御さんたちはそわそわし始めます。昨日、合格報告をくれたお母さんも本番2週間前のメールでは「胃がキリキリする」と話していました。いろんな心配もしますし、気が気でない毎日を過ごします。しかし、そんな心配ができるのも、あと数日、数週間です。この不安も、心配も、焦りも、キリキリも、ドキドキも、今しか感じることはできません。みんなまとめて楽しむくらいの気持ちでいれば大丈夫です。受験生の保護者のみなさんは、貴重なこの時期を大いに楽しみましょうね!受験生親子はこちらの過去記事も参考にしてください。・風邪対策いろいろ http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201301100000/・入試本番で、最高のパフォーマンスを出す方法 http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201101050000/・入試直前は、合格を目指してはいけない。 http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201001190000/・入試直前 合格させる親の意識2か条 http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/200901270000/それでは、また次回まで。坂本 七郎
2014/01/24
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坂本です。明けましておめでとうございます。受験生はもうすぐ入試本番を迎えます。今日は、そんな受験生の保護者に向けて、「いま」どんなことを意識すべきか、を5つの項目にまとめました。受験生の保護者はもちろん、そうでない人も来年以降のためにぜひ参考にしてください。入試直前、残り1ヶ月、意識すべき5つのポイント────────────────────────────────────■1.学習内容は「出そうな分野&ものにしやすさ」で考える入試直前のこの時期、優先して取り組むべき所は、【志望校の問題に出そうなものの中で、少しがんばればものにできそうな分野】です。まず、過去3~5年分の入試問題を見ながら、よく出る分野や問題を書き出し、リスト化します(30分程度でおこなう。あまり時間をかけない)。その中で、得意な分野や自信のある分野は省く。ニガテ意識のある分野の中から、少しがんばればものにできる分野を、出やすいものからつぶしていきます。こうすることで、より早く合格に近づくことができます。そしてここでもう1つ。時間的に余裕のない人は、思い切って捨てる分野を決めることも重要です。出そうな分野だけれども、ものにするのにかなりの時間を要すると思われるもの、あるいは取り組んでかえって自信を失うかも知れないものがあれば、思い切って「捨てる」決断も必要になります。残り時間に限りがあるからこそ、効率的に取り組むことが大切になります。■2.あまり新しい教材に手を出さずに、これまで使ってきたもので復習するこれはよく言われることですが、大切なので言っておきます。この時期に大切なのは、お子さんの自信を高めていくことです。過去に取り組んできた問題集を復習するなどして、じぶんの過去のがんばりをもう一度、振り返ることを基本としていきましょう。このとき、1でアドバイスした「出そうな分野」を中心に復習するとよいでしょう。また、この時期から新しい問題集に取り組む場合は、薄く、2週間程度で終わりにできるものを選ぶようにしてください。そしてその時、必ず明確な目的をもって取り組むようにしてください。この分野を克服するために、この新しい問題集を使うという目的意識です。■3.テスト当日のシミュレーションをする入試当日は、できるだけ「はじめてのものをなくす」ことが大切です。この「はじめてのもの」が少なければ少ないほど、当日の緊張が抑えられます。具体例を挙げますと・会場までの交通手段と道順 実際に行動する時間帯に電車に乗るなど事前に体験できるとよい・学校内の設備や様子 まだ校舎(受験会場)を見たことがなければ、実際に行って外見だけでも見ておく また、受験生でない人は、学校見学やその学校でおこなわれる模試などを利用する こともいまのうちに検討しておこう。その他にも、事前準備としては・雪が降るなどして交通機関が乱れた場合はどう行動するか・テスト前の休み時間はどのようにして過ごすか・テスト中の時間配分はどうするか (過去問を使って、どこまでをだいたい何分で解くかを考えておく)も決めておきましょう。■4.親は子どもの自信の維持・向上につとめるこの時期いちばん大切なのは、お子さんの「自信」を高めること。自信があるだけで、当日の点が伸びることはよくあることなのです。現在、自信がない子の場合は、あまりむずかしい問題をさせずに、復習中心に、できるものを確実に取れるような勉強をする。現在、自信がある子の場合は、苦手な分野も取り入れながら、できる分野、できる問題をさらに増やしていき、その努力・がんばりをほめていく。お子さんの自信度を、親子の対話の中で判断しながら、その子にあった対応をしていきましょう。■5.本番では、じぶんの力を出してくればよいと言い送り出す本番でアガる人、アガりやすい人がいます。アガるという現象は、「よい点をとろう、絶対に合格しなきゃ」という強い気持ちから起こるものです。だからこの時期の、子どもへの接し方として大事なのは、「入試本番では、じぶんの力を出せればそれでいい」「入試なんて、たいしたことじゃない(実際にこれだけでは人生は決まりません)」という安心感を与える声がけです。こうした声がけをすることで、お子さんは本番でもじぶんの実力を大いに発揮できるようになります。「絶対に合格しようね」などといった声がけは、不要であり逆効果になることもあります。気をつけましょう。以上、5つが入試直前に意識すべきポイントになります。プリントアウトをして何度も読み返すなどして常に意識できるようにしておきましょう。お子さんの家庭学習を、最後まで応援しています。それでは、また次回まで。坂本 七郎ドリームエデュケーションhttp://www.dreameducation.co.jp
2014/01/06
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こんにちは、坂本です。久しぶりの更新になりましたね。さて、今日はみなさまにプレゼントがあります。特に受験生にとって、非常に重要な“ある内容”を音声セミナーとして収録しました。今日はこの音声を、ブログ読者の皆さんに無料でプレゼントします。どんな内容かと言いますと、・短期間で効率よく合格力を身につける「過去問演習のやり方」・範囲の広い「学力テスト対策」の具体的方法・過去問はいつからどのように取り組めば良いのか特に「受験生」と「実力テストを控えている人」にとって~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~必聴の内容になっています。~~~~~~~~~~~~~ぜひ、メモの用意をしてお楽しみください。■ 夏期講習3回目(収録時間21分12秒)「上昇スパイラル学習法」http://www.dreameducation.co.jp/present/kaki_3spiral.mp3※注意 ダウンロードが集中すると、ダウンロードが完了するまでに 時間がかかる場合があります。その場合は、また時間を空けて トライしてみてください。いつもありがとうございます。坂本 七郎■発行:株式会社ドリームエデュケーション
2013/08/18
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こんにちは、坂本です。中学入試は終わりましたが、高校入試はこれからが本番です。一人でも多くの合格者を出すために私から受験生に最後のアドバイスを。読者の方からこんなメールが届きました。<ある受験生の親御さんからの質問>> 県立の過去問は去年の分しかやっていないようです。> あと2週間ですが、まだまだやりたい勉強がある場合、> 過去問はあまり時間をかけなくてもよいのでしょうか。> それとも時間がなくても、しっかり取り組んだ方がよいのでしょうか。<坂本からの回答>■過去問をやる意味結論からお話ししましょう。私の回答としては、今からでも過去問を、最低3年分はやるべきです。~~~~~~~~~~~~~~~~~質問者のお子さんは、1年分しか過去問をといていない。となると、入試傾向や難易度はぼんやりと分かっていると思いますが、本番であせらず問題を解けるレベルまでには至っていないと考えられます。さらに、残り2週間の時間を考えると、勉強できる範囲は限られてきます。捨てるべき分野の見極め、自分がいますぐ取り組むべき分野を見つけ、入試問題に慣れるためにも、最低3年分は過去問を解くべきなのです。まだ過去問をあまり解いていない受験生はすぐにでも問題を解き、何に集中すべきかを決めて下さい。■過去問をとくときの心構えさらに、もう1つアドバイス。過去問演習をするときの心構えというものがあります。それは、時間内に、最大の点数を取ろう~~~~~~~~~~~~~~と意識しながら問題を解くこと~~~~~~~~~~~~~~です。たとえば、特に数学にあてはまりますが、過去問を解くときには、・得意な分野、簡単そうな問題から解いていく・問題を解き始めて、答えが出るまでに時間がかかると 判断した問題は後回しをする。・終了5分前までに全問目を通して、ミスをしたかもしれない 問題を見直しする。(ミスをしたかも知れない問題には 問題を解きながら印を付けておくこと)そんなルールを事前に決めてから過去問演習に取り組むのです。時間内で最大の点をとること。それをミッションに、取り組んでみてください。こうした意識を持って過去問をとく人、意識を持たずに過去問をとく人とではそれはそれは大きな差が生まれます。「過去問は5年分やれ」「10年分やれ」だとか「くり返せ」とかいろんな意見がありますが、いちばん大切なのは、【どんな心構えで過去問を解くか】ここに尽きるのです。このブログを読んでいるあなたは、ここを知っているだけで、他の受験生と差が付けられます。過去問演習で大切なポイント。1.時間を測って過去問を解く2.時間内に最大点がとれるよう工夫する(上記参照)3.マル付け後、自分が集中すべき分野を絞り込む4.入試までの残り時間をすべてそこに投入する5.本番では2で練習した通りにやればよい最後の最後まで粘る、粘る、粘る。毎日、少しずつで良いので出来る問題を確実に増やしていくこと。これが出来た人が合格します。応援しています。坂本より追伸:おまけのアドバイスを。たとえば、国語の「作文」。ここは正直あまり対策できていない、そんな受験生は多いのではないでしょうか。作文は配点も高く、事前に少し対策するだけでプラス2,3点は稼ぐことができる分野です。おすすめテキストは、こちら。・高校入試ぶっつけ入試作文(文英堂)ポイントがコンパクトにまとまっているので、2,3時間活用するだけでも数点が伸ばせます。ぜひ取り組んでみてください。■発行:株式会社ドリームエデュケーション
2013/02/18
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こんばんは。この正月、じいじ ばあばと公園で芝そりを楽しんできた、坂本です。新しい年が明けましたね。正月明けは、疲れから体調を崩す人が多い時期。また、風邪やインフルエンザもいま流行っているようです。そこで今日は、風邪対策の話を少ししたいと思います。まず、基本となるのは、やはり「手洗いうがい」。受験生でなくてもこれは欠かせません。そして、人込みに行くときはマスクを着用すること。(個人的なおすすめは「超快適」シリーズ)これは案外忘れがちなので、常にマスクを携帯させておくことが望ましいです。あとは、栄養と適度な運動、そして睡眠です。特に受験生は、睡眠時間を最低でも7時間は確保しましょう。(※睡眠時間の必要時間数には個人差があります。お子さんに あった時間の確保が必要です)ここまでが最低限やってほしい基本となります。これらを守れた上で、さらに万全を期したい受験生は、サプリメントを「一時的に」飲むのも良いでしょう。昨年、合格報告をくれたお母さんから風邪に効くと言われているサプリを教えて頂きました。その時のメールをご紹介しましょう。 ↓----------■ 見事、第一希望の私立中に合格本日、第一希望の中学の試験が終わりました。ケアレスミスも無く、完全燃焼したようで「もう実力を全部出したから、これで落ちても何の悔いも無い」という娘の言葉に泣きそうになりました。結果は2日後ですが、自己採点で8割以上取れているのできっと合格できると思います。サクラサクを受講して本当に良かったです。これから本番を迎える方もたくさんみえると思いますが、体調管理に気をつけて頑張ってほしいです。娘がやった失敗談ですが、神社などで売られている合格鉛筆を試験で使用したのですが、使い慣れてないのでその分集中力を欠いてしまったようです。合格鉛筆をもらった方は、お守り程度にもっていくだけにするか、もしくは名前と受験番号のみ書くのに使用することをお勧めします。娘も本日の試験では、合格鉛筆ではなく、慣れた筆記具を使用してました。体調管理に関してですが、周りでA型インフルエンザが流行りだしたのですが「エキナセア」というハーブが風邪にきくらしく一月に入ってから受験までサプリメントを毎日のませていました。そのおかげかは分りませんが、風邪には無縁で本番を迎えられました。繰り返しになりますが、メール相談などでもお世話になり、また、素敵な教材を与えていただいたことに心から感謝申し上げます。→結果ですが、無事、第一志望に合格となりました。 おめでとうございます!-------------私はエキナセアのハーブティーを試しましたが、少し飲みにくく、長続きしませんでした。サプリであれば、飲むだけですので続けやすいと思います。使うなら、100%天然素材を使用し、着色料、香料、保存料が使われていないこちらがよいでしょう。ただ、こうしたものは合う合わないに個人差があります。用法用量を守り、お子さんの体調を見ながら、試してみてくださいね。受験生は、体調管理がもっとも重要です。体調を万全に整えながら、1日1日を大切に過ごしてください。たとえ1日3つでもよいので、できる問題を増やしていきましょう。2週間続ければ、42個の問題ができるようになります。勉強はこの“続ける”土台となる体調管理が何よりも大切なのです。それでは、引き続き応援しています。最後になりましたが、今年も宜しくお願いいたします。坂本 七郎追伸:今年は、大晦日は家で紅白を見て、元日に帰省するなどして過ごしました。ただ、年々、正月「らしさ」が薄らいでいるような気がしてなりません。私が小学生の頃は、元日になると、祖父祖母が朝早くから釜でもち米を炊いて、臼で餅つきをしていました。朝起きて外に出ると、炭のにおいが立ち上ってきてすぐに正月気分を味わうことが出来ました。2日になると、親戚同士が集まり、駅伝を見ながら、おばあちゃんを囲んで、大宴会が始まります。お年玉をたくさんのおじさんたちからもらい、いとこ同士でわいわい遊びます。自分の子どもたちにも、そんな正月の空気感を少しでも体験して欲しいなぁと最近思うようになりました。来年は、臼でも買って餅つきでもやろうかなぁと計画中です。(・・・でも臼ってどこで売っているんだろう?)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行 ドリームエデュケーション 坂本七郎 ホームページ http://dreameducation.co.jp ツイッター https://twitter.com/shichiro7 フェイスブック http://www.facebook.com/shichiro.sakamoto━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2013/01/10
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こんにちは、坂本です。今年も合格を決めた方からメールが届き始めました。しかし、入試ははじまったばかり。東京・神奈川の中学入試、高校入試はこれからが本番です。入試直前のこの時期は、親も子も、大きな不安や焦りを感じて毎日を過ごしています。「うちの子は大丈夫だろうか」「合格できるのだろうか」「合格できなかったらどうしよう…」いろんな心配があることでしょう。そこで今日は、あなたの不安を吹き飛ばすべく、届いたばかりの合格報告メールをいくつか読んでもらおうと思っています。合格者のメールを読むと、元気が出ます。自信が生まれます。不安や焦りを感じるこの時期だからこそ、少しでも気持ちを楽にしてもらえたらと思います。来年以降に受験を控えている人は、合格者のメールを読むことで現在取り組んでいる学習内容にも自信が持てるはずです。ぜひ親子で、この合格メールを読んでみて下さい。それでは早速、ご紹介しましょう!(お名前や具体的な学校名は伏せてあります)■ 見事、第一希望の私立中に合格本日、第一希望の中学の試験が終わりました。ケアレスミスも無く、完全燃焼したようで「もう実力を全部出したから、これで落ちても何の悔いも無い」という娘の言葉に泣きそうになりました。結果は2日後ですが、自己採点で8割以上取れているのできっと合格できると思います。サクラサクを受講して本当に良かったです。これから本番を迎える方もたくさんみえると思いますが、体調管理に気をつけて頑張ってほしいです。娘がやった失敗談ですが、神社などで売られている合格鉛筆を試験で使用したのですが、使い慣れてないのでその分集中力を欠いてしまったようです。合格鉛筆をもらった方は、お守り程度にもっていくだけにするか、もしくは名前と受験番号のみ書くのに使用することをお勧めします。娘も本日の試験では、合格鉛筆ではなく、慣れた筆記具を使用してました。体調管理に関してですが、周りでA型インフルエンザが流行りだしたのですが「エキナセア」というハーブが風邪にきくらしく一月に入ってから受験までサプリメントを毎日のませていました。そのおかげかは分りませんが、風邪には無縁で本番を迎えられました。繰り返しになりますが、メール相談などでもお世話になり、また、素敵な教材を与えていただいたことに心から感謝申し上げます。→結果ですが、無事、第一志望に合格となりました。 おめでとうございます!■ 公立中高一貫校に合格サクラサクと出会ってから、2年になりました。今週、念願の第1志望の●●県立●●高等学校付属中学校に合格できました。最後の1か月は、計画力のフォーマットを流用して、自分で「合格マップ」を作り、真剣に取り組んでいました。これからの目標は、大学受験になります。今回の受験の経験を生かし、自立学習していけるのではないかと期待をしています。本当に、ありがとうございます。■ 6.38倍の難関公立中高一貫校に合格この度、息子が●●県の公立中高一貫校に合格致しました。倍率が6.38倍と地方の公立一貫校にしては高いと言われていて、とても自信がなかったのですが、なんとか合格できました。ありがとうございました。■ 第一志望の私立中に合格坂本先生のサクラサクを実際にさせていただきました●●と申します。思えば、6年生目前の頃から始めさせていただきました。中学受験として勉強を始めるには少し遅かったのですが進学塾で何時間も入り浸りになるような勉強はさせたくなかったのです。先生のおっしゃる教材をやっているだけで学力も伸び、テストの点数はクラス一番になりました。少人数の田舎のクラスですが 進学塾に通う子も多くその中でも 目立つくらいになりました。そして、みんなが断念していく習い事も続けていけました。本人の行きたい学校が中堅クラスの中学でしたが受験し先日見事合格しました。進学塾から受験した同級生でも落ちている子も多く周りのみんなからは なんで?どうして?と驚かれました。そうですよね、塾に行かず 自由な時間もあり生き生きした中で合格したんですから。■公立中高一貫校に合格先生のサクラサクを頑張らせていただきました●●と申します。おかげさまで希望の中学に合格することができました。先生の「速さのビデオ」をやっていて本当に良かったです。算数の問題で流水算が出たのです。息子は「やっててよかった~、やってなければちんぷんかんぷんだった。 これからも坂本先生の勉強がしたい」などと申しておりました。本当にありがとうございました。■公立中高一貫校に合格先生、うちの子、合格しましたよー。子供はもちろん、私も嬉しくて、嬉しくて・・・。娘を週1で個別指導の塾に行かせてました。テスト慣れさせるためです。6年生の春ごろまでは志望校はA判定。この調子で受験コースには行かせずに合格できるぞと思っていたのですが、サクラサク第2ステージを終えて、夏休み明けのテストはE判定。秋も冬もE判定。おかしいな、勉強はすごく真面目に時間をかけてやってるのに・・・、教えてくれる人がいないし、効率がわるいのな・・・。いろいろ考えました。正直、やっぱり受験コースに行かせるべきだったかなと反省しました。お金、ケチるんじゃなかったって・・・。でも娘は、めげずにずーっと勉強するんです。ずーっと、ずーっと勉強するのに1月3日のテストもE判定。かわいそうでした。怒る気にもならなかったです。でもやっぱりめげずに過去問をずっと解いていました。本人は「いけるかも、頭よくなってきたかも」なんて言うのですが、ぎりぎりまでE判定だったし、私はあきらめていました。合格発表の日、娘の番号を見つけたとき、何かの間違いかな?去年のかな?と疑ってしまいました。「本当?」・・・・子供ってすごいですね。あきらめるな、最後までわからないぞって教わった気がしました。受験コースの子は疲れきってて、もう受験したくないって言う子もいました。うちの娘はE判定なのに頑張る力、やり抜く力がついたようです。サクラサクのおかげです。でも合格した第一志望だった中高一貫校には行かないと言い出しました。もう一度受験(高校受験)をしてもっと上の高校を目指すと言い出しました。もったいない・・・変な自信がついたのでしょうか・・・。高校を自由に選べる私立女子中を娘は選びました。いつも自信がなさそうな娘が今では自信たっぷりに、「まだやれる」って言うんです。その姿が、ちょっと輝かしいんですよね。合格発表の後のほうがさらに勉強してます。もう中1の数学を解いてますし、英単語も覚えてます。ちょっと休めばいいのに、勉強癖がついちゃったのかな?「勉強って大変・・・でもなんか勉強って楽しいかも」って思ってもらえたかな・・・。これからもいろんなことを乗り越えて行ってほしいです。サクラサクを選んでよかったです。合格以上に何か大切なものをいただいた気がします。坂本先生、ありがとうございました。次女もサクラサクで私立中を目指します。-------以上、6人の方からの合格報告でした。入試本番まであと少し。「これだけやったからもう後悔はない」こう思えれば、お子さんの受験は成功です。人事を尽くして天命を待つという言葉がありますが、まさにこれが大事なのです。最後の最後まで、合格へ向けた努力を続けてください。お子さんの受験、最後まで応援しています。坂本七郎追伸:先日、雑誌『AERA with Kids』さんから取材を受けました。3月中旬に発売される春号に取材記事が掲載される予定です。発売時期になりましたら、このブログでもご紹介しますね。追伸2:ところで「サクラサク」って何?という方はこちらをご覧下さいね。・サクラサク中学受験(小学生向け)・サクラサク高校受験(中学生向け)
2012/01/27
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こんにちは、坂本です。新年あけましておめでとうございます。新しい1年がスタートしました。もうすぐ入試本番の人や今年、受験生になる人もいると思います。今年があなたにとって、充実した一年、成長・飛躍の一年になるよう、最大限の努力をしていくつもりです。本年もどうぞよろしくお願いします。さて、入試本番が近い、という人も多いと思います。そこで、2011年最初のメルマガでは、「本番で最高のパフォーマンスを出す方法」について話したいと思います。もし、受験生のお子さんがいる場合は、下記を印刷して本人に渡して上げてください。------------オリンピックの金メダリスト、水泳の北島康介選手。彼の精神面をサポートしていたメンタルトレーナー林成之氏によると、もうすぐゴールだと思うと、選手は気が緩み、スピードが落ちてしまう。そこで、「泳ぎ終わって、自分のタイムを確認するまで気を抜くな」とアドバイスしたところ、選手のタイムが伸びたと話しています。つまりこれは、「最後の、最後の、最後まで気を抜かずに 努力できた人が、最高のパフォーマンスを発揮する」という教訓です。考えてみれば当たりまえのことですが、これがなかなか難しい。ゴールまであと残りわずかとなれば、だれでも、気が緩んでしまいがちです。しかし、最後の最後まで日々努力を積み上げていきひとつでも確実に取れる問題を増やしていく。この地道な努力を重ねた人が、「合格」という二文字を勝ち取ることができるのです。先の教訓を、受験生に置きかえるならば、こう言えるのではないでしょうか。「入試が終わっても、志望校から 合格をもらうまでぜったいに気を抜くな」この言葉を肝に銘じて、後悔のない受験勉強をつづけてください。最後まで応援しています。坂本七郎より追伸:志望校に合格するまで気を抜いてはいけない。それと同時に、実はこの時期志望校への「合格」を強く意識しすぎてもいけません。その話を昨年書きました。詳しくはこちらをご覧ください。■入試直前は、合格を目指してはいけない。さらに、この時期の親向けのアドバイスがこちら。■入試直前 合格させる親の意識2か条これらを参考にしながら、ぜひ志望校合格を勝ち取ってください。それではまた次回。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行: 株式会社ドリームエデュケーション 坂本七郎 ツイッターやってます: https://twitter.com/shichiro7━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2011/01/05
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こんにちは、坂本です。早いもので、今年もあと1日となりましたね。今年も一年、あっという間に過ぎ去りましたが、皆様のおかげで学びある充実した年になりました。来年はさらにお役に立てるようがんばりたいと思います。さて、せっかくの書いた記事です。いまもっとも大事な時期を過ごしている受験生に向けて、今年最後のアドバイスを送りたいと思います。すでに推薦合格をもらったという嬉しい報告もいただいていますが、多くの受験生はこれからが本番です。この時期、受験生が意識すべきもっとも重要なポイントを話したいと思います。この時期,受験生が意識すべきこと。それは何といっても次の2つです。ひとつは、体調管理。体調を崩してしまえば、勉強はできません。・人混みの多いところではマスクをする・風呂上がりに風邪をひかないよう注意する・手洗い、うがいなど気をつけてください。そしてもうひとつのポイント。それは、 「志望校の合格をもらうための」勉強を積み上げる。これがとても大切です。意外と忘れがちな部分なのでもう一度、強く意識してください。「志望校の合格をもらうための」勉強を積み上げるのです。「ただ闇雲に勉強すればいい」「塾の言われたとおりにやればいい」「とにかくたくさん勉強すれば安心だ」もし、あなたがこうした考えを持っているのならいますぐ捨ててください。それは、ゴールの見えないマラソンコースを走っているようなものです。大変危険です。確実に志望校の合格をつかむためには、志望校の出題傾向に合わせた勉強が必須なのです。・その学校はどの分野が出やすいのか・漢字で書かせる問題は出るか・問題数は多いか、少ないか・記述問題はどのような問題が出ているか・時事問題は出ているかそうした過去問を分析した情報をベースに、「自分は、何を優先して勉強するべきなのか」ここをつねに意識しながら勉強をしていくのです。具体的には、「志望校の過去問」と「最近受けた模試」をつきあわせて、どこの穴を今ふさいでおくべきか。あと何点とれば、合格できるか。そうした部分に焦点を当てて、重要な順に、苦手分野をつぶしていくのです。ほんとうなら、本人が調べるのがベストですが、いまは少しの時間も無駄にできません。ここは少しでも時間を有効に使うために、お母さん・お父さんが出題傾向と模試結果をつきあわせた上で本人に優先課題をアドバイスするのがよいでしょう。こうして残された限りある時間を、より密度の高い時間に変えていくことで逆転合格も可能になります。その学校に本気で行きたいなら、志望校合格を絶対にあきらめてはいけません。「自分なら合格できる」無理矢理にでもいいので、そう信じて日々の学習を積み重ねてください。後悔のない受験ができれば、必ずそれは自分の糧(かて)になります。それでは、毎日を大切に過ごしてください。坂本七郎より追伸:来年はじめの記事では「ゴール直前で最大のパフォーマンスを発揮する方法」についてアドバイスしたいと思います。受験生はもちろん、だれにとっても役に立つものです。こちらもお楽しみに。それでは、良い年をお過ごしください。
2010/12/30
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11月15日(月)■近年増加する「時事問題」の学習方法近年の入試問題(中学受験・高校受験問わず)を見ていると、時事問題からの出題、時事問題を意識したテーマ選びが多く見られるようになりました。また、中学生の定期テストにも時事問題はよく出題されますよね。これは身近なニュースや出来事が、普段学んでいる内容と関連していることに気づいてほしい、あるいは関連づけて学んでほしいという出題者側のメッセージでもあるのです。これまで「学校で学ぶ内容」と「生活の中で使う知識」との間には大きな溝や隔たりがありました。学校で学んだことは、社会に出ても直接役に立つことはとても少ない、そう言われることが多いですよね。しかしこれからの教育というのは、「私たちの社会や日常生活にいかに結びついているか」を意識した学習が今後さらに求められるようになるでしょう。この傾向がこれからますます強くなると「時事」といった科目が時間割の中に登場し、学校の中でも池上彰さんのようなニュース解説なる授業が登場するかも知れません。こうした社会の出来事やニュースが身近に感じられるようになれば勉強はより興味深く、関心のあるものとなり、自然と子どもたちの学習意欲も底上げされていくに違いありません。学習意欲が高まれば、勉強に対するマイナスイメージが小さくなりますからおのずと机に向かう機会も増え、学力も高まるはずです。時事問題を通じて、学力を底上げしていく??。子どもに勉強を教えて学力を伸ばすといったダイレクトな方法ではなく、間接的に、外堀を埋めていくことで子どもの学力を伸ばしていく。こうした外堀からの教育はむしろ「家庭だからこそできる」「家庭によって差が開きやすい」価値の高い教育だと思うのです。きょうは、時事問題を使って、お子さんの学力を外堀から固めていく。そんなお話しです。■家庭で時事問題を学ぶ方法ではでは。ここからは家庭において時事問題をどう学習していけばいいのか。その学習方法をあなたに提案したいと思います。今から話すことを家庭で実践してみてください。軸となるのは「親子の会話」です。ニュースなどの身近な問題は机の上ではなく、対話の中で学んでいく方がとっつきやすいから。少しずつでもいいので、まずは【親子の会話の中に、時事ネタを挟んでいきます】。ただ、いきなり時事の会話をしろと言ってもハードルが高いと思いますのでまずはカンタンなクイズを出すことからはじめてください。たとえば、今年の出来事で言うならば、今年は円高が進み輸出企業が大打撃を受けましたが、「どうして円高になると、トヨタとかの自動車会社は損をするんだろうね?」「円高のときに、海外旅行に行くと得をするってどういうことだと思う?」とその時事ネタをもとに【できるだけ子どもが興味を持ちそうな切り口で】質問をするのです。まぁ、最初のうちはそうした興味を持ちそうな質問をしても「そんなの知らん!」と切り返されてしまうかも知れません。でもそれでいいのです。大切なのは、質問をすることで子どもに新しい視点(世界)を与え、育んでいくことなのですから。だからどんどん質問を投げかけて、幅広い視点を持たせるきっかけ世界を広げるきっかけを与えてください。では、クイズを出して仮に「どうしてなの?」と興味を示してきたら、(あなたが答えを知っていたとしても)どうしてだろうね、と知らんぷりしましょう(笑)知らんぷりをしたら、子どもに答えを予想・推理させます。すぐに答えを与えずに、自分のアタマで考えさせることで、想像力と論理的思考の訓練になります。そして次に、具体的な答えをおしえ・・・てはいけません!ここはできるだけネットや辞書などを使ってわからないことを、その場で子どもと「一緒に」調べるようにしてください。(調べ方が分かるようになれば、自分から調べるようになります)それでも分からなければ、図書館に行くなりだれか知っている人に質問をするなりして疑問を解消してくださいね。このように、 1.クイズ(問い)を与える 2.答えを考えさせる 3.一緒に調べるという一見回りくどい手順を踏むことで子どもの思考力を鍛え、確かな学力や知恵を与えることができるのです。【すぐに答えを教えない】そのことがむしろ「子どものためになる」のです。職人の世界では今でもこの人間の性質にもとづいた伝承方法がとられています。たとえば寿司職人の世界では入ってすぐに包丁を握らせてはくれませんし寿司の握り方を教えてもらうまで10年近く修行しなければなりません。これはあえて教えない期間を持つことで、自分から答えを探そう(技術を盗もう)とする「意欲」と教えたときの技術の「吸収率」を一気に高める効果を見込んでいるのです。入ってすぐの見習いに、すぐに技術を教えたのでは、教わる側の意欲も、吸収率もほとんど期待できません。子どもの質問に対して教えない時間をとること。あるいは自分で答えを探す機会を与えること。私たちがこのことを意識して接するだけで子どもたちはどこまでも伸びていきます。「教えない」・・・それは一見、薄情なようにも見えますが、じつは私たちの見えない土の下には、相手に対する「愛情」が根を張っているのです。こうした部分を意識しながら、お子さんと時事問題について対話をしてみてください。きっと、普段の勉強や成績にプラスに反映されていきますよ。■時事問題クイズを出すためのネタ本を紹介では最後に、子どもに時事問題を出すためのネタ本も紹介しておきましょう。これですぐに取りかかれますね。毎年、11月になると進学塾や出版社からその年の重大ニュースをまとめた本が4,5冊出版されます。この本を親のネタ帳として使えばよいのです。今年も重大ニュースの本をすべて目を通しましたが、もっとも使いやすく、よくまとめられているものを紹介します。それが「栄光ゼミナール」の重大ニュースです。■『重大ニュース 2011中学入試用』(栄光)(中学入試用と書いてありますが、高校受験用としても使える内容です)この本は、家庭での時事ネタ帳として使えますが、同時に受験の時事問題対策としても使えます。今年受験生のお子さんがいる家庭であれば、この本で時事問題対策をすれば充分入試に対応できます。ぜひ、お子さんの学習意欲の底上げに知的好奇心の向上にきょうのメルマガをお役立てください。それでは、また次回。家庭学習コンサルタント坂本七郎■発行:株式会社ドリームエデュケーション
2010/11/15
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こんにちは、坂本です。少しずつ秋らしさが感じられるようになり、受験生もいよいよ本気モードで勉強していかなくてはならない時期に突入しましたね。今日の記事では、お子さんの志望校合格を、グググっと近づけるこの時期やっておきたい勉強内容について話していきたいと思います。受験生のお子さんがいる方はもちろん、来年度以降に受験がある方もぜひ知っておいてください。■受験生がいま、やるべきこと。受験生がこの時期から意識すべきこと。それは「過去問を取り入れた勉強」です。ではなぜ過去問をやるべきなのか?わかりますか。・・・その大きな理由は、 自分の到達点を知るため です。旅行で言えば、 目的地を定めること。何を使って、どう移動していくのか。あるいは目的地まであとどれくらい距離があるのか。過去問をとくことでそういった情報がよりイメージしやすくなるのです。受験において、自分の学力の到達点を知っている人と知らない人とではその成績の伸びに大きな差が出ます。お子さんが少しでも自分の到達点をイメージできるように、過去問を学習に取り入れていく必要があるのです。そして、入試に出題される分野の多くを学習しおえた、いま。そう、いまが過去問学習をはじめる上でとても重要なタイミングなのです。■具体的な過去問の取り入れ方とはいっても全員が全員、過去問学習をいますぐに、ガリガリと取り入れていいわけではありません。じつは、 ・まずは1年分のみ学習しておけばよい人。 ・本格的に過去問学習をはじめてもよい人。この2つのパターンがあることを知っておいてください。その2つのどちらにあなたのお子さんが属しているかを見分けるポイントをこれから説明していきますね。そのポイントは、いくつかあるのですが、数値でもって分かりやすく説明するならば、次のように場合分けすることが可能です。 ○私立中受験、私立高受験の場合は 「入試問題の約5割が正答できるかどうか」 ○公立高校受験の場合は、 「模試などで偏差値60を超えているかどうか」そこに「この時期に」過去問学習を本格的にやるかどうかを分かつ分水嶺があると考えておけばよいでしょう。私立中学、私立高校の入試問題は受験する生徒のレベルに合わせた問題が出題されます。そのため、多くの場合合格点が、100点中60~70点に落ち着くように作問されているのです。ですので、この時期に5割取れる子であれば、本格的に過去問学習を進めながら、自分に足りない部分を見つけその部分を補っていくという勉強をはじめてください。一方、公立高校の入試問題の場合、すべての公立高校を受験する生徒が一斉に同じ問題を受けます。(つまり、上から下まですべての生徒の学力レベルに合わせた 入試問題になっているということです。)そのためこの時期に過去問をはじめても、できる人はある程度できる。けれども、できない人は、ほとんど点にならない。そんな傾向があるわけです。ですから、公立高校を受験予定の場合は、業者の模試の結果が、偏差値60以上の人なら過去問を使った勉強をはじめても良いでしょう。(あるいは現在50後半で偏差値60台を目指す人であれば 来月くらいから少しずつはじめてもよい)そうでない場合は、過去問1年分をやってだいたいの難易度・問題量を把握しておくぐらいにして、引き続き基礎を固めていってください。そして最後に(忘れてはいませんよ)、公立の中高一貫校の過去問対策についても話しておきましょう。公立中高一貫校の場合は、むしろ早いうちから過去問学習を進めていくべきです。自分の志望校だけでなく、他校の適性検査問題も含めてどんどん過去問をやっていきましょう!ただし。ひとつその取り組み方に関して他と異なる点があります。公立中高一貫校の場合は、ただ過去問を解くだけではなく、ただ答え合わせをするだけではなく、その問いの関連事項をネットで調べ、まとめるなどしながらじっくりゆっくり進めていくことが大切なのです。適性検査では、みずから調べ、考え、まとめるといった過程。そうした学校や塾では身につかない家庭や自学自習でしか身につけられない学力、いわば「見えない学力」が求められますので普段から意識的にこうした家庭学習をしていくことが大切です。ただし、最近の首都圏を中心とした一部の超人気校では適性検査の私立化(難化)傾向も見られますので対策に注意も必要です。さぁここで、少しいろんな方面に話がばらけてしまいましたので、これまでの話をまとめてみましょうか。<過去問学習のまとめ> ○私立中受験と私立高受験の場合 ・入試問題の約5割が正答できる → 過去問学習スタート! ・入試問題の約5割が正答できない →志望校の過去問1年分を解いておき、だいたいの 到達点イメージをつかみ、基礎力アップを目指す ○公立高校受験の場合は、 ・模試で偏差値60を超えている → 過去問学習スタート! ・模試で偏差値60未満 →志望校の過去問1年分を解いておき、だいたいの 到達点イメージをつかみ、基礎力アップを目指す ○公立中高一貫校受検の場合、 ・どんどん過去問にチャレンジする ・一問一問をていねいに、考え、調べながら進めていく ・志望校の過去問に私立化傾向があればそうした対策もおこなう「この時期、どんな学習をしたらいいのか焦点が定まっていない」「毎日なんとなく勉強をしている子どもを見ていて気が気でない」そんな不安を感じているのなら、これらの情報を手がかりに日々の学習を組み立ててみてください。過去問をいかに上手に使うかが合否の明暗を分けると言っても言い過ぎではありません。私のメルマガを購読している受験生のみなさんには過去問をうまく活用して、より早く合格ラインに到達して、合格を確実にしてもらいたいと思います。それから、私立志望の人は、中学受験、高校受験を問わず学校見学会、学校説明会などに参加をして、・○年度入試 合格者最低点・○年度入試 合格者平均点のデータを得ておくこともお忘れなく!過去問の学習効率に大きな差が出ますよー。さて、今日の記事はいかがでしたでしょうか。久しぶりに受験のテクニック的な面について話してみました。こうした志望校合格をぐぐっと近づけるようなとっておきの情報は、サクラサク中学受験、サクラサク高校受験などにたっぷり書いていますが、一部、無料のメールセミナーでも公開しています。(※過去の私からのメールの件名の先頭に【中学受験】とか 【メール講座】と書いてあるメールがある場合はすでに購読済みです) ○中学受験対策のメールセミナー登録はこちら http://www.jukenbible.com/mail.html ○中学生の保護者向けメールセミナー登録はこちら http://www.koukoujuken60.com/mail.htmlもし、まだ読んだことがないという場合は、役に立つ情報もいくつか得られるかと思いますので購読してみてはいかがでしょうか。よりよい結果というのは、より確かな情報からですよ。それでは、また次回。坂本より追伸:今年、受験生のお子さんがいる方へのお知らせ「志望校合格まで、偏差値がまだ5以上足りない!」「ほとんど志望校をあきらめかけている」そんな受験生(小6生、中3生)はいませんか?あなたのお子さんの偏差値を「3ヶ月後に10アップ」させる、そんな究極の志望校合格セミナーをサクラサクユーザー限定、そして受験生限定で東京にて10月に開催します。この時期だからこそ公開できる、そして本気の人だからこそ実現できる受験戦略があるのです。もしお子さんが「本気で」志望校に合格したい、そして「本気で」人生を変えたいという気持ちがあるのなら、私もその夢の実現に、協力させてもらいます。来週中にはこのセミナーの案内ができるとおもいますので我こそは、と思う人がいましたら今から心の準備をしておいてください。「志望校を、ぜったいにあきらめるな」それが私からのメッセージです。
2010/09/15
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──────────────────────── 入試直前は、合格を目指してはいけない。────────────────────────これはウソのようでホントの話。入試直前のこの時期、合格を目標にしてはいけません。机の前などに、「目指せ!○中合格」「○高、絶対合格!」などと貼っているご家庭。あるいは子どもに対して「○中、絶対合格しようね!」などと声がけ・励ましをしている場合は要注意です。今日のメルマガを読んでみてください。その理由がスッキリ分かると思いますよ。では早速、その理由をお話しましょう・・・1984年、スウェーデンの心理学者、ラーズエリック・ユネスタールがある調査報告を発表しました。その報告は、それまでのスポーツ心理学の常識を覆す内容でした。それは次のようなものでした。「スポーツ選手は、勝つことを目標にしないほうが 勝利をおさめる可能性が高い」調査報告でユネスタール氏はそれまでの常識とは正反対のことを発表したのです。この報告以前は、勝つことを選手に強くイメージさせることが指導の中心でした。優勝した自分、相手に打ち勝つ自分を強くイメージする。あるいはコーチが選手を励まし、強い自分を意識付けさせる。そんなやり方が常識とされていました。こうした指導は、格闘技の試合を見ると今でもよく見かける光景ですよね。しかし実際のところこのやり方は、ハングリー精神の強い、負けん気の非常に強い一部の選手にしか効果がない方法でした。しかし、ユネスタール氏は、結果を出しているアスリートたちを調べることで、勝つことをイメージさせる方法以上に効果的な方法があることに気づきました。本番に強くなり、プレッシャーにも強くなり、自分の実力を本番で発揮する方法です。それが、この方法です。────────────────────── 「勝つこと」を目的にするのではなく、 「ベストを尽くすこと」を目的にする──。──────────────────────ユネスタール氏は多くの一流アスリートたちへの調査を通じてこのことに気づきました。結果を出しているアスリートは、優勝することや誰かを打ち負かすことではなく、自分の記録を更新することを目標にしていたのです。自己記録の更新。ベストを尽くすこと。これが、自分の実力を最大限引き出す秘訣なのです。では、どうして勝つことを目的にすると実力を発揮できないのでしょうか?勝つこと、優勝することというのは、自分以外の、他人のコンディションに依存します。自分の調子がいくら良くても、勝てないこと、優勝できないことがあるからです。他の存在が気になりだすと、あの選手の調子はどうだろう優勝するにはどうすればいいだろうと雑念がどんどんふくらんでいきます。雑念が増えていけば肝心の自分自身を見失うことに繋がってしまいます。自分を見失えば、本来の実力を発揮することはできません。つまり、他の要素や存在が気になれば気になるほど自分の実力を発揮できなくなってしまうのです。プレッシャーに打ち勝ち、本番に自分の力を出し切るコツは、他の存在を意識せず、ベストを尽くすことだけに集中すること。そうすればおのずと良い結果が得やすくなるのです。ではここで話を受験に戻しましょう。入試当日の試験会場。そこには、他の受験生、目にしたことのない入試問題、はじめて使う椅子と机、突発的なハプニング、そんなさまざまな「他の要素」が存在します。しかし、どんなハプニングが起ころうともただ、そこにあるすべてを受け入れ、自分のベストを尽くすことだけを考えるのです。他の要素に惑わされず、自分を見失うことなく、試験中、意識を自分に向けることができるかどうか。そこが勝負の分かれ目になるのです。この時期、子どもにどうアドバイスすればいいのか、そんな相談をもらうことがあります。私の子どもに対するアドバイスは基本的にひとつです。「ここまで来たら合否は考えなくていい、 自分のベストをつくす、ただそれだけを考えるんだ」そのコトバの裏には、私のそんな想いと考えが内包されているのです。▼ 私のメールマガジン(メルマガ)の無料登録はこちら >> メルマガ登録ページへ進む■私の本のキャンペーンやってます。『ユダヤ式学習法』(大和出版)http://www.dreameducation.net/book.html(クリックすると新しいタブが開きます)
2010/01/19
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─────────────────────── 受験生必見!クリスマスプレゼントレポート───────────────────────七郎サンタからあなたへクリスマスプレゼントがあります。冬休みのお子さんの学習に役立つ16ページのレポートです。使い方によっては、志望校合格を左右しかねない内容ですので一度目を通しておくことをおすすめします。一体どんなレポートかというと、『時事ニュースから読み解く2010入試予想ベスト7』というもの。(受験生でなくても活用すべき内容です)要は、「今年あった重大ニュースをもとに来年の入試問題を予想してしまおう」という内容です。今年の時事ニュースの中から、入試に取り上げられやすいテーマを7つ選び、レポートにまとめています。使い方は簡単。お子さんが直接レポートを読んで、7つのテーマごとに教科書や参考書、インターネットを使いながら調べてまとめるだけです。調べ学習が基本なので、模範解答のようなものはあえて用意していません。教えることは、だれにでもできることです。大切なことは、自分で「調べる力」「まなぶ力」を身につけること。社会に出たら、自分で答えを見つけていかなくてはなりません。このレポートはそんな力を育てるひとつのきっかけになるはずです。受験生はもちろん、来年以降受験を控えるお子さんにとっても世の中の出来事に関心を持ち、調べ方を学ぶよい機会になると思います。「七郎先生から○○に、冬休みの宿題が届いたよ!」と、そんな感じでレポートを渡してもいいかもしれません。冬休みの学習としてぜひお役立てください。■こちらから直接レポートをダウンロードしてください。『時事ニュースから読み解く2010入試予想ベスト7』(上のリンクを右クリックし、「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップ等に保存してからお読みください)※PDFファイルがうまく開けない場合はアクロバットリーダーの最新版をPCにインストールしてください。http://get.adobe.com/jp/reader/追伸:このレポートはあなたのブログやmixi、メールなどでお知り合いや読者さんに紹介してくれて構いません。このレポートを手に取ったすべての親御さんのお子さんが入試での合格、家庭学習の充実につながってくれれば幸いです。この冬休みの学習に大いにお役立てください。最後まで読んでいただきありがとうございます。
2009/12/24
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入試に役立つ数字を覚えましょう。今年は2009年です。2009という数字を素因数分解しておきましょう。割り切れなさそうで、実は割り切れるこの数字。<2009の因数分解の答え>2009=7×7×41と分解されます。7で割れる数字なんです、実は。試験に出たらラッキーです。要チェック!▽このような記事をあなたのメールボックスに無料で配信します。 詳しくはこちらをご覧ください。→ メールマガジン登録■発行:株式会社ドリームエデュケーション
2009/01/27
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1月28日(水)どうも、坂本です。さて、さて。では今日のテーマに行ってみましょう♪────────────────────────────■入試でベストを尽くす技術。────────────────────────────いよいよ2月から本格的に入試シーズンに入ります。そこで今回は、入試でベストを尽くす技術ということで話しを進めていくことにしましょう。入試直前で差がつくのは、もうココしかありません。それは、【親と子が それぞれどんな意識の状態なのか】そう、心の状態。体のコンディションを整えるといった話は、受験生としては当たり前の義務なので私からはここで話しません。あなたのお子さんに本番でベストを尽くしてもらい、一歩でも合格に近付いてほしいので今回「意識」の話をお伝えすることに決めました。────────────────────────────■入試直前 合格させる親の意識2か条────────────────────────────ポイントは、2つ。 一つ、普段通りを装うこと 一つ、合否はどっちでも良いと真に思うこと◎ 一つ、普段通りを装うことこの時期は受験生だけでなく、保護者のあなたも相当緊張していると思います。特に、はじめての受験ともなると、合格させてやりたい、という想いが強いと思います。しかし、子供の心理を考えたら、まわりの親・兄弟が騒げば騒ぐほど、子どもはプレッシャーを感じ、不安が高まります。だから、ここは普段通りを装ってください。「私だって、○○だってみんな受験を経験してきたんだから 何も特別なことじゃないのよ」「自分の実力以上の力を本番で出そうなんて思わないこと。 普段通りの力を出せばそれでいいのよ」というように言って安心させて下さい。親がこのような意識でいれば、子供も普段通りの気持ちに近づくことができ、勉強や入試に集中できるでしょう。「あと、3日だね」とか「絶対合格しようね」といった特別感を感じさせる言葉は不要です。本人が一番よく分かっていますから。だから、普段通りを装い、普段通りの言葉を投げかけていけばよいのです。◎ 一つ、合否はどっちでも良いと真に思うことでは、普段通りを装いながら、具体的にどのような意識で子どもと接していけばよいのか・・・その部分の意識として重要なのがこの「合否はどっちでも良い」という考え方です。もちろん、合格の方が良いに決まっていますが、あえて、こう意識することで子どもは安心して受験に集中できるのです。では、どうして合否はどちらでも良いのか。それは「本人の成長」という部分にフォーカスすれば、その意味が真に理解できるようになります。もし、お子さんが合格すれば、これまでの努力が「正しい努力」であったことが証明されます。そして、与えられた次の場で新しい目標を掲げて頑張れば良いのです。一方、もしもお子さんが不合格であったとしても、結果を受け、お子さんは何かが足りなかったことを理解します。結果を真摯に受け止め、次のステップではしっかりと結果を残せるように努力していけばよいのです。「お子さんの成長」という軸にフォーカスすれば、合格でも、不合格でも成長につながることがわかります。結果はどちらでも良いと思うことができれば、子どもはその雰囲気を感じ、安心してベストを尽くせるようになります。そして、その意識がお子さんに「よし、やってやろう」という本当の意味でのやる気・決意を引き出してくれるのです。(※注意:ここで私が話している意識は「期待していない」といった 意識や雰囲気を出せと言っているのではありません。「期待」という より、深い部分での「信頼」というニュアンスが近いです。)
2009/01/27
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