海外旅行紀行・戯言日記

海外旅行紀行・戯言日記

2003.01.09
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テーマ: 徒然日記(23580)
カテゴリ: Opinion
朝日新聞で連載されていた「大学の力(転機の教育)」が2003年1月9日の8回目の「進む国際化」で完結した。シリーズ全ての項目にて問題提起に終わっていたが、考えさせられたことが多かった。


経済協力開発機構(OECD)加盟国では、少なくとも4兆円と試算される高等教育サービスは、今や貿易交渉のテーマである。世界貿易機関(WTO)の交渉の場で加盟国が自由化要求を出し合った所、米、豪、中国等8カ国が日本に「制限無しの自由化」を求めて来たと言う。
日本には米国大学の分校はあるが、文科省は「大学」と認定していない。それが外国には「閉鎖的」と写る。

大学の質を保証する為、国連ユネスコはフォーラムを設け、国際的な品質保証の枠組みと、高等教育の供給者の倫理規定を作ろうとしている。根幹は「サービスを受け入れる国は、消費者である学生を保護する義務がある。」と言うことにあると言う。


しかし情勢は一変し、少子化の影響を受けて学生が集まらず、大学経営は危機に瀕して来ました。差別化を図らないと生き残りが困難となったのです。
一方、企業も国際化への変貌無くして生き残りが出来ず、積極的か消極的かを問わずグロバリゼーションの大波に洗われることとなり、海外教育を受けた学生を採用せざるを得なくなったのです。これだけカタカナ英語の氾濫している日本では、ある面ではチャンスを増やす近道かも知れません。
しかし私自身は今でも、創造性を発揮するには母国語で物を考えるのが必須条件だと思っていますが、日本での教育機関がそれに応えられない場合は海外で外国語教育を受けて後、時間を掛けて咀嚼して自分のものとしてから母国語で展開することも出来ると信じています。
私が住んでいる近くでも米国テンプル大学がありましたが、既に閉鎖されてありません。在校生なり卒業生はどうなったのか、教育経営が破綻した影響を受けて無駄な体験をしたのか心配です。
いずれにせよ、教育機関の品質保証を問うて見るのは良いことです。そうすれば安易な開校・閉校も無くなり安心した教育を受けることが出来、日本の再生に寄与する所大だと思っています。






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Last updated  2008.04.06 21:16:50
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Re:教育と品質保証(1/9)  
高等教育の国際比較は非常に興味深いですね。特に、「消費者としての学生」という表現にうなずきました。96年から一年米国に留学した際は、まさに学生たちは消費者として代金に見合う授業を教授陣に要求しており、その真剣さは日本の学生の比ではありませんでした。他方、現在在籍しているフランスのグランゼコールでは、教師の側にも学生の側にも、「学生は消費者であるから対価に見合ったサービスを受ける権利がある」という意識はまったくありません。教授は数十年前と変わらぬノートを音読し、学生はそれを書き写すというスタイルをこのグローバル化の時代にも貫いており、科目数も非常に限られています。それでもイタリアから来た学生はフランスのほうが新しい時代に即した勉強ができると喜んでおり、省みるに日本の高等教育のレベルも決して低くないのでは、と思わされます。もちろん学校によるでしょうが。<br>さて、書き込みいただきありがとうございました。申し訳ございませんが、途中で終わってしまっているようですので、よろしかったら最後まで書いていただけますか?「フランス語のほうは充実していますが・・・」ということは、「英語版のほうは良くない」ということかしら、と不安に思っているのですが・・・ (2003.01.09 23:28:38)

Re:教育と品質保証(01/09)  
ミリオン さん
こんばんは。
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オジン0523 @ Re:3段変速自転車と電動アシスト自転車(12/02) 処分料金250年を支払って廃棄とし
ミリオン@ Re:教育と品質保証(01/09) こんばんは。 嬉しいです。頑張って下さい…

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