見知らん街ガイド_『パリ時代』と神戸生活日記

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神戸男

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リュウちゃん6796 @ Re:東京パンデミック。違った!、オリンピックだ!。(06/26) 初めまして、 奈良の法隆寺の傍に住んでい…
2010.02.18
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カテゴリ: 日々の出来事
 明け方に、何年ぶりかで「フィールド オブ ドリームス」を見た。
決して嫌いな映画ではないが、基本的に、霊とか、妖精とか、魔法とか、そんな話は好きではない。ピーターパンのティンカーベルはお話そのものがおとぎ話だから、認めるも認めないもないので嫌悪感は無いけど、最も嫌いなこの手の話としては「ゴースト・ニューヨークの幻」と「鉄道員(ぽっぽや)」。オカルト映画は嫌いじゃないし、霊のお話も嫌いじゃないけど、何で死んでしまった人間から愛というものを教えられるような物語が受けるのか、わたしにははっきりいって解せない。
 浅田次郎が、担当の編集者をボロクソに罵倒し、可哀相なぐらい愚か者扱いするドキュメント番組を見たことがあるが、何か凄い勢いで他人をけなすわりに、書いてる小説(文章の旨さとかは別問題として)が幽霊に人間愛を教えてもらうって夢物語ばかり書いているのが非常に気色が悪い。これは個人の主観なので、浅田次郎フアンの方の抗議はご容赦を。
 私は親父とお袋を30歳の春と夏になくした。二人とも出先で倒れ、死に目に会っていない。
この事をずっと考えて30年が過ぎ、去年の秋には弟が突然逝ってしまいました。
 人が死ぬって事に自分なりに考えることはありますが、確実に分かることは無になってしまうということ。その人の死後があるとしたら、残された人間の心の中にあるのだと最近思う。宗教感は別として、本当に幽霊が存在するなら是非出てきてほしい。毎日でもいい。色んな話がしたい。できれば一昨年に逝ってしまった女猫さんのミーシャにも出てきてほしい。みんながいなくなってどんなに寂しいか伝えたいと思う。

 1989年に公開された「フィールド オブ ドリームス」は映画館で見ることが出来ず、レーザーディスクが出てから見ることが出来た。私はかなりのヘビースモーカーだったので2時間の映画を煙草ナシで見ることができない。30分以上、煙草を吸わずにいられるのは、車に煙草がダメな人が同乗しているか子供が乗っている時ぐらいで、お風呂の中でも吸っていたし、温泉に浸かりながら煙草を吸い続宿の方に注意されたこともあった。それと、映画館という空間が嫌いという事もあってSONYのでかい投影型のプロジェクターを知り合いから譲り受け、1m50のスクリーンに投影して煙草をスパスパ吸いながら鑑賞するのが楽しみのひとつになっていた。
 今日はDVDをパソコンで見た。
見よう見ようと思いながら長らく見ていなかった「フィールド オブ ドリームス」を、えいっやって感じで見ることにした。涙が出て仕方がなかった。

 私は家業の時計修理を嫌々ながら継いだが、とてつもない不況(為替の)のあおりで家業を離れた。結局、親父と私はお互いの気持ちを理解することもなく離れて暮らしはじめ、その後フランスに渡った私がフランスから帰国した3日目に親父は逝ってしまった。
 それから30年。今なら親父と心の擦り合わせができると思う。それが出来ない現実に涙が出て止まらなかった。出来るなら、酒が飲めなかった親父の好物の甘いものをつまみながら、そのDNAを確実に継承していて甘いものが大好きな私と、仕事のことや…いやいや、親父が満州で捕虜になっていた頃の話からじっくりと聞いてみたい。
 親父が懐かしく話していた頃に真剣に聞いておけばよかったと心から後悔している。
その隣で、お袋と、ミーシャと、同じように親父の仕事から離れてしまった弟も、一緒に話を聞けたらいいのに。





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Last updated  2010.02.19 05:55:29
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