見知らん街ガイド_『パリ時代』と神戸生活日記

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神戸男

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リュウちゃん6796 @ Re:東京パンデミック。違った!、オリンピックだ!。(06/26) 初めまして、 奈良の法隆寺の傍に住んでい…
2019.11.25
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カテゴリ: 日々の出来事
パリは内陸部の街だから、魚介は新鮮ではなさそうなんだけど、パリの魚介類は極めて新鮮なんだと知ったのがサン・ジェルマン市場でのこと。
 サン・ジェルマン市場の魚屋でカレイとマグロの赤身を買った。カレイは煮付けにして食べ、マグロは刺身にして食べたが日本で食べるよりも新鮮だった。
 パリは京都のように内陸部にあるのに、京都のように塩干ものが魚介の中心ではない。と言ってもパリに塩鯖や身欠きニシンがあるわけでなく、昔は加工された魚介が中心だったのか、それともあまり魚を食べる習慣がなかったのかのどちらか…アンチョビなんて昔からあったのかな?。
 日本人は魚介類の食べ方が上手いと思う。パリで初めて食べた魚はモンパルナスの「クーポール」で食べた舌平目のムニエルだった。仰々しく蓋がされた皿で登場した舌平目君は、私の目の前でエンガワが取り除かれ、頭と骨も外されて、上身と下身だけが私の皿にサーブされた。水ガレイをフライパンで焼いて身だけ外して皿に盛った感じ。ありがたくも何ともなく、味も素っ気もないその料理が「舌平目のムニエル」様だった。嫌いじゃなかったし、不味くはなかったけど、エンガワをせせりたかった。
 福井の名産に『へしこ』がある。鯖などの魚をぬかに漬けたものだが、その中で、鯖を漬けたものが私は好きだ。かなり塩辛い食べ物だがその塩辛さの奥にとてつもない旨味が潜んでいる。炭火で焼いて白飯の上にすこしほぐしてのせたら、舌を焼くような熱いお茶をたっぷりかけて物憂げにさらさらとかき込む。熱さを堪え、滲み出る旨味を白い御飯粒とともに口の中に流し込む。時折、口を大きく開きため息のような大きな息を吐き、うつろに茶碗の中を眺めながら淡々と箸を動かす。
『へしこ』をお茶にさらし『へしこ』で御飯粒をかき込む。大きめのかたまりの端を噛み飯の固まりを口中に押し込む至極のひとくち。久しぶりに『へしこ』を口にした。
 最近ではスーパーマーケットでも手に入るほどにメジャーになってきた日本の珍味。いつも分けていただくヘシコは極上もの。楽しくいただいている。
以前は『ふなずし』も頂いていたのに今はその方の母君が『ふなずし』が嫌いということで、福井の親戚筋から送られてこなくなったので、おこぼれは頂けなくなった。悲しい。欲は言わない。『ヘシコ』だけは永遠に!!。
で、『ヘシコ』の腹のところにある灰色の点々は、へしこを包んで焼いたアルミホイルがヘシコの塩分に負けて砕けた名残り。焼く前にこそげ落としておこう。では、いただきます。





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Last updated  2020.01.05 20:46:59
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