見知らん街ガイド_『パリ時代』と神戸生活日記

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神戸男

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リュウちゃん6796 @ Re:東京パンデミック。違った!、オリンピックだ!。(06/26) 初めまして、 奈良の法隆寺の傍に住んでい…
2020.01.13
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カテゴリ: 日々の出来事
先日、『クスクス』の事を書いた。
形状からして粟やヒエの一種と考えている人もいたりして。私もその中の1人で、バリでクスクスを初めて食べた時は、これはアフリカ辺りの穀物の一種と思い込んでいた。
今ならネットで簡単に答えを得ることが出来るけど、当時はそんな物はなかったから箱の裏に書かれてある言語、アラビア語は解らないので英語の辞書を頼りに答えを模索したけど、書いてあるのはレシピが殆どだったから、長い間勝手に穀物だと思い込んでいた。で、分かってみると穀物は穀物だけどデュラムセモリナというメジャーな小麦粉の粗挽きされた粉の事で、語源はベルベル語の「丸められた」って言葉らしいと分かった。料理の材料として『クスクス』と呼ばれ、それを使った料理も『クスクス』と呼ばれ、パスタの一種として認識されていた。
「パスタって言われてもねぇ〜、パスタらしくないしさ」って私を含む大勢の人が思っただろう。
少なくとも私だけじゃないと思うけど。まっ、どっちでもいいっちゃいいけどね。
 で、今日はコメの話し。
まず最初に言いたいのは、世界各国にその国の料理があって、その料理に合ったコメが提供されている。
イギリスやフランスではコメ(ボイルされたご飯)はサラダの一種として扱われているらしく『ライスサラダ』なる物は、野菜のサラダにご飯粒が混じっているようなものとか、皿に盛りつけられた色んな野菜に混じって、アイスクリームサーバーですくったようなご飯が半球状のコメの塊として乗って出たりする。
そんな更に盛られたご飯を色んな国で食べて(流石にアジアの国ではお椀に盛られて出てくるけど)、日本のコメが一番美味しいと思った。勿論、その国の料理に合ったご飯があるのだろうけど、米単体(ご飯)で考えると、日本の米(ご飯)程美味しいものはないと思う。

 近年、日本を訪れる観光客は日本のご飯を食べて美味しいと感じ、自国に買って帰るとか、日本米を出すお店にわざわざ出掛ける人が増えている。今では様々な国で日本米が手に入り(もしくはよく似た品種を使って)、日本料理が提供されていけど、困った事に、全くの紛い物が『寿司』だと思われていたり、日本料理とは似ても似つかぬ物が提供されていたりする。最近では某国で生産された苺「とちおとめ」のパクリ問題などが取り沙汰されているし、某国では高級品として日本米の生産が年々増加しているらしい。
米以外にも、日本の高級ランクの牛の精子が密輸出されたりと、食の世界での日本ブランドは世界中で注目されている。
 私は外米(インディカ種うるち米)が好きで、香り米(ポップコーンの様な香り)やタイのジャスミン米等も好んで食べている。ジャポニカ種のお米にも香り米があるが、料理によってはその香りが邪魔になったりする様だ。
パエリアやリゾット、炒飯にはインディカ種のパラパラ感がいいようだけど、日本のスペイン料理店やフランス料理では敢えてジャポニカ種を使っているお店もあるようだ。
 お米が好きな日本人によって品種改良されて誕生した日本のお米は比類なき美味しさだと思っている。

 パリに居た頃、少しの間居候させて貰っていた日本人が、フランス人の友人を招待して日本料理をご馳走したいと言った。
当時からパリには有名な日本料理店があって、サン・ミッシェルには『すき焼き』で有名な日本料理店があったし、オペラ通りやシャンゼリゼ通りにはお高い料亭なるお店も多々存在した。
その友人が招待するフランス人は、彼が通っていた被服関係の学校の級友で、まだ十代のカップルだった。その学校には多くの日本人が留学していて、彼もその一人で年齢的には私と同じくらいのもうすぐ三十路に手が届く年齢だった。
日本から正規の学生ビザで留学し、日本では被服関係の会社に努め、パリにアパートを借りて自炊生活をしている彼には、食事に招待するといっても、そこそこの日本料理店で飲み物代や税金(15%)を考えると、一人200FR(約1万円程)は掛かる計算だから、カップルと彼の三人で3万円近くの出費になってしまう。
彼のアパートは学生用に安価な料金設定がされていたけど、4畳半ほどの広さで台所とシャワーが付いて4万円程。学費や食費や、授業に使う材料代がかなり嵩むので無理はしたくないってのが本音で、彼の部屋で手作り日本料理を振る舞おうということになり、私が手伝うこととなった。
彼のリクエストもあって『ちらし寿司』と茶碗蒸し。煮魚に、煮物、汁物と、パリの日本食材店とデッカいスーパーを走り回って材料を集め、出来るだけ豪華に、高級感を出して料理を盛りつけ、フランス人カップルを接待することが出来た。

「前菜とサラダばかりで、主菜がなかった」
と、宣ったとか。
 彼は悔しがり、私は馬鹿くさくなり、フランス人のガキに何が分かるかと憤慨したものだが、私にも彼にも、フランス料理とは何たるかなんて分かりゃしないんだから。仕方ないよね。
私も、彼も、フランス人カップルも、所詮、経験値は井の中の蛙クラスなんだから。
いい歳してぼやいてみたけど。





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Last updated  2020.01.13 05:27:06
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