見知らん街ガイド_『パリ時代』と神戸生活日記

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2020.01.24
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カテゴリ: 日々の出来事
「ア〜、召し上がれ、焼きたてのシシカバブ〜」って歌っていたのは『三人娘』の一人、江利チエミさん。
『三人娘』とは、江利チエミ、雪村いずみ、美空ひばりの御三方。と言っても、1970年代になると『三人娘』は、中尾ミエ、伊東ゆかり、園まりへと移り変わっていったが、昭和後期や平成生まれの若い方には「どっちも知らない世界」だろうか。その後に続いた三人娘(的)な位置づけが『花の中三トリオ』桜田淳子、山口百恵、森昌子。そして『花の82年組』中森明菜、小泉今日子、松本伊代と続いていく。とにかく日本人は『三大』ホニャララとか『三人』ホニャララが好きで、国内に留まらず『世界三大美人』とか言ったりしてるけど、殆どが日本人が勝手に言ってるだけで、『世界三大夜景』を外国人に聞いてみたって誰も知らないし、興味もない。
で、話しがドンドン本題から遠ざかっていくので本題に戻そう。
 江利チエミが歌った『シシカバブ(串焼きソング)』に出てくる『シシカバブ』は、中東地域で食されている肉類をローストして調理する料理の総称で、トルコでは串焼きのシシュ・ケバブ。アラビア語圏ではシーシュ・カバーブ。インドではシーク・カバーブと呼ばれているそうな。
 ここでいうケバブは長い鉄の串に屑肉の固まりを刺してロースターで炙りながら少しづつ回転させて焼き、焼けた所からそぎ切りにしたドネル・ケバブの事。そのケバブとたっぷりの玉葱やトマトのスライスを、腹を割ったフランスパンに挟んだのが、ケバブ・サンドだ。
今ではすっかり日本の縁日の屋台に定着している感がある。
 そのケバブ・サンドに出逢ったのがパリ。
パリの街中には結構テント張りの露店が出ていて、小物や洋服、見るからに胸焼けしそうな(私は好きだけど)甘ったるいお菓子等を売っていた。
セーヌ河岸のブキニスト(古本屋)なんてパリ名物。買うことは殆どないけど、たまに絵はがきを売ってたりして、珍しい絵柄のものを物色する楽しみがあった。

日本とはちょっと違っていて、テント張りにテーブルって感じの露店が多く、懐かしくて何となく買いたくなるけど、焼き栗が日本のものと同じと思ってはいけない。所々焦げて腹を割ってる栗はあまり美味しそうに見えないし、事実、美味しくはないと私にはとれた。
 で、またまたケバブに戻るけど。
そんなドネル・ケバブが確か6FR。当時の為替レートで300円位だったから、お金に余裕のなかった私にとっては、値段的にも、量的にも、とにかくお肉が食べられるって点でも昼メシに持ってこいの都合のいいメニューだった。
 そんな感じで、私のパリ食生活は、ホテルで朝食は取らずに露店でドネル・ケバブ。昼は学食でクスクス。夜はイタリー通りかユシュット通りで中国料理かベトナム料理と、いったい何処に行ったんだ。と、言いたくなる生活を送っていた。
 今年の柳原蛭子神社。久し振りに『ドネル・ケバブ』を食べた。
目を閉じると、もう、45年も経つのに…
 パリが見えた。





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Last updated  2021.01.21 01:08:51
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