見知らん街ガイド_『パリ時代』と神戸生活日記

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神戸男

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リュウちゃん6796 @ Re:東京パンデミック。違った!、オリンピックだ!。(06/26) 初めまして、 奈良の法隆寺の傍に住んでい…
2020.03.12
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カテゴリ: 日々の出来事
ソーセージの話と言えばどうしても忘れられないのが、ソーシソンとソーシースの話。
要はフランスのソーセージの事だけど。
 私のガキの頃はソーセージと言えば魚肉ソーセージやポールウインナーとか。大きくて太くてハムのような図体でソーセージと名乗っている物が殆どで、あのソーセージ色というかハム色(よう分からんでしょうね)というか、ピンクというか赤というか、とにかくそんなに種類があるなんて思ってもみなかった。
 中学生になって神戸市は弁当になった。
小学校ではパン嫌いだったので給食のパンは残す事が多く、残りを持って帰ると母親が結構喜んで食べてくれた。後年、母親は「小学校のパンが美味しかった」と話していたが、そのパンを学校に納めていたのが『ヒロシマ堂』というパン屋で今はもう閉店してしまったよう。
 学校でパンを残してくるくせに小学校から小太りだった私はご飯が好きで、その食べる量は半端ではなかった。イヤイヤ、ご飯の話しではなくてソーセージの話。
で、その頃に中学生の弁当に登場し始めたのが、タコさんウインナー。ウインナーソーセージなのにわざわざ加熱してタコさんにしなくても、あのソーセージ色(どんな色と説明できないけど)の外装をクルリと剥けばそのまま食べられるのに。と、自分の弁当には決して入っていない悔しさも手伝って、強くそう思っていた。
 パリに長逗留しだし、本当は禁止なのに安ホテルの屋根裏部屋で調理をしていた頃。
ホテルの近所の商店へ買い出しに出掛けソーセージを物色する。ただ、日本で見かけるような袋に入っているソーセージは置いてなくて、得体の知れない物ばかり。フランス語は読めないし、店の親父さんは片言の英語で話し掛けても、フランス語らしい(多分)言葉で随分長い間説明してくれたような感じだったけど全く分からず、私も、親父さんも諦め、わざわざモンパルナスの巨大スーパー『INNO』へ買い出しに出掛る事になる。ここなら馴染みの魚肉ソーセージやポールウインナーらしき物があるだろうと期待していたが、結局私が抱いていたソーセージたる定義はフランスでは通用しない、妄想のようなものでしかなかった。

生食できるソーセージと、調理をする必要のあるソーセージとあるという事が。多分、昔から日本にも『ナンチャラ・デリカテッセン』なんてお店にはあったのだろうが、ソーセージにしてもハムにしてもそのまんま食べていたという記憶しかない。多分、ホテルの近所の商店の親父さんが一生懸命説明していたのは「ソーシソンか?、それともソーシースか?」という事だったのだろう。
 日本では加熱調理の必要なソーセージも、生食できるソーセージも、みんなソーセージと呼んでいるけど、フランスではそのままたべられるのがSaucison(ソーシソン)で、調理して食べるソーセージがSaucisse(ソーシース)と分けられる。さらに言えば、腸詰めには『血の腸詰め(ブーダン・ノアール)』とか、食の街リヨン名物『豚の内臓の腸詰め(アンドゥイエット)』がある。話だけ聞くとオェッとなりそうだが、これが実に美味い。これは私感だけど、思い出すたびに食べたくなる。
 そういえば、その料理(本当はその店で)を食べるが為にわざわざ出掛ける価値のある料理(店)が三つ星と定義されている。
だったら、ブーダンもアンドゥイエットも私にとっては三つ星の料理になる。
 ただのロートルの主観だけどね。





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Last updated  2020.03.13 13:24:20
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