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2024.06
2021.12.04
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カテゴリ: 春馬くん
三浦春馬の本と映画の話



ここで話に出た本、『旅をする木』星野道夫・著

10日ほど前に一気読みしたのだが、
今日、2回目の読了。

春馬くんが朗読してくれたら、どんな感じかなぁ、
と、自分でも少し声に出して読んでみた。

星野さんの文章は、言葉がとても美しい。

春馬くんが好きになった理由がよくわかる。

春馬くんがこの本のどこに惹かれたのか、
それを想いながら読み進めるのはとても素敵な作業だった。



「これだけの星が毎晩東京で見られたらすごいだろうなぁ。
 (中略)一日の終わりに、どんな奴だって、何かを考えるだろうな」
「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。
 たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。
 もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?」
「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いてみせるか、
 いや、やっぱり言葉で伝えられたらいいのかな」
「その人はこう言ったんだ。
 自分が変わってゆくことだって。
 その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」

春馬くんを想って泣けてしまった。

私たちは、三浦春馬という美しい人と出会い、
それをどんな風に伝えていったらいいのか、の答えがあった。

そう、私たちが変わっていくことなんだ。

春馬くんが残してくれたものを大切にし、
その想いを少しでも継承して変わっていくこと。

まさに『旅をする木』のもつ意味もそうだった。

鳥がついばんだ種が川沿いの地に落ち、
成長し、一本大木となり、川が侵食されて川岸に立つ。
ある日、洪水にさらわれた木は、
川を流れ、海を越えて木のないツンドラ地帯のランドマークになる。

煙と共にまた新たな旅が始まる・・・という話。

そう、ここで終わりではない。

そして、綴られていたもう1つの物語は、
大学を追われた教授が、30年の時を経て、
謝罪をうけ、感謝されるというもの。


多くの作品と共に広い世界で認められ、
伝説の俳優として語り継がれることになる。



旅をする木 (文春文庫) [ 星野 道夫 ]

もうひとつ、心に残った一節。

あと五年で2000年を迎えようとしている今、
私たちはすごい時代に生きているなぁと思います。
資源の枯渇、人口問題、環境汚染、ちょっと考えただけでもある無力感におそわれます。
それは正しい答が見つからないからでしょうか。
けれどもこんなふうにも思うのです。
ひとつの正しい答などはじめから無いのだと。
そう考えると少しホッとします。
正しい答えを出さなくてもいいというのは、
なぜだかホッとするものです。


もう2000年も20年以上過ぎ、
もっと深刻なことになっているけど、
正しい答えなど、どこにもないのですよね。

地震が多くなった日本。

気象変動にコロナ。

それでも、私たちはココで生きていく。

思いやりは忘れずに、ね。





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Last updated  2021.12.04 20:57:54
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