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閑さや 岩にしみ入 る 蝉の声 松尾芭蕉
撞鐘も ひびくやうなり 蝉の声 松尾芭蕉やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声 松尾芭蕉
この刻を 待ち一斉に 蝉鳴き出づ 山口誓子
ジージージージージージージージージージージージーミーンミンミンミー、、、ミーンミンミンミー、、、ミーンミンミンミー、、、
暑いぞ暑いぞ、蝉時雨、蝉時雨、
蝉の唸るような熱い鳴き声が頭上から降りかかる、
豪雨のような、止む気配もない、蝉時雨、蝉時雨、
だが、蝉にとっても今年は大誤算、
七年間も土の中で我慢して、やっと出てきたら、まさか、こんなに暑いとは、
ああ、脱皮するのではなかった。もう一年、土の中で暮らすべきだった。
真夏、盛夏、盛暑、酷暑、猛暑日、夏日、真夏日、熱帯夜、
ここはインドか、エジプトか、それともサバンナ、サハラ砂漠か、ゲッ、40度超えた、、
だが、愚痴を言ってる暇はないのだ。
地上に出れば、あと、七日の命、
鳴き続けねばならぬのだ。子孫を残すために、種族保持のために、懸命に鳴く、
七年間、地面の下で這いつくばっていた暗い生活から
解き放たれた今のこの一瞬を生きるために、
熱中症にも、熱射病にも負けず、木陰で休むこともなく、挫けず、怠けず、
身体を震わせて、全身全霊、死ぬその日まで、力の限り叫んでいるのです、
これが男蝉の生きる道じゃ、、、よっしゃー!、
暑いのは地上だけではなかったのです。地面の下も暑くて暑くて、
だから、ミンミンゼミ、油蝉、ツクツクボウシ、ニイニイゼミ、ヒグラシまでも、
みんな我慢できずに脱皮の順番狂わして、這い出して、
ジッジッジッ、、、ジッジッジッ、、、
ジージージージージージージージージージージージー
ミーンミンミンミー、、、ミーンミンミンミー、、、ミーンミンミンミー、、、
ジー……ツクツクツク……ボーシ! ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!
ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!
ウイヨース!ウイヨース!ウイヨース!ジー……
カナカナカナ、、カナカナカナ、
ジッジッジッ、ジージージー、ミンミンミー、ツクツクボーシ、
みんな一緒になって鳴いているのです。
暑いのです、蝉だって暑いのです、暑さの中で、懸命に生きている蝉なんです。
けれども、暑いからといって、木陰で休む訳にはいかないのです。
エアコンの部屋で昼寝はできないのです、
ですからどうぞ、ああ、蝉がうるさい、暑苦しい虫だ、殺してしまいたい、
「うるせえな、暑いんだよ!!」などと怒鳴らないでください。
そして、公園の片隅で蝉の抜け殻をみつけてら、
蝉は近くの木の上で鳴いていますから、踏みつぶさずに、
「暑さに負けるな、がんばれよ!」と、声をかけてやってくださいな。
ジッジッジッ、ジージージージージージージージージージージー
ミーンミンミンミー、ミーンミンミンミー、ミンミンミンジッジッジッ、ジージージー、ミンミンミー、ツクツクボーシ、
やっぱり、暑い鳴き声だ、、、、、、
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