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チャンチキおけさやリンゴの唄が町に流れていて、酔っぱらいのおじさんが演歌を唸りながら千鳥足で町中の夜道を歩いていた昭和20年頃の話し。 あの頃は、酔っ払いも、町の風景に溶け込んでいた時代だった。何かあれば酒が出た、それも一升瓶抱えた日本酒、~酒の席の上でのことでぇ~、それだけに、酒での少々の失敗には寛容な時代だったのだ。
知らない子供の頭を撫ぜてお土産をあげたり、電信柱に犬でもないのに立小便したり、隣のアパートのドアを開けたり、居酒屋のねえちゃんの尻を軽く触ったり。セクハラだの、パワハラだのはない、もちろんスマホもないので、ネットに流されるた心配もなかった。酔っぱらい天国のような昭和だったんだな、、、 よく働き、よく飲んだ昭和の時代、まあ、飲んだその日はご機嫌で、多分楽しかったんでしょうねえ、が、じゃじゃじゃじゃあ~~ん、地獄は翌日にやってくる。楽しんだ分だけ苦しみがやってくる、酷(ひどい)い二日酔いの翌日、~ああ気持ち悪い,吐きそう、、~
それでも24時間戦う、企業戦士です、会社には酒臭い臭いをさせながらも出勤しますよ。
「うわあ、臭い!、係長、それに、右足と左足の靴が違いますよ!」
女子社員にパンチを食わされる、ああ恥ずかしい、居酒屋で靴を左右取り違えて、履いてきてしまったのだ。相手の人も困っているが今更取り換えられないし、、、、
さて、靴が違うくらいでなんだ、と、気を取り直して、仕事仕事、二日酔いで目がしょぼしょぼして、見積書の細かい数字が読めない、顔を洗って、目を擦って、再挑戦、だめだ、まだぼやけてる、んんん?この眼鏡。女房の眼鏡じゃないか、ちっちっちっ。
ああ、まったくしょうがねえ呑兵衛だと自覚する。そうだ、得意先に連絡を入れなくちゃならない、気を取り直す、、~もしもし、もしもし、、、~ 繋がらねえな、携帯電話まで、馬鹿にしやがって。
「係長、なんですかその電話、それ、家電の子機じゃないですか?」
いやあいやあ、これ冗談だけど受けた?とごまかすが、女子社員にはバレバレ、、
んん?いよいよ、腹の調子も悪くなってきやがった。漏れぬうちにトイレに駆け込む、 ~はやくはやく~ ズボンを下ろす、なんじゃこれは? パジャマを穿いたまま、ズボンを穿いてきてしまったのだ。おいっいい加減にしろや、呑兵衛おやじ、、企業戦士失格! 本当にあった 恐ろしい酔っぱらいの話しです。
作:下肥 流行
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