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2023.08.05
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カテゴリ: エッセイ


 毎日うだるような暑さに辟易しているが、今日の最高気温も体温と同じ36度であった。だが炎天下ではもっともっと暑く感じるのはなぜであろうか。
 そもそも気象庁が発表するこの気温とは、百葉箱と呼ばれる白い箱の中で測ったものであり、炎天下の中で計測したものではない。では我々が実際に炎天下で感じている温度は何度位なのだろうか。この疑問を解消するために、ベランダに寒暖計を30分間だけ置いてみた。すると寒暖計の赤い液体が、最高メモリである50度を遥かに超えているではないか。

 そこで今度はデジタル式の温度計に替えてみると、なんと60度と表示されているだけではなく、液晶部分に黒い煙のようなしみが広がっていたのだ。まさに温度計破壊寸前だったのであろうか。いずれにせよ百葉箱の気温とは比べ物にならないくらいの高温であった。たぶんこの猛烈高温現象は、照り返しや地熱などの影響が反映された結果なのであろう。だが実際に日傘もささずに炎天下を歩いていれば、同じような影響を受けるはずである。だから熱中症で倒れる人が後を絶たないのも当然なのかもしれない。

 そもそも気温とは『空気の温度』のことなので、照り返しなどの影響を受け難い百葉箱の中での純粋な温度が採用されるという理屈は承知できる。だが余りにも実際の体感温度とかけ離れていないだろうか。これでは大いなる誤解を生むばかりである。そろそろ気象庁も百葉箱の中の気温だけではなく、炎天下での実際温度も併せて発表するシステムに変更したらいかがなものであろうか。

​作:蔵研人​

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最終更新日  2023.08.05 11:33:35
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