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6. 予備自衛官
私は除隊して1年後、予備自衛官に応募しました。除隊時に地方連絡部から勧誘されたのですが、多くの除隊した任期制隊員は予備自衛官になることを断っていました。理由としては、せっかく自衛隊を辞めたのにまた自衛隊に戻ることが嫌だったからでしょう。また、現役自衛官の予備自衛官に対する偏見もありました。予備自衛官は現役自衛官から見ると、よれよれの戦闘服を着た使えない爺さん達という印象があったからです。しかし、私は地方連絡部の強い勧誘に押し切られ、現役時代の悪行の罪滅ぼしのつもりで応募しました。それから10年間、予備自衛官の招集訓練に参加することになります。
予備自衛官は、常備自衛官の人員抑制のため退職した自衛官から募集されており、有事の際の後方支援や駐屯地警備等が任務です。身分は非常勤の特別職国家公務員で、管理は各地方連絡部が行っていしました。陸上自衛隊の予備自衛官は、在隊当時は約3万人が登録していたようです。なお、私が在隊中、予備自衛官は1度として訓練以外の災害派遣等で招集されたことはありませんでした。
予備自衛官は、年5日間の招集訓練に参加します。5日間連続が困難な場合は分割もできます。私は、仕事があるので土・日の2日と金・土・日の3日に分割していました。このパターンであれば、有給休暇は1日しか消費しなくて済むからです。招集訓練は、年間の予定表が届くので、その中で出頭できる期間を選んで返信します。予備自衛官の招集訓練は、居住地の管区内の普通科連隊が担当します。そのため、自分が勤務していた駐屯地等で招集訓練を受けられる訳ではないので、見知らぬ部隊に出頭するのはやや緊張します。
招集訓練の1日目は、招集部隊に出頭して、被服を受領して健康診断を受診します。2日目は体力測定と基本教練、3日目は射撃予習や精神教育、4日目は射撃検定、5日目は職種別訓練で被服を返納して終わりです。予備自衛官は、月額4,000円の予備自衛官手当と訓練招集に応じた際に日当8,100円の訓練招集手当と交通費が支給されます。年間で88,500円なのでちょうどいい小遣いにはなります。
陸上自衛隊武器補給処十条支処勤務の顛末 … 2024.01.01
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