真理を求めて

真理を求めて

2003.01.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
kuri-kurumiさんから、中島みゆきの「わかれうた」を日記にというリクエストがあって、何回か聞きながら考えていたんだけれど、なかなか連想が浮かんでこなかったときに、ふとついでに聞いたのがこの歌だった。そうしたらすぐにいろいろなことが浮かんできた。これは、中島みゆきの歌には珍しく、とても希望に充ちた詞だなと思った。特に次の部分がいい。

     Remember 生まれた時だれでも言われた筈
     耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome

     Remember けれどもしも思い出せないなら
     わたし いつでもあなたに言う生まれてくれて
     Welcome

誕生の時に歓迎されない子どもはいないと信じたい。一つの命の誕生は、神が祝福するだけでなく、最も近い人間がもっとも大きな祝福を込めて「Welcome」を言うはずだ。それと同じくらい大きな祝福を込めて、愛する人の誕生に「Welcome」を込めて言いたいという気持ちがとてもいい感じだ。「生まれてくれて」という表現がいいね。自分のために生まれてくれたんだと思いたいくらいの気持ちかな。「Welcome」と同時に「ありがとう」も言いたいような気持ちかな。生まれてくれてありがとう、と。

その人の存在がこの世に誕生したから、自分の幸せがあると思える感じが、この言葉からする。なんてポジティブ(肯定的)な歌なんだろうと思う。中島みゆきの歌で、これだけ肯定的な歌が他にあったかな。メロディーもやさしいゆったりとした感じで、この肯定感をじっくりと味わうことが出来る。

この歌は<うたまっぷ>で歌詞を検索できるので、この肯定感を味わうことが出来る。最初の歌い出しでは、この歌の主人公が、悲しみの中に生きてきたことを思わせるけれど、その悲しみも生まれ変わりもう一度誕生するときのために過ごしてきた悲しみだと思えると、最後の肯定感がさらに増してくる。


     だれかを守りたい私になるの

という歌詞は、「贈る言葉」の「人は悲しみが多いほど、人にはやさしくできる」というものに通じるような感じのする言葉だ。「わかれうた」も嫌いじゃないけれど、日記に書いて他の人と共感したいのはやっぱりこういう肯定感を感じることの出来る歌になるかな。「わかれうた」は、一人でしみじみと味わいたいときに聞きたくなる歌かな。





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最終更新日  2003.01.08 01:23:48
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